52 薔薇恋獄
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[実のところ、幽霊とかオカルトはさっぱり信じていなかった。 バスの中での、伯父さんの声音を思い出す。 先生たちの案には、あまり賛成できない表情]
………天気予報、は別にいいです、けど。
[この雨も、そのうち何でもなくやむんじゃないかと思っている都会っ子]
(594) 2011/05/19(Thu) 21時頃
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>>593
大須は探す。 だけど、招待してもらったからといって、生徒が消えるような場所に長くお前らを置いておくわけにはいかん。 勝手に帰ったことについての謝罪は先生がする。 お前らはせっかくの合宿かもしれないが、わかってくれ。
[そう告げてから]
(595) 2011/05/19(Thu) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2011/05/19(Thu) 21時頃
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>>591
[文の申し出には少し、意外そうな顔をする。]
文先生には、ここで、怪我した生徒や具合の悪い生徒を診てもらおうと思ってたんですが…。 人手は多いほうがいいです。
それに、この天気で、時間がよくわかってなかったのですが、もう(偶数:夕暮れ、奇数:すっかり夜)3のようです。
手分けしましょうか。大広間ほか一階のチェックと二階のチェック…かな。テレビ、ラジオほか、外と連絡できそうなツールがあるかどうか・・・。
(596) 2011/05/19(Thu) 21時頃
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―― 文先生の部屋 ――
…………………。
[異論はあった。が、上手く言葉に出来ない。 だからとりあえず頷いた]
[そういえば、あのお手伝いさんも見ていない。 どうせ雨が収まらないと帰れないし、電話がつながらないならタクシーも呼べない。歩いてかえるっていうには明らかに遭難の危険が高い]
……気になるの、あるし。 大広間と台所、行きます。
(597) 2011/05/19(Thu) 21時頃
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…ん?
[音楽室から出たところで自分の部屋の前でぐだぐだしている人発見。]
…石神井センパイ。 蓮端センパイとまた何かあったんですか?
[ボソッと言葉が出た。]
(598) 2011/05/19(Thu) 21時頃
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[鳴瀬に背を叩かれると、不安な気持ちが少しだけ和らいだ。 そうだ、自分達は、生徒達を引率する立場なのだから。 もっとしっかりしなくては]
あ、えぇ……。 でも、そう何時間も外すわけではないですし。
そう、ですね。 手分けするなら、私は……。
[織部は大広間を回るようだ。 ならば、足を痛めている鳴瀬に、あまり階段を上り下りさせたくはない]
私は、2階を見てきます。
(599) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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――っ、
[意識を180度別方向に向けていたせいで、目の前からかかる声には、はっと顔を上げる。 「また」ってどういう意味だよ、と思いながらも、その眼帯に隠れた視線を色の薄い眼で睨みつけるだけ。]
悪い。邪魔か。
(600) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[ベッドの傍の椅子に掛けてある、生乾きの黒いジーンズ。 疲れ切った目で、眺めるともなく眺めていた。]
…………。
[ぐい、と白い腕を伸ばした。 黒い布地を引っ張った。 引き寄せて、ポケットに手を突っ込んだ。 中身を取ってから、ジーンズを床に落とした。
出した掌の中に、包装された甘味。 その中身も、外側のプラスチックの袋も、ぼろぼろになっていた。]
(601) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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―自室―
……ん?
[人の気配にゆるりと目を開いて、野久に少し驚いて翡翠の目を細め。 呆けたようにじーっと見てからその頬に触れようと手を伸ばし]
やっぱ、お前イケメンだよな。
[髪を遊ばれる指先がくすぐったくて少し肩を揺らし、見上げたままゆるく口を開いて]
なあ、道也。
(602) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[とりあえず見つけ出した蝋燭7本懐中電灯5個を持って書く部屋を回ることにした]
蝋燭は…使えないよな。 ---むしろ封印
[とりあえず2階の部屋へ向かうことにした]
(603) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[階段を上がると廊下に土橋と石神井の姿]
おぅ、丁度いい 懐中電灯見つけたから…もう暗いし また 停電でもしたりしたら危ないから もってたほうがいいだろ
[二人に声をかけて、石神井のイラついた様子にふざけたような調子で声をかける]
どうしたん 喧嘩?
