237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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人
狼
墓
少
霊
全
フィリップは記者 イアンに投票した。
リーは記者 イアンに投票した。
ヨアヒムは童話作家 ネルに投票した。
イアンはろくでなし リーに投票した。
レティーシャは記者 イアンに投票した。
ネルは賭場の主 ヨアヒムに投票した。
グレッグはろくでなし リーに投票した。
イアンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヨアヒムが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、フィリップ、リー、レティーシャ、ネル、グレッグの5名。
淡々としたアナウンスが響く
「皆さんそれぞれ疑う人が違うようですね。公平性を強いて、投票なんてしてみますか?皆さんの意見を私が聞いて発表、という形が一番公平でしょうか。ええ、皆さんにお任せします。もしも投票制にするならインターホンで言ってくだされば。」
(#0) 2015/08/26(Wed) 02時頃
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[若者たちが付いてくる気配>>113>>114 背中に感じながらも 付いて来るなとは終に言えなかった
一人で背負い込むのが怖かったのだろう 情けない話だ]
(0) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
|
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イア、ン……済ま……な……ッ
[相手は自分達を喰い殺すかも知れなくて そうでなくともメスを持っていて
殺さなければ殺されていた
自分がやらなければ 未来ある若者たちが手を汚すことに
だから仕方ない 仕方ない 仕方ない
頭の中で何度も何度も言い訳を繰り返す
徐々に体温を失っていくイアンに 手を合わせることも忘れて*]
(1) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
|
……やっぱり付いて来る奴が居たなァ
この後も死体の確認で騒がしくなるか
[酷く冷たい声だ
自分のとはとても思えない
一体どうしてしまったのだろう
人を"殴り"殺したのは初めてで
とても恐ろしい事をした自覚はある
しかし惹かれるはたらり滴れる赤にばかり
罪悪感や後悔より空腹が勝利して
目の前の肉を食べられない事が
ただただ残念だ]
|
[どれ程そうしていただろうか イアンの部屋を出るとき周りに人は?
居たならビクリと震えて……目を逸らし 横をすり抜ける様に去っただろう
どんな事をしても"殺人をした"という 事実は変わりはしない 言い逃れするつもりもない 青山が取るという責任に期待もしていない
其れでも人の視線は 此方を見る瞳は 例えそのつもりがなかったとしても 追い打ちをかけて責めてくる様で
怖かった
そうして隠れる様に個室に篭っただろう]
(2) 2015/08/26(Wed) 07時半頃
|
[……自分の個室では、無いけれど
ヨアヒム、彼の部屋は何処だったか
扉を開けておくと言っていたか
イアンの部屋を探すよりも
ずっと簡単に見つかるだろう]
あーー……腹減ったなァ……
["お仲間"はどうしていたか
もしかしたら部屋を出る際に合流したか
其れとも先に"食事"を始めていたか
一人でも二人でも 向かう先は一つ]
|
─アナウンス>>#0を聞いた自室─ [まるでゲームのサポート気取りか 淡々とした声で告げられた内容は
殺し合いの続行を意味していた]
……まだ、終わらねェんだ……
[浮かぶは絶望の二文字]
(3) 2015/08/26(Wed) 08時半頃
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[まだ対象が生存しているという事を 会社側は把握しているのだろうか
イアン以外の死体が発見されたなら 納得できたかも知れないが 部屋の外と運営の中で どんな情報が行き交っているか知らない
短時間で巡るましく変わる状況 刺激を求めに来てまさに理想通り なのに嬉しさは欠片もなかった]
……イアンは……悪食じゃ……ッ
[独りごちるも声が掠れて言葉にならない]
(4) 2015/08/26(Wed) 08時半頃
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[目の前に広がるイアンの赤を目の当たりにしながら、食欲の唆るソレには薄っすらと唇が弧を描きそうになるのを止める。恐らくもうすぐ2時間が経過するのだろう。あまりにもいろんなことがありすぎて、時間の感覚などとっくに狂っていた。
……それでも、体の方はどうやらそうじゃあないようだ。
(……おなか、すいた……)
イアンの部屋からふらりと立ち去ると向かうは仲間と話したあの場所。部屋の外で合流することなく歩いていけば、たどり着いたのはこちらが先か?もしかすると、その部屋の前で合流したかもしれないが]
……あの、ヨアヒムさん……
[それでも迷う視線は、引き摺る罪悪感から。きっと一人で辿り着いたところで、何もできやしない。……ぐう、と腹がなった]
|
[――どれ程そうして蹲っていただろうか。 意識を飛ばしてもいないのに、混乱した思考は寝起きの脳めいて。 ぼんやりと顔を上げれば、ゆっくりと立ち上がって歩き出す。
それは結局見送ることのなかったリーのその後であったり、――イアンの、その後であったり。 いっそ見ずに置けば良いのに、なぜ中途半端な事ばかりしてしまうのだろうと。 自嘲する気にもなりはしなかったけれど、代わりに無理やり視線を上げて、]
………、
[ふと、視界に入った扉の名前は。 誰の物だったか。]
(5) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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―ヨアヒムの部屋前―
[良く覚えがある。 広場での騒ぎの中、早々に離れて個室に篭った男。 ご丁寧にも、鍵はかかってない、なんて申告付きで。]
……ヨアヒム、さん?
[止めれば良いと、脳の何処かが本能じみて叫ぶ。 それでも昨日、彼と親しげに話していたのは――リーとイアンだったのではないか、なんて。 罪滅しか責任感か、今更そんな物に何の意味があるのかも理解らないけれど、扉に掛けた手は、退かない。]
お気持ちは、分かりますけれど。 あまり一人で篭っているのも、どうかと、 …………ヨアヒムさん。
[今ならまだ戻れると、本能じみた声は止まない、けれど。 力を込めれば、何の抵抗もなく開く扉。 ――鼻に触れたのは、想像通りの異臭だった、か。]
(6) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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――ッ、あ、あ…!
[引き攣る悲鳴は何処まで廊下に届いただろうか。 確かに自分が言葉を交わした男の、変わり果てた姿は。 ろくに会話もしなかった初めの犠牲者よりもずっと、更に。 より鮮明に、現実を突き付けてくるようで。
――先まで生きていた人が、確かに死んでいる。
だから言ったじゃないか、なんて侮蔑も。 標的になったのが自分じゃなくて良かった、なんて安堵も。 今ばかりは出て来ずに、ただ呆然と立ち尽くした。]
(7) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
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……なんで。 イアンさんは、……、
[震える声で絞った言葉は、続きを吐き出すことはできない。 だって、考えたくもない。 自身も手を下すかもしれなかった相手が、殺害の片棒を担ぐかもしれなかった相手が。 ――とんだ的外れだったかもしれない、なんて。]
……す、みませ、
[反射めいて上がった謝罪は、果たして誰に向けたものか。 部屋に踏み入って手を合わせてやる事はできずに、結局はまた、中途半端なまま。 しばらく、濃い死臭の中の薄い空気を求めて喘いだ。**]
(8) 2015/08/26(Wed) 10時半頃
|
[仲間は既に到着していて
言葉もなく鍵の掛けられていない扉を開くと
先に中に入れさせ自分も入り扉を閉めた
餌の名を呼び彷徨う視線を見物
腹を鳴らしながらも覚悟は未だらしい]
……喰いたくねェのか?
