182 【身内】白粉花の村
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[カリュクスの乗った車が出て行くのが見えて、ようやく院長室を出た後。 彼の退院を知らせる張り紙を貼るため、医院の入り口近くにある掲示板に向かった。
その張り紙にはカリュクスが退院したことと、他の患者にもその望みがあること。そして、転院先の病院について軽く説明がされていた。 誰の目にもつく所だから、これで少しは皆の希望になるんじゃあないか。そんな事を考えながら、掲示板にそれを貼付ける]
……。
[ふ、と。息が詰まった。 彼が去った事が、ようやく自分の中で消化出来たようで、深く、息を吐く。 そうすれば、このみっともない姿が誰にも見られないうちにと、院長室へと歩き出した]
(11) 2014/06/24(Tue) 15時頃
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[こもりきりだった院長室から出て、一つため息を吐く。 院長室は日当りが悪くてかなわない。けれど、”彼”と連絡を取る為には、あそこでなければだめなのだ。でないと誰に見られるかも分からないのだから]
[息抜きに中庭にでも出ようかと、何とはなしに歩き出す。 暫く書類にかかりきりだったから、こうして歩くだけでも関節から鈍い音がした。 歳だなあ……なんて。呑気な事も言っていられないのだけど。医者の不養生とはよく言ったものだ]
……ん、
[中庭へ向かう途中、女性>>161の姿を見付けて、一度足を止めた。 嘘だ、と。その言葉が洩れ聞こえれば、彼女が衝撃を受けていると分かる。そりゃあそうだ。何の説明も無しに、カリュクスだけが此処を出ていったのだから。 他の患者ならまだしも、彼女は。彼と同じ病を患う彼女には、説明しなければいけないことがある]
レティーシャさん。 ……少し、お時間よろしいでしょうか。
[少しの距離は置いたまま。歩き出した彼女に向かって、出来るだけ柔らかい口調を心がけ声をかける。果たして彼女は、立ち止まってくれるだろうか]
(178) 2014/06/26(Thu) 16時頃
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[あらわにされた負の感情ももっともだ。本当ならもっと早く説明しなければいけなかったのだから。 安心させるように薄く笑んで、彼女の隣りに並ぶ。 これで相手が本当に子供であれば腰を折って目線を合わせるところだが、それは却って彼女の気を逆立てそうで]
ええ、分かっています。
[丁寧な口調と、向けられる敵意と。彼女が必死に感情を押し殺そうとしているのを見れば、そっと目を細めた。 安心して良いのだと、見放したりはしないと、今此処で言ってしまっても良いのだけれど――]
……少し歩きませんか。 中庭に、綺麗な紫陽花が咲いているんです。
[そう言って、返事も聞かずに歩き出す。 反応を待っていたら、彼女は同意してくれないかもしれない、そう考えたから。 これなら嫌々でもついて来ざるを得ないだろう、打算めいた考えのままに、花の咲き誇る中庭に向かった。そう遠い場所ではないから、すぐに着くだろう]
(192) 2014/06/26(Thu) 20時頃
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[息を吐く彼女>>198を、隣でそっと見つめて。その顔に幾らかの平静が戻った事が分かれば、心の中でだけ安堵する]
……貴方と同じことを言った人が居ましたよ。
[もう、此処には居ないけれど]
飾りたければ、持って行ってくださっても構いません。 でも、他の人には内緒にしてくださいね。
[しい、と。悪戯っぽく人差し指を口に当てて言ってみせる。 本当は医師としてそんな事を勧めてはいけないのだろうけれど。
紫陽花に見入る彼女の、その小さな手を取って、床に膝をつくようにして視線を合わせる。少しでも安心させたくてそうしたのだけれど、握った手は拒まれはしないだろうか。 されたとしても、悲しげに笑ってみせるだけだろうけれど]
貴方は何故同じ病の彼だけが治癒したのかと……そう思っているのかもしれません。 けれど、言ってみれば当然の事なんですよ。
[視線を下ろして、手の届かない場所に行ってしまった幼馴染を思い描く]
(203) 2014/06/26(Thu) 23時半頃
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彼が発症してからどれくらい経つか、貴女は知らないでしょう。
……20年です。20年も彼は、あの病と戦ってきた。
[自分は恐らく、そんな彼を誰よりも近くで見てきた。 ……だから、彼女の苦悩も他よりは理解出来ているはずだ。どれだけ辛いか、心細いか。同じ病を抱えずとも、理解出来る事はあるのだ]
その全てが残っているわけではありませんけれど……それだけ、彼のデータは積み重なっているんです。 貴女達とは、情報の絶対量が違う。だから――。
[息を潜めて、眉を寄せる。もし彼女の手を握っているのなら、力が入ってしまったかもしれない]
……だから、まず、最初に投薬を。
[いわば人体実験の意味合いもあるのだと、彼女は悟ってくれるだろうか。彼の治癒を足がかりに、他の患者を治療していくのだと]
彼に投薬して、またデータを汲み取って。 そこから貴女達個々人に合う薬を作っていく予定なんです。
[顔を上げて、彼女の方を向く。淡く、淋しげな笑みを作って、言葉を続けた]
(204) 2014/06/26(Thu) 23時半頃
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貴女達を見捨てたりはしません。 ――どうか僕を、信じていただけませんか。
[懇願する言葉は、彼女に届いただろうか。 届いても、届かなくても。少しでも彼女の心が和らぐなら、どんな言葉でも受け入れるつもりだ]
(205) 2014/06/26(Thu) 23時半頃
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――いいえ。貴女を死なせはしません。 貴女は僕の患者だ。絶対に死なせたりはしない。
[震える声に、力強く返す]
だから、貴女の命が尽きるのは、病気の為なんかじゃあないんです。 レティーシャさん、貴女の命は、もっと大切な何かの為にあるはずだ。 だから……だからもう、死ぬなんて考えないで下さい。
[病のせいで悲観的になってしまうのはよく分かる。けれどだからといって、自らが死ぬものとして生きていこうとする彼女を、許せるはずかない。 ……馬鹿にしているのか、と。小さな憤りさえ覚える。 自分はこんなにも彼女を救おうとしているのに、何故彼女自身が、その生を諦めてしまっているのか。救うという言葉が、どうして届いてくれないのか]
……誰にも、見つからないようにしてくださいね。 僕が怒られてしまいます。
["無情"、"冷酷"。それはもしかしたら、自分にこそ相応しい言葉なのかもしれないと、小さく苦笑した。
中庭への扉を開けて、彼女が紫陽花を採ろうとするなら、それを見守って。そのまま彼女が去るとしても、その後を追ったりはしないだろう。 まだもう少し此処に居て、咲き誇る紫陽花を見ていたいから**]
(212) 2014/06/27(Fri) 01時頃
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