231 獣ノ國 - under the ground -
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[目を開けると、枕が濡れていた。どうやら眠りながら泣いていたらしい]
私……。
[いくら考えても思い出せなかった、完全に空白だったはずの記憶が、当たり前のように私の中に存在していた。 呆然としながら私は起き上がって、ぽたり、という音に下を向く。そして、ついさっきの認識を訂正した。 私は、眠りながら泣いていて、起きてからも、泣いているのだ。 手で涙を拭いながら、私は混乱していた。どこからが夢で、どこまでが現実なのだろう。 ああ、いけない。あんまり擦ったら、目元が腫れてしまう。そんな風に、たしなめたばかりだというのに……たしなめた?]
(176) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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――――……!!
[がば、と私は上掛けを投げ捨てて、部屋を見回した。 そしてベッドに凭れる姿>>168を認め、心底安堵する]
よか、った……。
[何が夢で、何が現実でも。 昨日の夜のことが、夢でなくて、本当に良かった。 あれが夢だったりしたら、きっと私は、心の底から絶望していた。 止まらない涙をそのままにして、私はベッドを降りる。 ベッドで休めばよかったのに、と小さく笑いを零しながら。けれどそんなところもフィリップらしいと思う。 眠る彼の前に、しゃがみこんで]
フィリップ。
[そっと声を掛けると、頭に口づけを落とした。 梟が鸚哥を起こすなんて珍しいこともあるものだ、と思いながら**]
(177) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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ン、うぅ…
[久しぶりによく寝た。毛布も使って防護策を図ったからか、起き抜けだというのに珍しくどこも怪我をしていない。医務室であの後何があったかなど、知る由もなく。]
…何すっかな。図書館にでも行くか?本なんてあっちじゃ読めねーからな…
[なんとなく第一図書館に向かう。憂さを晴らすような考えは、なぜだか出てこなかった]
(178) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[「ただ、外を知りたいだけ」 場の闖入者たる彼はその言葉を聞いてふと思う。
(「 …こわい。森へ還りたい ……にいさんを かえして」)
もしも。この仔らを、あの大扉から出したなら。
―― そうしたい、と思う心と いけない、と自制する心は
彼女>>169から発された頼みに引き戻された。 ジリヤの針のような白い髪を見送ってから 彼はクラリッサを見下ろす。]
(179) 2015/07/13(Mon) 20時頃
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……断るよ。 それで打つ気だろう? 外に出る前に君が危ない。
[自殺願望でもあるなら兎も角。 清潔なタオルを一枚。クラリッサに差し出す。]
顔を拭くといい。 それと、怪我はしていないかな。
[それから掃除用具入れに向かい、手袋をして、 雑巾と紙を手に後片付けをはじめた。
アマルテアには、後で謝っておこう。 医務室で袖をひっかけたと。 貴重な薬ならば申し訳ないとは思うが。
……そんな事を考えながら。]
(180) 2015/07/13(Mon) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 20時頃
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―― 第1図書室前 ――
[ やがて辿り着いた、見知ったその室前に。以前“おしえ”を与えた長い髪の男>>162の姿はあっただろうか。 自慢げに語ったその通り、足が用向きへと進むのを見れば、ただ見送るに留めようと――
――そういえば。“今度”と「宿題」にひた、と歩みを止める。今日とて変わらず――上の羽織りはなかったかもしれない――“いのり”を身に纏う彼に、やはり奇異めいた意識を向けながら。
ドヤ顔でこたえを出せる程、底も知らなければ。「ほしゅう」は困る、と一先ず宿題は端に置きつつ。]
…ヴェスパタイン。
[ “プール”へは行けない。今日は。――そうして、恐らく結果がどうあれ、これからも。……“そと”で、管理者の彼にあうことも、あっても困るのだろう。 「協力」を求めるつもりもなければ、明かす気もなかったものの。思いがけず、独り言めいて排気口から漏れる声が。
