308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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[ 若い人のように自然に、 見知らぬ誰かに問いかけることもできないで。]
(77) 2020/10/23(Fri) 21時頃
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[ ようやく振り向いた先に、 ウィレムが目を見開いて立っていたの。
ジャーディンが向こうから駆けてきて、 ちょうどウィレムの肩を強引に抱えるように、 家の中へと走り去っていくところだった。]
(78) 2020/10/23(Fri) 21時頃
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[ ふたりのあとを追うように、 わたしもよたよたと走ったわ。
年寄りの足で追いつけるはずもなく、 すぐに見失ってしまったけれど、 じきにどこからか泣き声が聞こえてきたの。
それをたどるようにしてやっと見つけた。 犬たちの根城になっている部屋の隅っこで、 ジャーディンがウィレムを抱きしめていた。 ふたりで小さな塊みたいに蹲っていたわ。 犬たちがどこか心配そうに、 ふたりを遠巻きに眺めていたの。
そして、声を上げて泣いていたのは、 ウィレムじゃなくてジャーディンだった。 まだ呆然としているウィレムを強く抱いて、 あの子が子どもみたいに泣いていた。]
(79) 2020/10/23(Fri) 21時頃
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……ああ、ああ、なんてこと、 ごめんなさいね、つらかったわね。 あなたたちのことはわたしが絶対に守るわ。 絶対に死なせたりしない、約束する……
[ ふたりまとめて強く抱きしめて、 わたしの顔も涙でぐちゃぐちゃになっていた。
外は何やら騒がしかった。 つっかえになるものを持ってこいとか、 何度か廊下で大きな声がしていたけれど、 それもずいぶん遠くに聞こえたわ。
子どもたちの体は熱いくらいに熱を持っていて、 それを一片たりとも逃すまいとするように、 ただ彼らの存在を両腕の中に感じていた。]
(80) 2020/10/23(Fri) 21時頃
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[ そう、そのときはあまりに胸がいっぱいで、 まだ自分のなくしものに気づいていなかったの。**]
(81) 2020/10/23(Fri) 21時頃
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[「仕方ない」、って言ってほしいし 「やっぱりいけないことだ」って言ってほしいんだよ。
じゃなきゃ、まともな頭じゃ耐えられないね。 ひとをころした、なんて。到底。]
(82) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[繁華街の中。 食い殺された男の死体が転がっている。
蠅が群がり息を吹き返しそうにないそれを 大写しにすることは避けて、 もう残り少ないバッテリーを見ては 男は画面に向けて笑った。
尤も、マスクのせいで顔なんて見えていないけれど。]
(83) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[辿り着いたのは小高いデパートの中だった。 夕暮れに染まった都内は相変わらず まるで世界の終わりのように黒い煙を吐き出している。] こんなことになるなんて思ってもみなかった。 しばらく前まで、 テレビじゃ可愛いパンダの双子がーっつってたのに。
あ。パンダの名前。 リーリンって応募したの俺なんだぜ。 知ってた? へへ。 まあアイディア自体は違う子のものなんだけど。
…………あー。 でも、こんなんなっても、夕暮れは綺麗だにゃー
[もう見ている人だってそんなにいないだろうに 俺は呑気に言って、夕暮れの空を映し出した。]
(84) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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……全部が終わったら、 みんなで綺麗な空を見てみたいにゃあ。
ゾンビの心配もなく屋外で食事すんの。 大切な人と生き残れた人はその人と。
だめだったやつは、 だめだったやつと肩でも寄せ合って。
楽しそうじゃない?
