208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[瞳を閉じた顔も、驚きに瞬く顔も。 僅かに笑む顔も何もかも。 隣でこれからも見ていたいと思う。 繋いだこの手を離したくない。]
ふは、確かに向いとらんの。
………ん。 おらして、ずっと……お願い。
[再び閉じられる瞳、指先を指先に絡める。 温もりをわけあうように。 怖い夢を見る夜は、忘れさせてやりたい。 隣で、いつまでも。
こういうのをプロポーズというんだけれど。 そんなことを思いながら、吐き出される息にくすくすと微笑んだ。]
(25) anbito 2014/12/31(Wed) 10時半頃
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[そんな時間が過ぎ去れば、そろそろ月も上る頃になろうか。 抱き締めたまま、頬と、耳朶とに口付けを降らせて。 低い甘さで囁く。]
明日、怒られに行くんじゃったら。 今晩はお前さんの部屋に行ってもええじゃろか?
……『また今度』の続き、せんとの?
[きっと忘れているだろうと、囁いたが。 さて、彼は思い出すか否か。]
(26) anbito 2014/12/31(Wed) 10時半頃
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―食堂―
[銀髪の少年は主の元へと。 己が去ることを告げれば、 参休は思案の素振り見せただろうか。 共にいる時間は長かった筈だが、記憶にある限り常に冷静な男だと謂う印象は変わらない。 それは今、この時も。 黒髪の青年はどうあったろう。 気になったのは、ニコラスの抜け殻のような姿。 ぎらとした、熱い野心を持った青年は、 このような狭い世界ではなく、外の世界の方が似つかわしいと、唇描かれる弧を見るたび思ったものだが。 今はその口許に優美な曲線は見られない。 軽く頬を叩く]
確りせよ。 やっと、出られるのだぞ?
[其れを望んでいたかは判ぜず、一声かけて、 食堂を出た*]
(27) CANNABIS 2014/12/31(Wed) 16時頃
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―自室―
[碌に物のない部屋。 中央にあるベッドに腰掛けて。 何時もの如くぼんやりと過ごすうちに、窓の外の景色には夜の帳が下りる。 ジェレミーとチョウスケは既に発ったのだろうか。 死を仄めかしていた金髪の男。 既に朦朧とした記憶だが、数日前風呂場で会ったのは二人であったように思う。 ――独りを厭う主の呟きが重なる]
(28) CANNABIS 2014/12/31(Wed) 16時頃
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[朝に出る、と主には謂ったが、 己には取り立てて準備するものもない]
死に往く為とは謂っても 流石にこの姿で出て行くわけには行くまい……?
[今の世のことは知らなかったが、 其れくらいのことは朧な理解を持って。
只今は、もう少しだけ、此処での時間に浸ろうと目を瞑り**]
(29) CANNABIS 2014/12/31(Wed) 16時頃
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[月の昇る頃。 夕餉のベルに応じずとも、そして薬を口にせずとも、咎める主は現れず。 微かな違和を胸のどこかで感じていた中、筆は置かれたか。
抱きしめられるままに、そっと手をその背に回して。 服越しに聞こえる、心臓の音。]
……あ、ぁ。 それは俺もお願いしようと思って、……続き?
[夢を一人で乗り切る勇気はなかった。 だから、部屋に呼ぼうかとは考えていたのだけれど。]
悪い、……あんまり覚えてなくて。 ……部屋で聞かせて貰えるか?
[そう言って、回していた腕を解き、その手を引いて自らの部屋へと誘おうか。]
(30) kirisame1224 2014/12/31(Wed) 21時頃
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[交換したばかりのシーツは、不格好に敷かれていながらも完璧に近い程真白だ。 先立って自分が腰を下ろせば、ぽん、と隣を叩いてみせる。 彼が隣に腰掛けたのに、その顔を見上げればに、っと笑ってみせて。]
……ほら、続き。
するんだろ?
