249 Digital Devil Survivor
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[鳴の足元が固まるのを見れば、動揺に僅かに揺れた。]
西廼はなんで地に降りたと思う?
[問いかけと同時だっただろうか、霧が視界を白くしたのは。 それでも鳴に話しかけようと口を開いて、しかし続きを声に出す事はなかった。
近づいてくる気配がある事には気づいていた。 だから油断はしていなかったはず、だが。]
(258) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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…―――――――くっ、
[襲い来るリムドーラは三本。 鳥居を吹っ飛ばし、それは大穴牟遅神を一斉に狙う。
雷撃《ジオダイン》
大穴牟遅神は対抗するべく雷撃を放った。 幾らかは相殺されたが全てを消し去る事は出来ず、ダメージを食らう。
が、ダメージを食らったのは大穴牟遅神だけではない。 吹き飛んだ鳥居の破片や石、土が身体を打ち付け切り裂いた。
ただでさえ大穴牟遅神を召喚している事で精神が削れているというのに。 は、と息をつくとよろり、と片膝を地面についた。]
(259) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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[霧の向こうから返された問いに俯いた]
解らない。 きっと、地で何か成す事があったんだと思ってる。
でも。
[会話を引き裂くように、猛々しい叫び>>250が鼓膜に突き刺さる。 この鬼、気配の強さも禍々しさも、 何もかもが見知らぬもののはずなのに。 何処か覚えがあるような気がした。
鬼を使っていた者がいたはずだけど。 彼女の気配は、しない。
>>252、膨れ上がる魔力を察するものの。 霧を盾へと変える事は間に合わず、 大蛇が太い身体を幾重にも巻いて 卵を守りでもするかのように鳴を包み込んだ]
(260) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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ニコは…ヤタガラスなのか? そことの対立してる側なのか?
それとも、他の何か?
[ 最後のものだとするのなら ]
ニコは「マガタマ」で何がしたいんだ?
[ 絶対、はぐらかすなよと念を押しながら彼を見る この胡散臭い知人が何者なのか*知りたい*と ]
(261) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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[声が真実を告げているのは識っている。 ただ、それを信じたくないと、彼女はあの中で生きていると信じたくて。
それを振り切ろうとしたところで、場にそぐわぬ間延びした声>>181が聞こえた。 目の前の鬼から少しだけ視線をずらせば、悪魔がそこに居た。 が、時々見かけたその姿と、何処か印象が違う。]
……対価は?
[良くも悪くも悪魔は純粋だが、純粋な好意、は殆どない。 再び鬼に視線を戻しながらそう低く尋ねれば何か答えを得られただろうか。 それとも戦闘で中断したか。]
(262) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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[>>259、衝撃波は大穴牟遅を襲ったが。 迎撃する雷撃と破砕された瓦礫が幾つも大蛇にぶち当たる。 盛大な水飛沫が弾けて、大蛇は水へを還り 鳴の身体は水浸しの地へと投げ出される。
今だ痺れを伴う足を叱咤して身を起こすと、 慶一が片膝をつく姿が見えた。
鬼へと向き直り、解けた水を編み直す。 しなやかな水龍が鬼の足を止めようと、 その左足へと喰らいかかる]
(263) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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[見世物になった心算は無いのだけれども、 フラスコの中よりも穏やかに保ち続けてる水面でさえ 漣立ち兼ねないような、"状況"だ。]
[>>232 取り敢えず聞いておきたかった苗字については、 聞いたかすら忘れたと言われてしまえば、 そっか、と、あっさりと手を引いた。 その後のスーパーの話からだいたい特定出来たからだ。。]
("後は、直接逢えたらその時にでも聞けば、それで。")
[残念ながら、察する事は出来たとしても、 時と場合と、必要と、それから気分で。 黙る時とそうでない時があるのが男ではあったが。]
(264) 2016/06/21(Tue) 21時半頃
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[霧は水龍へと加勢せんとばかりに、その体へと吸収されていく。 視界は徐々に晴れるだろう。
守りを解いたその代わり。 掌中に形成したのは冴え冴えとした太刀。
鬼と、大穴牟遅と、両方を視界に収めて 次の動向を注視する]
(265) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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- day#3 御渡市:ビジネスホテル前 - >>225>>228,>>256 [ 悪魔の聴覚が、凍り付いた瓦礫の中でごく小さく洩れた音を捉えた。]
『 ………ギ……イ…… 』
[ 仲魔を扱う事が出来るとはいえ、基本は常の人間である二人よりもその察知はわずかに早かっただろう。 数秒にも満たないその間が、あるいは異変への対応を分けることとなったかもしれない。]
(266) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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……まゆ! 伏せてっ!