(85) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[そんなことをしても、 ”三人”の時間は決して戻ってこないけれど。]
(86) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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そん時まで、皆、元気で 黒猫クシャミの生放送、でしたーっ。 きてくれたひと、ありがとねー。
[世界の終わりに似つかわしくない笑い声をあげて、 猫耳フードの男は生放送の配信画面を、閉じた。]*
(87) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[昨日一日中パパが心配で、ママの手を握ってリビングのソファーに座ってた。 またに、簡単に食べられるタマゴのサンドイッチを作ってくれたけど、あまり食欲はなかった。
やっとパパの顔を見れたのは、夜遅くだった。 友人さんと2人で帰ってきた。 街には、既にゾンビが現れてて人々を襲っているって。 パパの友人さんは奥さんとはぐれてしまったから、家で一晩だけ休んで、また明日出ていくらしい。
家族と離ればなれ…。 わたしも そうなったらどうしよう。
そんなわたしに気付いたのか、ママにもう寝るように言われて、そうする事にした。
一瞬空に浮いたパパの手。 きょとんとしているわたしの頭をぽんぽんして、笑顔でおやすみなさいって言ってくれた。
その時わたしは、 パパのシャツの下の包帯には気付かなかった。]
(88) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[次の日。
朝起きて、また付けっぱなしのPCの電源を落とそうとして目に入ってきた>>2*33言葉。
"皆、どうか悔いのない選択を。"
大豆畑の、写真の人…? わたしは目を瞑って、左右に首を傾げたけれど 答えが出なくて]
悔いって…どうしたら、しないで済むんだろう…?
[パパとママと。 パパの友人さんと、奥さんと。 それから、世界中の人が無事でありますように。
早くゾンビから世界が救われて、また『日常』に戻ります様にって
お祈りすることしかできなかった。]
(89) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[ビーフって書いてある。 アンケートの結果が出たみたい>>2*44 カレー食べたくなっちゃった。goodボタン!
日本のこみるりさん。 『わたし』って書いてあるけど>>2*47 大丈夫かな?投稿してるってことは、まだ元気なのかな?なんて思っていると、
お知らせがある事に気が付いた>>3*3 まさか知らない人からお返事がくると思わなかったから驚いた。 それが、SNSのいいところでありドキドキするところなんだよなぁ。
わたしは椅子に座って、キーボードを打ち始めた。]
(90) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[健康をお祈りするのは世界共通だよね? と不安になりながらも返信してみた。
ちゃんと届くかな?]
(91) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[部屋から出て、真っ直ぐ暖炉へ向かう。 目の端に、キッチンでなんだか慌てたパパが見えた気がして、視線を移すと笑顔で「おはよう」って声を掛けられた。
気のせいだったかな?と思いつつも、暖炉に火を付けたらキッチンへ。
パパの友人さんはもう出発した後だったみたいで、姿が見えなかった。そりゃ奥さんとはぐれたんだもん、心配だよね。]
(92) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[朝からご飯が豪勢だったのは気のせいじゃないよね?]
もう食べきれないよぉ!
[冷蔵庫に入れれば日持ちするわよ、なんて笑ってた。 変なママ。
食事が終わると、パパが急にガレージから段ボールを引っ張り出してきて、ホームビデオ大会が始まった。 パパも変なの。
昔の自分たちの姿に、初めて見た赤ちゃんのわたし、そしてわたしの知らない新婚のパパとママ…。
見ていたら、懐かしくて、笑いが止まらなくて。 気が付いたら夜遅くまで見てた。]
(93) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[「この箱の全部見るぞ!」と段ボールの山を指差して。
急にどうしちゃったの?と思ったけど、学校にも行けないし外にも出れなくてやる事が無いから、パパなりのアイデアだったのかも。 ママも何だか張りきってお料理するもんだから、冷蔵庫の中パンパンで、わたしのお腹もパンパン! …ちょっと太っちゃった。
ホームビデオ大会は何晩も続いて……]
(94) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[朝、目が覚めたら
パパとママの姿はなかった*]
(95) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[ 振り返ると、そこには口元を真っ赤に濡らした、女。 喉の奥がヒュウと音を立てた。]
──あ、あ、あ。
[ 鳥のような鋭い鳴き声を上げて、猫は走り出す。]
や、アーサー、待って。
[ それを見て私も弾かれたように後を追う。 "そいつ"は思ったよりも遅かった。 猫の後を追いかけ、追いかけ、気づいたら。]
アー、サー、まっ……
[ 小さな小さな猫を、私は見失った。]
(96) 2020/10/23(Fri) 21時半頃
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[健司たちの住むところからは、 通常でいけば、車で大体2、3時間といったところだ。 しかし、やはりこの混乱の最中だからだろうか。
今から出発する、と連絡がきてから、 予定の時刻を過ぎてもなかなか到着する気配がない。 家の近くで車のエンジン音が聞こえるたびに 外へと飛び出して確認するが、 どれもこれも、 健司たちが乗っているものとは違う車だ。
連絡を待ち、時折スマホを覗いたりして まんじりとしないまま夜が明けた。 翌朝のニュースでは>>#1>>#2 事態はおさまるどころか、世界中、 さらに悲惨なことになっているのが見て取れた。]
(97) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[ 全身が悲鳴を上げている。 気づけば私はビルの隙間の路地にいた。]
う──あ──うあっ──
[ 息を整えようとするが、嗚咽になってしまう。 猫はどこに行ったんだろう。 声を出してはいけない、だってあいつらが。]
──! ───! ────!!