[そう言って細まる瞳の奥に、『また今度』の記憶は映っていただろうか。*]
(31) kirisame1224 2014/12/31(Wed) 21時頃
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[抱き締めた相手が胸に何の違和を覚えているとも知らず。 ふと過るのは、夕食も食べないという雰囲気。 ベルがなれば従順に向かっていただろう赤毛が食事をとらない。 夜中腹が減って起きたり、空腹に胃が痛くなったりはしないだろうか。 僅かばかり心配になるこれが『過保護』というものだと知るのは 聊か先のことになるだろう。]
……ふはっ! 教えたるのはかまんけど、……っくく。
[どんなことをするのか、わかっていればこんな反応にはなるまい。 さて、あんな約束を過去にしたのだと知ればどんな顔をするのか。 いじめてしまいそうで、くっくと喉を鳴らした。]
(32) anbito 2015/01/01(Thu) 00時頃
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─ヒューの部屋─
[手を引かれ、部屋へと入れば招かれるのはベッドの上。 男の部屋のものとは違う、真っ白なそれが少し不格好に敷かれている。 見上げてくる瞳を映す男の糸目。 緩やかに唇が弧を描きながら、指先が頬へと触れる。]
……続き、してくれるか?
[鼻先を合わせ、自ずと傾けなければ口付けられないように。 薄まった記憶を辿るように。 青空のような瞳は、彼を見つめて離さない。]
(33) anbito 2015/01/01(Thu) 00時頃
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− 自室 −
[見つめる瞳を、じっと赤い瞳は見つめる。 指先が触れた頬は、笑みの形。 彼の瞳は、こんなに青い色をしていただろうか。 触れた鼻先にそんなことを思っていれば、妙にそれが照れくさくなって目を閉じる。 微かに、顔を傾けて。]
……、ん、
[僅か、身体を寄せれば、触れるだけの口付けを。
睫毛と睫毛とが触れ合うような距離、そっと唇を離せば笑んだように息を漏らす。 薄く、薄く目を開いて。]
“この間”は……、ここで、終わってんのか?
[そうわざとらしく問えば、再び唇を寄せる。 微かに開いた唇から伸びた舌は、ちろりと擽るように上唇に触れたか。 そっと、腕をその身体へと伸ばす。]
(34) kirisame1224 2015/01/01(Thu) 02時頃
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[赤い瞳を見つめていれば、やがてその瞳は閉じられる。 そっと触れる頬を撫でて、傾く顔に男からも顔を寄せた。]
……ン。
[触れる口付けが離れる前に、少し啄んでから離す。 ちゅっと口付けの音と、触れあった睫毛の微かな音が響いて。]
さぁ、どうじゃったか。 思い出せるまで、してみよか?
[再び合う唇は開き、上唇に触れるものへと舌を伸ばす。 代わりに下唇を吸い上げて舌を滑り込ませれば、上顎を軽くつついた。 ゆっくりと体を抱き寄せて、赤い髪に指を絡ませる。]
(35) anbito 2015/01/01(Thu) 02時半頃
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……俺頼りなのかよ。 俺の事、覚えててくれねぇの?
[冗談には、冗談を重ねていく。 深まる口付けに目を閉じれば、抱き寄せられるまま背に腕を回し、そのシャツをそっと掴む。 髪をかき分け、地肌へと触れる指に、背筋が震えるような感覚。 荒い呼吸を試みていれば、鼓動がすぐ耳元で鳴っているような錯覚を覚えるか。]
……っ、 は、
[凭せた身体を押し付けるように、体重をかけていけば、その背はシーツへと触れるだろうか。 背に回していた片腕を解けば、自らのシャツの釦を1つ、2つと外して。]
最後に、シーツ汚しちまったら、 ……主、怒るかな……
[冗談めかして笑いながら、わざとらしくシャツを肌蹴て見せる。 指差して示すのは、肩口の結び目か。
それが、解きやすいように緩められていることを知っているのは、包帯を巻いた彼だけで。*]
(36) kirisame1224 2015/01/01(Thu) 03時半頃
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んな、可愛いこといいなさんな。 お前さんのことならなんだって覚えとるよ。
[重なる冗談に愛しさが募る。 つい、口にしてしまうのは冗談のようなそうでないような言葉。 回された手がシャツをつかむ。 その指先の微かな力ひとつ、残さず愛おしい。]
ふ… ──っ、うぉ
[口付けに夢中になっていれば、気付けば押し倒されていた。 ベッドのスプリングがすこし軋んで二人の男が微かに弾む。 やがて自ら外されていく服の釦に目を奪われるように見つめ。]
怒られたら、二人で洗ってこうかの?