[ 凍り付いた雪山だったはずの瓦礫の山。]
[ 私はすぐ近くに居たまゆちゃんへ飛びつき、]
[ 灼熱した赤みの色を帯びてから一瞬後、]
[ 彼女を身体で庇うように押し倒したのと、ほとんど同時。 ]
[ ――辺り一帯に熱波と岩石をまき散らしながら、 灼熱の塊が爆発した。*]
(267) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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咆哮が……
[2か所で上がっていた雷鳴、地響き、咆哮。片方、咆哮を上げている方が近づいていく。その先は上社]
同じ方向へ向かっている……?
[走りながら、頭に疑問符が浮かぶ。何らかの争い…恐らくはこの事態の元凶と、それに抗う者との間で争いが起きているのであろうことは明白。しかし、なぜあの二つの暴虐な力がぶつかり合おうとしているのか。土着神の眷属とは言え、この場においていまだ部外者に過ぎない男には、明白な事など一つもなかった。]
とは言え、上社も知らぬ場所ではないしな… 主様も、良くいまだにお隠れになっていらっしゃるものだ。
[溜息をつきながら、しばらく走った後に上社の鳥居が見えてくる辺りまで近づいて行った。もっとも、その頃すでに当の鳥居は戦いの余波で吹き飛んでいたかもしれないが*]
(@8) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[傍らにいた気配が一言>>187と共に移動する。 危ない、と止める暇もなかった。
視界の隅に移ったのは、珍しい悪魔。 確かに強いそれに安堵と不安を同時に覚える。 かつて会った櫻井のように、何か関連があるのならば、いいが。
しかし、それを問う暇など与えられるわけもなく、 二か所から同時に放たれる魔法の範囲圏外に逃れる方が先だった。
召喚する暇はない。飛び散った瓦礫は大きいものは概ね弾けたが細かなものは受けてしまった。 一番痛かったのは、右足を串刺しにするワイヤーだろう。]
っ……!
[それでも足を止める事はせず、身を投げ出す事で何とかそれから逃れた。]
(268) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[ 立ち込めていた霧が、一面の砂煙に変わり、その数瞬後にようやく晴れてくる。 そこには引き裂かれた神社があった。>>259 が、そこに人がいようとも酒呑童子の目はそれを捉えない。狙うこともない。
立ち塞がる“鬼神”の気配を感じ、酒呑童子はさらに暴れようと魔力を溜める。 そして──]
グオオォォッ!?
[ 燃え盛る脚に、水龍が喰らいついた。ツーンと鼻につく嫌な臭いを上げながら、水龍の一部は蒸発し、それでもなお酒呑童子の脚を穿つ。>>263 “鬼”の脚からは流れ出る血もなく、黒く澱んだ塊が塵となって飛んでいく。
ぐらり、と酒呑童子が傾いた。
一瞬の静寂ののち、再び激しい音を立てて片脚をほとんど失った“鬼”が倒れ込む。 これ以上ないほど壊れた境内が、さらに被害を増す。
酒呑童子は派手に倒れて動かないが、その体から燃え移った炎が、辺りの木々を燃やし始めるだろうか。*]
(269) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[白い武人>>255の動きが鈍る。]
オレは殺シてナい。
[耳を塞いだ男>>255に声が届いたかは知らないが。 見えた隙に犬神憑きは武人の隣りを駆け抜ける。
ほんの少し槍が振るわれれば斬撃の届く距離。 斬られようと構わず、召喚主の男への最短距離を獣の脚力で走り抜け。]
(270) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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マガタマで、「奇跡」が起こせルんだと。
[男へと振り上げた爪は、一度盗まれた左。]
……弱イ……!?
