152 最初からクライマックス村2
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身体は、壊れかけですが。 ……まだ、“白”が残っています。
[薙刀を杖のようにつきながら立ち上がり、キャロルとデメテルにその柄に嵌め込まれた白い石を示す。 かつては幾つかの玉が嵌っていたのであろう其処に、残ったのはその白、ただ一つ。]
白を使えるのは一度きり。
……この一度で全てが終わるとは言い切れません。 それに、確実に当てなければ意味が無い。
けれど、ほんの一瞬くらいなら、……
[回り始めた歯車を、止められるかもしれないと。]
……オスカリウスの残滓は何処へ流れているのか、――――
[ご存知ないですか。 かの焔王に、そう訪ねようとしたその瞬間、炸裂する暗黒の力。 甲高い叫び声>>35に、咄嗟に刃先を地に突き立てて。]
(44) 2013/11/22(Fri) 22時半頃
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――――― 陰、 母たる大地よ、慈愛の護りを!
[せり上がった土壁は、弾けた雷撃を受け止める。 脆い壁は衝撃ですぐに崩れてしまうが、それでも多少の防御行動にはなっただろう。
力を使う度に、“白”に負荷がかかるのが確かにわかる。 けれど、この手を緩めるわけには。]
……ごめんなさい。
もう少しだけ、耐えて、
[祈るように、柄をさらに強く握り締めて。]
(45) 2013/11/22(Fri) 22時半頃
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……ありがとう。 でも、わたしは、……
[攻撃の先が一つに向けば、此方に飛ぶ雷は微々たるもの。 崩れた土壁は、闇に焼け焦げている。
この地にまた植物が根を張る為には、また相当の日を費やすだろう。 その日を、迎える為にも。]
……ここで使わないで、いつ使うというの。
大丈夫、……傾きに気付けなかった、わたしの一族にも責任はあるの。 一族の責任は、わたしの責任。
[地から抜いた長刀を一度振るい、八相の構えを取る。]
(64) 2013/11/23(Sat) 00時頃
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実りの儀式。 ……確かに、おじいさまから聞いていました。
ですが、彼もそうであったように、わたしもまた。 ……十全には、知り得ぬのです。
焔王も御存じでしょう、……十数年前のあの日。 《天秤の一族》の殆どが死に絶えた事を。
[世界の陰に位置する地から、世界の均衡を護る一族。 細く、長く続いてきたその血筋を継ぐ者達が、天秤の傾きに気付けぬうちに、殺められ。
――――そして訪れたのは、《第一の災厄》。]
術具もこれしか残されていません。 ……それに、術具だけあっても。
あの祭壇に至る道に必要なのは、――――
[考え込むように、口を噤んで。]
(65) 2013/11/23(Sat) 00時頃
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[護りでいては駄目だと、薙刀の刃先をその銀糸に向ける。 先に駆けて行ったクシャミの援護にあたるべく、念を籠めたその瞬間。]
――――………え、
[裏切り者と。
そう言ったのだろうか、堕神は。]
どういう、ことですか、
[信頼は揺らぎに変わり、揺らぎは波を立てる。 波立った心は、いくら自分を律しても、静まらなくて。]
(70) 2013/11/23(Sat) 00時頃
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[ゆらゆらと] [ゆらゆらと] [ぐらぐらと]
どういう、……
[それとも、かつて彼がそうしたように。 再び、自分達を貶めようとしているのだろうか。
構えを解き、クシャミの方を、黒い瞳はじっと見詰める。]
[彼の宿している、あの猫神瞳は。
―――― 本当に、《邪》気眼だったか?]
(71) 2013/11/23(Sat) 00時頃
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……ぁ、 !