[肌蹴たシャツの中に手を伸ばす。 緩くだけ留めた結び目を解くのが己であることに、頬が弛む。 包帯を脱がす手つきは優しく、肌が露になれば直接触れて吐息を溢した。 言葉なくとも、指先がいつでも『愛してる』と囁く。]
(37) anbito 2015/01/01(Thu) 13時頃
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― 自室→ライジの部屋 ―
[部屋を出た頃には日もとっぷりと暮れていた。彼の事だ、眠りに就いてしまったかもしれないと思いながらも、唯一の上位者、その私室に辿り着き扉を叩く]
[迎え入れられたのならば、ライジの顔を見て話せる位置に落ち着いた後、まずは“その格好>>29で出ていくつもりですか”等と切り出しただろう。 応えがなければ扉には触れない。……けれど立ち去りもせず、内にも届く様にと気を払いながら口を開いた]
……参休には、最早還る所がありません。
[ここを出ると告げていたのに、食堂を出る際>>27ライジは薬の瓶に触れていなかった。 宵闇を追い遣る焔の鮮やかさ>>*9は、未だ瞼の裏に浮かんで来ない。けれどクランを出た所で、紅葉の記憶と共にあった片割れにもかつての主にも屋敷へも辿り着く事が出来ないと、己は心の奥で理解してしまっている]
ですから、ここにて御別れです。
[――そして二度と遭うことはないのだろう]
(38) vdspuren 2015/01/01(Thu) 14時頃
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[主の手を取って以来常に先を歩いていた彼。今生の別れを味気ないものにはしたくないと、久方ぶりに二人きりで話しかけた]
……ライジ、我々の死期とはどのようなものだと思いますか。
[あの薬を口にしている限り、老いて死ぬ事はない。であればクランにおける寿命の意味は各人毎に変質する]
参休の寿命は、きっと 全てを忘れる時でしょう。
[未だ己から手放す程生に飽いてはいない。だがそもそも、自覚が無くなる程の忘却の淵にいれば、時の流れを感じることすら出来ないだろう]
[だから己に死期があるというのなら、生き長らえる為の薬を摂る事すら忘れたとき]
(39) vdspuren 2015/01/01(Thu) 14時頃
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……世話になりました。
[屋敷を出てからの生は、主と、眼前の“兄”と共にあった。……記憶の断片にすら触れられないまま感謝を告げるのは少々心苦しいものがあったけれど、最初期の記憶など己が意志で呼び起こせる範囲からとうの昔に外れてしまっている]
[そう遠くない内に後を追う事になりそうです、と呟いて、僅かに苦笑を浮かべた]
(40) vdspuren 2015/01/01(Thu) 14時頃
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─食堂─
[ぽつりぽつりと人影の薄くなる様は、現実に表れた靄の向こうと見て、未だ自分は夢の中にあると動かぬまま。 最早夢現の境など、とうの昔に失っていたと背凭れに身体を預けて思考を止めていた。]
──……?
[其処に彼>>27が居たのは何時からか。 視界に入ったのか否かすら配慮の外。 それでも頬を打たれたのは確かな感触となって。 今が確かに現実だと嫌が応でも思い出されて、蜂蜜色の瞳が動いてライジを捉えた。]
外に出たなら、何か良いことがある?
