231 獣ノ國 - under the ground -
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心まで渡しちまうのが、もっと悪い事だよ。死ぬと心渡すのだったらアタシは前者を選ぶね。
[クラリッサのように従順でいる事は、考えられなかった。自由を全て奪われたら、それは何よりも屈辱的な死に他ならないと、考えるくらいには。それに…外にいる時は反抗は守る術だった。…自分と、他人を。今更、止めれるわけがない]
そーそー。知ってるだろうけど、アタシ借りた服は返せねーよ。着た瞬間どっかに穴開くかンな。だから頂くしかねーの。
[マユミ>>15の言葉に同意して、大浴場に向かう。久しぶりにあの鉄臭いシャワーを浴びなくてすむかと思うと、少し嬉しかった]
(27) 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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――第1棟広間――
[ 大理石に伸びた血へ、マスク越しに視線を落とす。いくどか子供じみた八つ当たりに形を崩したひとの血は、少量であれやはり微かに、におった。分厚い合成繊維の中、ひととも獣ともよらない中等半端な身を1つ震わせる。
さかなはうみでおよぐもの。
とりがやまへとぶように。 ここへ訪れるさなか、見かけた茶色の羽を過らせる。冷たい床を舐めそうなほどに大きなそれは、人工光の落ちる中におよそ不釣り合いにも、映っていた。“愚か”と、すれ違う間際>>0:114、庭園へと落ちた言葉の奥は、表情の浮かばない目に読むことはできなかったけれど。
……そういえば、うたう彼の背には、にたそれはなかった、と。度々届く歌声の主を思い浮かべつつ。
外界からシャットアウトしてくれるハズの、役にも立たない硬い面体を撫でる。今日も吸収弁は“正常”に動作してるんだろう。ここにも、朝と夜が毎日決まって訪れるのと同じに。 ――たとえ、と。その先はあまいにおいののぼるままに、思考すら掻き消える。]
(28) 2015/07/10(Fri) 13時半頃
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……あ、
[ 決まりきった動作で、替えの吸収缶をマスクにすげ付けながら。羽織ったパーカーの奥を探っては声を落とす。
濾過の有効時間を過ぎた缶が手袋越しに触れるのみであれば、面体の中で舌を打つ。役には立たないとは思ったものの、外気に晒されるままより気休め程度にはなる。また、“ほかのにおい”になるべく触れない方が、ココではこまったことにはならない。
――これじゃあやはり余計に、ひとなんかといられない。
替えの吸収缶はいつもと同じに支給されるのだろうが。今日に貰いに行った方がいいのかもしれない、と鬱とした気持ちを携えては。
硝子戸の前に見かけた、にた形の“口”を持つ姿>>0:160を記憶の端に浮かばせる。 ……彼がもし“同じ”なら、管理者には内密に貸してくれることなんてないだろうか、と。
――背を向ける直前、庭園へのばされた手の先を思いながら。 同じよう触れたなら、このあまったるいにおいも一瞬は忘れられるのかもしれない。たとえにおわない、つくりものの花でも。*]
(29) 2015/07/10(Fri) 14時頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 14時頃
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――第1棟・広間→――
[ さかなはうみでおよぐもの。 鳥がうたってやまへとぶのと同じに。 ……ならひとは、と。思考は吸収缶をすり抜け、あまいにおいが鼻腔を通るうち失せていく。
――そうして訪れる人影>>16に、祈りを映すことすらない面体の奥をひくり、とさせた。長髪を下ろす彼の名は知っている。自ら、いくどか傷つけたことすらあったかもしれない。
外皮の鱗は下――足先から上へと、なで上げられれば柔い皮膚には血がにじむ。 においに錯乱すれば同胞にすら、とかちりと歯を立てては、くつわじみた面体に触れかかりつつ。
衣服に覆われてはいるものの。仮にも管理者なら理解してない訳もないだろう、と1つ、寄せられる歩に後退る。]
……ヴェスパタイン、先生。
[ いのりも“みちびき”もままならないだろう地下で。におわない花を見る様に、胸元の十字架を眺めながら。 名を呼びつつ、足下の血をグリ、と一層隠しにじる。 ――何か用か、と短く投げては、いくつか交わす話もあったろうか。やがてプールへと足を進めれば、スータンの裾を見つめ。
“そのカッコじゃ、先生はおよげないだろうけど”と、小さく揶揄いを投げることすら。]
(30) 2015/07/10(Fri) 14時頃
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そうね。
[大浴場へと向かいながら、私は先ほどのジリヤの言葉>>26を反芻する]
なおす、という発想が出るということは、人間の状態が正常で、私たちの状態は異常だと言いたいんだわ。
[そして異常という烙印を押された私はこの“プリムラ”という名の鳥籠に閉じ込められている。 この鳥籠は、私が飛ぶにはあまりにも狭い]
(31) 2015/07/10(Fri) 14時頃
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[トラブルはできるだけ避けたい。大浴場へ向かいながら、私は女医に会わずに済むことを願っていた。 あの女医以外の人間なら、なんとかなると踏んでいる。まさか女性の入浴についてこようとするほどデリカシーのない人間はいないだろう。 獣である私たちを、人とみなしていないのならば、そんな発想が出てくる可能性はゼロではないけれど]
