171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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―屋上―
[不動門が澪標により地へと引きずり込まれ、二人の姿は消える。 式鬼蟲達を広域に展開し直すも再び虹色の蝶が現れる気配はなかった。]
……終わったか。
[鴉へと形《スガタ》を戻した黒鴉を撫で。 屋上の金網に背を預ける。]
(52) 2014/04/06(Sun) 21時頃
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[不動門が確保されても止まぬ唄声《コワイア》。 黒に染まった虚空(そら)を見上げ、光流は屋上の金網の上に立っていた。]
集え"空"
纏まり再び増殖し
主を真中に展開せよ 屋上《ココ》に近づくものを見逃すな
[呼び戻した式鬼蟲――随分と数を減じたそれが、光流の手にする呪札に集い、喰らい、再び数を増す。]
(73) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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世界は深化‐stains with god‐した。
それでもまだ、神《零艇紫亜》には遠い。
だったら、もっと
フォーリン フォーリン フォーリン 深く 深く 深く――。
[黒鴉がカァと鳴いて黒に溶ける漆黒の弓へと変わる。]
(76) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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[《神の坐す場所(レッド・ゾーン)》の中において。 真実《神》に出逢える場所は日が差さぬわけでもないのに、影の晴れない所>>1:108だという。
その《黒》は先程まで戦いのあった校舎裏であった。
しかし、神の坐する場所全てが漆黒《黒》に染まった今。 更に深化する《カミニチカヅク》為には――?]
(78) 2014/04/06(Sun) 22時頃
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[闇につがえた光の矢が狙うは遥か上空。 光矢に集まる光気《レイ》の奔流は屋上に光の場を作り出す。]
――堕ちろ、神の膝元深くまで。
[バチリ、バチリと身体の傍で光が爆ぜ。 一筋の光が漆黒《ヤミ》の天を貫く――!!]
(79) 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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ア マ ツ ツ ク ユ ミ 一ノ門流光気術奥義『 天 貫 月 弓 』
(81) 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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[――――――――カッ!!!!
黒を祓うかのような閃光。 そして、天には光の楔が穿たれる。]
(82) 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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[僅かに《神》の唄声《コワイア》が増す。]
最大の貫通力でも一撃は無理か。
[校舎裏《黒》に罅を入れた時のように天に光矢《レイ》穿たれたものの、その罅はまだ僅かでしかない。 それでも、天を裂き刺さったままの光《レイ》を見上げ。
光流は、は、と息を吐き出し笑った。]
(83) 2014/04/06(Sun) 22時半頃
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[漆黒の天に刺さる光《楔》はまるで星の如く。]
アレは連発が効かないところが難なんだよなあ。
[――ピシ 唄声《コワイア》に混じる不協和音のように、微かに天の軋む音がする。]
…………雨、か。
[降り出す天の怒りのような黄金の涙《雨》>>124。 不安定な金網の上で、気の抜けた声で呟きながら光流は降るそれを仰ぎ見る。]
(129) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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おっと。
[金網の上でひょいと身をかわす。 黄金の槍は金網と屋上の床を透過して、地の底までも落ちていった。]
神様のご機嫌損ねたかな。
[危なげもなく一歩、二歩、下がって降る槍を避ける。 幸い黄金の雨は中庭を中心に降るらしく、さほど身の危険は感じない。]
(139) 2014/04/07(Mon) 00時頃
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――――…来たか。
[展開した『眼』が攻撃捉え、構えた弓に光が迸る。 天空の光矢《楔》狙い、血染めの豪銃より放たれる鮮血閃光-ブラッドライン->>152。]
一ノ門流光気術『雷霆』
[雷速の光矢は、後手でありながら速度で勝り。 豪銃の一撃を迎撃す。]
(161) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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[――キィィィィィンッ!!!
耳障りな高音を響かせ、鮮血の銃弾と光矢がぶつかり合い。 鮮血閃光-ブラッドライン-は威力を半減させながら光矢を押し切り――。]
(162) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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だが甘い!
