226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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麺類は久しく食べてないな。 はは、今度おっちゃんに、 焼きそばパンを強請ってみるのはありかもしれない。
[現実を見据えつつも、出来るだけ暗くはならないように。与えられた"今"の中だけでも、何か幸せを見つけられれば良い。そうやって此処で生きてきた。そうしなければ、心が折れてしまいそうだったから。 なお、その一環としてピラフを"あーん"と食べてみたものの、此方ばかりが照れてしまって何となく負けた気分になったのは、また別の話である。
微かにあがるケイト>>83の口角。その僅かな表情の変化が、とても嬉しくて、少しだけ悲しい。真似するように、自分もニイと楽しそうに笑った]
(94) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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俺が起こす当番になると、揃って寝坊確定だ。 それでもいいなら、やらなくはない。
[茶化した言葉>>84に、軽口を返す。 彼女は大丈夫だとは言わない。…言ってくれない]
……………。
[遠い昔の日のことを、覚えていると言ってくれる>>85ケイト。 記憶の中の少女と、今の彼女の姿が重なって。 その表情は随分と硬くなってしまったけれど、それでも]
変わらないな、ケイトリンは。
[この病院へ来てから、様々な理由で精神を病むものは多い。 それは仕方のないことだと、そう思ってはいる。 けれど彼女は、あの日からずっと変わらず、優しく温かい。 そのことを再度確認して、少し気が緩みかけてしまった。
だから、だろうか]
(95) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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――――――…えっ。
[彼女の小さな小さな声が告げた願いごと>>86を、 聞いた瞬間に息が止まるかと思った]
………………。
[彼女は案外、茶目っ気はあるのだが。それでも深刻な冗談は言わない。特にこんな場面では、絶対に。 つまり明日にでも、ケイトと逢えなくなる可能性があるのだ。それを彼女は、自覚しているのだろう]
ケイトリン。
[そんなの嫌だと、久しぶりに痛い以外で泣きたい気持ちになった。でも、その答えでは駄目だ。駄目だから]
分かった、約束する。 絶対、覚えてる。何があっても。
[ゆっくりと、黒い翼と化している腕を彼女へ伸ばす。もう指切りすら、自分にはできないけれど。それでも御呪いでもするかのように、彼女の手を殆ど動かぬ自分の両手で包み込んだ]
(100) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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―昔の話/中庭にて>>81―
[この病院では、話しかけても返事が戻ってこないことも多い。だからたった一文字でも、声が返ってくれば少し嬉しい]
……し。
[どうやら、え、ではないようだ。 そっぽを向いた少女の視線の先を、真似するように追いかけて]
頑張れ。
[創作する姿に勝手に親近感を抱き、邪魔にならないよう控えめに応援しておいた。いや、傍に居るだけで十分邪魔だとは思うのだが。 以降は彼女の姿を見かければ、何となく話しかけたりして。しかし此方の自己満足で、きっと聞き流されているのだろうと思っていた。だから本当に子守唄が作って貰えた時には、少し恐縮してしまう始末で]
ありがとう。これで今日から安心だ。
[曲に聴き入ってその日は逆に眠れなかったということは、自分だけの秘密にしておいた*]
(117) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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[ケイトは此方のことも、変わらないと言って>>112くれた。 そうであればいい。 病気が進んだとしても、大切なことだけは変わらずに]
……泣き虫は、余計だ。
[表情はなくとも、柔らかく感情を語るケイトの声。 駄目だ、でもそんな風に言われてしまったら。 我慢している筈の涙が、溢れてしまうじゃないか]
泣くのは、悪いことじゃない。 情けなくもない。
―――――…分かってる、けど。
[真っ直ぐ此方へ向けられる東雲色。淡くて深い空の色。 仮令忘れろと言われたって、 この美しさを忘れることなんて一生できはしないだろう]
(128) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[彼女が微笑む>>113。その姿を映す視界が、滲む]
もう…、困ったな…。 少しくらい、格好つけさせてくれよ。
[彼女の手に触れると同時、堪えきれずに涙が頬を伝った。 強がって笑っているのに、これでは台無しだ。
ケイトの瞳からも、零れ落ちる淡紅色>>113>>114。 とても、綺麗で優しい色をしていた。 それは宝石だから、ではなく。 きっと彼女の瞳から生まれたものだから]
あったかい、よ。
[彼女の手に間隔が殆どないことを知らず。 自分の手に走るのは痛みばかり。 それでも確かに温もりを、感じることが出来た気がする]
(129) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[この腕では、彼女を抱き上げることも 運んでやることもできはしない。 出来ることと言えば、]
……俺からも、一つだけお願い、良いかな。
[瞳を閉じ、綺麗な雫を落し続ける彼女へ更に歩み寄る。 逃げられないならば、 そっとその身体を支えるように翼で包み込もう]
ケイトリンの、涙。貰っても良いか?