あなたの髪、もう少しどうにかならないかしらね。 筒状の頑丈なケースに収めておく、とか。
[ジリヤの髪を見やりながら、そんなことを呟いてみる。 髪は彼女の個性だけれど、個性で自分自身を傷つけてしまうというのも困りものだ。 私は仰向けで寝られない、とか背もたれのある椅子は横向きにしないと座れない、程度の不便しか感じていないけれど、獣たちは多かれ少なかれそれぞれ不便を抱えている。 人間になりたいとは思わないけれど、もう少し生きやすくなればいいのにとは思う]
(32) 2015/07/10(Fri) 14時半頃
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[──茫洋とした記憶の海に溺れていると 視界に映るものさえも曖昧になる。
少し離れた場所、暗い廊下の先に 灯火燈るように碧と、赤が映れど それがすぐに何であるかを認識できず]
『センセ! フィル! グアイワルイ!』
[頭上から降りたる声に、びくっ、と 震え、二三度瞬きをした。 きこえた羽根の音に咄嗟に腕を差し伸べる。
その方が「兄」ものりやすかろうと 咄嗟に判断しての行動だった。]
ええっ、と……フィリップ君が? ──、大丈夫か、
(33) 2015/07/10(Fri) 14時半頃
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[よろりと腹をかかえる相手を見れば真面目な顔で ひたひたと距離を詰める。 その肩に触れようと手を伸ばした。]
腹が痛むのか。悪いものでも食べたか…──歩けるか
[普段の彼ならば、フィリップのようすに 違和感の一つでも覚えようが、 追憶から覚醒したての脳は目の前の獣人の 黒い脚を見ては過去と重ね合わせ 焦燥は冷静な判断を失わせる。
フィリップの意図には気づけない。 それだから、第二棟に向かう廊下とは 反対側の、医務室の方まで彼を誘うだろう。 自室がいいといわれたなら ひとまずそちらを目指しただろうが。
その視線が注がれる先に気づいたなら、 小さな声で、友の形見だ、とだけ答えた**]
(34) 2015/07/10(Fri) 14時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/10(Fri) 14時半頃
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あー、そういうのあったらいくらかマシになるな…作ろうにも材料がねぇけどよ。
[自分の個性、自分の誇りとはいえ、さすがに、自分を傷つけるという性質まで、その誇りの範疇に入れているわけではない。こうやってゴムでまとめたり、布が割りかし丈夫な服を着ていたりしたが、それでも、鋭利な棘の鋭さを完全に削ぐことはできなかった。]
…ン、ついたか。風呂。 [久しぶりに来た大浴場。とりあえず、着替えを確保するか、とロッカーに近づき、その髪の毛の一本を鍵穴に差し込み、ガチャガチャとやりだした。昔取った杵柄だ]
(35) 2015/07/10(Fri) 15時頃
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ああ、問題は材料ね……。
[ジリヤの言葉>>35に、私は思案する。飛ぶには狭い鳥籠とはいえ、そこそこの広さはある。管理されていない図書室があるくらいには。 だから、探せば材料になりそうなものは調達できそうな気がした。いや、それ以前に、人間に頼めばそれくらいは用意してくれそうなものだけど。 だって、ジリヤの髪で痛い思いをしているのは、なにも本人だけじゃない。ジリヤの憎しみの対象となっている人間たちも、何度も痛い思いをしているはずだから。 けれどきっと、ジリヤの方から人間に頼み事をするなんてことはないのだろう。 ああ、本当にジリヤの言うとおり>>26だ。 道具を与えることの方がずっとたやすいはずなのに。それはせずに、頼んでもいない人間に“なおす”方法を探し続けているなんて]
……手馴れているのね。
[衣服だってそうだ。必要なのに与えないのが悪い。たとえ、ジリヤが私と比べて衣服を駄目にする速度が格段に速かったとしても。 だから私はジリヤを止めない。ロッカーをこじ開ける様子にそんな感想を漏らすだけだ]
(36) 2015/07/10(Fri) 15時半頃
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……私を頼りたくない? ますます、失礼じゃない。
[あんまりな返答>>24に、くすくすと笑った。 今は自分が“医者”で、ノアが“患者”だ。 若干の優位性を感じながら、口元を弛めた]
立派、かしら。本当に。
[しかし、その表情もすぐに曇ってしまう。 本心で言っているのだろうか。この男は。 じい、とその瞳を見つめてみるが。 のらりくらりとしたこの同僚の、真意は果たして読み取れない]
(37) 2015/07/10(Fri) 15時半頃
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あら、私の手当てを手伝ってくれるの。 意外と優しいのね。 [なんて、ひょいと肩を竦めてみせるだろうか。 治療を手伝ってくれると言うのならば、それに従う。 そこまで彼女も天邪鬼ではない。 消毒をすませると、素直にノアに包帯を巻いてもらった]
さてと。終わりね。
[オキシドールやピンセットを棚に片付けてから、少し悩んで。 鸚哥からプレゼントされた頭の花>>0:52を、そっと花瓶に挿した。 造花は萎れることがない。 この花瓶もずいぶん賑やかになってきたな、と思いながら]