――――返す弓矢《レンゲキ》
[緋弾へと光矢《レイ》を放った直後。 黒鴉の弓に光が再充填《リ・チャージ》される。
間髪入れぬ2撃目の雷霆《矢》が鮮血弾へと放たれる。]
(164) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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[閃光がまた漆黒の天を覆い。 それが晴れた後も、天空に刺さる光矢《楔》は無事。]
…………は。 俺の領域《フィールド》が屋上《ココ》に展開しているっていうのに、簡単にそれを抜けると思われるなんて。
環境美化委員《スイーパー》が甘く見られているのか。 それとも、横着なのかな。
[苦笑しながら吐き出す息には、大技の連発による疲労が多少混じる。 だが、更なる追撃にもまた即座に反応できるよう、再び光気《レイ》を身の内へと溜め始める。]
(165) 2014/04/07(Mon) 01時頃
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――――"警戒態勢"。
[灼弾の放たれたのは中庭から。 式鬼蟲に片手間で撃ち落されぬ距離を取るよう指示をしながら、そちらの『視界』に集中する。]
オスカーか。 俺はお前が嫌いじゃなかったけどな。
無差別は、ダメだろ。
[以前の無差別の緋弾の主もオスカーだったのだと察し、すっと目を細める。 口元は笑みを形どるも、その声は冷たい。]
(175) 2014/04/07(Mon) 01時半頃
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統、前言を撤回するようで悪いけど。 こいつは生徒会長《エンペラーオブジャキディス》の座に就かせちゃだめだ。
[中庭で何か異変が起きたらしい。 下がらせた『眼』の遠目でははっきりとした事は分らないが、油断することなく黒鴉の弓を構えた。**]
(183) 2014/04/07(Mon) 01時半頃
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……俺に、見る目はなかったな。
やっぱ見極めるとかそういうのは苦手だわ。 俺には裏方で十分。
[背後から掛けられる声>>192に、金網の上に立つ光流はゆっくりと振り返り。 そして、いつも通りゆるーく笑った。]
(207) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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でもな、外部からの生徒が生徒会長《エンペラーオブジャキディス》に就くのも悪くないと、そう思ったのは事実だぞ。 七人委員会《ジャキディス・セブン》も。 生徒会執行役員《エグゼキューショナー》も。 いや、『機関』そのものが今、排他へと向かっているとは思わないか。
[神宮院>195>の叫ぶ言葉を聞きながら。 光流は"そちら"を向くこともなく溜めていた光気《レイ》を上空へと放つ。]
(208) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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[上空高く速射で撃ち上げた迎撃の三本の光矢。 弧を描き、再び撃ちこまれた鮮血閃光-ブラッドライン->>197に直撃するも、先程とは比べようがない程強大な力の込められたソレに容易く弾かれる。]
…………油断はしてないさ。
[しかし、光流は撃墜前に追撃を――止めていた。]
(209) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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…………ッ!!
[最初に放った迎撃の光矢が鮮血閃光-ブラッドライン-に着弾した直後。 緋色の影>>198が校舎を駆け上がるのを『視た』。]
来るのは"こっち"かッ!!
[降り注ぐ緋色の集中豪雨>>199。 それを回避し、身を躍らせるのは金網の外側。]
(210) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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――――速射《クインティプル》
[落下と同時。 下方へ放つ五本の矢が校舎の壁に斜めに並ぶように突き刺さる。]
邪魔する気はもうないんだけどな!
[壁に刺さった光矢を足場に、再び屋上へと駆け上がる。]
(211) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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無事か!?神宮院!
[許婚者の無事を確認するその頭上。
敢えて撃墜しきらなかった鮮血閃光-ブラッドライン-が、天空の光矢《楔》を打ち砕き。 そして、獣>>181が牙を剥いた。]
(212) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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[――――バキン
オスカーに混ぜられ、鮮血閃光-ブラッドライン-として放たれた深淵の獣の力が、罅の入った天空を噛み砕く。 唄声《コワイア》がより高く、悲鳴のように響く中。]
――――速射《トリプル》
[ほぼ同時に、自我をなくした虚無人形《オスカー》へと光矢三本が放たれる。**]
(213) 2014/04/07(Mon) 08時半頃
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[緋色の豪雨が掠ったらしく、生暖かいものが流れるこめかみを制服で拭い。 金網に手をかけ一息にその上まで飛び上がる。]
カッコつけるにはきついな。
[遠距離特化型の常として、身体能力はともかく防御性能は一般人《スタンダート》と大差がない。 おそらくは直撃弾一発で致命傷。
それでも余裕があるかのように笑い。 金網の上を駆け出す。]
(247) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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[一瞬前まで立っていた場所を、文字通り血の雨>>226が襲う。 直撃《クリーンヒット》は避けたが、手の甲や頬に赤い線が走る。]
充填《チャージ》――3.2………。
[攻撃準備《カウントダウン》と共に弓を引き絞り。 体を捻ると矢先を鮮血《オスカー》へと向ける。]
(248) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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一ノ門流光気術『太刀風』
[矢先に凝縮された光気《レイ》が炸裂する。 それは無数の光の散弾となり、鮮血弾を相殺しながら鮮血の血界《バリア》へ降り注ぐ。]
(249) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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[その攻撃に足の止まった瞬間。 密やかに階下より忍び寄っていた冥の蒼き茨>>217が、光流の左足を絡めとった。]
なッ……ぐぁ……ッ……!