先生が言ってたんだ。 冗談みたいな言い方だった、けど。 大切な人の涙が、俺の病気の治療薬だ、って。 だから。
[そんな御伽噺なんて、と当時は思っていたけれど。 今は何だか、それを信じても良いような、そんな気がして]
(130) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[涙が未来に繋がるならば、生きる活力となるならば>>138。 この感情と共に、前に進んでいくことが出来るだろうか。
―――彼女のいなくなった世界で?
考えただけで、涙は溢れて止まらなくなるのに]
(152) 2015/06/06(Sat) 01時頃
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俺がケイトリンに勝てたことなんて、あったっけ?
[彼女に手を触れたままだから、頬を伝う雫を拭うこともできない]
嘘吐けないよ、君の前では。 ……全部、御見通しなんだから。
別に良いけどさ。 君のそういう所も、 嫌いじゃないから。
[君が願うことなら何だって、叶えてあげたいと思う。 けれど自分にできることは、余りに少なく。 良いさ、男の意地くらい、今日は迷子になって貰おう]
(153) 2015/06/06(Sat) 01時頃
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ケイトリンも、あったかいよ。
[彼女の寂寥の全てに、気づくことは出来ず。 それでも告げる言葉に嘘は無い]
ずっと忘れない。 君がくれた言葉、温もり、涙、全部。
俺が先に向こうに行くことになっても。 どうなったとしても。
[腕――翼の中に収まる彼女の姿は儚げで、 簡単に溶けて砕けてしまいそうな錯覚に陥る。 気持ちだけでも、守るように、護るように。 そっとそっと、包み込む]
(154) 2015/06/06(Sat) 01時頃
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[彼女の頬から滑り落ちる綺麗な欠片たち。 これだって、彼女の生きている証なのだ。 彼女が感じた感情が、生み出した存在証明なのだ]
それなら、遠慮なく持って行く。 御守りとして、ずっと大切に持ってる。
ケイトリンが、今此処で涙を流してくれたこと。 その気持ちと一緒に、全部俺が持って行くから。
[ケイトリンが言いかけた、言葉の先は分からないけれど。 彼女の端整な顔が近づいてきて、こんなときでもどきりとする。 頬に触れる柔らかな温もりを受け入れる。
自分の涙も、彼女の薬になればいいのに。 そんな御伽噺を夢想しながら、少しだけ頬を赤くした]
(155) 2015/06/06(Sat) 01時頃
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……ケイトリン、俺は、君が。
[今更そんなこと言って、どうするんだって。 思ったけれど。 素顔になれと言ったのは向こうだから、なんて]
君のことが、好きだよ。
[自分は彼女のことを、忘れない。 彼女も自分を、覚えていてくれるだろうか。 出来れば心の片隅にでもいいから、在り続けたいと、願う*]
(156) 2015/06/06(Sat) 01時半頃
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身体が動かなくなっても、関係ない。 勿論、君の笑っている顔は好き、だったけど。
君の傍に居ると、気持ちが安らぐ。 ―――あったかいよ。 俺が知っている、どんなものよりも。
[だから、…だから、]
俺も生きていてよかった。 病気も、此処に来たことも、望まないことだったけど。 君に出会えたから、それも……。
これも俺の人生なんだろうなって。
[思いは上手く言葉にはならない。 それでも少しでも、伝われば良い。
君に出逢えて良かった。 君はとても素敵な人、優しくて温かい人なのだと]
(180) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[普段より近い距離。 鼓動の音までそのまま聞こえてきそうな程に。 繊細な宝石細工を慈しむように、 黒い羽根は彼女の頬を撫でて。
告げた思いへの答えは、なくても構わなかった。 ケイトリンを困らせていなければいいと、 言ってしまった後にそれだけ少し憂いたが。 …どうであれ、大切なことには何も変わりない。 何ものにも代え難い、宝物。