[なんて耳元で囁いてみる
差し出された軽食>>+2の事ではないのは
レティには良くわかるだろう
男の腹もまたぐぅと鳴り
ヨアヒムに向けて彼と同じへらり顏を見せ]**
[美味しい食事を目の前に、それでも引き摺られる罪悪感から視線を彷徨う。怯えたように後ずさる様にはますます胸が締め付けられるようで…ああ、この人は確か娘が結婚するのだと話していたっけ、なんて決心が揺らぐ言葉ばかりが浮かんでは消える。
おびえた様子で、それでもへらりと笑って"お腹をすかした"自分に食事を差し出す様には、思わず苦笑。
そして悪魔のような囁き。ああ、彼はいつだって自分の躊躇いを消すような天の声をくれる。]
……すみません、ヨアヒムさん。それ、美味しそうですね。僕、すごくお腹が空いていて…
[迷いながらもゆっくりゆっくりと、呟いていく。表情はどこか悲しげで、罪悪感に塗れていたが……ああ、でもこの先の食事を思えば唇は弧を描くか。]
……凄く凄くお腹が空いて、今すぐ何かを食べたいのに、それで満たせたらどんなに良いかって思うのに、でも……食べれないんです。……娘さんの、結婚式……あるって、知ってるのに……ごめんなさい。
[迷いながらも一歩ずつ"食材"へと歩みを進め。枕が飛んできたとしても大した痛みを生まず、動くこともないだろう。]
……ごめんなさい、……ヨアヒムさん、すごく美味しそう。
|
[ふらりと歩いてきたのは自室。また呆然とその中でうずくまる。イアンの死は自分が招いたんじゃあないか なんて後悔。メスのこと、"もしも"と続けた言葉、あれがなければイアンは死ななかったのでは?…だとしても、それを回避したとして自分が死んでしまうのかもしれない、と考えれば安堵してしまう。]
……っ、ごめんなさい…、ごめんなさい……っ!!
[罪悪感と、後悔。しかも自分が招いたそれを リーが行ったのだ。ガタガタと体が震え、歯が噛み合わずに音を鳴らす。 瞳からは雫が溢れ、零れていた。……後悔したところで、もう取り返しがつかない。]
……っ、ごめんなさい……イアンさん……!
[それでも僕は死にたくない、と。呟きは誰に届くこともなく消える。]
(9) 2015/08/26(Wed) 14時頃
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[閉じ込められた空間で、遺体の丁寧な扱いなんてしてやれるはずもない。 結局ヨアヒムの部屋には踏み入らないまま、その場を後にする。
もしも誰かとすれ違っても、言葉を交わすこともできなかったけれど。 人の死を、口にするのも恐ろしくて。 それが良かったのか、悪かったのかは、理解らない。]
…………、
[毒吐く言葉も無くしたまま、廊下を歩いて。 本当ならば全てを避けて個室に閉じこもってしまうのが、正解なのではないかと思う。 それをしなかったのは、疑われるのが恐ろしかったからか。 もしくは――どこかで一人になるのを忌避していたからか。
後者、だったとするなら。 ひとつの部屋の前で足を止めたのも、自然な事だろうと。 自身を納得させることは、できたのか。]
(10) 2015/08/26(Wed) 16時頃
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リーさん。 ……その、
一服、…如何ですか。
[足を止めたのはリーの個室の前。 彼はまだ、部屋に籠ったままだったろうか。 インターホンを押しては、声の出し方を忘れたように掠れた声で呼び掛けた。
先の出来事は未だ網膜に、記憶に、残っている。 それを責めることも、――肯定することも、出来る気はしなかったけれど。
それでもしばらく、扉の前で立ち尽くして。 応えを待つのだけは、止められなかったか。**]
(11) 2015/08/26(Wed) 16時頃
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―広場・リーを追って―
[穏やかな笑顔(>>104)を残して広場を立ち去るリーの背中が小さくなるのを立ち尽くす。すぐに彼を追った方が良いに決まってる。人数が多い方が、錯乱し個室へ閉じ籠る彼も、それ諌め取り押さえようとする彼も。どちらも守ることが出来るのだから。
それなのに、 ―――『あたしはくぅ君を愛してるから』 どうして? ―――『くぅ君はあたしのためだけに生きればいいの』 身体が重い、身動きが取れない。
椅子を手にしたまま、見えない力に全身が押し沈められているかのように動けないでいると、またしても「名」を呼んだのは彼だった(>>111)。 困惑めいた彼の声と表情。フィリップも迷っている。そう察すれば、震えた深い息が肺の奥から抜け出して。]
…い、こう、フィリップ。
[椅子を持つ手に力を入れ、空いた片手は握手を求めるかのようにフィリップの前に差し出して。そうしてフィリップの覚悟が決まるのを待ち、リーの足取りを追った。]
(12) 2015/08/26(Wed) 17時半頃
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―トイレの個室から広場へ―
[その“現場”を見届けたか、目撃したか。 とにかく先程まで共に談笑し、食事をしていたヒトの死を理解してからは、ほとんど記憶がない。
気が付けば、共用トイレの個室の便座の上に座っていた。 便座に寄りかかって数十分程度、眠っていた、というより、意識を失っていたようだ。 そのまま全てが終わるまでそうしていられれば、どれだけ幸せだっただろう。 薬で引き出され湧き上がる身体の欲望は、それを許してはくれなかった。
ふらり立ち上がり、個室を出ると。 『生きる』ために広場へと向かう。]
(13) 2015/08/26(Wed) 17時半頃
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―それは悪夢か、幸福な現実か。―
[うちは母子家庭で大変だけど。それでも幸せだ。 だって母も姉も、そして俺も。みぃんな明るくって、食卓はいつも3人家族とは思えない程に賑やかなのだから。
かあさんの口癖は、「わたしはひとりの人しか愛せないのよ!」。 何かの歌の替え歌のように、いつも笑顔でそう歌う。あの日まで、姉さんがまれに落ち込んでた時、母がよくそう歌って励ましてたのをボンヤリ覚えてる。
姉さんがビョーキになった“あの日”。流石にみんな落ち込んだけど、すぐに2人とも元気になった。 あの日まで俺にばかり過保護にしていた母は、今度は姉さんに過保護になった。ビョーキなのだから当たり前。 それからあの歌は、かあさんと姉さんが俺に向けて歌うようになった。
この前姉さんに紹介してもらったバイトは、結構良い給料がもらえたから。今頃姉さんは、美味しいものをたくさん食べているといい。トイレに吐き出されるのを見るのは、辛いけど。 それでも“俺たち”は、幸せなんだ。
だからきっと。“あの日”、姉さんがとても嬉しそうに笑ったように見えたのは、きっと俺の、思い違い。]
(14) 2015/08/26(Wed) 18時頃
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―回想・個室にて―
「…ああ、そうだ。そろそろ家に、帰らないといけないッスよね。」
[便座の上、目が覚めた時。なにやら悪夢を見ていたような気がしたのに、その内容は覚えてなくて。ただただ自然と、歌うように。そんな台詞を呟いていた。]
(15) 2015/08/26(Wed) 18時頃
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―回想・広場での逡巡と―
[グレッグへと視線を向けた時、彼はどんな表情をしていたのだったか>>12。 仮初の名を呼ぶのは、一度で済んだか。
たとえばこんな時。"本当の名前"を知っていたのなら――それを呼べたのなら、何か違ったのだろうか、なんて。 それしか知らぬ名を繰り返しながら、そんな事を思う。
ひたりと動かぬその様子に。まるで知らぬ何かに留められるような、その様子に。 縋ろうとしたのか、――烏滸がましくも、取り返そうとしたのか。 思わず手を伸ばしかけて。]
……あ、ああ。
[深く吐かれた息と伸ばされた手を、合わせて薄く嘆息しながら掴んだ。 自分よりも傷んだ労働を知る手。緩く力を込めてから――じわりと強く。
それもまた、子供じみた行為のようで恥ずかしくはあったけれど。そんな去勢だって、今ばかりは見ぬふりしても許されるはず、と。 僅かに汗の滲んだ手のひらへと伝わる熱に、脚を上げるのもまた、早まったか。*]
(16) 2015/08/26(Wed) 18時半頃
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[口から溢れる謝罪は当然本物ではあった。それでも "らしく"聞こえないのは 彼が美味しそうに見えてしまうから。だってまたあの味が味わえるのだと思えば、構内には唾が自然と溢れ、それを飲み込むとごくりと喉仏が動く。]
ぅ、わ……っ!!!
