114 bloody's evil Kingdom
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― 王城・一階自室 ―
[触手の呪いをかけられた女が目を覚ましたのは、 王城の片隅で王子が自害を遂げた頃のことだった]
……ぅ、ん……。
[小さく身じろぎし、薄らと眸を開く。 ドナルドの手によって肉の檻と化していた部屋は、 先ほどまでの狂宴がまるで夢のように元の質素な部屋へと戻っていた]
ゆ、め……? なんて、酷い……夢なんだろ。
[ぱちぱちと眸を瞬かせ、 ほっとしたように大きく息を吐く]
(42) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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[騎士団長があんな醜悪な魔物なわけがない。 そしてあんな醜いものに、自分が涎を垂らして群がる筈がないと、 自嘲するように呟き、胸をなで下ろす]
……そうだよ。 全部夢。夢なんだ。
[そう、夢に違いない。 夢なんだ。夢に決まってる。
自分に言い聞かせる様に何度も呟いた。 何度も何度も同じ言葉を繰り返せば、それが本当になるのだと言うように]
(45) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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[だけど、現実は無常で――]
……ぅぐっ、 ぐぇ、ぅぇ……ぇっ。
[込み上げてくる嘔吐感に我慢しきれず、 床へと吐瀉物をぶちまければ]
『ミチミチミチミチミチ……』
[胃液と唾液の水たまりの中に、 幾重にも触手の脚をもつ羽虫のようなものが混じっていて]
(46) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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ぃ、いやあああああああああっ!!
[絶叫と共に、女は理解してしまう。 この身に掛けられた、おぞましい呪いに]
(49) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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うそだ、こんなのうそだ……っ! うそだうそだうそだ……っ!!
[自分が欲したのは、こんなものじゃなかった。
ただ、愛されたかった。(愛したかった) ただ、満たされたかった。(満たしたかった)
そのための力が欲しかったのだけで、 こんな風にバケモノになりたかったわけじゃなかった]
――――……っ!!
[女の絶叫にドナルドの傀儡の騎士たちが部屋へと入ってくるも、 荒ぶる触手によって部屋へと叩きつけられ、 簡単に命の花を散らしてしまう]
(50) 2013/02/21(Thu) 01時半頃
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あ、ぁ……。
[叩きつけられた衝撃でぐちゃぐちゃの肉片と化した騎士だったものを見降ろす女の胸を占めるのは、 人を殺してしまった恐怖と、 人を殺してしまった愉悦だった。
なんて恐ろしいのだろう。 (なんて愉しいのだろう)
せめぎ合う二つの心から逃れる様に、女は走る。
走って走って走って走って。 ひたすらに走って逃げ込んだ先は、 この城の中で一番安堵を得る事が出来た場所――図書館だった]
(52) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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― 図書館 ―
[嫌な事があれば逃げ込むのはいつも其処だった。 図書館に満ちるインクの香り。古い紙の香り。 それらはいつだって傷ついた心を癒してくれたから]
………はぁ。
[走って乱れた呼吸を整えながら、 書架のある奥の方へと歩いていく。
その先にずっと思い続けていた人がいるとも知らずに]
(58) 2013/02/21(Thu) 02時頃
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[書架の奥に人影が見えて、 びくりっと身体を震わせる。
椅子に座る少女の黒くて長い髪には見覚えがあった、から。 だけどあの子は、故郷のあの村にいるはずだ。 こんな場所で会えるはずがないと、むしのいい考えを振り切る様に、頭をふって]
……あ、の。 君…此処は、もう危険だよ。 早く、逃げなよ。
[声が震えないように気をつけながら、 その後ろ姿に声をかけた]
(62) 2013/02/21(Thu) 02時半頃
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ミッシェルは、ユリシーズがその奥にいることには、まだ気付いていない。
2013/02/21(Thu) 02時半頃