それじゃ、庭園に行きましょうか。
[ノアを促すだろう**]
(38) 2015/07/10(Fri) 15時半頃
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こっち探したらあるかもしンねーけど、自由に歩けるわけじゃねーからな。…っと、開いた。
[簡易的な機構のロッカーの鍵は容易に開いて。備品が出てくる。そこから丈夫な作業着と、その上に羽織るために、半分挑発用の白衣を取り出す。ロッカーの鍵は開けたままにしておく。他のケモノが追加で盗んだりして騒ぎを起こせば、さらに猿共をイラつかせることが出来るだろう、と考えて]
これで着替えは大丈夫だな。 …ここくる前はコレとスリで食ってたからな。
[手慣れてる>>36と言われればなんともないようにそう返す。街で悪さをしてた頃は、髪は不便さと同じくらいには役に立った。髪で親に捨てられたが、髪で親無しで生きてこられた]
(39) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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― 記憶の断片 ―
……兄さん。苦しいよ。
[視界が歪む。毛むくじゃらの手が、首を締め付ける。 私が苦しいのに。兄の方がもっと苦しそうな顔をしていて。 どうしてお前だけ。俺もヒトだったら。戻りたい。ずるい]
いや、だ。
[激しい嫉妬の炎が、彼の瞳の中に見え隠れしていた。 視界がぼうっと霞んでいく中、最後に口から零れたのは]
見た目だけじゃなくて。 心までバケモノになっちゃったの。
[その瞬間の、兄の絶望した瞳を。 私は一生忘れない**]
(40) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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そりゃごもっともだぞ…と
[ますます失礼だ、と言われれば反論する事も出来ず。治療される自分が情けなくも感じてしまう 口元を緩められればこちらはむしろため息が出てしまう]
僕も、同じ研究をしててね。それは私利私欲のためってハナシ …今じゃその理由が無くなったんだけどさ
[助けたい相手が助けられなかった。否、助けようとしたら、取り返しの付かない事をしてしまったという方が正しいか 彼女が立派かどうか、自分でも本心から出た言葉かはわからないまま。誤魔化すように彼女の腕の方へ手をやって]
(41) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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沁みない?…大した傷じゃ無さそうだぞ…と これならきっと痕も残らないってハナシ
[頭の花を花瓶に刺す彼女に対して「似合ってたのに」なんて冗談を言って 治療が終われば促されるままに医療室を出るだろう]
って言っても、庭園に居るかはわからないぞ…と 誰か居たら話を聞いてみれば良いか
[流石に死人が出たりはしないだろうが、怪我人が出た時点でタダ事では無いのかもしれない もしそれで、逃がした相手が本当に殺処分なんて考えると恐ろしい]
(42) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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…早めに見付けなきゃ駄目っぽいぞ、と
[ボソリ呟いたそれは彼女に聞こえるかもわからない その足は確実に庭園の方へと向かっただろう**]
(43) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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もう少しおとなしくしていれば、もう少し自由に歩けるでしょうけれど、ね。 あなたの優先順位に口は出さないわ。
[ロッカーを開けることに成功したジリヤがしっかり白衣も拝借する>>39のに肩をすくめた。何が起こっても私は知らない。ジリヤを止めない代わりに加担もしない。開けられたままのロッカーにも手をつけない。クラリッサはたしなめたかもしれないけれど。 私には定期的に衣服が支給されていた。それがどこから来るのかは知らない。もしかしたら、懐中時計と関係があるのかもしれないけれど、そんなことはわからない]
……それでも、戻りたいのね。
[鍵をこじ開ける技術と、スリ。私は外の世界を知らないけれど、ジリヤが苦労したことはなんとなくわかる。 大変だっただろうに、それでも戻りたいと願うその姿は、見たことのない外の世界への期待を私に抱かせた]
(44) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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―第一棟・大浴場―
[脱衣所で私は衣服を脱ぎ捨てる。 現れるのは日に焼けることを知らない、やせ細った真っ白な体。大きな翼のせいで、びっくりするほど小さく見える。我ながら、あまりバランスは良くない。 ぴたぴたと足音をさせて足を踏み入れ、ざっとシャワーを浴びた後、浴槽に体を沈めた。 翼は浴槽から出している。私の羽は、水を弾くのだ。 顎の下まで浸かって、私は不健康な私の体を眺める]
ジリヤは……髪洗うの、大変そうね?