彼へ届くこともなければ、それ以上は避け。 気づいたのなら、誤摩化しぎみに、“どこかへ行くところか”と、問いを投げつつ。 くん、と敏感な鼻を動かし、彼の衣へ――また図書室内に“におい”が残っていたなら、僅かに首を傾げたのだったか。]
(181) 2015/07/13(Mon) 20時半頃
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[ また、こちらへ向かう針鼠>>178の姿がもしあれば、小さく面体の下、視線を動かしながら。 ただ“声”のときは心配がないからこそ、“そと”を、「自由」を知りもとめる彼女へ、憧憬じみた思いはあったものの。 実際問題、と以前数回の騒動を思い返し、ちのけが増えないうちに、と。
今日の日に錯乱でも起こしたら。きっと自分は、とそこまで至って、先ほどの>>160「ひとじち」を思い出す。 ――“管理者”で、大人しくしてくれる相手がいればいいけど、と思いめぐらせつつ。 最終手段的な認識であれば、さほど必要を急がず。
男と会話をしていたなら、小さく別れを告げつつ。 何事もなければそのまま、足早に図書室内へと、その場を去ろうとしただろう。]
(182) 2015/07/13(Mon) 20時半頃
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[彼の温かさを全身に感じる。息が荒い。 身体の芯から熱くなって。 邪魔な白衣は、いつの間にか。 皺くちゃになってベッドの下に落ちていた。
自分は嫌な女だから。 冷静になったら、きっとまた彼に嫌味を言って。 喧嘩して。反発して。素直になれなくて。 ツンと澄ました、可愛げのない顔をしてしまうのだろう。 けれど、今だけは。自分の感情に正直でいたいと思った。
欲望のままに、ノアを求めて。柔肌を重ねた。 汗ばんだ指先が。彼の頬を、首を、肩を。そっと撫でていく]
(183) 2015/07/13(Mon) 20時半頃
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[心臓の鼓動が、早い。 自分はこの人を本当に好きなんだと、改めて気付かされて。 なんだか悔しくて、悔しくて。堪らなかった。 優しいの女医の仮面も、冷酷な研究者の仮面も取り払って。 アマルテアは、素のままの自分をさらけ出していた]
……ノア。
[耳元で囁いて、優しく彼の髪を撫でた。 こんなの。本当に自分らしくない。 なんだか急に恥ずかしくなってきて。 彼の横に寝転んで、枕で顔を隠した**]
(184) 2015/07/13(Mon) 20時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 21時頃
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―― 第一棟・廊下 ――
[ 男は一歩足を動かした。 目的地。第二棟、 咲く花の庭。 ―――造り物でもその光景は、ひどくまぶしいけれども。 花が嫌いなのではない。男は寧ろ、花が好きだ。 でもそれでも、綺麗に咲くさまを真直ぐに見ることは憚られた。
…さあ、何故だっただろうか。
かさりと、仕草に合わせて揺らぐスータンの裾がちいさく鳴いた。 ―――また、そのまま秘密棟へ行こうとした頃。聞こえた足音>>178には、男はゆるゆる振り返ったのだったか。 ]**
(185) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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…なんだよ。ヴェスパタイン
[視線に気づいて>>185そちらを向くと、そこにはヴェスパタインがいて。ぶかぶかの彼の上着は、未だに着ている。白衣がボロボロさを増しながら守ったので、擦り傷もさほどついていない。]
…代わりの上、まだ見つけてねーから返さねーぞ。
[代わりの上が見つからないから?そもそも上は必要なのだろうか。暴れなければこの分厚い作業着で十分な気がする。それではなぜ返さないのか。わからない、わからない]
(186) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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ずるいもんか キミだって、似たようなものだろう
[お互い腹の探り合いみたいな事はやめて。今更何を隠す事も無い 嫌味ったらしく、彼女から言われればふと目を伏せて、「そうだね」なんて肯定する]
