231 獣ノ國 - under the ground -
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
―― →路地裏 ――
[ あれからどれ程経ったのだろう。もしかしたらあかあかとしたそれから紫へ、“しんかい”と一間、覗き込まれたその黒へと。 やがてはまた、ぐるりと天に陽を繰り返すのを。 “ほんもの”のひかりが、その空気すらも変えていくのを、感じていたかもしれない。
潮騒のなか、2羽の“とり”が羽ばたくのを。そうして、“ひと”と“けもの”とが踏み出す、一歩目のそれをフードの奥、聞くことすら。]
(+46) 2015/07/18(Sat) 01時頃
|
|
―― →路地奥 ――
[ 白亜から逃れた向こう側。 “ひと”の気配を、 そのままのまなざしを、儘うける「そと」の世界に、壁に擦らせた体を街中へと運んでいく。 いきていたい、いきたい。――いきなさい。言われたとおり、漕ぐ足は止めず。
先ほどの――つい持って逃げてしまったままの――林檎の1つを、すり、と鱗の指で擦りあげながら。
途端皮が剥け、濁と果汁がすり切れた手袋の奥へしみ込む。空気に触れた身はやがて変色し、甘いにおいをぷんと漂わせた。
ならない虫を抱えた腹に、ただひりとした切迫を感じつつ。――ぼと、と路地に熟したそれを落とすまま。 欲しいと焦がれるそれに目を逸らしていれば、「 」を求めてぜんぶをくい潰す事もなかった。 手に触れるそれを――、どうして、欲しいと思ったのかすら、やはり思い出せなかったけれど。*]
(+47) 2015/07/18(Sat) 01時半頃
|
|
―― →? ――
[ からからと乾く喉奥、「はて」かもしれないと、――文字に読む砂漠を思い返しながら。 ひらけたその奥、“しんかい”じみた視線の先。
鱗のように揺れ立つ波、泡じみた白は幾度も、すなの粒を舐めては引き返していく。フードをおろし、先を1つ、小高いそこから見下ろせば。
茫洋と、「それ」は広がっていた。
誰かがうたったそらが、ひらひらとした光が、とおくまで映し込まれている。 鼻腔へ滑り込む潮のにおいに、いつかなじみの彼と開いた本のなか、綴られた言葉を。
彼の声で初めてしったそのなまえを、小さく零し落とす。]
(+48) 2015/07/18(Sat) 02時頃
|
|
―――うみ、
[
踏み出した足をゆるく、階段へと今度は下ろし込み、かわきの正体すらしらない躯を進ませる。 潮騒の――うみねこのこえを下ろしたフードの下、露わになった耳奥へ流し込みながら。
“いばしょ” “いきられるところ” ――ふるさと。
反芻は絡め合うように腹底へと落ちていく。 それでも、やはりたりないとなく虫は、満足にいえる奥は、持つ事はないまま。 ――ひた、とその足を止めたのは、聞き覚えのある誰かの声を。……” ”と、一間先を、もとめたその声を、きいた気がしたからだったか。]
(+49) 2015/07/18(Sat) 02時頃
|
|
……チェビィ?
[ やがて声のそのさき、ころり、と。甲羅にくるまる“なにか”へと足をむけ。
すり切れた手袋、一応と覆われた指先を触れかけ、――やがて迷いなくのばせば。 今度は、届く事はあっただろうか。*]
(+50) 2015/07/18(Sat) 02時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る