226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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…そうだね。 記憶があるからなおさら辛いんだけどね。
[シーシャはバナナを喜んで受け取ってくれただろうか。 そんなことがちらりと、過ぎった。]
そうだね。そっか。 決めるのは観客次第、か。そうだね。 …ありがと、ケイト。
[ピエロの男の手品は手品というより最早魔術の域だが、ツッコミ要員が今は不在である。]
何だろうね? 一緒に過ごせたらそれで楽しかったから。なりたかったとかじゃないよ?
一緒に居たかった、それだけだったから、思い出をなぞったが正しいかな。
[何か。少しでも残して置きたかったのかもしれない。 ピエロの男がいたという名残を。無邪気に慕った、唯一の人の存在を。留めて置きたかったのかもしれない。]
(+185) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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ぜひーぜひー… (いかないで…) [声にならずに手だけをひなこおねえちゃんに向けて行くのを止めようとする。 ひなこおねえちゃんの動揺がタルトに伝わって息苦しさと全身の痛みはますます酷くなっていく。けどそれより苦しいのは心の方、私は悲しませてるのにさらに悲しませるしか出来なくて笑っていても泣いていても相手を苦しませるだけで…
ひらりと舞った描いてくれたおねえちゃんの絵 手をにぎられてお兄ちゃんの胸に泣きながら咳込んだり引き攣ったり]
はぁ…はぁ…ぜひーぜひ…
[胸に頭を付けて握られたまま手をお兄ちゃんの胸に置いて震えだす。このまま泣けたらどれだけ幸せだろう。泣くだけ泣いて笑えたらどれだけ気が済むだろう
けれど泣けば病は急速に体を弱めてて小さな風邪の菌を勢いつかせて蝕わせる。菌は肺へと向かって宿主の中でぐんぐん育つ]
(142) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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…彼は24時間で記憶を失う人だったし。 僕と違って常にピエロだったからね。精神構造は…どうだったんだろう。
まあ、何考えてるかわからないとこが、素敵だったよ。
[メルヤの憧れの基準が謎過ぎることが、今ここに発覚した。]
僕もその頃はまだ、しっかり覚えていようとしてなかったから…朧気なんだよね
(+186) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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その例え忘れない?
[納得されれば、それでもいいか。渋々と引き下がる。 安堵の息を零す。]
ケイト。僕は…覚えていること、気づかない振りをすること。入り込まないのは、もう癖みたいなものだからね。 …変わってないと思うよ?
変わったように見えるのだとしたら、その由来は……”未練”だろうね
[なんて。小さく自嘲まじりに微笑んだ。 望みのひとつぐらいは、叶ってもいいのにと思いつつ。]
(+187) 2015/06/13(Sat) 00時頃
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[そんな体の中の状態なんて気づかず>>137の言葉にコクコク頷きお兄ちゃんの胸を借りて甘えるように吐き出した。
息は苦しくても受け止めてくれたこと 悲しい気持ちは載せてはいても離せなくて 初めて感じた慈悲のような包み込まれた優しさは苦しさは緩和されなかったけれど心が暖かった。]
ぜふ…ふぅ……ぜ……ぜひ…、
[意識が……飛びそうに苦しいながらも顔をしっかり見たくて…、 タルトは優しい顔のが、好き… 悲しみに笑ってほしくない、悲しいときは泣きたい 優しい顔のが見たい お兄ちゃんの、優しい顔を見ようと手をギュッと苦しいなんてどうでもよいほど…]
(143) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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― 深夜の廊下 白衣の前 ―
[まだ"メルヤ"の名を出す前。>>17 青年にはセンセーに聞きたいことがあったから 先に"その話"を持ち出したのだった。]
あのさ、センセー、……鍵、失くしただろ。
[服の下にかかる"鍵"を示しながら、青年は嘯く。 センセーの目からはその形を知ることは出来ないだろう。 ココの廊下に落ちててさ――拾ったんだけど、誰のでもないって言うから。センセーのだろ?と。
センセーは、少し 慌てたようだった。 使ってないだろうね?とか、あそこは立ち入り禁止で、とか矢継ぎ早に言葉が足されていく。
嗚呼、隠し事の下手なセンセーだ、と青年は冷えた頭で思う。 青年の手にする鍵の"ひとつ"が何処のものか。 何となく、薄らと、理解する。]
(144) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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[――…その上で服の中から取り出したのは自室の机の鍵。 鎖に繋がれたそれが閉じ込めておくべき記録はもうない。
これなんだけど、とセンセーに渡せば露骨に態度には出ないものの、落胆したようだった。 それでも、仕事柄そうせずにはいられないのだろうか。 青年の手から小さな鍵と鎖を受け取るだけは受け取って。