キミも充分物好きってハナシ やっぱ、似た者同士だ
[やっと聞けた言葉に嬉しくてニヤついてしまう衝動を抑える。好きだと、はっきり彼女の口から聞けて それがいつからの感情だったのか、それとも本当に好きなのか。自分にはよくわかっていなかったけれど。絡みついた指から伝わる彼女の体温は嫌に愛おしく感じた]
(187) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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忘れたいのは僕もだぞ、と… ケド、今だけなんて寂しい事言うなってハナシ
[二度目の口付けは、先ほどのように唐突に直ぐ終わらせたりはせず。お互いの存在を確かめ合って、そこに居る事を確認する]
(188) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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[撫でられた所がくすぐったくも、熱を持っていくのを感じる お互いがお互いを求め合って、その唇に、肌に触れて、初めて彼女の鼓動の早さを知って お互いが生きている事を実感する]
痛ッ……
[腕に残る生傷がジワリと痛み、少しは出血しただろうけれど。その血で彼女を穢すのも悪くないなんて独占欲で、その柔肌にマーキングするように血を擦り付けて]
なんだよ、アマルテア
[耳元で囁かれれば同じように返して、その耳を咥えてからかってやる 今更恥を覚えたのか枕を顔に押し当てて表情が見えなくなったのを良い事に頭を撫でながら、落ちた自分の白衣とシャツを再度着直して]
(189) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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僕さ、ここ辞めようと思うんだ …すぐ通るかもわからないけど、明朝には出るつもりだってハナシ
[本当は伝えないで去ろうと思っていたし、辞表だの手紙だのを部屋に置いて誰にも悟られず消えるつもりだったのに 彼女を“愛”してしまったせいで、迷いが出来て]
責任感じたって言ったら変だけど やっぱり俺は弱虫だってハナシ。ここからも逃げようとしてる
[誰かを傷付けた事。小さいのに、大失敗 それがずっと心の中で引っかかって渦巻いて、どす黒い感情が自分の心を蝕む事に耐えられなくなり もう少し早く、彼女と会って、愛していれば。きっと何か変わったかもしれないのに。その心は既にポキリと折れてしまって]
(190) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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持ってく荷物もあるわけじゃないし また違う研究でもして生きてくつもり
[事実、そんな当ては無い。けれど、ここに居ても外に出ても死んだような生活をするのならばいっそ――]
愛してるよ 愛してたよ アマルテア――
[たった一度だけ、お互いが全てを忘れる時間くらいは共有出来ただろうか。それならばきっと、良かったのかもしれない 彼女がどんな反応をするかもわからなくて、反応を見るのも怖くて。逃げるように自分の部屋を後にした**]
(191) 2015/07/13(Mon) 21時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 21時半頃
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―― 図書室前・少し前 ――
[ はた、 と。 男は踏み出す前、足を幾許か留めた。 此処に住まう者の中では珍しく思う吸収口を着けた彼から、ちいさく――まるで独り言のように、呼ばれた名が白亜に響けば。 ……男は視線をそちらへ向け、口端を上げた。]
ああ、…―こんにちは
[ さて、今の時間は何時だったか。男は首を傾げて髪さえ揺らした。 顔前に垂れたそれは邪魔臭く、思わずに怠く後ろへ避ける。
そうして男は考えた。男が見るとき殆どプールに泳いでいる彼が、まさか――いやまさか、図書室にでも行くつもりなのだろうか? ギャップさえ彷彿とさせるその” 想像 ”に、男は腹底が擽られる思いがした。 その想像の渦中の彼が、二度と。 ――そう、” 二度と ”プールには行けないと、思って居るなど知らずに。知る手段さえ、ない。 ]
これから秘密…第二棟に。――あなたは図書室へ?