(604) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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今は中に入る用はないので大丈夫です。
[色の薄い眼からの視線を受け止めながら、動こうとするのを制そうかと。]
…何かあったんですね。
[何か、までは分からないものの、ごちゃごちゃしてるような気がした。]
(605) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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―― 文先生の部屋 ⇒ 台所 ――
[文先生は2階に行くって言う。頷いた。 隣の鳴瀬先生を見る。一緒に行くなら、並んで歩いた。 無言のまま]
………………
[大広間に着くと、テレビの前に、まず台所へ。 上の、下の、棚を順々にあける。 そこはもう、浜さんに探検されてきっとろくなものは残ってないだろうけど]
(606) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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―良数の部屋―
[髪を弄りながら考え事をしていたせいで、廊下の話し声には気づかず。 目を覚ました良数におはよう、というタイミングも一瞬遅れた]
へ? なんだよ急に。よせやい照れるじゃないか。
[頬に手が伸ばされて、それを避けることなくくすりと笑う]
……、……何?
[名前で呼ばれて、どきりとする。 良数からはいつも苗字で呼ばれていたから]
(607) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[織部が頷いたのには、うん、と頷き返す。 だが、完全に承服したわけではないだろうこと、予想がついた。]
じゃ、織部は大広間と台所と一階を先生と一緒に。先生は二階をお願いします。
[そう告げると、織部行くぞと部屋を出て行った。]
(608) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[気が付けば、窓の外はとても暗くなっていた。 けれど雨ばかりがガラスを打ち付けていて、月も星も見えなかった。
声が、聞こえた。 たぶん、同室の後輩だと思った。 たぶん、同年の先輩だと思った。 ……もう一人の声も、していた。
扉に背を向けたまま、ただ耳を澄ましていた。]
(609) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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――、喧嘩じゃ、ねえよ。
[浜那須にはそう答えられても、土橋の何かあったんですね、には、何も言えない。 何もなかった。何もしなかった。何も出来なかった。 逃げてきた、から。]
[しかし無言は、きっと肯定。]
(610) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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あー、ありがとうございます。
[現れた桂馬センパイ―と懐中電灯―に礼を言う。]
俺とではないです。 もしそうなら、高価買い取りします。
[そも沸点高いだろ、との突っ込みは可能。]
(611) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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セシルは、無言の織部を気にしつつ一緒に探索している。
2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[やがて、台所の床に膝をついた。床を丁寧に手で撫でる]
―――― ワインセラー。ない。
[あの場所から、あの刹那の時間で。 完全に隠れるならきっとそこだろうって思ってた。 床に四つんばいになって、探す。ない。半地下の貯蔵庫とかも、見つからなかった]
……………。
[不安が増した。手が何かを探して蠢く]
ない。いない。
[振り返って、鳴瀬先生に報告。 そちらはテレビなど、あっただろうか?]
(612) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[避けられなかったので頬をなで、むにりと抓んでから。離す]
…………。
お前、織部が好きなのか?
[女だけじゃなくて男でも構わないのか。そんな意味を込めて瞳が揺れる、まるで泣き出す直前のように]
(613) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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― 大広間 ―
[織部が台所を探索する間に、大広間にあったテレビのコンセントを入れる。 リモコンでぷちっとつけてみるけれど…。]
駄目だな……。
[雨でアンテナがイカれているのか、 どのチャンネルに合わせても砂嵐だらけだった。]
ああ、そうか、何もないか。
[>>612台所から報告にきた織部にはそう答える。 その顔は一見冷静そうに見えるけど……。]
(614) 2011/05/19(Thu) 21時半頃
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[抓まれた頬は全然痛くなかったけど、いひゃい、と反射的に口にして。
――続いた質問に、息を呑んだ]
…………。
……、そう、かもしれないって言ったら。 よしやん引く?