――――……嗚呼、その後のことだ。 …メルヤの名前を口にしたのも、ケイトリンの名前を口にしたのも、……青年の意識が焼き切れたのも。*]
(145) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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― 自室 ―
お前だって随分と直球じゃねぇか。 褒めたって何も出ねぇぞ。
[突っ込んだのは言われたことへの意趣返し。>>83 ストレートな言葉は青年であっても少しばかり照れる。 …けれど、平静を装ってぶっきらぼうな言葉を吐いた。]
…あーあー、気にすんな。いいって。 こんな汚ェ部屋でイイならいつでも来いよ。
[謝意は受け取らないとばかりにひらりと手を振れば、そのまま服へと両手を突っ込み、スリッパを突っ掛ける。 青年の部屋に鍵は無い。 出ていくのならご自由にとばかりに足を扉の方へと進めて]
(146) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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へェ、図書室ね。 ――…階段で転ばないように気を付けろよ。
[言い置いたのは忠告だけれど 青年以外に階段で滑って転ぶなどということを体現する人間がいるかどうかは考慮していなかった。
"野暮用"についてはそれきり口にしないまま、引き止める言葉が無ければ部屋の外へと出て行く。*]
(147) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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でも忘れるよりはマシだわ。どれほどひどい記憶でも、忘れてしまえば唯の幻想になる 其処に誰かがいたなら、其れは尊い記憶
[と、...は思う。夢に記憶を食まれる老人を知っているからかそれとも]
どういたしまして 当たり前の事を言って礼を言われるのは何だか不思議ね
[突っ込み要員などいなかったのだ]
そう。思い出をなぞったのね ……私も、なぞれば良かったかもしれないわ 通り過ぎて行った人々。憶えているだけじゃなく、そうすればより強く 記憶も輝きを持っていたでしょうにね
[こうかいするのはいつも、おこってから 動かぬ身体だから記憶をとどめようとして それは甘絵だったのだときづかされた]
―― 一緒にいたかったか。胸に響くわね
(+188) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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常にピエロはすごいわね わたしにはとてもまねできない
[24時間くるくるり。映写機のフィルムをとりかえる様に 記憶を喪うのは怖い事だろうと思う
その奇病にかかる前の過去の記憶は? おぼえてるの?わすれちゃうの? 名前すら、わからなくなるの? ――聞きたいと思えど其処に 彼の隣にピエロがいない、それがきっと″真実″なのだろうとおもう だって此処は]
何も考えない事ってある意味素敵と思うわ 色んな事から解き放たれてるってことだもの
[でも解き放たれすぎるのもまずいよね]
(+189) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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嫌ね素敵な例えなのにどうして?
[扱く真顔で尋ねました]
あら、じゃあ未練って素敵ね本当に 貴方をより人らしくみせる ――叶えば其れは希望になる
貴方は希望を抱ける?メルヤ
[私は、抱いているわと...は精一杯口角をあげる 不敵にみえるように、笑みを形作る 望みを持ち続ける事、それは私達に許された最後の自由で 叶えることも不可能じゃないと、信じたいから]
(+190) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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― 医務室 ―
せんせい。タルトちゃんが……
[そういうわたしの顔は、 せんせいにどう映っていたのだろう。 立ち上がり、すぐに食堂へ向かうせんせいの 後姿を追って、わたしは歩く。]
(148) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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>>142 [ 縋るように伸ばされたタルトちゃんの小さな手を 思い出している。
わたしよりももっとタルトちゃんは不安だろうに 優しい笑顔を向けることもできず 手に応えることもできないで、こうして――
つれていかれてしまうと予感していて、 こんなふうに、せんせいに頼る。]
……ひどいね。ごめんね。
[しんじゃえとおもった。じぶんじしんにたいして。
――そして、食堂へ戻る。*]
(149) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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── 現在・図書室前 ──
行っておいで……とは言っても、私もこれを帰さなくてはいけないのだけれどもね。
[図書室の扉の前。 立ち止まった男は先ほど後ろに隠した手の中の何かを見つめ>>140て。
自分に何かあったら世話をしてほしい>>140、と。 紫色の可憐な花を示してそう言った。
名も思い出せない小さな花を、自分はいつか見たことがあっただろうか?]