["取り分"を取られていたのだと、今この時に気づいたが止めようもなく。 予定外に弱すぎる斬撃が男へと振るわれる。]
(271) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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まあ、……分からないからこそ 不思議は不思議、謎は謎だものねえ。
[>>237兎も角、 大凡予想していた範疇の答えが帰ってこれば ふ、と、半拍分、上調子の吐息を薄唇から零した。]
何処かで会った、だとか。 交点のふたつ、みっつとは言わないから、 ひとつでもあれば分かり易いんだけどな…。
[男は、物事には、アトランダムな偶然に思えても 物事を錬成する前の状況が必ずある、と考えている。
だからこそ、その事象にも「はじめ」の何かがあるのでは、とは、半分くらいは期待していたのだが、……現実はそうも美味しい餌をぶら下げてはくれないようだ。肩をあからさまに竦めて、横目で、彼の力無い笑みを拝みなど、するのだった。]
(272) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[満身創痍の様相の慶一をどうにか助けに行きたい。 とはいえ、大穴牟遅が傍にいる限りは難しい。 現れた鬼の目的は知れないが、 攻撃を仕掛けてきたからには敵と思うべきだろう。
間合いを計る中で、近付いてきた存在>>@8を捕捉する]
あなた、護夜の。 どうして、ここへ……。
ここは危ない。
[短く声を掛けた]
(273) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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- ビジネスホテル前:戦闘の直前 - >>262,>>181 [ 意識の隅に生まれる、“TALK”のアイコン。 直截すぎる問いにふふっと笑った。]
「単刀直入ぅー。」
「あわてるナントカはもらいが少ないって、 ニンゲンでも言うんじゃないのー?」
[ 軽くいなすニュアンスで、彼女の言葉をそう流した。 要するに、まだまだ会話が足りてないということ。 でも私にしても彼女にしても、少なくとも今現在、ここから会話を広げる気が無いというのは恐らく同じだっただろう。*]
(274) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[霧が晴れて視界がクリアになって、まず目に飛び込んできたのは倒れようとする鬼の姿>>269]
おい、待て。 まじかよ。
[巨大な鬼が倒れればどうなるか、考えるまでもない。 動かない身体を叱咤して逃げようにも、やはり動かず。
鬼が倒れた衝撃で境内を壊れ、無残な姿へと変わっていく。 境内だけならまだいいだろう、社殿も壊れて、そして火が広がっていく。]
(275) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[大穴牟遅神が吼えた。 巨躯をうねらせ、倒れた鬼へと向かって飛びついて。 カ、と口を開けるとその肉を食らわんとする。
その光景すらも霞んでいく。 精神が削れていくのが分かる。 元より自分の技量では召喚出来ないモノ、それを喚んでしまった。 故に、削れていくのは精神のみではなく、生命そのものが削れていく。
大穴牟遅神が弱れば制御を取り戻して、そして還ってもらう事も出来るかもしれないが。 現状では難しそうだ。]
(276) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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……あっつ、
[焦げる匂いがする。 熱風が吹き荒び、肌を焼く。 じりじりとした痛み、それに激しく脇腹も痛む。 痛む脇腹に手をやればぬるりとした感触がした。 傷口が開いたのだろう*]
(277) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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さあ、どうだろう? 僕はパラチーノさんでもないし、 心を読めるダンタリオンや、サトリでもない。 しがない"一般市民"だからわからないなあ!
[其の侭、 くつくつ、と喉を鳴らしたりなんかして。 彼の前だからこそ、態とお道化てみせる部分が多いのは、 戯れに名前を"間違える"ところに通じているものがある。] [但し、「でも、」と、続けるのは、やや、厳かめいて、]
ノーコストで叶えられる願いなんてものがあれば それは摂理に反しているけれど、
手段と「代償」さえあれば……、 拍子抜けする程簡単に、願いは叶う事もあるよ。 今みたいな、非現実的な事に頼ればね。
[それでいて、茶目っ気を綯い交ぜた―――戯言だった。]
(278) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[魔法の効果が全て終わりを迎えた後、打って変わって静寂が訪れる。 けれど、瓦礫の山の下でそれがいまだ勢いを失っていない事には気が付いていた。距離を保ち、構えたまま、少し泣きそうな顔で口を開く。]
小鈴、さ、ん……。
[それと同時に一つの管を解放すれば、 温和な顔立ちの魂が、傍らに寄り添うように現れる。
目の前では瞬く間に氷が昇華されていく。 何を言う事もなく展開された魔法は、物理反射<<テトラカーン>>。
刀を上段に構え、灼熱の瓦礫を弾いて鬼に肉薄しようとしたが、 それよりも鬼の方の動きが大きく、早かった。
そして、予想もしていなかった方向へと走り出す。]
(279) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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[>>269、盛る焔に水龍は激しく水蒸気を上げる。 その身の大半をすり減らしながらも獲物の脚を捕えたそれは、 血の代わりに散った黒々とした塵に触れて泥と化した。 穢れを吸った水は制御を失う。
傾いだ鬼の身体が瓦礫を更に破壊していく。 燃え広がった炎を見て目を細めた]
降れ。
[短く発された声に呼応して、雨が辺りを包んだ。 動きを止めた鬼へと注意を向けつつ、大穴牟遅を窺う]
(280) 2016/06/21(Tue) 22時頃
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小鈴さん!!!