[躊躇ったのは、数瞬。 そしてその魔の鞭が撓ったのも、数瞬。
散った赤色に、身を竦ませて一歩下がる。]
[躊躇ってしまった。] [仲間を助ける事に。]
[躊躇してしまった。] [仲間に手を差し伸べる事に。]
[結ばれた視線>>76の先は、それでも確かに、笑っていて。]
………めんな、さ、……
[震える声は、か細く、謝罪の言葉を紡ぐ。*]
(81) 2013/11/23(Sat) 01時頃
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[片方の瞳を閉じるのは、普段彼が自分達を茶化す時によく見られたそれだ。 真面目に戦ってと、そう意見した時だって、いつだってそう。
彼は、いつだって、彼のままなのだ。
揺らいだ心は、次第に均整を取り戻す。 焔王の言の葉の力により、それはより、強固なものへ。]
……大した過去ではない、……えぇ、そうなのでしょう。 彼が語らぬという過去ならば、それまでの事です。
大切なのは、今この時。 ……彼がわたし達の仲間だという、その一点。
これは、揺るぎ無き事です。
[ひゅ、と空を切り裂く薙刀の刃先。
銀の髪。――――“鍵”たる証。]
(99) 2013/11/23(Sat) 21時頃
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……修行が、足りませんでした。 あのような言葉に、惑わされている場合ではなかった。
……道を切り拓きましょう、焔王。
今までに、伝承の通り、五の災厄が起こりました。 ですが、……本当にこれが伝承の通りならば、もう一つ。
“希う光の目覚め“も、また、その伝承に、
[それはかつての災厄の日。 禁呪龍の目覚めと共に、降臨したのは尊き光。 女神の、聖光。
はっと、目を向けるのはデメテルのその髪の色。 暖かな日だまりの様だった橙は、今は、蒼く―――――]
……まさか、……
[眼を見開けば、ぽつりと、呟き、]
(100) 2013/11/23(Sat) 21時頃
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――――― 陰、 息吹の風よ、冬を薙げ!
[降り始めた闇>>98を払うのは、一つの風。 その風に背を押されるように駆けだせば、敵たる彼らに向けて走り出す。
まだ、“白”を使わずとも、戦える。
女神が望まれた楽園の、均衡を護る一族。 生き残りで会った姉や妹も、皆、戦いに敗れて散ってしまったけれど。
――――兄は、亡骸も見つからなかったけれど。
それでもまだ、出来る事はある筈と。 もがく様に。 足掻く様に。]
(101) 2013/11/23(Sat) 21時頃
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……けれど、雪が消えねば春は訪れません。 わたしは、……この地に、春を呼ばねばならない。
豊饒の春を。……女神の、春を。
[鈍色を迎え撃つは、白銀。 構えを解かぬまま、呼びよせるは護りの風。
短な髪が、一瞬、舞って。]
《遠き深き蒼》の伝承、……わたしも耳にした事があります。 かの者は……蒼を一人で抱え込むあまり、裡で濁り、闇へと堕ちたと。 ……強大すぎる力を、己に向けるがあまり、破滅したと。
けれど、……道を見誤らなければ。 それは、春を満たす蒼になると。
わたしは、聞きました。
[震える術具を握り締め、それでも真っ直ぐに廃棄神王《ダスティア》を見つめる。]
(108) 2013/11/23(Sat) 23時頃
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……あなたの言葉で誰かが揺らぐのならば。 わたしは、それを鎮めなければならない。
[《均衡》を護る、一族として。]
(109) 2013/11/23(Sat) 23時頃
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我らが女神の、目覚めの春です。 ……幸福と、希望と、……命が、芽吹く春です。
我らが女神は、そんな、春の世を楽園と定められた。
[何時でも斬りに行けるようにと、構えの腰を少し落として。 ざりりと足元から伝わるのは、地面と闇の欠片の音か。
柄に残った“白”の崩壊を抑え込むように、ふぅっと息を細く吐き出して。]
……世が光に満ちるのならば、我等は闇に潜むのみ。 世に闇が満ちるのならば、我等は光に出ずるのみ。 ……立つ場所に、光と闇の差はあれども。 わたし自身は、ただ、陰にて均衡を保つのみです。
[故に、司る力は陰の力。 キャロルのような陽の力は、未熟な自分では未だ扱えず。]
(119) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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……!
[だから、降り注いだその炎に、目を見開いた。
自分には扱えない陽の力。 未完の陽、これが完全な物となればきっと。]
……キャロル、さん、……!
[名を呼ぶと同時、炸裂した業火に身は押される。
避けるように地を蹴り、高く跳ね上がるが、自由に空を舞う術は得ておらず。]
[一度の浮遊感の後、]
[迫るは昏い炎の満ちる地面。]
(120) 2013/11/24(Sun) 00時頃
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[―――― 予想していた衝撃は、訪れなかった。]
[柔らかく] [穏やかな]
[優しく] [暖かな]
[翼]
……デメテル、さん、……?
[此方に手を伸ばしたのは、幼き青い鳥。]
[以前、似たような状況でも助けられた。 けれど、その時に比べて、彼女の力は、やはり、強まっている。]
[近付いている。]
……有難うございます、……助かりました……!