[焼けるような痛みと肌を裂くような冷たさ。 意識が刈り取られそうになりながら、絡みつく冥の茨を撃つ。]
お、前……ら……。
[光《レイ》に触れた茨は容易く焼滅し左足が解放される。 だが、屋上の床を突き破り伸びる茨は怯むどころか勢いを増し、神宮院にすらその魔手を伸ばそうとする。]
(250) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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敵は俺一人だろうッ!!
――――速射《ディカプル》
[放つのは一本一本の命中率を犠牲にした最大数《十》 後退しながら、自分や神宮院へと伸びる茨や鮮血《オスカー》へ撃ち込む。]
くそっ! 使いたくはないが"アレ"しかないのか。
[光気《レイ》とは違う"ソレ"を含めて真に『一ノ門』の異能は完成する。 だが、負担《リスク》以上に使用したくない理由が光流にはあった。]
(251) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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…………いや。 取れるだけの手を取ってからだ。
[次の攻撃への回避行動をとりながら。 取り出した鬼札をくしゃりと握り潰した。]
(252) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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―部室棟・拳闘部部室―
[同時刻。 部長《エイジェント》同士の会合中も大人しくしていた白い小鳥の式鬼>>228が、急にひよひよと鳴き声を上げ。]
『オスカーが暴走している。 制圧のまでの間の休戦及び共闘求む。』
[主《光流》の伝言を伝える。]
(254) 2014/04/07(Mon) 20時頃
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それは戦わない理由にならないんだよ。
[聞こえた声>>257に呟く。
あるいは屋上に居るのが自分ただ一人であったなら。 獣が光《楔》ごと天空へと喰らい付いた時点で撤退の選択肢を選んだかもしれないが。]
(268) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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[風の刃が茨を切り裂いた。]
……まさか、ホントに来るとはなあ。 承諾してくれたって事でいいんだよな?
[式鬼の動きで来ている事は知っていたが。 金網に立つ泰山峰>>258に呆れを滲ませて、笑う。]
そういう艶っぽい事はまだしたことないな。 ……残念ながら。
[左足の負傷は激痛を伝えてくる。 だが茨が霧散し多少の余裕が出て、軽口を返す。]
(269) 2014/04/07(Mon) 21時頃
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まさか。冗談でこんな場所へ呼ぶかよ。 ただな……――。
[泰山峰>>276へと返そうとした時。 緋霧の中より灼弾>>280が発射される。]
……ッ…………拡散《ブレイク》!!
[弓引き、回避する余裕はなく。 光矢を手元で炸裂させ、強引に防御する。]
(294) 2014/04/07(Mon) 21時半頃
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[光は光流を害さないが、受け止めた灼弾の衝撃が伝わり腕が痺れ。 踏ん張りもきかず、膝をつく。]
ただ、お前にとったら俺も敵かと思っただけだ。
……、……恋文か。 ああ、お前の方がお似合いかもしれないな。
[ため息をつくように笑い。]
他人に面倒押し付けて逃げるわけないだろ。
[怪我をした足で立ち上がり。 やや痺れ残る腕で弓を構え直す。]
(296) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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逆にお前が降伏しろ。オスカー。
[そして、降伏勧告>290>へ拒絶を返した。 屋上に大穴が開いたのはそんな時。]
(297) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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…………。
よぉ、遅かったな。統。
[屋上の穴より現れた統《友》へと。 気の抜けた声で言って、笑った。]
(300) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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マスター命令? ……まさか。
[意志を感じさせぬ鮮血《オスカー》>>302の返答にやや眉を顰める。]
(316) 2014/04/07(Mon) 22時頃
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そんな冗談言うかよ。
[オスカーとの戦いへ赴く泰山峰>>303の背へと呟く。 そして、黒鴉の弓は構えたまま、視線は別の場所を向く。]
…………。
お前の相変わらずの鉄面皮見たら気が抜けてな。 これでも安堵してるんだ。
[軽く肩を竦め。 統>>307の細まる目をまっすぐに見つめ返した。]
(322) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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そうだ、俺は裏切り者《新生派》だ。
[迷いなど微塵もなく断言した。]
(323) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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なあ、統。
[重なる問い>>331に、口元をほころばせ、苦笑する。]
俺が、俺であるのは。 他でもない、俺自身の"力"であり"意志"だ。
そう何度も言ってくれてたのはお前だろう。
[いつもの眼鏡がない、炎の揺らめく目を見返す。]
(346) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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俺は、俺の信念と誇りにかけて 《新生派》への協力を決めたんだ。
誰かからの命令なんかじゃない。
[らしくないな、とまた笑う。]
(347) 2014/04/07(Mon) 22時半頃
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十三血流《リネッジ・サーティーン》か……。
[神宮院の声>>336に苦笑する。 統からは当然、目を逸らすことなく]
全ては 能力者の。 『機関』の。 誇り高き一族の 為に。
その道は本当に正しいものなのだろうか。
[状況は落ち着いたわけではない。 故にそれ以上言葉は紡がない。]
(358) 2014/04/07(Mon) 23時頃
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やっとお前らしくなったな。親友。
お前を信頼してるからこそ。 こうやって迷いなく"喧嘩"ができる。
[漆黒の弓に光が迸る。 光気《レイ》はその心を反映するかのように強く輝き――。]
(369) 2014/04/07(Mon) 23時頃
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……統?
