255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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―皆既月食の夜―
[彼女の反応はどうだっただろう。 自分は、なんと返したのだっけ。
幾つかの会話の後、彼女は、どうしただろう―― ?]
…… 裏道をね。 探したいな、と思うのは。
[会話が途切れた頃に、ぼんやりと、話しはじめる。 顕になった青い目は、ただ諦観じみた色を湛えて、緩やかに細められた。]
(0) 2016/10/10(Mon) 00時半頃
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< 俺が、ショクだからだよ。>
< ―― 御免ね >
[それは、人の耳には届かない言葉。 薄く浮かんだ微笑みを、彼女はどういう面持ちで見つめただろうか。]
(1) 2016/10/10(Mon) 00時半頃
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……失くしたくない、 記憶があるからさ。
[ 摂った"食事"の顔は忘れない。だから、人の顔を、忘れるわけにはいかない。 それは汚い保身であり、自己満足であり、ある意味で、祈りでもある。
青い目を静かに閉じる。 視線が合わされば、"食事"の時間だ。
薄く靄がかかったような感覚の後、静かに眠りに落ちて――……彼女の"どこか"が、ひとつ、失われている。*]
(2) 2016/10/10(Mon) 00時半頃
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[力の抜けた少女の身体を運びながら、回り続ける思考の中心にとある言葉が埋まっている。
周囲に人の気配は感じられない。 ベッドの上に横たえて、顔にかかった髪を払う。
穏やかな寝顔は、さて、何を失くしたのだろう? 使われた形跡のない部屋にそっと横たえておいたら、きっと、"連中"が、彼女を見つけるだろう。
……きっと、ショクの被害者として保護でもされるのだろう。 多少なり質問はされたところで、ショクではないのは目に見えているのだから丁重に――……]
(5) 2016/10/10(Mon) 01時頃
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[ふと、思い至る。 そうだ、なぜ気づかなかった。最終手段だからと、最初から候補にすら入れていなかった。
友人を逃したい。 ショクだと疑われ、わけのわからない組織に身を預けさせたくなどない。
……そのために、自分にしか出来ない、方法がある。 どうせ"保護"されるなら無意味だろうが、きちんと少女に布団をかけてから一路、自室への道を戻る。
――そうだ。
きっともう、友達ではいられなくなるけれど、]
(6) 2016/10/10(Mon) 01時頃
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[ 僕が彼の記憶を食べれば、 彼は"ショク"の疑いから解放される。 ]
(7) 2016/10/10(Mon) 01時頃
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[ひどく残酷な手段だ。 けど、こんな高みの見物と洒落込む趣味の悪い連中に、ショクとして捕まるより、よっぽどマシだろう。
彼の、大切な記憶。 ……喪いたく、ないもの。
傲慢かもしれないが、自分のことであればいいと思う。 彼のよすがになっているものが、それ以外なら、ブローリンが手をかけてしまうのはあまりにも酷だから。
何か一つが抜け落ちたとしても、たとえ、今の"彼"で、なくなってしまったとしても。
―― 他人に手をかけさせるくらいなら、せめてこの手で。*]
(8) 2016/10/10(Mon) 01時頃
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―自室―
[朝になっても、布団から起き上がる気になれずそのままだった。 こころの奥底から、ぷか、ぷか、と、気泡のような取り留めのない思考が浮かんでは、弾ける。 ひとつ、またひとつと浮かんでいくたびに、波紋が広がる。
頭の横で丸くなって寝ている小猿を指先だけで撫でて、青い目は再び閉ざされた。]
お前、会えなくなったら、悲しいよなあ。
[誰に、とも言わない呟きは、一体"誰"に向けてのものだったか。 眠たげに主人を見た小猿は聴き逃した音を聞こうと首を傾げる。
けれど、喉を滑る音が再び表に出ることはないまま。]
(45) 2016/10/10(Mon) 22時半頃
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[小猿を伴わず、単身で広間へと顔を出したのはそれからだいぶあとのこと。 まだ廊下に金髪の青年ほかは居ただろうか。
すれ違うときに、僅かな笑みと片手をあげて挨拶だけして、広間の扉を開く。
――そこに、深い夜色の髪をした彼を認めれば、指先で招いた。]
ラルフ。 ……ちょっと来て。
ジルの様子がおかしくてさ。
[それは"方便"だったけれど。 口よりも雄弁に語る真剣な色をした眼は今は、前髪の奥だ。]
(57) 2016/10/10(Mon) 23時頃
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ブローリンは、ラルフが出てくるのを、広間の入り口に立って待っている。
2016/10/10(Mon) 23時頃
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僕がそんなへますると思う?