[ 問われたこと>>181に、男は何を思うでも無く軽く返した。 「 そういえば、宿題は。 」と、思考を止めたことには、男は口元に手を当てがい考える。 よもやその為に、と。 …いやはや、それもそれで律儀なことである。男は声にするのをやめて彼の姿を爪先までじとりと見つめた
(192) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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―――……彼処の花々は、…私は好きではありませんが 。 あなた方は、” すき ” なのでしょうか。
[ ――――そうして、意識彼方に、男は言葉を紡いだ。 彼に聞こえなければそれまでである。 声低く、ことばをなぞった音はこぼれ落ちて行く。 男はやれやれと態とらしく両手を上げた。
私は、本当に” いけるもの ”が苦手らしい。
また、二三言葉を交えることがあれば、それに答え、また交わすこともあっただろうか。 何事も――そう、何事なければ。別所から聞こゆる足音を背音に、彼を見送っただろうが。 ]
(193) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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―大扉前→監視室―
………。
[元々まとめるような荷物も無い。番犬のクロとシロは自分にさして興味があるようなわけでもなく、先程までベッドの上に居たものだから髪がボサボサになっていたのだろう。警備員が不信そうな目で自分を見ていたかもしれない]
思い入れは…特に無いはずだぞ、と
[ふと、女医の姿が過ってしまうのはそれほど彼女に執着してしまっているからなのだろうか。彼女の首元に付けた痕を思い出して、自身の独占欲の強さを再度認識する]
…たっはー、やり過ぎたってハナシ
[冷静に思い返してから、赤面してしまう。それ故に、言い逃げしてしまった事を後悔しながらも、戻る気にはなれない 自室でゆっくりと手紙でも書こうとしたけれど、戻れなくなってしまった以上、監視室にでも。と足を進めて、辞表のような置き手紙だけ書いていく**]
(194) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 21時半頃
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[ 二度目。
呼ばれた名>>186に、男はこてりと首を傾げた。 見遣れば矢張り針鼠の彼女である 。変わらず重ね着されたそれに、だから何故、と疑問さえまた浮かばせつつ。
――然しそれも、白衣が増してぼろ切れになっているのが分かれば。嗚呼なるほど、” そういう ”コトなのだろうと、首肯する 。 ]
ふむ。……代わりの。 では一緒に探しましょうか?
[ 男が聞く前に答えられたそれ。一考して、男は提案した。深い意味は無く、ただ別の上着も見つかれば良いと思ったまでである。序でに何枚か見付かれば、彼女も困ることはないだろう。
顎もと。当てがった手を外し、見遣った彼女はどう反応しただろうか。 これから冬になる。 そうしたら、施設とは言え冷えることもあるだろう。 思考の奥、脳裏で分厚いものの方が、――と。 まるで他人事に、施設の未来を思った 。]
(195) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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………そうだな。でかすぎるからサッサと他のにしてー
[間が空いた後、相手の質問>>195にそう返して。なぜ、言葉が出るのにこんなにかかったのか。彼女にとって包み込むほどに大きな上着は、ずいぶん扱いに難儀する代物の、はずなのに]
…どうせ備品でなンかあンだろ。外の警備用のコートだの、他の白衣だの…
[どれも、この上着の代わりにはならない気がする。この不便な上着が?なぜ?変えるのが、正しいのだ。合理的だ。正しい、はずだ。図書館に行くのをやめにして、幾つかに分かれている備品の保管場所を目指そうとする。部屋はともかく、ロッカーにしまうタイプなら、鍵が開けれるはずだ]
(196) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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[優しい手つきで頭を撫でられているうちに。 ふわり、と彼が起き上がる気配がした。 どうしたのだろう、とそっと枕から顔を上げる。 告げられたのは。唐突な、別れの言葉>>190。
何となく予感はしていた。 ここにいても、たぶん。彼はいつまでも過去に縛られて。 ツラい思いをするだけなのだろうと。
しかし、実際にその言葉を聞くと。 頭がさっと一瞬にして冷えていくのが分かって。 唇が震えて。言葉が出てこない。 ああ、自分は寂しいんだ。その気持ちに気付いてしまう]
(197) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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[―――置いていかないで。私をひとりにしないで。 素直にそう言えたら、どんなに良かっただろう。けれど]
……そう、ここを出ていくの。
[出てきたのはひどく乾いた声で。 やっぱり、自分は可愛げのない女だと思った。 白衣を羽織りなおす彼の姿を、ただ黙って見つめていた]
そうね。それがいいと思うわ。 このまま、ここにいても。 あなたは前に向かって、歩いていけないもの。
[まるで合わせ鏡のような、自分の存在がいるのなら、尚更。 似ているようで、似ていない。正反対で。でもそっくり。 たぶん、彼は。そんな自分の姿を見るたびに思い出してしまう。 過去の後悔を、苦悩を、葛藤を]
(198) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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逃げるのとは、また違うと思うわ。
[じっと、ノアを見つめて]
お願い。あなたは、私みたいにはならないで。 そのままの優しいあなたでいて。
[なんて身勝手なお願いだろう。 でも別れ際くらい、そんなお願いをしたっていいでしょう?]