[――――― “青い鳥“]
(123) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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[跳躍する廃棄神王《ダスティア》を迎え撃とうと、翼の上、姿勢を立てなおす。 取る構えは、上段の構え。]
――――……お断りします。
[ひゅ、――――――]
[煌めいたのは、一瞬]
[銀の刃は、真っ直ぐに、振り下ろされて]
[流星の如き斬撃は、廃棄神王《ダスティア》に向けて走る]
……翼が無くとも、祈る事は、願う事はできますから。
(124) 2013/11/24(Sun) 00時半頃
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……あまり、見縊らないでください。
[直ぐにでも次の攻撃に移れるように。 それでも消費は最低限に抑えられるように。
翼に支えられていた身体は、やがて炎の手の及ばぬ場所へ。 無事に地面に降り立てた事に、安堵の息を漏らした。]
……操屍呪《リ・サイクル》……でも、まさか。 その術が成功するなんて、聞いた事がない……!
[それは、この世界に存在する術の中で、禁術と呼ばれるものの一つ。 成功例も少なく、また、使用者へと跳ね返る代償も大きい。
だが、自在にそれをこなせるほどの術者となれば、――――]
……!そんな、 !
[それは、こちらを惑わす為だけの、虚勢の言葉ではなかったのか。 地から這い出でる姿は、仲間達と縁深い者達ばかり。]
(130) 2013/11/24(Sun) 01時半頃
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………嘘、でしょう……?
[唇を噛み締めながら、刃の先を廃棄神王《ダスティア》に向け。
あれだけ多彩な技を扱いながらも、こんな大規模な術が発動できるということは。 その力の供給源たる何かが、あるのではないだろうか。
禁呪龍が、オスカリウスの力を喰らうように。 彼もまた、何かを―――――]
[キャロルに向けて、発された声>>129。 細い指の差す先は、あの日奪われた筈の陽の秘宝。]
[『同じ業を使える』と、確かに、言っていた。]
……あれが、戻れば、
[今度こそ九陽は、完全な姿に戻れるのだろうか。
その装甲の持つ《真の力》が、蘇るのだろうか――――**]
(131) 2013/11/24(Sun) 01時半頃
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[動きだした禁術はもう、止められないのか。
地響きの様な、禁呪龍の唸り声。 楽園と、かの地との境目に罅入る音。
災厄が、] [最後の災厄が、迫っている。]
……死者を愚弄するのは、いい加減にしてください。 彼らは、わたし達がこの目で最期を見届けた……、 !
[そう言う間も、蘇る屍体は数を増す。 それは息絶えたその瞬間の姿のままに、此方に敵意を向けてくる。 圧倒的な、力の差。 此方に怨嗟を向けるその貌は、確かに姉や、妹の顔に似て。]
…… ッ 、
[妹や姉の様な姿の腕をかいくぐり、少しでも、少しでも廃棄神王《ダスティア》の近くへ向かおうと。 この刃の、届く距離へと――――]
(148) 2013/11/24(Sun) 20時半頃
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[道を拓いたのは]
[浄化の焔]
[地に満ちる昏い炎とは違う。] [キャロルの纏う陽の炎とも違う。]
………焔王……!
[それは、焔王たる名の、証。]
[母からかつて、伝え聞いた事がある。 女神の楽園。その楽園の子。 彼らの能力の強大さと、―――――そして、力の代償と。]
焔王、 そんな……! ……だって、わたし、……まだ、何も、
[災厄が止まったその時に、父と母の話を聞かせてくれると。 姉を喪ったあの日、確かにそう、約束したのに。]
(151) 2013/11/24(Sun) 21時頃
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[駆け出す足。 倒れそうになる身体を支えながら、それでも脳裏に思考を巡らせる。]
[もしもこの屍体達が廃棄神王《ダスティア》の力で操られているのだとすれば。 その屍体を失った今、少なからず、彼は消耗しているのではないだろうか。
未熟な自分では、まだ留めはさせないかもしれない。 けれど。]
[全ては推測の上だ。]
[だから、切り込むのは、自分だけで良い。]
――――敵に背を向けるか、廃棄神王《ダスティア》よ!
……今、あなたの敵はわたしの筈。 わたしはまだ、戦える……! [声に応えるように、吹き、満ちるのは銀の風。 女神に、楽園に、忠実であろうとしたその猫の背をも、春を呼ぶ風は力強く押して。]
(157) 2013/11/24(Sun) 21時半頃
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[振り抜かれた、鈍色の鎌。 咄嗟に突き出した術具の柄で、その斬撃を受けとめる。]
……く、 ぅ…… !