[――小走りで駆けてくる友人に、一瞬だけ、青い瞳が陰った。 瞬きの合間ですぐに常の色を取り戻したそれを細めて、隣に立つ友を迎える。 広間の扉を閉じて、先導するように自分の部屋への道を行く。]
……、
[口数がいつもよりも少ないのを、集音器を意識してのものだと思ってくれればいいけれど。 "最後"に何を話そうかなどと、意外と思いつかないものだ。
あれもこれもと自己主張する連中がせめぎ合って、喉の奥で揉めたまま]
(66) 2016/10/10(Mon) 23時半頃
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ううん、どうだろうね。 ……元気に、なるといいけど。
[>>67"いつものように"返しながら、ひとつの扉の前で立ち止まる。 先に行くブローリン、あとをついてくるラルフ。 確かに、いつだかに、同じ光景を見た。
自分よりも低い頭を振り返る。>>72
お前に俺が怒ったように。 ――きっとこれからすることに、お前は怒るだろうなあ。
なんて、内心でぼやきながら。]
(73) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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[一回りと言うにはちょっぴり近く、同年代というにはほんのすこし遠い、過ごした年月の差。 その差が、生まれ持った血の濃さが、この卑怯な手段を選ばせるのだろうか。
こっちの道なら、きっとばれない、なんて、ふたりだけで交わした小さな秘密。]
そうだねえ、懐かしいな。
ある意味、こういう生まれで良かったと思ってるよ。
[誰にも奪われない記憶を積み重ねて、生きていかねばならない。 あの時、どこか馴染みのある少年とぶつからなければ、きっと、ただ"顔"だけを記憶した食材の一つでしかなかっただろうから。]
(74) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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[扉を開けば、そこには椅子の上で主人を待つ、小猿の姿がある。 その様子は普段とかわりなく、むしろ、肩から降ろされて待機を命じられたゆえか、有り余る元気を不機嫌に変換して、甲高く鳴いている。]
……。
ちょっと二人で話がしたかったんだ。
御免ね?
[ ――君の大事な宝石箱を掻き回す所業を、どうか赦してほしい。]
(76) 2016/10/11(Tue) 00時頃
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[扉を閉めて、先に>>88室内へ滑り込んだ後ろ頭を見る。 掻き上げた前髪が、さらりと瞼をくすぐった。
"食事" 青い眼は、ただ真っ直ぐに――"友人"を、見ている。]
(89) 2016/10/11(Tue) 00時半頃
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[彼の身に流れる、半分だけの"同胞"の血ゆえか、真っ直ぐに視線を合わせても"アクセス"は遅い。 それが何かも知らないままで、ひとつ、抜き取っていく。]
俺はお前を友達と呼べて幸せだった。
<さよなら。>
[ これできっと、ラルフは"ショク"の疑いから解放される。 さんざん踏み躙られた心をこの足で踏みにじることになってしまったけれど。
生きてさえいれば、 新しい"友人"を探しに、この広い世界を歩いていける。 自由さえあれば、どこへだって、行ける。]
(90) 2016/10/11(Tue) 00時半頃
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[言葉はどこまで届いただろう。 いずれ何もかもが、靄に包まれて――そのまま、その身が崩れ落ちたなら。
歯噛みした奥歯が、ギチリと嫌な音を立てて軋んだ。
しゃがみこんで、組んだ両腕を額に当てる。 ――悲しいほどに、それは祈りの姿に似ていた*]
(92) 2016/10/11(Tue) 00時半頃
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