[自分の体から目をそらして、なんとなく目をやったのはジリヤの方。 どうしているのだろう、と首を傾げた**]
(45) 2015/07/10(Fri) 16時頃
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今のままでも別に困るわけじゃねーしな。媚びへつらうよりはマシだよ。
[その提案は、当然だが受け入れず。大浴場の脱衣カゴにその作業着と白衣を放り込んで、今着ているボロ布を脱ぐ。身体は背中や胸元にいくつもの傷、そして傷跡がある。ほとんどが髪でついたものだ]
ここよりゃ、大分マシだよ。そりゃ苦労はするし食えない日もあっけど、全部自由だ。飢え死にする自由も含めて、だけどよ。
[辛くないといえば嘘だが、こんな陰鬱とした場所よりはずっとマシだった。明るい家庭、なんてものに一度も憧れた事がないくらいには、幸せだった。…いや、憧れた事は、なかったっけ?まあいい。大浴場に入ってまずシャワーを浴びる。錆び臭くないのは久しぶりだ。傷口に少し沁みるが、問題ない程度だ。]
(46) 2015/07/10(Fri) 16時半頃
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あー、髪な。普通に洗うと、指が血まみれになっからな…こうしてる [先ほどロッカーから盗んだタオルに、これまた盗んだ石けんを包んで泡立てる。それで髪を拭っていく。太く硬い分、髪の毛の総量はそこまで多くなく、こうやって洗っても十分なのだ]
ま、あっちで使ってるやつはもうボロ布だけどよ。 …それより、お前こそ羽洗えるのかよ
[背中は本来手が届きにくい。そこに大きな翼だ。楽に洗えるとは思えない]
(47) 2015/07/10(Fri) 16時半頃
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[二人の女医に対する言葉には、何も言い返さない。....きっと、これが普通の反応で。何にも執着しない、私の感覚が異常なんだ。
大浴場に辿り着けば、ジリヤは先に言ってあった通りロッカーの鍵を開け、備品を盗んだ。自分の服可愛さにそれを止められなかった私は、せめてもの抵抗として無言でそのロッカーを閉めて]
ここまで来れば、もう大丈夫かな。マユミ、後はよろしく。
[そう声を掛けると、浴場に入る二人に背を向けて歩きだす。どうにもシャワーという行為が苦手なのは、やはり私が"猫"だからだろうか]
この手じゃ、居ても邪魔なだけだしね。
"猫の手も借りたい"ようになったら、また呼んで。
[さて、いい加減本を返して....あと、薬も貰わないと]**
(48) 2015/07/10(Fri) 17時頃
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ーちょっと前、脱衣所ー
ン、ありがとよ、クラリッサ。起こされなかったら連れてかれてたわ
[さっていくクラリッサに手をヒラヒラと振る]
アタシは結構好きだけどな、その手。きもちいい
[猫の手でも、と言うのに、思ったことを短絡的に言う]
(49) 2015/07/10(Fri) 17時半頃
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……私利私欲? あまりあなたらしくない台詞。
[どちらかというと、この同僚を偽善的な人間と捉えていた。 仕事に中途半端な情を持ち込む男だ、と。 だからこそ、彼の言葉>>41には多少首をひねって。 しかし、深く追及することはしないだろう]
意外とフェミニストなのね。
[傷痕が残るか気にするその姿に、くすりと笑って。 医者としては、自分の傷を心配してほしいのだけれど]
(50) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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誰にでもそういうことを言うの、あなたは。
[似合ってる、とノア言われれば>>42。 口を尖らせつつも、少し頬を赤くするだろうか。 ずっと仕事一筋だった。やはりこういう言葉は慣れない]
……あら、たまには意見が合うのね。珍しい。 急ぎましょう。
[この同僚と、仕事の方針が一致するのは稀だった。 そのまま医療室を出る。 庭園に来るまでの間に誰か出会ったならば。 足を止めて話をするだろう**]
(51) 2015/07/10(Fri) 18時頃