(150) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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……。
[じ、とトレイルの手の中の小さな花を見つめ、 トレイルの顔に視線を移してさらにじっと見つめて。
もしも>>141と言いながらもほとんど確信しているような声音は、視線は、彼の身に自覚的な何かがあっただろうことを伺わせる。]
(151) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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そうだな、私が世話をするにしても、ちゃんと覚えていられるかどうかは疑問だからね。
判ったよ、誰か適当な人を見繕って、その人と世話をすることにするよ。
[知り合い一人一人の名を挙げて、世話をしてくれるかどうかコメントするトレイルの視線は、そのたびに少しだけうろりさまよう。
真摯な声を上げて、小さな花を差し出す彼に微笑んで、]
あぁ、任されよう。 来年の今頃には庭をこいつで埋め尽くしてやればいいのかな?
[なんてにやりと笑い、薄紫を受け取った。]
(152) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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[──触れた手の温度は、低かった。]
(153) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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僕は。何人か、忘れたくなくても忘れてしまうひとを知ってる。 だからじゃないけど。その分僕は覚えていようと思ったんだ。
その人の分までってわけじゃないけど、さ。 [ふ、と溜め息を零す。]
通り過ぎていった人が多過ぎるよ、ケイト だから。全員の思い出はなぞれない。再現はされても、ね。 …普通の人だって、いつか忘れる。
忘却は、罪じゃないよ。 …誰もが皆、忘れるんだ。
僕は”忘れられない”性質なだけ。多分、病気の副作用だよ。
[それを伝えたかったのは、ケイトではなかったかもしれない。 それはメルヤにもよくわからない。]
(+191) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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そうだね。七年も前のことだから。 僕がこうなったのはそのせいかもね。 [おどけたように笑って見せた。その口元は微笑を浮かべる。]
だから彼はピエロだったんだよ。僕にとっても、みんなにとっても。
[当人が亡くなった。彼は死んだ。 それを聞いてまだ時間は少ししか経っていない。
ケイトが告げる彼の小さな変化のさざ波は、ピエロの男の死を確信してしまい、その心の傷みに気づいていないのもあっただろう。
ひどく心は渇いているのに、何故か雄弁になっていた。 その変化を、彼女はおそらく勘付かない。]
(+192) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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断固として否定したいからだよ。
[メルヤも負けじと、言い返した。]
人、らしくね。 …何だか僕が今まで人間らしくなかったみたいな言い方だけど。
叶うかどうかわからないよ。ケイト ただの未練だから、叶ったらいいけどね。
……僕は観察者失格だとしても 諦観者には変わらない。希望なんて、無いよ。
現実を見つめ続けるだけ。
(+193) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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[淡々としたものには、諦観と退廃しか宿っていなかった。 メルヤの未練は、彼の望みではない。他の誰かの望みに触れてしまったが故の、未練。
――ピエロの男とずっと一緒に居たかった。 それがはじめの望みだった。
――みんなで穏やかで過ごしていたいだけだった。 次々と皆連れていかれた。
――…みんな、一緒に消えられれば良かった。 その望みが叶わないと知っていて抱いていた。心の中に望みを仕舞う箱があるとすれば、彼の箱の中身は空っぽだった*]
(+194) 2015/06/13(Sat) 00時半頃
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[手を振る部屋主の背>>146を見つめつつ、 ゆっくりと椅子から立ち上がる]
……うん、それなら"また"来るよ。
[言葉の端に、さりげなく一方的な約束を滲ませる。 メルヤに最後は"また"と言えなかったことが頭を過ぎる。 隔離施設へ向かう間際の彼の望みを知らず、 男はずっとそのことを覚えているのだろう]
分かった、気を付ける。 兄ちゃんも、寝ぼけて転ぶなよ。