[それでも 突進されてしまえばその大きな体に敵うわけもなく、どさりと尻餅をついてしまう。すり抜けて扉に向かおうとするならばその手を掴もうとしただろうが。
ふと、手の中に先程あの箱からメスを取り出していたことを思い出す。と同時にまた迷い。
(ああ、でも……オナカスイタ)
空腹を超えた飢餓。
本当に空腹を抱えた人間は、食べ物を得るためになんでもするのだという。…まさしく今がそれだろう。]
ヨアヒムさん、待って…っ!
[枕のシーツを剥ぎ、それを乱雑に丸める。騒がれたら面倒だということは承知済み。言葉と共に右ポケットにしまっていたメスを取り出す。キャップ付きのもので良かった。
そこまでの手つきは今まで躊躇していた人間とは思えないほど鮮やかで、滑らか。
ああ、食べるならどこが美味しいだろう。やはりまるまると膨らんだ腹部か。それでも背を向けられていれば、臀部が良いだろうか。なんて。
動きを緩めるためにとりあえずメスを彼の足、アキレス腱辺りに刺すことは叶うだろうか。本当は首が一番だが、血で汚れるのは面倒で。]
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 18時半頃
グレッグは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 19時頃
|
― その、前 ―
[目の前で行われたことが、モノクロに視えていた。現実味なんてこれっぽっちもなくて、冗談だったと言われた方が、よっぽど納得できた。
それほど異常で異質な空間。 何が正しくて何が間違っているのか。 そもそも正解なんてあるのだろうか。]
…、ッ、
[殴って止める、という彼>>2:97を止めるための言葉は出てこない。インターフォンへと向かう背中を支えてあげることができたなら。
しかし、穏やかな笑顔>>2:104を視界に入れてしまえば、彼に甘える選択をしてしまった自分にそんな権利があるのかと。綯交ぜになった感情が足を縛り付けた。 その背中を追うように出て行く彼ら>>2:100>>2:113。自分はそれを、見送るのみ。]
(17) 2015/08/26(Wed) 19時半頃
|
[怯えた顔のヨアヒム>>+3に
何故扉を閉じるのか問われるが
答える必要はないだろう
自ら餌となることを選んだ彼に
──なんて、都合の良い解釈だと
冷静になった時思うのだろう
敢えてそうなる事で守ろうとしている
その尊さを知れば喰えなくなってしまう
本能に突き動かされて居なければ
今だけは]
[レティが突進を受けて尻餅をついた
一瞬のことで遅れたが扉の前に立ちはだかる]
……悪ィ……
[形ばかりの謝罪を
彼の手を抜けたとて外に出す気はない
ヨアヒムはどんな体勢か
倒れて居たなら床に抑え付けるだろう
レティが布を丸めていたか
それなら仰向けにするのが良いだろうか]
|
[そうして誰もいなくなり>>12。広い広場にただひとり。 見たくないんだ、人が無機質になるところなんか。見たくない。
したくないと駄々をこねる自分と、散々世を渡ってきて培われた『人任せにしていていいのか』『印象が悪い』と打算的な考えをもつ自分。
それらをうるさいうるさいと一掃して、やっとのこと動かした足は彼らとは逆の方向。 ここに来て定位置となった、窓際へ。
窓の外を見れば、いつもどおり、気持ち悪くなるほどの人混みが。]
―――――…
[でも今は、その気持ち悪さに酷く安心する自分がいた。生きている、生きている。きっと自分の知らないところでは人が死んでいるのだろうが
…今、自分の視界にいる彼らは生きている。]
(18) 2015/08/26(Wed) 19時半頃
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|
― その、後 ―
[そうして『それ』は執行されたか。広間にいる自分に、それらの音>>2:114が聞こえることはなかったけれど。無機質なアナウンスが現状維持>>#0を伝えてきた。
それで、なんとなく悟ってしまった自分が、恨めしい。]
も、…っやだぁ…っ
[足を両手で抱え込み、腕に頭を押し付ける。何も見たくない、見たくない。聞きたくもない。歪む視界に好都合だと口の端をあげてみたけれど…虚しくなってヤメた。 シン、と凍えるように冷たい空気が、身を切り裂くような痛みを与えてくる。
誰もいないのをいいことに、永らく押さえ込んできた『自分』が顔を出し。]
(19) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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…っふ、 く、…、っ、
[手が震えていた彼は、『それ』を実行してしまったのだろうか。確かめる術もなければ、確かめる気も起こらない。ただ、負わせてしまったことに、罪悪感を募らせる。謝ったって自己満足、結局なにもできないだろうけど。
静かにしているから。泣くことだけは許して欲しい。]
(20) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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[どれほどそこにいたのだろう。膝はしとどに濡れてしまっていた。眼蓋が重いけれど、今はそんなことどうでもよかった。どうでもよくなった。]
ひ、めい? 今度はなに…っ!?
[静寂だからこそ聞こえた音>>7。それは廊下の方から聞こえてきた。間違いでなければ、これは、]
フィリップさん…、?
[彼の声。なんで、どうして、
――――…もしかして?
嫌な予感に身体は全く動かない。そうしているうちに、誰か広場に姿を見せただろうか。]
(21) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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―広場―
[広場には誰か居ただろうか。視界に、蹲る青年(>>19)を映したかもしれない。 それでも、彼に話しかける気になれるはずもない。無言のまま虚ろにその場に入り席に座ると、手直な料理を手に取って黙々と食べ始めただろう。
アナウンス(>>#0)はそこに辿りつくまでに聞こえていた。 それはまた誰かを疑わなければならない、という現実を示すもの。悪食がまだ居るということは、イアンさんはそうではなかったのだろうか。青山は、悪食が複数いるといっていたか。それなら、その人たちを全員殺害しない限り、ここから出ることは叶わないのだろうか。
顔を上げると、そこはイアンの座っていた席。温和そうな彼が、結局どんな人となりをしていたのか。自分はかつて彼と出会ったことがあったか。結局全ては、今口に含んだ肉の味と同じように、何も分からないまま。 彼の優しげな笑顔を思い出し、肉を噛み締めては。広場の監視カメラを睨みつけては低く告げて。]
青山さん… あんたのことだけは、絶対に。 許さないッス。
(22) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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|
― 回想:フィリップ>>2:101 ―
[表情がごっそりと抜け落ちた。さながら今の自身の顔は、能面といったところか。装飾がなければ感情も表せない、能面の。]
よろこぶ? よゆう?