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[黒い髪がゆっくりと揺れて、此方へ振り向く少女。 その顔は記憶の中にある面影より幾分大人びていて、 あの頃にはなかった果敢無げな雰囲気を纏っていた]
…………君、は。
[声が震える。 視界が滲んで、椅子に座る少女の姿がよく見えない。
だけど忘れるはずのないその姿を見て、 震える声が口ずさむのは、遠い記憶の愛する人の名前]
(66) 2013/02/21(Thu) 02時半頃
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[滲む視界の中で目の前に座る少女は、 驚きに見開く目でこちらを見つめていた。
きっとそれは自分も同じだろう。 まさか、こんな所で。 会えるなどとは思ってもいなかったから。
ミッシェル……?と、記憶と寸分変わらぬ声が己の名前を呼ぶ]
そうだよ、マーゴ…。 ミッシェルだよ。
[幼いころと同じようにふわりと笑んで。 少しだけ両腕を広げる。
きっと黒髪を靡かせて飛びついてくるだろう少女を受け止めるために]
(68) 2013/02/21(Thu) 03時頃
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― 二階・図書館 ―
[広げた腕に飛び込んでくる、華奢な重み。 腕の中でふわりと舞う華の香りが鼻腔を擽り、 その香りをもっと胸に吸いこむように、強くマーゴの体を抱きしめる]
会いたかった……。 あんなふうに、逃げる様に君と別れてから、ずっと。
[腕の中の彼女は何と答えただろうか。 ただ、その答えがなんだったとしても、 抱きしめる腕の力は、より強くなるのだけれど]
(102) 2013/02/21(Thu) 09時頃
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[城へあがる日、 もう二度と会うことはないだろうと、一方的に告げた思い。 故郷の村では同性愛なんて異端でしかないものだったから、 答えなど聞かずとも拒絶されるだけだと、 告げるだけ告げて逃げた思いだった。
まさかそれが、 彼女の運命を狂わせてしまった事を女は知らない。
その告白に答えるために、 村を飛び出した彼女の今に至る運命を知らない女の眸には、 今も昔も変わらぬ愛しい幼馴染としか映らない。
ミッシェル、と名前を呼ぶか細い声が聞こえる]
……ん、なに?
(103) 2013/02/21(Thu) 09時頃
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[女はマーゴを抱きしめる腕の力を僅かに抜き、 憂いを帯びたその顔を見つめて]
え……? 逃げろって……どういうこと?
[問いを重ねれば、マーゴはその顔色を青く染める。 マーゴがそう告げる理由が女には判らない。 だからただ逃げてとだけ繰り返す唇を見つめていた]
(105) 2013/02/21(Thu) 09時半頃
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[美しく紅で彩られたぷくりとした唇は、 まるで瑞々しい果実のよう]
嗚呼……。 美味しそうだ、とても……。
[ぞくりと泡立つような劣情が込み上げる。
この唇に口接けて口内を舌や唾液で満たして、 身の裡に宿す触手でめちゃくちゃにしてやれば、 それはどんなに気持ちの良いことだろう。
植え付けられた魔としての本能が、 この腕の中の女を犯せと、嗤う、哂う――]
まー、ご……。
[気がついた時には、その柔らかな唇に己の物を重ねて。 口内の甘やかな唾液を貪る様に啜っていた*]
(106) 2013/02/21(Thu) 09時半頃
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― 図書館 ―
[深く、深く。 喉の奥まで舌を指し込み、 互いの唾液をぴちゃとぴちゃと絡めあっては、 まじりあったそれを嚥下する]
マーゴ、もっと……舌、出して……。
[唾液に含まれる媚薬の効果でとろんとした顔のマーゴにそう言えば、 彼女は従順に。その舌を差し出し、 ぴちゃぴちゃと水音を響かせて二人の間に銀色のアーチを作る]
ずっと、夢だった。 君と、こうして……こういう風に愛し合うのが。
[夢見心地にうっとりとそう囁いて、 マーゴの華奢な身体を椅子に座らせる。 自身はその前に跪き、上目づかいに見上げて]
(116) 2013/02/21(Thu) 13時半頃
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あの日の返事を、聞かせて? 私の、私だけの――……マーゴ。
[書架の影から覗く男の影>>114には未だ気づかないまま、 女は愛する人の手を取り、 その柔らかな甲へと頬を寄せた]
(118) 2013/02/21(Thu) 13時半頃
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(私も好きよ)(愛してる)(愛してる) (あなただけを、愛してるわ――…)
[そんな声が聞こえたような気がして、 女は顔を喜色に染めて、女は愛しい人を見上げて微笑んだ]
嬉しいよ…っ! ああ、やはり私たちは、愛し愛される運命だったんだねっ!!
