51 サトーん家。 2
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[佐藤の家を出てから、ふらふら携帯を弄りながら歩く。
新海や村には、だいじょうぶー?と、 心配のメールがそれぞれ送られる。
原にまで、風邪がうつった。などと言うことはさっぱり知らないので、 明日のウィンドウショッピングに誘いのメールを送ってみた。
佐藤の家に上がりこむ面子以外のグループとも付き合いが多い真亜子がそちらの集まりに呼んでみるという行動をとるのは少なくない。しかし、この場合相手がその集まりで楽しめるかどうかは埒外なので、注意が必要である。]
(+0) 2011/05/03(Tue) 01時頃
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[バッグに携帯を投げ入れて、駅前の繁華街で、コンビ二に入った。がー。と自動ドアが開いて、「いらっしゃいませー」と店員の明るい声が真亜子を出迎える。
そのまま、雑誌のある場所に寄る。発売日のファッション雑誌を一冊手にとって、ヘアアレンジ特集のあたりをぱらぱらとめくったりしてから、何冊か並んでいるうちの一冊を買い上げることにしたようだった。
雑誌と、小分けになったプチシリーズの前でしばらくうろうろとした後、紫色のチョコラングドシャをお供に買って、最近変わった店員の顔を見てからコンビニを出た。 ただし、店員の顔はたぶんすぐ忘れる。]
(+1) 2011/05/03(Tue) 01時頃
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─昼間/デパート─
[服屋ばかりがずらずらと立ち並ぶ中で、真理と次の店にはしごする途中で携帯が元気めの曲を歌った。ピンクのカバンから携帯を取り出して弄る。ちなみに有沙は選ぶのが遅いのと好きに見たいというので、単独行動だった。]
あ。しずか先輩が来るってー。
「へえ、例の家の組の?」
うん、そうー 仲良くしてもらってるのー
[真理に増える話を伝えて、携帯に返信を打つ。]
(+4) 2011/05/03(Tue) 20時頃
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--------------------------- 宛先:しずか先輩 件名:わぁい(ハートがきらきらする絵文字) 内容:
まってる(うさぎの絵文字)
今、まりちゃん(くりおねが動いてる絵文字)と ありさちゃん(こじかがウィンクしてる絵文字)と一緒ー
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[おいでよ!にきらきらする星の絵文字がついている後に、今いる駅名が添えられていた。]
(+5) 2011/05/03(Tue) 20時頃
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[駅は、真亜子の家から大学の定期で移動できる範囲内にある繁華街なので、わかるだろうと思ったのか、あまり詳しい説明は添えられていない。とりあえず近くまで来たら、駅に迎えにいく位のスタイルで一旦携帯を閉じた。]
「なになに、どんな子ー?」
えっと、年上ー
「まぁこがせんぱい言う時点でそれはわかってるよ」
えー
「男の子も来るの?」
えー、こないよぉ
[やだもぉー。と軽い調子で聞く真理にてれっと笑う。なんだざんねん。と、これまた向こうも軽い調子で返ってきた。]
(+6) 2011/05/03(Tue) 20時頃
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─デパート─
「まりこーまりこー、これどっちがいいと思う?」 「色的には右、でも有沙それ似たやつもってなかったっけ?」 「あー」 「好きならいいけど、左のとこないだのパンプスは可愛いかもよー」 「おお。まりこが言うなら、じゃー左にしとこうかなあー」
[どうやら二着で悩んだらしい有沙が服屋でバイトしている真理に質問しに戻ってきた。真理の意見はききつつ、それでもまだ「でもなあー」とか、悩んでいるようだった。]
あ、メールー
[そのうちにまた携帯が鳴った。]
(+9) 2011/05/03(Tue) 21時頃
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--------------------------- 宛先:しずか先輩 件名:やったね(花火がうち上がる絵文字) 内容:
(星がきらきらする絵文字)まってる(星がきらきらする絵文字)
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「まぁこー、バッグみたいー」
いいよー
[原に折り返したところで、有沙に呼ばれて振り返った。]
(+10) 2011/05/03(Tue) 21時頃
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─デパート─
[鞄が並ぶ中を有沙と一緒に歩く。真理はもうちょっと服の方を見たいとかでまた別行動。]
ショルダー?
「そうそう、ザックが一個ほしいんだけど可愛いのがなくて!」
これはー?