[初めて聞きました、と言わんばかりに。ただその音を繰り返して。そこに意味など付随しない。ただ聞いた言葉を繰り返しただけ。
そうして、次に滲みでたこの感情は、なんだ。]
(23) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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そんなものがあるように …みえてます?ねぇ?
[能面の、それでも口の端だけを釣り上げて。嘲るような表情に、もはや取り繕う気がないことは明らか。
吐き出されたそれはおそらく自分と同じモノ。それを押し留めるように口に手をやり背を向けた彼に、捨て台詞を。]
失礼。 『優等生』とばかり思っていましたが――
[大きな、勘違いだったようで。]*
(24) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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[部屋でうずくまって暫く。どのくらい経ったのだろう。それでもやはり一人でいるという時間は不安で不安でたまらなくて、結局ゆっくりと歩き出し広間へと向かうのだろう。
ふらりと立ち上がる。ああ、足はまだ震えていて、歩き出す一歩は重い。
(……っ、だめだ…、死にたくない……)
悲鳴>>7は耳に届かずに、ただ重い一歩を踏み出して。広間にはネル>>21がいたか。瞼が少し赤みを帯びているような…いや、それよりも目に涙が浮かんでいただろうか。]
……ネル、さん……。い、イアンさん…は……あの…
[震える声で言葉を紡ぐ。先程のやり取りの先を、きっと彼は気付いているのだろう。そんなふうに考えながら、ああそれでも「殺してしまった」なんて言えるわけもなく。じわりと涙が眼に浮かぶ。]
(25) 2015/08/26(Wed) 20時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 20時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 20時頃
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[誰か>>22が入ってきたことは、気配でわかっていた。グレッグといったか、快活な印象を受けた青年。その姿を視界の端に捉えて
―――――今更ながら恐怖を覚えて、身体が震えた。]
…、
[思わず息をひそめる。だって彼がもし『異常』だったなら。そりゃあ、異常でないと思いたいけれど。それを確信に至らせるまでの根拠がない。
今更ながら、ひとりの危険性を受け止めて。 そうして同じく、ひとりになっていた話したこともない彼を思い出す。 疑ってはいたけれど、彼もひとりでいるなんて危ないのではないだろうか。
自分はまだ、惨劇を知らぬまま。]
(26) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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[息を潜めて彼>>22を見やる。彼は特に話しかけてくることもなく食事を始めた。自分も空腹を覚えていたが…なんとなく近くに行くことが憚られて。何より目も腫れているだろうから。]
―――、
[聞こえてきた低い声。それはまっすぐに。本音なのだろう、そう信じたい。けれど、でも…。
結局そこから動くこともなく。そうしていればもうひとり>>25]
…そう、ですか。
[言わないでいいと告げるように、首を横に振る。見上げた彼の瞳にも、じわりじわりと膜が張り。]
ないて、いいですよ ボク、みてないんで
[ワンショルダーからハンカチをとりだして、差し出す。受け取ってもらえなくとも構わない。ただ、泣いて少しでも楽になるのなら。]
(27) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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[扉へと向かうヨアヒムを、リーが阻んでくれていた。メスはしっかりと相手の右アキレス腱に刺さり、力の限り押し込んだからか深く食い込むそれは簡単には抜けないだろう。
床に崩れ落ちた"食材"をリーが押さえてくれただろうか?
ヨアヒムの口から悲鳴が漏れるなら、急いで丸めたシーツをその口の中に詰め込もうと。声を出されて、もしもばれてしまったら?
そうしたら次に死ぬのは自分か。
そんなことにはなりたくなかった。人を襲って食べてまで生きようとしているのだ。生への執着が体を突き動かしていた。
その前に聞こえた声には、悲しそうに眉根を寄せて]
……っ、だって……僕は、死にたくない……っ
[あまりにも身勝手で、分不相応な願い。
あの狂った科学者に話したところでどうなるのか。生体実験がどう、とか言っていたような気がする。……そんなのはごめんだ。白い服を脱ぐ。血で汚れてしまわないように。
どちらにせよ、逃げ道がないのなら。
『薬の効果は8時間程』という理論値にかけて、生き残るしかない。]
ごめん、ごめんね…ヨアヒムさん…。死にたくない……っ、だから、……たべ、なきゃ
[そう言うとやや虚ろな目のまま、足に刺したメスを肉を抉り出すように動かす。…血が溢れてしまったのなら、勿体無いとばかりに指で掬い取り口に運ぶ。
(……ああ、この味だ。)
その時の表情は、今までヨアヒムに見せたどんな笑顔よりも本物に見えたか。]
|
[言わないでいい、とばかりに横に振られる首>>27。優しさからなのか、それともまた別の何かか。どちらにせよその仕草を見れば じわりと涙溢れて。 差し出されたハンカチには、「ありがとう…ございます……」と消え入りそうな声で受け取る。こんな異常な場での、その些細な優しさが嬉しくて、辛い。]
……っ、う………ぅ……ッ…!!なんで、こんな……っ
[ああ、こんなに泣いてしまったら きっと"また"女みたいだと言われてしまう。だから、見ないと言われても自然と声は押し殺して、ただ目元から流れ出る雫を拝借したハンカチで拭う。
色が変わってしまったか。止まらない涙は、水分の無駄だろう。]
っ、ごめんなさ……っ!……あの、
[大の大人が泣いたという羞恥感は自然となかった。ただ反射的に謝辞を口すると、ハンカチを綺麗に折りたたみ直して返そうか。 うずくまったまま彼が動いていないのなら、きっと彼も辛いだろうに。]
ネルさん、……大丈夫、ですか?
[口にしてから大丈夫なわけないだろう、と馬鹿げた問いを後悔するがそれ以上にいう言葉もなく。]
(28) 2015/08/26(Wed) 21時頃
|
|
─自室─ [冷たいシャワーを浴びる こんな事をしても罪は濯げない
頭蓋骨をぐしゃりと陥没させる感触も 両手に残ったまま消えない]
……まだ、悪食が残ってる……
[イアンだけじゃなかった
実際彼が何者だったかは不明だが 彼の事は倒すべき敵だったと考える事に
でなければやっていられない]
(29) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
|
|
[タオルで雑に髪や身体の水分を拭う 拭うけれど
拭いても拭いても滴る水に気付く ああ、いつの間にか泣いていたらしい]
……いつぶりだ
[何に涙しているのだろう 擦れば腫れてしまう そっとタオルをあてて暫くそのまま
髪が乾く頃に音が鳴らされた>>11
ビクリと肩が震える 誰だ 人を喰う存在より人が怖い イアンを殺めた手でドアノブに触れた]
(30) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
|
|
─自室/フィリップ>>11─ [扉の向こうから"一服"と聞こえてきた 掠れた声は聞き取り辛いが 内容で判る、フィリップだ
彼は殺人現場について来ていた筈 気が重かったがノブを捻り扉を開けた
正直合わせる顔がなかったが 出来るだけ前と変わらぬ振る舞いを]
……いいねィ。入るかァ?