[とろんと光を亡くした眸で虚空を見つめるマーゴを抱きしめて、 さらに唇を重ね合った]
(127) 2013/02/21(Thu) 14時頃
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[媚薬の効果はマーゴには強すぎるものだったのだろう。 彼女の″マーゴ″としての意識は既に彼岸へと旅立っており、 肉欲だけを欲する生き人形が残っているのみで]
さあ、言って御覧。愛してるって。 だから私に愛してほしいって。
[微笑む女が命ずるままに、 女の頭の中に響く、幻聴と言う名の愛の調べ。
生き人形はゆっくりとドレスのすそを上げ、 跪く女の眼前で緩慢にその白い脚を広げると、 娼婦のように指で広げて淫らに誘う]
ああ……。これがマーゴの……。
[なんて芳しい芳香なんだろう。 王女とも違う、だけど心を震わせる狂おしい馨りを放つそこに。
女はうっとりと顔を寄せた]
(129) 2013/02/21(Thu) 14時半頃
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ミッシェルは、ドナルドにしてもらったのと同じように、マーゴにも触手の福音を上げたいと嗤って
2013/02/21(Thu) 14時半頃
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[ぺろり、まずは味見をするように、 溢れる蜜でべとべとの蜜壷へと舌を這わせる。 コリーンのものを舐めたときと同じで、 甘い中にもしょっぱさの混じるそれを、 舐めやすいように寛げているマーゴの指ごとぴちゃりぴちゃりと舐めしゃぶった]
ああ、おいしい…っ、 美味しいよ、マーゴ。
どんなワインも叶わないくらいにっ。
[喉を潤す極上の甘露に舌鼓を打てば、 マーゴもまた、舌を突き出し口端から涎を垂らして。 濡れた唇から甘い嬌声と卑猥な言葉を叫んでは、淫蕩にその身を震わせる。
愛液と媚薬の香りに満ち満ちた図書館の中には、 書架の陰に潜む男が見たことのない顔を見せる、 妻の姿があった――]
(139) 2013/02/21(Thu) 15時頃
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― 図書館 ―
[舌で味わうだけでは物足りなくなったのか、 すっかり濡れそぼったマーゴの秘所を、二本の指で寛げる。
くち…と粘つく音を立てて指を飲み込む泉を浅くかき混ぜ、 中でばらばらに動かし前後に動かせば、 蜜壷はじゅぽじゅぽっと淫猥な音をさらに響かせた]
私の指がそんなに美味しいの? マーゴのここ、吸いついて離してくれないよ。
[自分の拙い指戯でも悦んでくれる(と思っている)のが嬉しくて、執拗に何度も弄ぶ。
だけど、足りない。 まだ、足りない。
自分がドナルドに愛してもらったように、 すべてを分かち合い、分けあいたいと、 さらなる欲望がじりじりと胸を焦がす]
(150) 2013/02/21(Thu) 20時頃
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[そんな身勝手で欲深な望みに反応したのか、 服の下でぼこりぼこりと脈打つ肌。 ぶちゅっぶちゅっと皮膚を裂く嫌な音を立てて、 襟繰りや裾から細長い何かが幾つも這い出ると、 それらは一斉にマーゴの体へと絡みついた] ねえ、マーゴ。 君をもっと素敵なところに連れて行ってあげる。 私はもうあの日逃げ出した私じゃない。 君と愛し愛されるために、ほら……見て?
みんな、みんな――私と君を祝福してくれているんだよ!!
[マーゴの身体に絡みついたもの――触手の先に、 小さな顔が浮かび上がる。 それは嘗て、二人が暮らしていた故郷の村の人たちの顔。
男も女も、老いたる者も、子供も。 いくつもの顔が二人の愛を祝福するように、 顔をゆがませゲラゲラと嗤い声を上げた]
(157) 2013/02/21(Thu) 20時半頃
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[げたげたと嗤う触手の一本がするりと伸び、 書架の影に潜む男の元へと、顔をのぞかせる]
(だれだ?) (だれだ?)
(おまえはだれだ?)
(ここでなにをしている?)
[ねとりと粘液を滴らせる醜いそれは、 しわがれた声で囁くとユリシーズへと巻き付いて、 腐臭を放つ吐息をふぅっと吹きかけた]
(200) 2013/02/21(Thu) 23時頃
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…………っ!?
[書架の倒れる大きな音が聞こえて、 マーゴの下腹部へとうずめた顔を上げそちらを見やった。 愛する人との愛の交歓を邪魔する無粋な音に、 女の顔は不快気に歪む]
おやおや、宰相補佐さまじゃありませんか。 こんな所で覗き見だなんて、 素敵なご趣味ですこと。
[げらげら嗤う触手をうねうねとくねらせて、 ユリシーズの方へと近づいていく]
…………ん?
