人狼議事


222 【完全RP】湖畔の村【誰歓】

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【人】 長老の孫 マーゴ

―回想:屋敷に戻った後―

……ねぇ『旦那様』、貴方は一体何がしたかったのかしら?

[バッグの中身が一体いくらになるのか、まるで見当もつかないけれど、おばあ様が一人で用意したとは考え難い。
ならば彼が、何のために。
こんな手の届くところに大金を置いて、外出も許して]

まるで、私が逃げ出す事を期待して居たみたい、ね。

[例えば最初のマーガレットの様に、
本当に愛した誰かと、手と手を取りあって。
もしかしたら、旦那様もこんな歪んだ執着を
誰かに止めて欲しかったのかもしれない。

無理に手元に置いた所為で死なせてしまった
マーガレットの様には、ならないように。
例えばおばあ様に、例えば私に、
終わりにして欲しかったのかもしれない]

(18) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[この屋敷を逃げ出しても、マーガレットの様に
苦労をして身体を壊してしまわぬように、
大金まで用意して。

名前も知らない、私の飼い主。『旦那様』
貴方は愛し方を少し間違えてしまっただけで、本当は…]

……なんて、もう、判らなくなってしまったわね。
ゆっくりと、お話をしてみたかったわ、『旦那様』

[答えは出ない、だから、そう信じておくことにする。

愛した『マーガレット』の面影に縋った『旦那様』は
けれど、自分の元から逃げ出して、『マーゴ』が
幸せになる事を、心の底では祈ってくれていた…

そんな、悲しい程に弱くて、
けれど本当は優しい人だったのかもしれない、と]

(19) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

―回想:屋敷→―

[遺体総てに清潔なシーツを被せて、花を添えた。
床に転がしておくのは忍びないけれど、
それが今の私に出来る精一杯だった。

本当は花屋で用意した綺麗な花を添えてあげたかった。
けれど死人返りと噂されている以上、
もう一度街中を通るのは避けた方がいいかもしれない、
そう思って裏の森から野草を摘んできた。

名前は知らない花たち、彼なら知っているのだろうか…?

一人一人、祈りを奉げて、屋敷を後にする。
多分もう戻る事も無いだろう。
広くて小さな、私の世界に心の中でさよならをする]

(20) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[重たいバックは結局、中身を半分に分けた。
半分ならなんとか持ちあがるから、
少しずつ交互に運べばいい。
着替えを詰めたバッグと合わせて、みっつ]

……私一人と、どっちが重いのかしらね?

[この身を軽々と持ち上げていた彼の腕を思いだす。
あのくらい、力が欲しいけれど、
望んでも今すぐにはどうにもならない事くらいは判った

一人で生きて行くなら、持てるだけで良いと思った、
こんなに要らない。
欲を張れば余計にこの身を危険に晒すことになるだろう。

けれど、そうじゃない。どうしても欲しいものがある。
全部支払ったって、きっと足りない]

(21) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[森の中には梟の声が響き始めている、
これから夜の帳が下りる時間、森の中を辿って歩く事に対する危機感、なんて知識は、私の中には生憎と、無い。

それこそ本物の狼だとか、熊だとか
…逢った事は無いけれど、居るのかしら?
真っ直ぐに歩いている心算でも方向を間違えて、
迷ったりするかもしれない。
…なんて、何も知らない私は考える事も無かった。

そんな事より]

……――重たい…っ

[少しずつ少しずつ、進んでは戻ってまた運んで戻って。
繰り返すうちに脚と腕とが簡単に悲鳴を上げ始める。

私にできる事なんて、本当に少ないんだと思い知らされた気がした]

(22) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[それでも、口許には笑みが浮かぶ。
少ないなら、これから、少しずつ増やして行けばいい。
少しずつ、教わって、少しずつ…彼の傍で。

そんな前向きな気持ちになれたのは、
死んだ夢を見て、後悔を知ったから。

何もせずに後悔するよりは、
無理でも努力してみる方がずっといい。
そう思えるようになったから。

思い浮かべる彼が、友人二人の悲劇を目の当たりにして、
絶望の淵に居るだなんて、知らない侭
愚かしい程に無知で、能天気な私は彼を想う幸福に浸った]

(24) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

―早朝の森―

[ちょっと休憩の心算で、着座り込んだら、
そのままバッグを枕に転寝をしていた事に、
目覚めて、気付く。

あらまぁ、外でも案外眠れるものね、なんて、意外な発見。

屋敷を出る前に詰めて来たサンドウィッチで早い朝食を。
どうせそう容易く辿り着かないだろう事は
予め読めていたので準備は万端だ。

甘いジャムを塗ったパンを咀嚼しながら、思う。
あの店のケーキはもう二度と食べる事は出来ないのだろう。
ケーキ屋の惨劇を知らない私は、
もう味わえない細やかな幸せの味を残念に思いながらも、
彼ら一家の幸せを祈っていた]

(28) 海月 2015/04/26(Sun) 03時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[『死人帰り』と噂されている、
そう思い込んでいた私は、その噂が今や変化し始めている事を、まだ、知らない。

フランシスカという人狼が、大立ち回りをして皆の気を引いてまで何をしたかったのか…、そう考えた誰かが辿り着いた、結論。
その前に悪目立ちをした『仲間を逃がす為』ではないか?