[顔色は悪かったかもしれない 喫煙所等と気にする場面でもない気がして
しかし彼が逡巡するならすぐ外へ出て "はいはい分煙しますよォ"と軽口とともに 喫煙所かわりの個室へ]
(31) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[どちらで一服するにしても 少し距離を置いて座るか立つかして そっぽを向いて紙巻を咥える
この場に関係ない雑談を二〜三して それから重たげに口を開く]
……お前さんはさ 誰を疑ってるんでィ……?
[選ばねばならぬ時はまた来る 出来るだけ考えたくないが相談すれば 少しはマシな答えが出せる気がした
彼の返答がどんな答えであっても 責めないつもりで]
(32) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[開いた扉>>31に、ほっと胸を撫で下ろす。 けれどその奥に覗いた顔と、変わらぬ声音で掛けられた声は。 到底自分の知る彼の物とかけ離れている気がして。 一瞬、続ける言葉を失くした。
それでも、あんな事の後ならば。 当然だ、と。自嘲じみて、受け入れる他ない。]
…いいんですか? こんな状況、なのに。
[見つめた瞳は、常より多少水っぽかっただろうか。 問いかけは即ち、自分を疑ってはいないのか、と。 そう言い換える事もできただろうけれど。
それでも分煙なんて言葉が聞こえる前に、お邪魔しますと律儀な挨拶だけ掛けて、室内へ踏み込んだだろう。]
(33) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[――慣れた煙草の匂いに混じって、
ほんの 一瞬、]
(34) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[――違和感は、出された料理を口にした時からあった。
確かに空腹は覚えども、他の被験者達ほどの切羽詰った空腹は覚えず。 此処へ来てから口にした食べ物の量も、他よりずっと、少なかったか。
本能に根付いた欲求というものは、理性を持ったヒトにとってもまだ、強い支配力を持つもので。
即ちその欲求が薄かった為か。 もしくはただ、本来の頭の回転の速さゆえか。
視界は些か――"クリアだった"。]
(35) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[覇気のない雑談は、わざわざ盛り上げる心地にもならない。 それでも薄い笑みを作っては、変わらぬ顔で迎えた彼に失礼のないように――困らせないように、なんて。 以前の自分が見たら、殊勝だと嘲るだろうか。]
………はい、
[雑談の後、僅かに間は空いたか。 何をして過ごしていても時間は来る。 だからこそそれは、ある種予想通りの問いかけだった。
――ほんの、今。まさにたった今。 過った何かを覚えた自分にとっては、さらにあまりに、タイムリーな。]
あの、
その前に、ひとつ。 伺ってもいいでしょうか、…リーさん。
[肺に溜まった煙と共に、震える息を吐く。 逡巡は、部屋に入ることを決めた時よりずっと――長かったか。]
(36) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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血の、…においが。
[自身と同じ煙草の匂いと。 その中に混じる、本来なら嗅ぎ慣れぬ匂い。 ヒトから流れ出る、鉄錆の匂い。 何処も怪我などしていない筈の彼から、その気配をひときわ強く感じたのは。
――扉を潜った時、だったか。
数刻前、扉の隙間から覗き見たイアンの傷は。 血の匂いをそこまで撒き散らす程、大きな物だったか?
感じるのはそんなものよりもっと。 身体に、その内に。 染み付いた、血の、気配。]
(37) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[視線を逸らした紙巻からは、灰が落ちて床を落とす。 嗚呼何をしているのだ、なんて。 逃避めいた思考の奥で、どくりどくりと、心音が、煩い。]
…き、
気のせいだって、俺の勘違いだって。 言って頂けますか、 …リーさん、
[縋るような視線を持ち上げて、しばらく彷徨わせた後。 幾度も見遣った暗い色の瞳へと、合わせた。 彼は一体、どんな顔をしていたか。
こんな心境で、伺いたくなどなかったのに。*]
(38) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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― 広間:レティーシャと ―
[自分の言葉が引き金になってしまったか。ぼろぼろと涙を流す彼>>28を見たなら、宣言通り見ないようにと目を閉じよう。そうしていつだか食べていた飴を、口の中へ。ちぐはぐな欲求に、心は置いてけぼりだ。
感情の動かすままに、涙を流す彼。こんな状況でもなければ、動かされた『感情』に『生』を見出して満足するというのに。]
―――、あやまらないでください
[彼女の口から零れた謝辞は何に対してなのか。彼ほど素直に感情を動かせない自分は、やはり取り繕うことに身を染めすぎてしまっていて。
流れるようにその音は彼に届いただろう。『ごめんなさい』『いえ、大丈夫です』。そんな形式美、今は必要ない。口には出さないけれど。
ましてや先ほど自分は飲み込んだのに>>20という詰まらない感情なんて。]
(39) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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[>>28ハンカチは、丁寧に返されたのならそのまま受け取って。泣いている彼の傍、窓際で蹲ったまま動かない。 だって、どこへ行こうというのか。強いて言うなら出たい。この、狂気の建物から。]
ボクはだ―――――
[いつもどおり―――にできるかどうかの自信は正直なかったが――に『安心させる』『角の立たない笑顔』で『大丈夫』と告げかけたその時。自分に必死過ぎて、忘れてしまっていたことを思い出す。。
厳密に言うと忘れていたわけではないのだが。]
(40) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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フィリップさんが…っ!!!
[少し前に聞いた声>>21。感じた悪い予感にかこつけて動かないでいた自分。未だ広場に姿も見せず、音沙汰もない。 ここにいる彼らに聞いたら何らかの返事がもらえたか。
それでも疑っていたヨアヒムが部屋にいると聞いているから。もしかしたらが加速する。 錆び付いたように動きにくい足を無理矢理に動かして、廊下へと。
こんな行動をとるなんて、笑ってしまう。これでは自分の方が『優等生』じみているななんて、思わないわけでもないけれど。]
(41) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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― 広場→ ―
[誰かついてきたものはいただろうか。いてもいなくても、自分は廊下を進むだろう。 身をすべらせた廊下はひんやりと冷たくて、歩くたびにカツリと踵が床を叩く音が響く。
警戒しながら進む先。不自然にあいた扉に、自分の脳内が警鐘を鳴らし。]
…うそ
[震える足を引きずるようにして。両の腕は自分を守るようにして。目を、凝らす。頭が痛い。がんがんがんがんと音をたて、まるで『見るな』とでも言っているよう。しかし視線はそこから離せない。
そうして、絶望の音。]
(42) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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[感じたのは既視感。恐怖と絶望に締め上げられた喉は辛うじて酸素を通していくだけで音を奏でることなく。]
ひっ―――――――――――――――、
[再び視界を襲う赤。減った体積、『無機物』へと存在を変えてしまった彼が、そこに『いた』。 本日2度目の邂逅は自分から精神力を奪っていく。その代わりとでもいうように、湧き上がってくる空腹感に、目が回る。
さらには、再びこみ上げてくる吐き気。それをどうにか押し込めて。もうそろそろ限界なのだけれど、吐けるものが何もない。嫌な汗が背中を伝う。]
(43) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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―広場から彼の部屋の前へ―
[食べれども食べれども、満たされず。重い体は口から入れたもので破裂寸前と思える程で、気持ちがワルイ。広場へとやってきた中性的な人(>>28)がネルの元で泣くのを横目に、覚えた吐き気を堪えて、トイレへと足早にその場を去った。 その時、背後からネルが「フィリップさんが…っ!」と尋ねようとしていたようだが(>>41)、すぐには反応できないでいた。
トイレへ行っても結局、吐くことは叶わなかった。いつものように直前で堪えてしまうのだ。 ネルは何を言おうとしたのだろう。フィリップがどうしたのだろうか。彼の声(>>21)に気づけずにいた自分にはその意図が汲めずに、嫌な予感だけを覚えてすぐに広場に戻ろうとした。
身体の重みとそれでも止まらぬ吐き気を抑えながら、とある一室の前を通り掛った時。覚えのある異臭が鼻につく。この、部屋は…]
…ヨアヒムさん?