[たっぷり数十秒は躊躇いがちに口を開いたり、閉じたりして。 やがてゆっくりとそう口にした。
揺れる瞳から、視線をそらせずにいた]
(615) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/05/19(Thu) 22時頃
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……買い取ってくれる相手なら、喧嘩しちまえば楽なのかもしんねえけどな。
[ぽつり呟いた言葉は、土橋か浜那須か、どちらにか届くだろうか。]
(616) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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―― 大広間 ――
[鳴瀬の前。テレビはどうやらダメみたい。 砂嵐のちらちらに目を細めた]
……大須と伯父さんの部屋。お手伝いさんの、部屋。
[次なる候補を挙げてみる。 冷静そうに見える先生の表情]
……大丈夫。多分、すぐやむ。
[とりあえず空虚な言葉を紡ぐ。 が、そのとき、さすがに腹の虫がなった。 昼食も、夕食も、食べてなかったから]
……………。
[ちょっとあそこの焼きソバ食べてもいいだろうか。 手伝うと自分から言い出したから、ちょっと気まずげに冷蔵庫に視線をやった]
(617) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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………………。
――やっぱり。
[予感はあった。 なにせずっと見てきたのだから、野久を一年の頃から]
いや、引かないよ。俺だって、好きなのは……お前だし。
[言い切ってから、息を吐き出して視線をさえぎる様に目を閉じる]
(618) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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>>617
[冷静にしておかねばと思っても、内心、焦りが募る。大須がいなくなってもう何時間たつだろう。嫌な予感しかしない。
大須のことは、やはり、甲斐に聞くしかない。
心でそう決心しつつ、次の探索候補地に頷いた。]
ああ、多分、すぐやむ。
[織部に続いて述べた言葉。そのとき鳴った腹の虫には、瞬いた。]
ああ、先生も、食ってない。
[冷蔵庫に目をやる織部に、そう返事。]
(619) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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―― 自室→広間 ――
[突然の訪問者に、どう対応しどう言葉を交わしたろうか。 大須の姿が見えないことも、そのときに聞いたかもしれない。 とかく、そのうち部屋を出ることにはなっただろう。 百瀬がついてきたかどうかは分からない。 もしかしたら、怒られるかもしれないけれど。 紅子さんを伴ったまま階下へ向かう]
[そうして向かった大広間で、幾人かと顔を合わせるだろう。 まず最初に告げるべきは]
あ……お昼、すみませんでした。 ご迷惑を、おかけして…… もう、大丈夫です。 ありがとうございました。
[今いる相手に、頭を下げる]
(620) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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やっぱり、って。ええ。 俺だってついさっき、もしかしたらそうなのかも……?って思ってたくらいなのに。
[そんなにわかりやすかった?と聞き返そうとして。
告白に。 え、……と声を、漏らす]
……っ、そんな。 だってよしやん、……ねいくんとのほうが、仲、いいじゃん……。
……もし、……よしやんにそういう趣味があるのなら。 よしやんは、ねいくんが好きなんだろうって、思って、た、……よ。
[漏らす声は、段々と小さくなっていって。 目を閉じてしまった良数に、それ以上何と言えばいいのか、わからない]
(621) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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―― 大広間 ――
……まずは、補給。しないと倒れます。
[鳴瀬先生の返答を聞けば、さっくり冷蔵庫に向かった。 2人分の焼きソバ。止められることがなければ手早くレンジで暖め、自分と相手に給仕するつもり]
(622) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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はい。 それじゃ鳴瀬先生、織部君、お願いします。
…………。
[2人を見送ってから、歩き出す]
──なく……で、 ください……ね。
[殆ど声にならなかったが。 背中に、そう声をかけてから]
(623) 2011/05/19(Thu) 22時頃
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