[大凡、聞いた話には薬を持たずに出て行く者たちは死に場所を選ぶ様子。 それが各々にとっての幸福であるなら、それはそれで良いのかも知れないと思うが、結局は同じ話ではないかとさえ思う。 ──それなら。 緩慢な動作のまま"兄"の背を見送った後。 それでも僅かに動き始めた思考でもって、殺伐とした食卓を後にした。*]
(41) redegg 2015/01/01(Thu) 14時半頃
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─主の部屋の前─
[こつ、と力の無いノックを一打ち。 節ばった指に力は篭らない。
ただ、ノブが動くかどうかを睨むように見つめ。 開けばそのまま部屋へ。 暫く動かずに不在と判断すれば扉の前、背を其処に預けて廊下に足を放り出して。*]
(42) redegg 2015/01/01(Thu) 14時半頃
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ー自室ー
[三度目のノックが吸血鬼の部屋に響く。 一時に皆で来れば良いのにと思ったのか、それとも未だにクランに人の残っていることを不可解に感じたのかは定かではないが、吸血鬼は僅かに眉を顰めた。]
入れ。
[吸血鬼は椅子に座ったまま、入室を許可した。自らドアを開けようという気は毛頭無いようだ。]
(43) mikenek 2015/01/01(Thu) 14時半頃
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[声を掛けられれば素直に扉を開いて。>>43 本来であればよく訪れても良さそうな場所であるのに、来たことがあるか否かすら記憶の彼方で、漏れるのは僅かな苦笑。 それは、口許が歪んだ笑い。]
──…楽しかった?
[言われるままに彼の前へと行けば、その顔を見つめて首を傾けた。 金の髪は相変わらず淀みなくさらりと流れるが、その心中はぐるぐると渦巻いて。 だから、問い掛けた。 張りぼての上の日々、己すら忘れる己たちと交わした時間を彼がどう思っているのかを。]
(44) redegg 2015/01/01(Thu) 14時半頃
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そんな囀りを齎す為だけにここまで羽ばたいて きたのかい、美しいカナリアよ。
[戸を開けて入ってきたニコラスの髪が流れる様を追い。]
さあ。 ただ、独りの日々を思うととても寂しくなるから、 これが楽しいという事だったのだろう。
[静かに瞬きをする。
永遠を望むことの何が悪かったというのだろう。 悲しいこと、寂しいことは嫌だよ。
ただ……少しばかり疲れた、と吸血鬼は思った。 永遠に完璧な世界を保ち続けることに。]
(45) mikenek 2015/01/01(Thu) 15時頃
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[>>38 扉を叩く音がしたのは、 酒も煙管も無いことに口寂しさを覚えた頃]
お前か。 [部屋に迎え入れ、己に次いで長く此処にいる男と顔をつき合わす]
そうか、残るか。 なればあやつは独りにはなるまいな。
[独りの寂しさを埋める為、我が子達を増やし愛でてきた吸血鬼。 求めるものが其れのみならば、独りであることと何が違うのだろう。 唯、ひとりであるよりも虚しいことのように思えた。 だからいっそ、全て泡沫の如く消え失せてしまえばよいものと、裡にある思いは口にせず]
(46) CANNABIS 2015/01/01(Thu) 15時頃
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ああ、お別れだ。達者でな。 この格好がまずいと謂うならば、 お前の着ている…… 其れと同じものでも羽織って行こう。
[着物の着方は分からないから、服の上に羽織る心算。 有能な執事がすぐに用意してくれるだろうと]
俺の死期は疾うに過ぎている。 [恐らくシュロと初めて逢った時に。 其れ以降は唯の夢。永い夢を見ていたのだ]
(47) CANNABIS 2015/01/01(Thu) 15時頃
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[全てを忘れる時と参休は謂う。 忘れたいのかそうでないのか、変わらぬ様子からは読み取れない]
達者でな。
憶えてはいない、が、こうして話していると、 こうして話していることが懐かしく思えてくる。
[追想を伴わない別れは淡々としたもので。 唯静かに、古き同胞へ最後の言葉を交わした*]
(48) CANNABIS 2015/01/01(Thu) 15時頃
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―回想:食堂―