[実際問題として、殆ど腕が機能していない今、 階段で転ぶと結構危ない。 忠告は素直に受け入れて、相手の姿を見送った。
野暮用については、 ついぞそれ以上問う機会を失ったまま*]
(154) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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―ある花の記憶―
[ある日、彼が私にいいました。お前は綺麗だね、と。彼女もそれにつられて言いました。貴女みたいになりたいわ、と。]
[私はただ、揺れるだけ]
[次に彼にあったのは、私が白い部屋にいた頃でした。彼女の細く白い指が、私を撫でました。彼は言いました。お前みたいになりたいよ、と。彼女は何も言いません、言えません。彼は悲しそうに笑いました。]
[彼が私の名を呼んでも。私はただ、揺れるだけ。]
[彼の腕に抱えられたのは、黒い黒い場所でした。誰も、何も言いません。笑うのは、真白の頬した彼女だけ。]
[私は、彼の涙で濡れるだけ。]
(155) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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[彼が私に触れたのは、白い白い場所に連れられた時でした。彼の瞳は、虚ろ。諦めに澱んだ瞳が揺れています。私を撫でれば、苦しそうに笑顔がゆがみました。理由は、私にはわかりません。彼は真白の紙に、黒いペンで何かを綴って、綴って、綴り続けて]
[彼は私に言いました。――“お前の名前は、なんだい? ”]
[私はただ、揺れるだけ。]
[彼は言いました。――“この気持ちは、なんなんだ”]
[私はただ、揺れるだけ。揺れるだけ。]
(156) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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[私の名前は――――――――……*]
(157) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/13(Sat) 01時頃
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あれだったら、俺が返しておこうか?
[礼に、ね。なんて。茶目っ気を込めて、彼に言ったのは少しの強がり。頭の痛みは、増してきていた。でも、まだ、堪えられないほどじゃない。できるだけそれを出さないようにして、微笑む。渡されれば、素直に受け取ろうか。]
…………頼んだよ。 君が手伝ってくれるなら、安心だね。
[本当に、本当に。]
それはそれは――――楽しみにして、いいよね。
[情景を浮かべて。胸が熱くなった。そこに、きっと、ほぼ確実に、自らがいないとしても。紫を渡せば安心しきった顔を浮かべて。止められなければ、もしくは勧められれば。図書館のうちに足を踏み入れよう。彼に最後に見せるのは、笑顔が良い*]
(158) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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私も知っている。けれど 私もその人たちの分までってわけでは無かったわね
私が忘れたくないから。大切な記憶をとどめておきたいから だから忘れない
[何れ蝋人形の様に生きながら死ぬ姿になる 覚悟して、私は宝石の涙を流すようになった そうしても結局、弟は助からなかったけれど でも此処で沢山の人に出会った
通り過ぎた人もいた 亡くなった人もいた ――でも皆に会えた。キルロイに会えたから私は]
(+195) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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忘却は罪ではない。けれど罪悪感は常に残るわ 私もその副作用が欲しかった ……と言ったら、怒る?
[貴方が見ているのは誰 私に話しかけているのか、それとも私の背後に話しかけているのか それとも第三者か其れはわからない それでもわすれたくないと、心は叫ぶのに、ね]
(+196) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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7年、長いわね ――あっという間のようで、長いわ 皆にとっての道化師なら。それは……ストロボみたいに 記憶に残ってはなれないでしょうね
[黄昏のシネマみたいに貴方は再現するのね フィルムを映写するように何度も何度も
道化師の戯れを 道化師の生きざまを
ふと彼の、手品の前の口上を思い出す あれもきっと、そのピエロの口癖だったのだろうと 普段より多弁になる彼。されど...はその変化の理由は思い至らず 真実の歯車は歪み噛みあうことはない]
(+197) 2015/06/13(Sat) 01時頃
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