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[ 僕に断りもなく、小さな企みを背中に乗せて飛んだ赤鳥は 差し出された腕>>33に素直に乗って くるる、くるる、 思惑通り! フィルに歩み寄る”センセ”に、ご機嫌に喉を鳴らす。
いつもの聡明な彼ならば、瞬時に見抜いて 一笑に付してくれそうな演目なのだけれど 思惑に反して 慮るように肩に添えられた手に 僕はゆるりと頭をあげる。
珍しく焦りを浮かべた夜色の瞳>>34に 少しの申し訳無さと、微かな違和を覚えながら ふる、と大きく首を振り、縋るように彼の袖を握った。]
『 センセ! コッチ! 』
[ 赤い鸚哥が得意げに 2人を先導するかのように 飛んでは 降り 飛んでは 降りる。 女医とノアが居るであろう医務室を避けて、 僕と兄の 思い出のモノなど何もない白い部屋へ――。]
(52) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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[ 下腹に片手を押し当てて 痛いふりをしながら歩く折 低くした姿勢の先に、光る石。 じぃと見つめた僕の瞳に答えるように、 彼の口から出た「過去」は 少なくとも 僕にはひどく羨ましいものだった。 僕には、唄しかないから。
彼に支えられながら着いた自室は、真っ白な壁と 朝起きたままのヨレたベッドがひとつあるだけ。
”大丈夫”と”ありがとう”を詰めた掌で 彼の胸元を2度叩き 自分を支える力が弱まったなら 冷たいベッドへ腰をおろした。]
……友の形見、 …たいせつなひと、いまは?
[ 顎を上げ 薄暗い部屋で濃紺に染まった目で問いかける。 (死んでしまった?)とは 言えずに はて。 僕のたいせつなひと は 。]
(53) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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『 コイビト? コイビト? 』
[ 相変わらずの ”兄さん” は 僕の言葉を追うようにしゃべりだす。 空気を読んだ上で無視をするから 本当にタチが悪い。
ぼくのほんとうのにいさんだったら……
にいさんだったら、 何て言っただろうか。 **]
(54) 2015/07/10(Fri) 18時半頃
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―― 第一棟・広間 ――
―――後退るなんて、寂しいですね。
[ 男は喉を鳴らした。全く、寂しいなど思ってはいない。 ただ揶揄うように笑っては、その姿>>30をじとりと見据えた。
面体の奥、彼がどのような表情をしているかなど、面白可笑しく勝手に想像を膨らませながら。 ―――ああ、気まずいような、嫌な、顔でもしていたら面白いのに。 男は彼が後退るのにも気に掛けずに、大きく歩を進めてその目前へと歩んだ。 …もしかしたら、また彼に距離を広げられたかもしれないが。
管理人になった後、彼に傷付けられた事は幾許か。 衣服の下、鋭利な肌に。香りに錯乱した彼の手に掛かっては、また錯乱させる香を零したことさえ、…あったような気がする。
――何処まで擦れたら、自分は召すことが出来るのか。
凶暴とケチ付けられる種族を得た彼の、…鮫肌に思いを馳せては、男はその面体の奥を覗き込むように背を屈めた。 ]
(55) 2015/07/10(Fri) 19時頃
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「先生」とは。…また違うような気もしますが。
――これから何方へ行かれるのですか、モスキート君。
[ 慣れない敬称には、揺れる髪と共に首を傾げて見せ。困ったように笑みを――と雖も、所詮薄ら笑いにしか見えないのだろうが――浮かべる。 視線の詳しい行き先など知らずに、ただ漠然と胸元に顔を向けられているのが解れば、「気になりますか」と十字架模様を引っ張り声を投げ。
……その足元がまだ動きを見せれば、目を細めてそこを見遣ったことだろう。 まるでその仕草を咎めるように 。]
……泳ぐ必要が無いのです、 ――私は歩けますから。
[ 投げられた声には、 ドヤ顔じみて返してみせたことだろう 。]
(56) 2015/07/10(Fri) 19時頃
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