[ 嗚咽を噛み殺しながら、まだかろうじてポケットに 入っていたスマホを出した。]
(98) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[ニュース映像の中の黒い煙と呼応するように 心のうちに次から次へと不安が暗雲のように 垂れこめる。
何度電話をかけてもつながらない。 健司も、美香さんも、二人とも。
それに、一度断ってはしまったが、 どうしたって気になって、 沼太郎や八重ばあさんの家にも電話をしてみた。
こっちも、誰もでやしなかった。 気にはなるくせに、 それぞれの家まで様子を見に行く気には どうしてもなれない。
俺自身、こんなにも小心者だったのかと この歳になんてようやく気が付くなんて。**]
(99) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[はじめ、助かったと思った。 つぎに、もう助からないと思った。 最後は、せめて助けたいと思った。]
(+5) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[何日たったんだろう? 日付の感覚なんてとうに失くしてしまった。
ただ、朝日が窓から差し込むから それは網膜を焼くほどに眩しいから また一日、経ったのだってことだけわかる。
だけど私の脳はどんどんふやけてくみたいに わかってたことがわかんなくなってってる。
たとえばこれ。 手にもってるこの、長方形の…板?
縁についてる突起を押すと表面が明るくなるけど これはなんのためのものなのか、わからない。]
(+6) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[ SNSを更新して、気づいた。 噛まれた後しばらくして消息を断ったアカウント。 人を殺したかも、というアカウント。 不穏な文字列から更新がないアカウント。 動く死体のムービー。
自分にはどこか遠くのことだと思っていた。 しかし、こんなにもすぐそこに迫っていた。]
何…これ……
[ アーサーは戻ってこない。 壁に背をつけたまま、私はずるずると座り込む。
インターネット越しの絶望から私を支えてくれてた 小さな猫は、今はいない。]
(100) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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― ??? ―
[空気の音が聞こえた。木を軋ませる、風の音だ。 鳴き声みたいなそれをきっかけに、意識が身体に宿る。]
……?
[瞼を持ち上げたつもりだったが、前が見えない。 まだ寝ぼけているのだろうか。 昨晩は何をしていたんだったか……そう、そうだ。]
……。
[緩慢な思考は混乱も動揺も許してはくれない。 ただ耳を澄まし、記憶に霞んでしまった呻き声を探る。
風の音、軋む音。 風の音、 軋む音。 小さな呼吸音。
何かが、いる。]
(+7) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[お腹空いたな。 おかあさんのお味噌汁が飲みたい。
…おみそしる?
なんだっけ。]
(+8) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[今度は失敗しないよう慎重に瞼を持ち上げたが、 一向に視界は晴れなかった。 原因を確かめるよう無意識に手を伸ばすと、 何者かに覚醒を気づかれたのだろう。 呼吸を捉えられなくなり、代わりに衣擦れの音がした。]
……あ゛、 あ。
[生きているのなら、逃げなくては。 思考よりもっと深い部分が警鐘を鳴らす。 荒くなったはずの呼吸は、淀んだ呻き声になった。]
あ……?
[その時。ミケ、と呼ばれた。動きが止まる。 最近じゃ皆に合わせてマスタと呼ぶようになっていたし、 同じ仕事に就いた時点で遠ざかっていた響きだ。
後退の為に床についた手を止める。 その指先は、眼球に触れてほんのり湿っていた。]
(+9) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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[左目に色素の薄い髪が映る。 日に翳せば透けるような色は、くすんでしまっていた。 けれど、それはきっと彼だけのせいではなく。]
しー、 しゃ。
[どうして君が、ここにいる。 濁った瞳の向こうに、いるはずのない命を見た。]*
(+10) 2020/10/23(Fri) 22時頃
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