[鬼の脚力と傷を負った人間の脚力では追いつけるはずもなく。 行き先の方へと目を凝らせば、確か先ほど大きな雷が落ちたところだったか。 あちらは]
上、社……?
[確か西廻が神主をしている神社がある場所ではなかっただろうか。 そして、神社にしては歪みかけた気が立ち上っている。
ニコラスが言っていたことを思い出す。調べ、なくてはならないだろう。 けれど、新たに会った人間と悪魔も気になって、そちらの方へと視線を向けた。*]
(281) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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大穴牟遅[>>276が鬼へと躍り掛かった様を認めると、 手にした太刀の他、背後の宙空にも水の渦がわだかまり ひとつ、ふたつ、――計4本の直刀が姿を現す。 その切っ先を大穴牟遅の背へと向け、真っ直ぐに射ち放った。
そうして、己は慶一の元へと駆ける。 傍らに膝を着いた]
慶一、しっかり……!
[脇腹を紅い色が濡らしているのが見えた]
(282) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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―御渡神社・上社―
[近くまで来ると、さすがに咆哮の正体が分かる。大なる鬼>>269と、社の祀神>>243。それに、水流に護られている、ほんの2日ほど前に言葉を交わした人外の娘>>263。他に人間がいるかもしれないが、目についたのはまずそこだった]
随分騒がしい様子だから、様子を見に少しだけ降りてきた途端にこれだ。 ……お前こそ、なぜそこにいる。危ないのは分かっている。 俺にも危ないなら、お前にとってはさらに危ないだろう。
お前の主殿ならともかく、お前がその場にいて何とする。
[無理に介入をするつもりはない。とは言っても、言葉の一つもかけたくはなるというものだ]
(@9) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[咆哮が止まると同時、耳を抑えた手を緩めれば、呟きが届く>>270。
動きの止まった武人と、その横をすり抜ける呟きの主。 とっさに銃を手に取ろうとするも、男性の動きは早く。 顔面を庇おうと上げた左腕に、鋭い爪が直撃する>>271。]
っう……!!!
[鋭い痛みが走り、弾き飛ばされる。 もし、それが全力であれば、腕を斬りおとされていたやもしれないが、それが予定外>>271だなどと男には知る由もない事。 それでも、動けるようになったクー・フーリンがとっさに治癒魔法を唱えなければ、そのまま意識を手放していただろう。]
(283) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[荒い息のまま、男は見据え。]
はは……奇跡、なぁ……? だったら……猶更貴様みたいなガキに渡せるかよっ!
[血は止まったとはいえ、まだ左腕に痛みは残るし、生きは上がっている。 それでも、男は右手で銃を取り、男性を撃ち抜かんと片手で構え、引き金へと指をかけ。 クー・フーリンも挟撃せんと、間合い詰め、槍を繰り出した。]
(284) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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[さて、] [コンマ代わりに鳴り響いたドアベルの音に見送られながら、 ――――やや捲れたアスファルトの破片を踏んだ時。]
[立て続けに振り轟く雷鳴と、 荒れ狂うものの嘶きの様な咆哮が、 種を変えて無数、幾つとなく、劈き喚いた。]
…… そうだなあ、 急がないと巻き込まれそうだ。
[絶叫から遅れて届いた、混迷の轟号の響きは>>246、 繁華街の端に或るこの場所に齎されるころには薄らいでいたが、片耳を塞いで、まだるっこしそうに目を細めるモーションだけをする。男は、こういうものには、有り体に言えば耐性はあったが――――、>>257そういえば、聞かれても、答えてもいなかった問いを聞き乍ら、大丈夫かと彼を見下ろした。]
(285) 2016/06/21(Tue) 22時半頃
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