人狼議事


184 【肩書遵守】Lunatic Nights in Heathling

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【人】 踊り手 フランシスカ

[腕が落ちたとはいえメアリーはまだ息のある様子に見えた。
しかし、この状況で何ができるだろうか?
このままでは間違いなく次にやられるのは自分である。
自分が持っているものと言えば十字架くらいだ。
人狼が教会の敵だとしても、ヴァンパイアじゃあるまいし十字架なんて効果はないだろう。
ここは、一か八か、引くべきか―― その刹那]

(4) blacksyrup 2014/07/16(Wed) 10時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

BLAM!!

[劈く悲鳴をかき消したのは一発の銃声だった。
金狼の背後には、銃を構えた幾度か街で見かけたことのある掃除夫。
"ミッシェル"男の口から知った名前がこぼれる。
しかし今の私に出来る事は限られている。
何はなくともメアリーの手当だ。
ちぎれた腕にきつくストールを巻き付け、これ以上失血死ないように処置をする]

メアリー!?しっかりして!?
大丈夫、今すぐに病院へ行けばきっと助かるわ。気をしっかり持って!

[半分は気休めだった。だが、それでも言わずにはいられなかった]

(5) blacksyrup 2014/07/16(Wed) 10時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

[人狼… 今まで教会の作り上げた都合のいい伝承だとばかり思っていた。
それが今こうして目の前に実現している。
人狼など信じていないフランシスカだったが、流石にもうその存在を疑ったりはしなかった。
聖別を受けた身として、これからは人狼退治へも力を注ぐこととしよう。
たんなる踊り手に何が出来るかはわからないが…

そう考えながら、フランシスカは固唾を飲んで次の動きを待った]

(6) blacksyrup 2014/07/16(Wed) 10時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

[ストールが見る見るうちに紅く染まる。
それはメアリーの命が失われていくのを表しているようだった]

ダメよ… 貴女まで死なないで…
神様、いるなら、いるならどうしてこんなことになるの…!!

[最早自力では動けないであろうメアリーをかき抱くと、フランシスカは涙し神に叫んだ。
何故彼女が命を落とさなくてはいけないのだろう。
何故この街に人狼なんて出てしまったのだろう。
何故人狼が生まれたのであろう。
紙に問うたところで何一つ答えは返ってこない]

(17) blacksyrup 2014/07/17(Thu) 23時頃

【人】 踊り手 フランシスカ

『編集部に、手紙を ──』

[フランシスカの腕の中でメアリーの残した最期の言葉だった。
編集部、人狼… 恐らく以前通りで出くわした彼の事だろうかと頭を過ぎる。
きっと彼ならこの、目の前で人から狼へと変わる、常軌を逸した出来事も素晴らしい物語へと仕上げるのだろう。
その結末は一人の少女の死か?それとも人狼の死か?それとも――?]

――約束するわ。必ず、必ず伝えるからね…

[熱い涙がフランシスカの頬を静かにつたった]

(20) blacksyrup 2014/07/17(Thu) 23時半頃

【人】 踊り手 フランシスカ

[翌朝、ソル・デ・メディアノチェは次の街へと立つ準備をしていた。
伝承出なかった人狼話が実現した。
話しのネタとしては最高だが、実際に目の当たりにしたフランシスカからすれば未だに夢心地のようなものだった。
だが、それでも伝えなければいけないことがある。

"まさかあの娘が…"、"前から怪しいと思っていたのよ"、あらゆる場所から騒ぎの余韻が漂う。
人狼騒動で賑わう街をあてもなく彷徨った。
探し人はそう、あの人狼の話しを書いたエリオットだ。
メアリーの為にも、自分の為にも、あの話は彼に伝えなくてはいけない。
旅立つぎりぎりまでフランシスカはエリオットを探した]

(29) blacksyrup 2014/07/18(Fri) 01時頃

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