[手元にあった3WAYタイプの鞄を見せてみる。うーん。と有沙が顎に手を当てて唸った。]
「あ! あり!? あーでも、うーん。ちょっとサイズがおっきすぎかなー」
うーん
(+13) 2011/05/03(Tue) 22時頃
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[有沙の悩みに付き合いつつ、ショップの中の時計を見上げる。ちょうどそのあたりで携帯が鳴った。]
あー。 そろそろ駅の方に行ってくるねー
[携帯を開けて閉める。鞄は今ので足りている感じなので、真亜子に、有沙に付き合う熱心さは薄い。]
「迎えー?」
うんー ありさちゃんはー?
「んん ん! もうちょっと悩む」
はあい。じゃあ、真理ちゃんに、移動したっていっておいてくれる?
「おっけー」
(+14) 2011/05/03(Tue) 22時頃
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→駅─
[有沙と分かれてから携帯を開ける。離れたのは、ついたのメールが来る少し前。] --------------------------- 宛先:しずか先輩 件名:何口ー?(きょろきょろさがしている人の絵文字) 内容:
いまいく(うさぎがぴょんぴょん跳ねてる絵文字)
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[兎は跳ねているが、真亜子の足取りはのろい。 たまに顔を上げて、きょろきょろと人の多い駅を見回して歩く。]
(+15) 2011/05/03(Tue) 22時頃
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マーゴは、駅内でうろうろしている。近くに来ているが原がみつけられないでいる。
2011/05/03(Tue) 22時頃
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あー
[携帯に みつからないぃ>< と文を打っていたところで声がかかった。そのままボタンを流し打って、送られないメールは保存終了。]
よかったぁぁ しずかせんぱいー みつからないかとおもったぁ
[てて、と二歩ほど、先に見つけてくれた原へ歩き寄る]
(+17) 2011/05/03(Tue) 22時半頃
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あれー、しずか先輩も風邪ぇ?
[原の咳には、遅れて気がつく]
まりちゃんとありさちゃんは、まだ服見てるからーって
あー 今日せんぱい、おしゃれー 服、かわいぃ いいなあー
かわいいー
(+18) 2011/05/03(Tue) 22時半頃
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ほんとー? へいきー?
しんくんはー まだ、だるいみたいだったよー
[集まる前にだらだらとメールで様子を尋ねたりしていたらしい。大丈夫というのに軽くそんな話をのせた]
ぅぇへへー
しずか先輩かわいいー
[反応に、にへーと笑って歩き出した。]
(+20) 2011/05/03(Tue) 23時頃
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あー ねぇねぇーあとで水着みよー?
[とりあえず真理と有沙が服を見ているビルの方へ戻る感じで原の隣を歩く。]
せんぱいが帰ったあとに、 海とかいきたいねーって話しててねー さとーくんとしろこ先輩が車だしてくれるっていうからー
あたらしい水着もほしいかなーって思ってー
(+21) 2011/05/03(Tue) 23時頃
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[>>+22 照れて見える原の様子に、ぅへへ、と笑う。相手が照れていても遠慮するようなことは無い。]
むらくんー? むらくん、 たいへんそうだったもんねぇー
[相槌をうちながら、咳をするのに横を見上げて首を傾げる。]
(+25) 2011/05/03(Tue) 23時半頃
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そぅそうー さとーくんの車だと全員は無理だからーって、
こーたさんの車、格好いいよねぇー
[見た事くらいはあるわけで、車いいなあ。の言い方できゃらきゃらと笑った。]
えー。しろこ先輩の運転、怖いんですかー じゃあ、しずか先輩に乗せてもらうー
[原の言に頷いて、簡単に、さらっと選ぶ運転手を乗り換えた。 まず、身の安全は確保する。]
(+26) 2011/05/03(Tue) 23時半頃
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えー はやくないとー すぐ夏だよぉ
やったあ、へへー
[おいてかれるーのノリで言って、原の了承に一緒に買い物ーと、うきうきとテンションが上がった。駅の地下通路から、昼の街に上がる。横断歩道が赤になって、途中で並んで止まった。まだ夏になりきっていない日差しはぽかぽかとしていて、今日は暖かい。]
… えー? みんなと海に行くの、たのしそうだよー?