(44) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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―広場へ―
ヨアヒム、さんが…
[廊下の途中で、ネル(>>41)に出会っていたとしても、まともに話すことなどできず、足早に通り過ぎて行っただろう。 何度もよろけながら、ようやく到着した広場。表情は青ざめ、身体は小刻みに震えていたか。肉の塊、否。その塊の、喰われたあとと化していた彼の名を力なく零すことが精一杯だった。 ふらつき、テーブルに手を掛け体重を支える。と、テーブルがぐらり揺れて端にあったガラスのコップが床へ落下し、カシャーンと音を立てて割れてしまう。]
あ、ごめ なさ… …痛ッ
[割れたコップの傍にへたり込み、半ばパニックの頭でガラスの破片を拾おうとして。 指先から流れたのは、赤。 ああ、こうしてきっと血が流れて。最後には自分も、殺されてしまう。やはり俺はもう、 ――必要とされていないのか。 それでも、熱い痛みは指先からジンジンと送られてくる。 近くに誰かが居ただろうか。誰かに声を掛けられようと、その声は痛みに掻き消えて、意識に届くことは難しかったかもしれない。 “生きてしまっている”ことが苦しい。 全てにおいて許せないその手は、拾った破片を握り締めようと力を込めて。]
(45) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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グレッグは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
フィリップは、グレッグに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
フィリップは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[笑顔で大丈夫>>40と言いかける口が別の形に動く。
『フィリップさんが…っ!!!』
途端涙が止まり、代わりに迫ってくるのは一つの嫌な可能性。ああ、あの後…イアンを殺してしまった後彼を置き去りにしてしまった。それならそのせいで───]
……ッ!!!
[嫌な創造というのは自分が思うよりも早く頭を駆け巡り、気付けば廊下へと歩き出す彼>>41に続いていた。足は鉛のように重く思考も混濁しかけていた。だが、ただ前へ前へ。あの青年の無事を祈り歩みを進めて……
辿り着くのはヨアヒムの部屋か。]
……フィリップさんが、ここに…?
[なんて問いはネルの耳に届いたか。どちらにせよその薄く開いた扉の先の異臭には、声を詰まらせて。
ああ、また起きてしまった。]
(46) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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ああ、構わないさ
[フィリップは躊躇いを見せた>>33か、しかし己が外へ出る前に彼は入ってきた。疑っていないのかと、瞳は尋ねていたか。疑ってなどいない。彼は"違う"こと、知っていた。
喜んで招き入れ、後ろ手で鍵をかけた。 この部屋をロックするのは、初めての事。
言外に投げられた質問はそっくりそのまま返す事が出来ただろう。しかし彼の中ではもう、確信めいて居たか。]
(47) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[雑談のあとに質問を投げればその前に一つ、と確認される。ちなみに自分は問い返されたなら【グレッグ】と答える気でいた。彼の口から聞かされたのは。]
……血のにおい……?
[全く解らない、とばかりのとぼけ顏をして見せる。平時でもこんなにころころと表情を変えない。その裏で静かに焦りを覚えていた。
シャワーを浴びた。歯磨きだってした。なのにどうして。そんなの無駄なくらい、この身には染み付いていたのかも知れない。]
(48) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[気のせいと、勘違いだと、そう言って欲しいと言う彼の持ち上げられた視線>>38に自分のを絡める。暗い昏い瞳に映るのは彼だけ。]
言ったら信じてくれるのかィ?
[縋るような思いも僅かに、しかし浮かんでいたのは諦めだろう。距離があいていたなら近付きそっと頬に手を添え、瞳をじっと覗き込むことは叶ったか。避けられなければそのまま口付けてしまう。
鼻先に、口内に、鉄が伝わったか。]
……コレが答えさァ
[そう言って哀しげに笑う。]
(49) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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― 少し前:グレッグ ―
[レティーシャが泣いている間に、食事をしていた彼>>44はどこかへと立ち去ってしまった。気分でも悪くなったか、はたまた別の理由か。たいした情報も持たない自分に、そんな理由など検討すらつかないのだけれど。
>>42そうして結果的には彼の後を追うこととなり。そうして何故か、すれ違う>>45。]
グレッグさん…? どうかされました、
[立ち止まって声をかけてみたものの。心ここにあらず、といった様子の彼はまともに会話をすることなく通り過ぎていった。
ただ、すれ違いざまに不穏な言葉を残して。]
ヨアヒムさん、が?
[何をした?何をされた?想像できるのは2パターン。どちらにせよ、最悪のケースだろう。そうして覗いた先には、やはり、最悪の結末。]*
(50) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[抉り取った肉を咀嚼する。ああ、本当に美味しい。だが時間もあまりないだろう。ヨアヒムが部屋に籠っていることは、皆が知っている。
(…なら、肉だけ集めて……後で、食べなきゃ)
本能のままにメスでまた肉を切り分ける。少しだけ、殺すつもりはない。少しだけ、少しだけ食べるだけだから と心の中で言い訳をしてグジュリとメスで切る、抉る。口に運んで見れば、ああでもあまりの美味しさに手は止まることがない。]
ああ、本当……美味しい……、あはは
[その笑顔は幸せそうで、それがヨアヒムに見えているのかはわからない。ただ肉を屠りながら、くぐもった悲鳴しか出せない彼を見て。
腹部の方が美味かと算段をつければ、脚をえぐっていた手を腹部へと動かす。同様に切り分ければ 美味しいものを分け合うようにリーにも差し出すだろう。尤も彼はもっと早くに食べ始めていたかもしれないが。]
……ヨアヒムさん、安心してください。……ちゃんと、ちゃんと美味しいですから。
[それは先程まで悲しそうな顔を浮かべ、泣きそうになっていた人間の顔ではなく……ただの一人の捕食者として。にこりと笑った]
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[こいつをなんとかしなければ。 本能は叫ぶが細い喉元に手を出すことは出来ないでいる。
これまでだってやって来たじゃないか、それより今の状況の方がもっとまずい。なのになぜできないのか。
それは単純にまだその時間が来ていないから、だけではないのだろう。 知らずのうちに彼に情でも移していたらしい。
カードキーをぽろりと足元に落とした。]
(51) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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―痛みの中で(広場にて)―
[――痛い、いたい。 手の平の熱を、どこか遠くから感じているように。ふわふわとした視界を動かすと、目に入ったのはインターホン。]
そうだ、誰かを選ばないと。
[…誰か?それなら、ここにちょうどいいのが1人、いるじゃあないか。 それは――。]
グレッグ、だ。
(52) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[見ないほうがいい。そんな忠告ももはや意味はない。レティーシャ>>46もこの惨状を見てしまったのだろう、詰まらせた声に静かに目を伏せる。]
…………
[脳裏に浮かぶのはあの放送>>#0。胸糞悪い胸糞悪い、あぁ胸糞悪い! どうにもできない現状に、舌打ちでもしたい気分だ。…流石に人前ではしないけれど。
投票制。数の暴力。 弱者が握りつぶされる、顕著な例。
イアンは死んでしまったのに。それなのにヨアヒムは『無機物』にされてしまった。
だれに?そりゃあ、ここにいる誰かに決まっている。]
(53) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[インターホンの前に立ち、その“名”を言おうとボタンを押そうとする。だって、関係のない人を選べない。 例えば、あの時手を取った――。]
……フィリップ、
[そうだ、フィリップは今、どうしているだろう。無事でいるのだろうか。ボタンを押そうとした手はそのまま握られる。 自分が死ねば、この場の悪食はまだまだ続くことになるだろう。そうだとしたら、彼はどうなる?