その前に起きた騒ぎは、只一つ。
死人の筈の娘が、広間を通り過ぎた

マーゴという娘が人狼ならば、あの森奥の惨状で独り生き残っていても可笑しくはない。あの娘こそが人狼で、あの屋敷の人間を殺した犯人ならば。
牧師様は身代わりにされたんだ。

翌朝の村の中では次第にそんな噂が飛び交い始めていた*]

(29) 海月 2015/04/26(Sun) 03時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

―薬屋―

[目的地に辿り着いた時にはすっかり空が白んで居た。

正面からお邪魔して、お客様が居たらどうしよう。
薬屋さんの裏でうろうろしていた私を見つけてくれたのは
彼のおばあ様だった。

彼は私を探しに出たらしい。
何も言わずに出掛けてしまったんだから当然だろう。
あの時は未だ夢の中かと思っていたから…

中で待つと良いと言って下さったその言葉に甘えて、
お邪魔させて頂く事にする。
私の大荷物に何も言わないのは、きっと、
あの屋敷で何があったか知っているからだろう]

(42) 海月 2015/04/26(Sun) 17時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[着替えを詰めたバッグの一番上から、
借り物の衣服一式を取り出す
出来るだけ綺麗に畳んではみたけれど]

あの、お洋服を、お借りしたんじゃないかと、思って。
洗ってお返しすべきだと、思ったんですが…

ごめんなさい、私、その、――…

…お洗濯の仕方を、知らなくて。

[言って居て自分で自分が恥ずかしくなる
本当に、私にできる事なんて、殆ど無い。

一応手順はわかる、と思う。
けれど、布によって扱いが違うと教わったから。
このお洋服をどう扱うべきかの判断は、私にはつかない。

下着くらいは洗った方がいいか悩んだけれど、
乾くまであの屋敷ではきっと待てないから]

(43) 海月 2015/04/26(Sun) 17時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

……あら、おかえりなさい

[帰って来た彼を笑顔で出迎える。
酷く疲弊して居る様に見える顔色に驚いて、
彼の元へと駆け寄った。
頬に手を添え彼の顔を覗き込む。

大丈夫?と問えば、彼は無理をしてでも
『大丈夫』と答えそうで、何も言わぬ侭に抱き締めた。
どうしたの?なんて、聞けない。
だって私は、彼の事を何も知らない。

知らないなりに、知った事は、ただひとつ。
私の身体の為に、彼が代償を払った事]

(45) 海月 2015/04/26(Sun) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[不在の間に彼のおばあ様に問い詰めてしまった。
あの屋敷で死んだ筈の私が此処で目覚めた理由を。

本人の口から、そう言い掛けたおばあ様は、
少し躊躇って、けれど少しだけ話してくれた]

……ねぇ、サイラス、
私ね、おばけの次は死人返りと噂されているみたい。

私、きっと、もうこの村には居られないわ。
だから、この村を離れる事になると思う。
けれど、その前に貴方に話しておきたいことがあるの。

[聞いてくれる?彼の頬を撫でて、見上げる先の彼に問う]

(46) 海月 2015/04/26(Sun) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

[彼の傍を少し離れ、彼の前に運んできたのは、
重たいバッグを二つ。
勿論、着替えじゃない、残りの二つ。
お金と、貴金属の詰まったそれを、開けて彼に確認させる。
何事かと驚く彼に、にこり、微笑みかけて言葉を続けた]

譲って欲しいものがあるの。どうしても欲しいもの。
多分これっぽっちじゃ足りないから、……
…後はそうね、…身体で払うわ。

[私が彼に相応しい女ではないなら、
彼の傍を離れようとした。
共に居られないならせめてと、最高の別れを望んだ。
でもそうじゃない。

彼に相応しく在れる様、出来得る限り努力をしよう。
諦めるのは、それからでもきっと遅くはない]

私に出来る事なんて、殆どないけれど、
貴方の役に立てるよう、覚えるから、何でも。

(47) 海月 2015/04/26(Sun) 23時半頃

【人】 長老の孫 マーゴ

だからお願い、私に譲ってほしいの。
………――貴方のこの先の人生、総てを。

[伝える方法を他に知らないから、
彼の身体を抱き締める。
ほんの少しだけ背伸びをして、頬擦りをして。
暖かな体温と、彼の匂いを胸いっぱいに吸い込んで

もし、彼に断られてしまっても、
忘れぬように、何度でも思い出せるように、
彼を記憶に刻み込む。
断られても、もう一度、
彼に相応しい女になって、彼の元に戻るその日の為に]

(48) 海月 2015/04/27(Mon) 00時頃

【人】 長老の孫 マーゴ

好きよ、サイラス。

私、気付いたの
私の幸せは、貴方の傍に在る事だって。

愛してる。

[想いを込めて、唇を重ねる。
彼に教わったやり方で、慈しむように、
優しく、そっと。

想いを伝えられる事が、
こんなにも喜びに溢れる事だなんて、
出来なくなるまで知らなかった。

泣き出しそうに、けれど心から湧きあがる歓喜と、
彼への愛おしさに、頬を薔薇色に染めて
出来得る限り綺麗に見える様微笑んだ。
叶うなら、彼が私を忘れられない様に、と――**]

(49) 海月 2015/04/27(Mon) 00時頃

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生存者
(2人 18促)

マーゴ
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