少し緊張した面持で彼女をじっと見つめる。 その頬が朱に染まって行く姿に気付いて。 今度は此方が、息を呑む。 知らず、彼女を包み込む腕に少し力が籠った。
彼女の瞳から零れ落ちた紅玉。 涙の色の示す感情の変化は知らなかったけれど。 その紅の雫を、酷く愛しいと思った]
(181) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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……………。
[囁くような、彼女の想いを乗せた言葉>>175。 緩く漆黒を見開き、吐息を震わせる。
嬉しい。 本当に嬉しくて、本当に幸せで、ああ、その筈なのに]
ありがとう。
[一度おさまったはずの涙が、また頬を伝う。 これでは泣き虫と言われても仕方がないな、なんて。 泣き腫らしたまま、静かに微笑んだ。 嬉しさの裏側にある切なさに、今は気づかない振りをして]
(182) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[東雲色を穏やかに見つめて、やがて目を伏せて。 そっと彼女に口付ける。
もしも時が止まるならば、今が良い、と。 夢想しながら全てを記憶に刻み込む。 彼女の体温も、貰った幸せも、全て**]
(183) 2015/06/06(Sat) 03時頃
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[ケイトリンに触れて、その存在を腕の中に感じて。 軋み強張っているのは緊張の所為だけではなく、 きっと彼女を侵食していく病の為。
零れ落ちる涙の欠片たちはこんなに綺麗なのに。 彼女の自由を奪っていくその煌めきが、悲しい]
――――…ごめん、言い難いこと、言わせちまって。
[唇を離し囁くのは、彼女の病状のこと]
でも、知らなかったら、言えなかったら。 俺は多分、後悔なんてものでは済まなかったから。
[最後にもう一度、優しく彼女を翼で包み込んでから解放する。
お互いに残された時間は、分からないけれど。 せめて彼女の笑顔を、一つでも増やせるように。 表情に出なくても良い、心が笑っていてくれれば]
(214) 2015/06/06(Sat) 12時半頃
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[不格好に涙を拭うと、床に散らばる宝石達を拾い上げる。 無機質な白い錠剤と違って、きらきらと輝いていて。 形も色合いも、一つ一つ全て違う。 何か気の利いた入れ物でもあれば良かったのだけど。 此の部屋にあるのは、生憎薬瓶ばかりだったから。
ひとまずそれを透明な瓶へ落し込めば、 寄り集まった宝石たちは照明の光に乱反射して、 淡く繊細に、けれど複雑に煌いた。
最後に彼女が零した大粒の紅玉だけ、 そっと懐へ仕舞い込んで]
動けそうか? ………きし麺、まだやってると良いんだが。
[努めていつもの調子で、真面目な顔で、問いかける**]
(215) 2015/06/06(Sat) 13時頃
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[涙を拭った後、緩慢に伸びてくる彼女の繊細な指先。 頬に触れる感覚が心地よくて、けれど少し気恥ずかしくて、 困ったように僅か伏せて視線を逸らす]
そうだな、俺ならともかく。 ケイトリンのお願いなら、おっちゃんも聞いてくれるだろ。
[あの人女の子に弱いからなぁ、なんて、小さく笑って。 続く問いかけがあまりに不意打ちだったから、 思わず顔を上げて真っ直ぐに彼女を見つめた]
……馬鹿。 きし麺でそんなことしたら、大参事になるぞ。
[言葉は取り繕っているものの、 男の顔はあの時とは比較にならない程に真っ赤に染まり。 すぐに顔を逸らしてしまったから、 彼女の想いに気付き損ねたのは、幸か不幸か]
(223) 2015/06/06(Sat) 15時頃
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―食堂―
[ケイトリンの身体に負担にならぬよう、 彼女の傍らをゆっくりとした足取りで食堂へ向かう]
おっちゃーん。焼きそばパン頂戴。