[びりびりと、痺れが指先から伝わってくる。 珠があれば、いくらか衝撃を軽減できただろうに。
それでも、“白”を温存する為、術具の力はそう、頼れない。 足は止まり、数歩、押し返されるようによろめくが。]
……せめて。 せめて、あの石だけでも、……! [一歩。] [確かに前に、踏み込んで。]
(158) 2013/11/24(Sun) 21時半頃
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[――――再度、振り下ろされた刃を受けとめたのは、“白”]
[罅入る白に、] [瞳は、見開かれる。] [その刀身と、柄の白とが擦れる度] [細かな破片は、煌めいて]
……返して、ください…… それは、……あなたが、手にして良いものでは、ない……!
[その懐に潜りこむ為、力を抜いたのはほんの一瞬。 受け流す様に、やり過ごす様に。
解いた片腕を伸ばし、煌めく“暁”をこの、掌に―――――]
[白に入った罅に、動揺したのもまた、確か。] [こんな場所で、これを失ってはならないと、焦ったのも、確か。]
[そして何より、強大な陽の力を染め上げた、闇の力の籠められたその石に、直に触れたらどうなるかだって。]
(163) 2013/11/24(Sun) 21時半頃
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[――――――― それでも、手を伸ばす。]
(164) 2013/11/24(Sun) 21時半頃
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……わかっています、……これは、《資格》のある者じゃないと、触れられないって。 わかって、……います。
[指先に触れた暁の感触。 伝わる、痛みとも熱ともとれない感触に、一度、指を引きかけるが。]
――――― 大丈夫、
[キャロルの声>>166に少しだけ、唇の端を上げて。]
[五本の指を] [その闇に伸ばして]
[掴み取る。]
(169) 2013/11/24(Sun) 22時頃
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―――――― !!!
[咽喉から、本当に叫び声は出ていたのだろうか。]
[溢れ出るのは、闇の焔。 それは、閉じ込められていた陽の叫び声にも似て。]
………かえして、もらい……ます……
[それでも、捥ぎ取る様に、握り締めた掌を引く。 術具から手を離し、溢れ出る闇を、両の掌で包み込んで。]
………キャロルさん、…… ごめんなさい、……片方しか……
[焔の中、そっと掌を開けば、“暁”は掌から逃げ出す様に飛び出した。]
[本来の、主の元へ。]
(171) 2013/11/24(Sun) 22時頃
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[術具を手放した今、身体能力は年相応の娘と然程変わらないものとなっているだろう。 廃棄神王《ダスティア》がそうであるように、自身もまた、闇の焔に咽喉を焼かれて。
引かれる腕、覗く鋭い牙に、彼の成そうとする事を悟る。]
………!! 離し、なさい ……!
[地に落ちた術具はあまりに遠く、強い力で引かれれば、細い身体は簡単に傾ぐ。
天秤の血は、陰を深く刻んだ血。 光でもなく、闇でもなく。
故に、どちらにも染まりやすく、―――――]
[背けるように、目を、固く閉じた。]
[――――― 青い鳥]
(183) 2013/11/24(Sun) 22時半頃
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[掴まれていた腕の拘束が、解かれる。 焔が焼いた肌に、青い鳥の羽が触れる。 熱を帯びた傷は、ひんやりと、清められていく。
それは遠い昔。 一族壊滅の危機に際し、体調を崩した自分の傍にいてくれた、兄の掌を思い出すようで。]
……おにい……、ちゃん……
[――――― 閉じていた瞳を、薄っすらと開く。
眩い炎は、これだけ激しく燃え盛っているというのに、少しも熱さを感じない。 腕を引く、キャロルの姿。 額に輝く“暁”は、その額に燦然と輝いて。
口元は、少しだけ笑みを、形作って。]
(194) 2013/11/24(Sun) 23時頃
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……わたしは、……大丈夫。 デメテルさんの、治癒が、……効いていますから。 ……それに、“白”の修復にも、あたらないと。
だから、早く、《黄昏》を。 ……行ってください、貴女なら、きっと……。
[震える指先は、吼える廃棄神王《ダスティア》を指差した。]
(195) 2013/11/24(Sun) 23時頃
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[細い指を組み、祈る様に。 禁呪龍の再来を待つ声に、駆けた背を押すのは銀色の風。
そうして、そっと、足元の術具を拾い上げる。 罅が深く刻まれた、白。 形を保っているのが、やっとだろう。
代々受け継いでいくことにより、膨大な力を溜めていた《白》も、ここまでだろうか。
労わる様に、そっと、撫でて。]
………!
[はらり、と落ちる白。
欠片のその下に輝いた、その色は。]
[――――――――*白銀*――――――――]
(208) 2013/11/25(Mon) 00時半頃
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