インターホンの前で棒立ちのまま。悩んだ末にボタンを押して【リー】の名前を告げた。]
(54) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[言外の質問>>47をもしも返されたなら――"部屋に入る前に"、返されたなら。 凶器を片手にひとり広場を出た背を思い返しては、触れずに離れた腕を今更見遣っては、 否、と。答える事が出来ていただろう。
願望めいたその答えは、すぐに。 他ならぬ自身の確信によって、裏切られることになったのだけれど。
背後で冷たく響いた鍵の音は、耳には届けども。 それよりずっと気に掛かることがあった。 それよりずっと、見なければならないものがあった。
扉へと、振り返ることはしないまま。]
(55) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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…はは、犬、みたいでしょう。 僕だって知りたくなかった。
[返されたのは疑問めいた顔>>48。 彼が"そう"でなければ、突拍子もない問い掛けだったのだろう。 それでも、そうではないことを知っている。 とぼけるな、なんて。詰め寄る気概こそなかったけれど。]
……イアンさんの、ものだけじゃない。 もっとたくさん。
例えばサイモンさんだとか、 ――ヨアヒム、さんだとか。
[こんな時ばかり、すらすらと流れるように答えを導く思考が憎い。 ならばいっそ、自身も同じ身であったなら、と。出来もしないことを想う。
震える声で絞った言葉は。 もしも廊下に誰かいたのなら――或いは。 聞こえ漏れて、しまっただろうか。]
(56) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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信じたいと、……思って、ました。
[震える声で絞った言葉は、縋るような視線へか。それとも彼の諦めへの、反抗か。 合わせられた視線に、暗い瞳に映る自分の姿が、それに応える。
――答えは否だと。 憎らしいほどに敏い思考が、脳内で煩い。
誰を選ぶかと、問われたなら。 それは間違いなく――【リー】、と。]
(57) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[思考がまとまらない。誰だ誰だ誰だ。2人を喰らってもなお、隠れているお前″は、誰だ。
脳内に彼らを思い浮かべても、怪しいと思うものはイマイチ見つからなくて。情でも移してしまったか。しっかりしろと、『自分』が『自分』を叱咤する。
ただ、状況証拠で言わせてもらうのなら【フィリップ】が、そうではないかと。 悲鳴をあげた彼がきっと、一番初めに発見したのだろう。それならば、何故彼は姿を現さないのか。この現状を、皆に伝えないのか。最悪を、伝えないのか。
すなわち、彼がやったからでは?
理由にしてはあまりにも杜撰だが、まとまらない思考ではこれが精一杯。]
(58) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時頃
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[変わり果てたヨアヒムの姿を見ながら、ガタガタと震える。……これが示すのは、また選ばなければならないということ。
(……っ、もう、誰も選びたくない……っ!)
自分の選択が誰かを殺す、という状況に耐えられるほど強靭な精神を持ち合わせてはいなかった。だから、ずるいとわかりながらも……]
…ね、るさんは……誰、だと思いますか……?
[まだ彼>>58は側にいたか?それならば彼の意見を問うて……【同じ人を指差そうと】するだろう。]
(59) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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……リーさ、
[煩い鼓動の中で、それを断ち切るような靴音に。 逸らせもしない視線はそのまま、触れる手だって、振り払うことなんて叶わない。
自分はもっと合理的だった。保守的だった。はず。 それをも覆して、未だ反抗を、拒絶する。]
――――ッ、
[重なった唇に、びくりと開いたその隙間から。 入り込んだのは、――未だ新しく鮮烈な匂いを放つ、血錆の味。 遅れて腕を持ち上げては、目の前の肩を緩く、緩く掴んだ。
忌避した血の匂いに、覚える嘔気より。 代わりとばかりに熱くなった目の奥が、ちかちかと明滅する。]
(60) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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……なんで、…いや、
[離れた唇の間で薄い呼吸を落として、泣きそうな声での問い掛けは――愚問も甚だしかっただろうか。 哀しげな表情も、きっと初めて目にするもの。 此処に来てこんなに多くの表情を見るとは思わなかったと――とんだ迷惑だと、毒吐く余裕もまた、ない。]
……どうして。
[言い換えただけの言葉は、今度はこの状況へと。 ビルの前で会った時。誰がこうなると予想していたか。
――誰が、紛れもない"殺人鬼"を前にしたこの状況で。 部屋を出る選択肢も選べぬ自分を、予想したか。
転がるカードキーには、目もくれないまま。]
(61) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[隣にいたレティーシャの顔>>59は絶望に染まっているように見えた。きっとそれは自分の気のせいではない気がする。
だから、彼の口から発された『ずるい言葉』の意図するところだってもちろん分かる。 しかし、分かるからといってそれが解かるとは限らない。]
それをききますか? …レティーシャさんは案外、 意地の悪い方なのですね。
[世間話のテンションにしては重すぎる。そんな容易に『誰』だなんて、聞かないで欲しい。もう『感情の動かない人』を増やすのは嫌なんだ。こんな、自分だって。]
(62) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[ふとアンモニアの臭いが鼻腔を掠めれば眉を顰める。鉄の香りと芳醇な肉の香り以外の匂いは好きになれない。その笑顔を無表情なそれへと変えると ブチリブチリと内臓を切っていく。]
……ああ、でも僕レバーってあまり好きじゃなくて。…美味しそうだけど、ちょっと苦いかな?
[真面目な顔でそんなことを言いながら、切り取った肝臓を口に運び、咀嚼していく。…ああ、意外と美味しい。噛めば噛むほどその絶妙な苦味と甘みが口の中に広がり、食感はゼリーでも食べているように柔らかい。
ヨアヒムはまだ意識があっただろうか?