[駄目元で頼んでみたら、此処は売店じゃないと突っぱねられた。 普通におにぎりの乗った皿をトレイに乗せられる。 残念、と零しながら彼女に笑いかけ、席の方へ。 きし麺の方は、きっと用意して貰えたことだろう]
いただきます。
[男の食事風景は、大変に不格好である。 何とか動く両手の二本の指で、 支えるようにおにぎりを持って齧りつく。 指に力を入れる度、痛みが走ることには慣れたけれど、 痛みの苦痛に慣れることは無い]
(224) 2015/06/06(Sat) 15時頃
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[そんな彼は今、真剣に考えていた。 ふと思いついたことを実行に移すか否か、 酷く真面目に悩んでいた]
………、ケイトリン。
[じっと一度、傍らにいる彼女を見つめて。 新しいおにぎりを両手で支えると、 そっと差し出してみる]
あーん。
[やってみて思った。何かコレ、考えていたのと違う。 まあ、自分の奇行で彼女が笑ってくれるなら、 それはそれで構わないのだが。
――反応は、あっただろうか。
やがて居た堪れなくなって、目を逸らした。 恥ずかしさで今ばかりは、痛みも少しマシなようだ**]
(225) 2015/06/06(Sat) 15時頃
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いや、売店は良いさ。おにぎりも好きだし。 きし麺はまだあって良かったな。
[麺を啜り、美味しいと呟くケイト>>237へ目を細める。 眼前の彼女は無表情であっても、 その微笑む姿はいつだって脳裏の奥に]
(240) 2015/06/06(Sat) 22時頃
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[やがて思いついた、ほんの悪戯めいたこと。 おにぎりを差し出してみれば、頬を朱に染めつつも、 ケイトリン>>238は唖然としているように見えて。 …何だか申し訳なくなってくる]
………あ。
[手を引込めるタイミングを計りかねていると、 ぱくりと、小さく齧られたおにぎり。 狼狽しつつ安心するという、器用な芸当を見せつつ]
よ、よかった。
[美味しいという言葉と彼女の優しさに感謝しながら、 視線を戻して、照れたように小さく苦笑する]
(241) 2015/06/06(Sat) 22時頃
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[(自業自得だが)何かひどく体力を消耗した気がする。 気を落ち着かせながら残りのおにぎりを齧っていると、 自分の名を呼ぶケイトの声>>239。 目の前に差し出される、一切れの卵焼き]
……………。
[今日は気を落ち着かせるのは諦めた方が良いかもしれない。 精一杯無表情を貫こうとするも、赤くなり恥ずかしいのを誤魔化そうとしているだけだと、相手にはすぐに分かってしまうだろう。 やがて意を決したように大きな口を開け、 卵焼きを、ぱくりと]
――――美味い。
[そっぽを向きながら、ぶつぶつと呟く]
ありがと。
[実際、卵焼きは美味しかった]
(242) 2015/06/06(Sat) 22時頃
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[食事を終えたのは、殆どケイト>>245と同時だった。 手を合わすことは出来ないけれど、 ごちそうさま、と同じく呟いて]
………………。
[あまり人の多くない時間帯の食堂。 ざわめきも少ない中、 きしりと、その音は確かに耳に届いたけれど]
ああ、流石おっちゃんだな。 何だかんだで、おにぎりも美味かったし。
[聞こえなかった振りをして、笑う。 立ち上がる姿をじっと見守ってから、自分も席を立つ。 こんなときにさっと手を貸すことのできない自分を、 少だけし悲しく思いながら]
(250) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[これからどうするか、という問いかけ>>246に、 彼女と同じように首を傾けて。 暫しの思案の後、些か真面目な表情を作った]
ケイトリン、俺な……。
[言いかけた言葉は、しかし最後までは続かず]
いや、あの、…何でもない。
[歯切れの悪い調子で、けれど表情に陰は無く。 大したことじゃない、また、今度言うから、と]
俺は薬飲みに、部屋に戻るかな。 ケイトリンは何処か行く予定あるのか?