[>>41 鈍く動く蜂蜜色。 其れでも溜まったまま動かぬよりはいい]
――さて。 お前次第ではないか。
[何処に、何を求めるか。 何が外に在るかなど、己にも分からないのだ]
少なくとも、違う景色は見られる。 望めば、もっと別のものも。
此処で悠久の時を過ごしたいと謂うのなら、 好きにすれば良い。
[今のニコラスは、何方を望んでいるのか、 望みなどあるのか測り兼ね、その場を去った*]
(49) CANNABIS 2015/01/01(Thu) 15時半頃
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別に貴方に対しての恨みなんて遠い昔に忘れてるし。 かと言ってお礼を言う存在でもないし。
[己は彼に独りと思われたのか。 もう霞も遥か深くに潜ったところの記憶。 ただ、彼の元を訪れたのは度胸試しの一種だった気もするのだけれど。]
──…僕が今生きてるのって。 寿命を超えて生きてるのは貴方を喜ばせるためでしょう? みんな自分で選んではいるけれど。 じゃあ、とうに僕の意思を超えて今ここにいる僕は。 自分を忘れてまでここにいる僕は。 どうするのが正解なんだろう。
(50) redegg 2015/01/01(Thu) 15時半頃
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[顔を顰める美丈夫>>45は、確かに人ならざる者なのだろう。 あの、上書きされ続ける世界が楽しいと思えるのは。 だからこそ、人を求めながら人を理解できないのか。 それは人の命の長さを超えたとて、所詮人の器の己の知るところではないが。
最早この命を永らえるも、終わらせるも。 また、いつかの様に別の己になることも。 彼の掌の上で踊り続けた身としては彼自身に委ねるしか道は見えず。]
僕を人だと思うなら、今この場で殺して。 貴方の人形遊びのコマだと思うなら、また薬を与えて遊べばいい。
[その心中などあずかり知らぬところの話。 ただ、己の思いを彼に押し付けた。]
(51) redegg 2015/01/01(Thu) 15時半頃
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[結び目を解くのに常よりも時間がかからぬ事に、気付ける程余裕があるわけではない。 向き合う格好のまま、寝台で。 彼に包帯を解かれるのは初めてではないというのに、どこか可笑しいのは普段とは違う空気だからか。
肌蹴た服のあわいに差し入れられる手の温度に、ふっと息を吐く。 そろりとシャツを脱げば、薄く血を滲ませる傷ごとが外気に触れる。 再び唇を寄せて口付けを請いながら、向き合う彼の着衣を緩めにかかるか。]
シーツ干してったら、誰かちゃんと回収してくれんのかな……
[一人で洗うのが大変だとしても、二人ならば直ぐに洗い終わるだろうか。 そうして、旅の支度を二人でして。 世界を回る準備をして。]
……反対、されないといい、よなぁ
[瞳を細めてそっと笑う。 晒した首元に顔を埋めるように、身体を擦り付ける。
いつか人並みの絵が描けるようになれば、主にも見てきた世界を教えられるのだろうか、なんて。]
(52) kirisame1224 2015/01/01(Thu) 15時半頃
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私を喜ばせるため?
[吸血鬼はただ我が子に死なれるのが悲しいから薬を与えただけだ。それが自分のためになるのかと吸血鬼は初めて自覚した。]
さあ?君にとっての正解など私は知らないな。
ただ選択肢を私に委ねるようでは、 それこそ君は人形扱いしかされないであろう。
[吸血鬼はそう言い放ってから、ニコラスの薄い色の瞳を見つめて躊躇いがちに尋ねた。]
我が子達は、 私と一緒にいても幸せではなかったのかな……?
[今まで聞いてみようとも思わなかったその質問を尋ねる気になったのは、吸血鬼の内でも何らかの変化が起こったのか。]
(53) mikenek 2015/01/01(Thu) 16時頃
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……羽織るものではありませんよ。>>47 もし着て行かれるのなら、これも襦袢に替えるべきです
[己と丁助がいるのだから内揚げ前の長着もあるだろうが、長くこの格好で過ごしていたライジは窮屈に思うかもしれない。ガウンの襟元を掴んで寄せ、襦袢ならこの程度は寄せますよ、と囁く]
[こうして伝えておけば、後はきっと、彼の望みと死出の旅路に応じたものを執事が見繕ってくれるだろう]
(54) vdspuren 2015/01/01(Thu) 16時頃
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