私も、愛しているわ。ノア。
[こちらに背を向ける彼に向って、声をかけた。 今の彼女にできる、精一杯の強がりだった]
(199) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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[ばたん、と扉が閉まった。 がらんとした部屋にひとり残されて、くしゃりと顔を歪めた]
なんであんな男を好きになっちゃったんだろう。 本当に、私。馬鹿みたい。
[いつもいつも、後悔をしてばかりだ。 あのときも。そして今も。 もう限界だった。ぽろり、と涙が一粒零れる。 顔をうずめて、枕を涙で濡らした。愛しい彼の匂いがした。 彼はたぶん、もうここには戻ってこない。 朧げに分かっているのに、未練がましく嗚咽を漏らした]
(200) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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[ →食堂 ]
[ >>155繋がり、また離された手が。
何年も” マトモ ”に、――逃げることさえせずに、僕と触れ合ってくれた人は、居なかったから。
何故だかとても、 ” 僕 ”は、 さみしかった。
『 ねえ。モスキート。 君は僕が、怖くないのかい。』――と。 聞くことが出来たなら、どんなに良かったか!
ほんの先日、まだ記憶も塗り替えられない頃に。 造り物の花に囲まれて、鮮やかな肌に触れ ――― その目になにを映したのか? ” 僕 ”から離れた背中 。そして、
記憶の奥。 頁を捲って、捲って、捲って 捲る度に見た、「 無くされた光 」と、「 体温 」が。
( 僕をより、臆病にする ) ]
(201) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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……僕は。
[ 食堂。チューブを受け取った彼のあと、間も無く僕も硬めの――ドッグフードにも似た、シリアルを受け取った。 機械をベルトごと外して、がりがりと奥歯で噛み砕くと、何とも言えない味が舌に染みる。 何年も何年も何年も繰り返しいる僕が、せめての楽しみと特注で作らせたこの味も ――― もう、何も感じないまでに。
僕はごくんと砕かれたものを飲み下して、問われたことを脳内で反芻した。 僕が見たいもの? 景色のことだろうか。 なんだっけな。見たいもの、 は、 ]
(202) 2015/07/13(Mon) 22時頃
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[ 兄とふたり、文字通り唄う慰み者として扱われていた。 大切なものなんて 兄しいかなかったし 憎いものは、だいたいこの世の全てだった。
人間に見つからず、森で暮らしていた頃に戻れないのなら 地上で死んだって ここで死んだって 殺されたって 大差ないって思っていたんだ。
次第に誰とも喋らなくなって、自分の言葉が遠くなって 言葉はじめを繰り返さねば なかなか音が出せなくなっていたのだけれど。]
………………まゆみ?
[ ふわ、と頭に触れるなにか>>177 僕はぼんやりと目をあけて、此処がどこだか思い出す前に 目の前のひとの名前を零す。
ふわ ふわ ふわ。 どこかまだ 夢の中にいて ]
(203) 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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―回想:別れ―
ずっと立ち止まってばかりだからね キミとは、違って…
[酷く落ち込んだように。自分に力が無かったからなのだろうか、なんて思ってしまうくらい 前に向かって歩いていけない。それはここに居ても居なくても同じで。けれど、そういう理由でも付けないとこの施設から出たくなくなってしまうではないか]
キミも僕のようにはならないで キミはキミのままで居て
[だって、そんなキミが好きなんだから。なんていちいち口に出さなくても良いかもしれない 身勝手なお願いに対しては「善処する」なんて信頼のない約束をする]
(204) 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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――さようなら、アマルテア
[その声は震えてはいなかっただろうか。自分ではわからないけれど、声色から本心は見透かされているかも。なんて、期待してしまう 扉が閉まればもう彼女の温もりは思い出へとなってしまって。触れる事の出来ない幻想を抱えてひっそりとため息を吐いた**]
(205) 2015/07/13(Mon) 22時半頃
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