[行きたい場所があれば送って行くと、暗に。 その手を引くことすらできない自分だけれど、 彼女が心配だという想いと、 少しでも傍に居たいという想いのままに]
(251) 2015/06/07(Sun) 00時頃
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[閉鎖された施設での闘病生活の中、それでも沢山の宝物を見つける彼女のことが素敵だと思う。そんな姿>>260に、自分も沢山の元気を貰ったのだ]
うん、また言う。約束。
[言い淀んた言葉、追究されないこと>>261にほっとしつつ。 敢えて"約束"と口にしたのは、 まだ一緒にいられる未来が続くことを信じたいから]
シー兄ちゃんに、本…? 兄ちゃん、本なんて読むんだ…。知らなかった。
[続く彼女の言葉には、感心するような声を零した。 彼は図書室でも居眠りしている姿しか、見た記憶がない]
ああ、部屋はちょっと遠いかな。 でも院内だし、大した距離じゃない。
[何でもないように、平気だと笑って見せて。 勿論、拒まれない限りは目的地まで御供する心算。 そのまま、歩みを進めかけて]
(270) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[ケイトリンの手が、自分の手に重ねられる]
…………。
[動く二本の指に、微かに力を込めた。 少しだけでも、その手を握り返すような、態で]
それじゃ、行こうか。
[温もりに、表情が自然と綻ぶ。 彼女と二人、ゆっくりゆっくりと歩き出す]
(272) 2015/06/07(Sun) 01時頃
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[ケイトリンの告げる言葉>>279に、 何となく意図を察したような気分になって頷いた]
あー、確かに。 片づけは、あんまり上手じゃなさそうだ。
[当人のシーシャがいないのを良いことに、好き勝手言う。 もっとも、決して悪感情からではないのだが。 自分も頼めば貸してもらえるかな、 なんて彼の持つ本へ少し興味を抱きつつ]
まあ、少しくらい遠い方が。 ………長く一緒に、いられるし。
[不格好に繋いだ指先、ころりと転がる黄水晶。 其処に安らぎを覚えていることを実感しながら。 歩む道中、ぼそぼそと、小さな小さな声で、零した]
(302) 2015/06/07(Sun) 02時頃
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―――――…っ!? おわあ。
[そして、突然かかる声>>295に驚いて肩をびくりとさせた。 実際には別に不意打ちを受けた訳でもなく、 この男の意識が散漫だったので過剰に驚いただけである。
それでも繋いだ手を離すことは、しなかったのだけれど]
ああ、ええと。 寝坊したんで、さっきまで飯食ってたんだ。 おはよう、の時間はとっくに過ぎたな。
俺は皆と仲良いぞー。 ケイトリンとも仲良いし、メルヤとも仲良い。うん。
[メルヤにおそらく他意がないことは、察している。 それでもよく分からない言い訳のようなことを口にするのは、 多分なんというか混乱しているのだろう]
(303) 2015/06/07(Sun) 02時頃
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