[統>359>が胸を掴み、身体を傾ぐ。 それは、オスカーの強い力を感じるのと同時。]
お前……。 怪我でもしているのか?
[案ずるように眉を寄せる。 だが、駆け寄ることも、黒烏の弓に凝る力《光》を弱めることもない。]
(371) 2014/04/07(Mon) 23時頃
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お前……ッ!!
何をしている! それは全く笑えないぞ!
[剣を託そうとする統>>366に、声が荒ぐ。 光が消え、弓も鴉の姿へ戻る。]
(377) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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お前、ふざけるなよっ! なにを諦めてる!
[今まで見せたことのない剣幕で。 左足を引きずりながら統へと近づき、掴みかかろうとし。]
呪い? そんなもんで……ッ……。
[口端より滲む血に、手が止まる。]
(382) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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…………ッ……!
[殴りつけられ、地に倒れる。]
……やったな。
[切った唇から滲む血を拭い、顔を上げ。 いつになく挑発的なその笑み>>387を睨み、笑う。]
(394) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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もう言い訳は聞かないからな。
[無事な右足に力を入れ、起き上がる。]
俺の"全力"をもって
叩きのめしてやる。
[羽搏く黒鴉が漆黒の羽根を撒きながら弓へと変わる。 その黒へと交差するのは曇る事なき白《光》。]
(396) 2014/04/07(Mon) 23時半頃
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最大充填《フルチャージ》 残時間《カウント》10…――!
[黒弓に力《光》を凝縮されていく。]
立つのもやっとな奴に殴られたくらいで。 俺の"意志"が折れるわけないだろ!
俺はお前を倒し、道を拓く!!
[…6.5.4.…。 血を吐く姿を見つめながら、心の中で数えていく。]
(413) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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皇統!俺の"意思"を受けろ――!!!
[親友の燃える身体。 大きく手を広げる姿へと弓を最大に引き絞り。]
(414) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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ア マ テ ル ホ シ ク ダ キ ノ ユ ミ 一ノ門流光気術奥義『 雨 照 星 砕 弓 』
(416) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[――刹那。 黒に塗り潰された世界を光が照らし。 力《光》の奔流が屋上に居る者たちを襲う。
そして――。
放たれた光矢――流星は真っ直ぐに"親友"を射抜く!]
(418) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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オスカーッ!!!
[光の嵐の中。 射線上へと黒と赤>>423が滑り込む。]
俺と統の"喧嘩"の邪魔は――。
[疲労に身体が震える。 全てを撃ち出した一撃を干渉するすべなど無い筈なのに。]
(438) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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――させないッ!!!
[意地が『全力』を超えた。 それは、光に飲まれる統が新たな名を得たオスカーの頭を撫でる刹那の出来事。
真っ直ぐ曲がることのない筈の光線《レイ》は。
突き飛ばされたオスカーを避ける。]
(439) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[――――――――カ ッ――――――――]
(440) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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[流星《光》が去った後も屋上は、仄かな燐光に包まれていた。]
………く……ははははっ。
[力を使い果たした一ノ門光流は屋上に座り込んで。 込み上げる笑いに口元を抑えていた。]
お前。 最後まで、倒れないって。 まるで俺の方が負けたみたいじゃないか。
[結局最後まで――否、終わっても倒れる事なかった男《親友》の姿に、肩を震わせる。]
(453) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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今回は"引き分け"って事にしとこう。
[答えの返ってくることのない親友へ言って。 屋上に残る面子を順番に見て、最後に神宮院で視線を止める。]
…………。
お前以外には。 俺は負ける気も引き分ける気はないけどな。
[そうして今度は、天の罅に喰らい付く獣を見上げ。]
(454) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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……"アレ"を使わないのもお前にだけだ。
[胸元を掴み、大きく深呼吸をした。 次の瞬間――。]
(455) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[光流の姿は"完全に"その場から消えていた。**]
(456) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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