[問いかけには、ちょっと間があってから、なんでそんなこときくのー?とそんな調子で返事が戻った。]
(+27) 2011/05/03(Tue) 23時半頃
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[佐藤の家は大学に行くのに、真亜子の家より近くて便利だったし、よほど面倒だったり嫌な事でなければ、人の誘いを断らないのは原と同じだ。別にどこにいても、大げさなくらいの喧嘩にならないなら、困るような事も無い。]
んー…
[ただ海の話に返事をしてから、少しだけテンションが落ちた。 意味も無く襟元の髪を指が弄るのを眺める。]
(+28) 2011/05/04(Wed) 00時頃
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ははあー。じゃあー しずかさまに、お願いしますー
[運転の話には、平伏すような真似をして笑う。]
あー。
ノートのコピー回してもらったら、いるー?
[単位の話に、自分のではないらしいノートの話を持ち出した。が、真亜子のものでは無いので逆にお役立ちかもしれない。真亜子の付き合いは、他のグループとも、浅く広い。]
(+32) 2011/05/04(Wed) 00時半頃
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んー? えー、 なにがー?
[謝られても何の事かわからない。と言う風で返事が戻る。髪を弄る手はそのままで視線は合わないままだったけれど。]
あ、青。
[さらっと区切りのように言って、並んで歩き始める。]
(+33) 2011/05/04(Wed) 00時半頃
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ビル、水着は下の方かもー
ねぇねえー しずか先輩おなかはどうー?
あー! 二階のお店のモンブランがねー おいしいんだってーありさちゃんが言ってたー
[青信号になって人の波が動き始める。海の話は続かないで、別な話題がふられる。不機嫌を長く続ける様子はない。]
(+34) 2011/05/04(Wed) 00時半頃
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じゃーゴールデンウィーク空けにー やばそうなのはどこだいー?
[ノートの話題に、ふへへーと笑う。海の話題は流れて、軽くて楽しい話になれば、わざわざ不機嫌を続ける理由もない。急激に上がる事も無いが、いつもと変わりは無い。]
おっけー じゃあー さきに喫茶店でまってよぅー
[集合場所の話しに携帯をあけて、有沙と真理に「喫茶店に集合」とパフェの絵文字をつけて送る。]
(+37) 2011/05/04(Wed) 01時頃
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→喫茶店─
[原と二人で連れ立つ二階の喫茶店は、ガラス張りの窓に白木のテーブルが並ぶ。GW中なのもあって、少し人が多いようだった。
真亜子は原を案内するに当たって熱心に携帯の地図と場所を見比べてはいたが、地図が読めなかったため、行きたいのは、ここーここー。あっちー?と、原に何度かヘルプが行った末にたどりついた喫茶店である。]
ふたりとも、もうちょっとしたら来るってー
[四人席に案内してもらって、 携帯を見ながら、奥の窓際に鞄を下ろす。]
(+38) 2011/05/04(Wed) 01時半頃
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マーゴは、道中に、「ええー だってー」と言いながら原に携帯を渡したりした。
2011/05/04(Wed) 01時半頃
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えーと、月曜だとー文長せんせー?
[喫茶店で座って、おっとりしたやさしい雰囲気の教授の名前を挙げて原にいるノートの確認を取る。]
はい、メニュー。
モンブランの他にもパフェとかー ホットサンドもあるみたいー
えー。どれもおいしそう
[話しながら、うろうろと視線がメニューの上をさまよう。]
(+40) 2011/05/04(Wed) 01時半頃
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[おすすめはモンブランなんだってーと、話している間に、店に入ってからそう時間をおかずに、複数の紙袋やらビニル袋を手に提げた有沙と、黒い紙袋をひとつ持った真理がウェイターに連れられてやってきた。]
「おーい、真亜子ー」
あ、まりちゃんー こっちー
[ぱ。と指を開いた手を上げて居所を示す。]
(+41) 2011/05/04(Wed) 02時頃
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「いやー有沙がまた迷うからたいへんで」
「だって、決まらないんだよー。あ、こんにちはー」
「ちはー。はじめましてー」
[後から合流してきた二人が、原に手を振る。 真亜子の隣に真理が座って、大量の荷物を持った有沙が、原の隣に座る。]
ありさちゃん、荷物こっち置くー?
「あーじゃあよろしくー」
[大目の戦利品はソファの後ろに避難させられた。]
(+42) 2011/05/04(Wed) 02時頃
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