[傍まで近づけば、自分たちの愛の営みに興奮したのだろうか。 股間の膨らみに気付いて、くすりと揶揄するように口端を上げた]
(213) 2013/02/21(Thu) 23時半頃
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化け物……?
[こてりと首をかしげて]
私が化け物だったら、 あなたは覗きが趣味の変態ですね?
[そう言ってにっこりと微笑みを浮かべて、 ユリシーズの股間を踏もうとするように、 白い脚を上げた]
(223) 2013/02/21(Thu) 23時半頃
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[脚を捕まえられ、さらに不機嫌そうに眉根を寄せる。 とっさに触手を支えとしたおかげで倒れる事はなかったけれど、 イイトコロを邪魔されたのもあって、苛々が収まらない]
ふう、ふ……?
[今、この男は何と言っただろうか]
(ふうふ) (ふうふ) (夫婦と言った) (この耳が聞いた) (しっかと聞いた)
[げらげらと嗤うのをやめてざわめき出す触手たち]
あなた、マーゴの夫なんだ? でも、知ってる? あの子は私のものなんだ。 私の、私だけのマーゴ。
なのに、勝手に夫婦だなんて――……
(233) 2013/02/22(Fri) 00時頃
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許せないなぁっ!!
[女の怒気に呼応するように、 触手たちは一斉に牙をむき、眼前の男へと襲いかかった]
(234) 2013/02/22(Fri) 00時頃
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[白い脚に深々と突き刺さるサーベル。 だけど白い脚だったものはいくつもの触手へと姿を変えて。 サーベルはカランと音を響かせて床へと落ちた]
いきなり酷いな。 私が魔物じゃなかったら、大怪我しているところだよ。
[下半身をうねうねと動く触手へと変えた女は、 その肌の色を白から褐色へ変えて、 魔物としての姿を見せて嗤う]
(243) 2013/02/22(Fri) 00時頃
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[嗤う口からは犬のように尖った牙が顔をのぞかせる。 褐色に染まった肌からは幾重にも触手が生えており、 びちびち、ぎちぎちと不快な音を立てていた]
だから、その奥方って言うの止めてよ。 彼女は私のものなんだから――っ!!
[子供が癇癪を起こすように、口端から唾を飛ばして地団太を踏む。 その隙に目の前の男へと、壊れた笑みを浮かべたマーゴが手を伸ばすのを見て]
だめっ。 だめだ、だめっ。君は私の、私のものなのに――
[両腕で頭を抱えると、苦しげに苦悶の声を上げる。 寄り添う二人を見たくないと言うように]
(262) 2013/02/22(Fri) 00時半頃
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[目の前で寄り添う二人の姿に、 その胸の内を嫉妬の嵐が吹き荒れる]
彼女に誰かが触れるのは、いやだ。 触れていいのは、私だけだ。
[駄々をこねる様に髪を振り乱して叫ぶけれども、 マーゴの白い肌にユリシーズが触れるのを止める事もせずに、 肉を食む姿をただただ凝視する事しか出来ない]
(268) 2013/02/22(Fri) 01時頃
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[魔物に堕ちてまだ日の浅い身体は、 その力が定着しきっていないのだろう。
胸の内を暴れる嫉妬の炎に煽られるように、 魔力が暴走を始める。
ぼとり、ぼとり…と、身を被う触手が床に落ち、 陸に揚げられた魚のようにぴくぴくと震えては、白い砂へと姿を変える。 その宿主たる女もまた、 褐色の肌にはぴきぴきと罅が入り、そして――]
…………っ。
[声にならない悲鳴を上げた後、 ぱきんと硬質な音を一つ立てて、ガラスのように粉々に砕け散った**]
(272) 2013/02/22(Fri) 01時頃
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[砕け散る直前の事。
意識はもうすでに事切れていた。 愛していた女の最期も、彼女の夫だと名乗る男の断末魔も見ることもなく 逝った女に最後に掛けられたのは、不肖の弟子で申し訳ないといつも思っていた師からの言葉]
馬鹿弟子で……ごめんなさい。
ありがとう……。
[唇が動いたわけではなかった。
ただ、僅かに残っていた魔力の残滓が、 人としての言葉をパピヨンに届けたのかもしれない。
そうして女の身体は完全に砕けて、 星が降る様にさらさらと流れて消える。 苦悶を微笑みに変えて、さらさら…さらさら――**]
(308) 2013/02/22(Fri) 09時半頃
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