どちらにせよ、ヨアヒムに対して微笑みかけると……集めた肉を一つずつ口に運び、咀嚼し、嚥下してから……そっと手を合わせて。]
……ごちそうさまです。…あの、ゆっくりと休んでください。
[なんて一言。もう謝罪を口にすることはなく……あるとしても、自分の部屋へ戻ってからだろう。]
|
[2時間ごとに堪え難い飢餓が訪れる。それ以外の時間の半分は後悔で過ごし、残りの半分は甘美な血肉へ期待して準備に勤しむ。
鼻の良さを犬みたいでしょうと自嘲するフィリップ>>56を見て心の底でさらに深く自嘲する。]
犬なんて可愛いもんだ 真実はいつだって恐ろしい、ねィ
[その後連ねられた名の一人一人の顔を思い出そうとしては──やめた。思い出せるのは彼らの生きていた姿ではなくて、その柔らかい肉だったり、美酒のような血だったり、そんなものばかりだったから。
目の前の彼に涎を垂らしたくなくて。]
(63) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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フィリップは、リーに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
ネルは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
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―広場からリーの部屋の前へ―
[どうしてリーを選んだのか。 それは、数時間前によぎったままに考えが変わらなかったからとしか言いようがなかった。 フィリップが悪食を行った可能性など、微塵も考えられなかった。それはただ、他の人よりもほんの少し長く関わったからだと言われれば、それまでだろうけれど。 あのリーという人だって、長く関わってしまっていたならばきっと、選ぶことは難しくなったのだろう。
気付けばその場に、独りきりだったか。 フィリップは何処に行ったのだろう。血で濡れていない方の手で、いつかのように、チョコレートを手に取って。 彼を探して廊下へと向かう。]
(64) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
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[意地悪な、という言葉には眉尻を下げる。…ああ、狡い自分の考えはきっと彼に透けてしまっているのだろう。返ってきた言葉には眉尻を下げて]
……すみません。…結局のところ、誰かに頼りたいのかもしれません。……もう、何も考えたくなくて……、
[そう言うと黙り込む。……ああ、でも自分では決められそうになくて……。
確かフィリップの悲鳴が聞こえたと彼は言っていたか。それなら、ヨアヒムのこの姿を見たのだろうか、なんて考え。…ああ、でも彼に会わなければ本当のところはわからない。
それに、ここに彼はいない。それでも、彼がこんなひどいことをしたようにも思えない。]
……っ、ごめんなさい、フィリップさんを…探してきます……!
[思い立ったのはその考え。引き止められることがなければその場を離れればフィリップを探しに歩くが……まさかリーの部屋にいるとは思わず、会うこともなかったかもしれない。
探しながら、まとまりのない頭で考えて導くのは………イアンを*した時にその場にいなかった人か。意見を得れなかったなら、おそらく【ネル】を疑うだろう。]
(65) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
[動かない屍体を屠り、そして胃を満たせばそこから離れるだろう。リーはどうしていたか。どちらにせよ、部屋に戻ったならシャワーを浴びて。
それで隠せるのかもわからないが、体に付着した血液を流せば襲ってくるのは後悔。
………もはや、後悔をする資格すらありゃしないのに]*
|
―廊下にて―
[個室前の廊下を歩いてみるも、フィリップの姿は見当たらない。 諦めて広場へと戻ろうとした時。どこかの扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえた気がした(>>56)。]
フィリップ…?
[その扉には、“リー”のネームプレートが揺れていて。どくん、と心臓が嫌な音を立てる。部屋の中には誰が居ただろう。]
あ、あのッ… すみません!俺、グレッグ、ッス! 開けてください!
[扉をノックして、声を掛ければ扉の中に声が響いただろうか。]
(66) 2015/08/27(Thu) 00時頃
|
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[「……リーさ、」>>60仮初めの名が呼ばれるのを遮るように滑らかな頬に触れ、エメラルドのような瞳を覗き込んだ。
拒絶はされないらしいと判断して。柔らかな唇を頂くかわりに彼の中の確信を強めさせる。空いていた方の手は、緩く肩を掴む手に添えて。]
……そんな泣きそうな顔しなさんな
[質問>>61には答えず。声だけでなく、そう見えた。"良く出来た若者"のそう出来ていない所が見られるのは、悪くない。
妻に逃げられた事も、副作用がおかしな形で出た事も、こんな感情が生まれた事も、全ては運命。諦めではなく、素直に受け入れようと。]
……俺の名前聞いてくれるかィ? 陽介ってんだ 知っといてくれたら嬉しいなァ
[肩に手は載せられたままだっただろうか。そっと外して繋いで、ベッドの方まで引いて歩けたなら、幸い。出来るだけ彼の負担が無い方がいい。]
(67) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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[ベッドに辿り着いたなら、手を離して横になるだろう。天井を仰ぎ、疼く腹をさする。]
……そろそろ時間が来そうなんでさァ ひとつ厳しいお願いをしてもいいかねィ
[もともと閉じていないシャツの襟、さらに開けて喉元を晒せば意図は伝わっただろうか。若者の手を汚させるのは忍びないが。贅沢が許されるならそれがいい。]
(68) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
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[真実は恐ろしい、と>>63。彼の口から伝えられずとも、充分に知らされてはいたか。 否、理解った気になっていただけかも知れないのだけれど。
耐えきれぬ飢えに唆されて一線を越える気持ちも。 温度の残る肉が喉を通る、その感覚も。 自分は何も知らずに――そしてそれを、糾弾しているのだから。]
――泣いて、ません。
[逸らさぬままの瞳を揺らした答えは、説得力には欠けていたかもしれないけれど。繕えぬ言葉も感情も、今更のこと。 幾度も向けられたその視線に、まるで見透かされているようだと。そう思った記憶も新しい。]
……え、
[重ねられた手が外されれば、本能めいて身を引きかけはするけれど。 ごく緩く、まるで縋るような腕の力を、振り払うことはできずに。 同じく告白された名前>>67を、単調な頭に巡らせながら――その後に続いたか。 薄くなった紫煙が、天井近くで揺らいで消える。]
(69) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[そうして自ら拓かれた喉>>68。 反芻するように、結局触れられることのなかった自身の喉を摩っては――言葉を探した。 彼が言わんとするところなんて、こんな時だって容易く、察することができる。 憎々しげに瞳を細めて、それからすぐに歪めた。]
……俺に。 できると、おもいますか。
[望んでもいない薬の効能で、望んでもいない殺人を犯した挙句に、――その業の為に、死ねと。 その決断を、断罪を、自身に果たせと。
何も望まないように見えた彼の最初で最後の頼みが、そんな事だなんて。 なんて残酷だと、唇を噛んだ。]
(70) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[だけれど、彼が死ななかったら。 次は誰が喰われるのか――他人か、彼自身か、 ――それとも自分が、喰われるのか?
彼になら喰われても良いだとか。 そんな言葉は美談だと、知ってはいる。 誰だって、自分だって。命が惜しい。
たとえ共に過ごした数時間、その煙の匂いが、妙に居心地が良かったとしても。 混じった血の匂いを知ってしまった今となっては、もう。]
(71) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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……殺そうと、思えば。 できたでしょう、俺なんて。
[流暢なはずの言葉は、そんな責めるようなものしか出てはこない。 何度鎮めようとしても落ち着かぬ呼吸を、数度。 ベッドへ乗り上げれば、容量を超えたスプリングは小さく軋んだ。覆い被さるように膝をついて、揺れる指を伸ばす。
鎖骨の間から喉元へ。覚束ない手付きで辿れば、そこで一度、手を止めた。 時間が迫ると、彼は言う。 ならば許されたのは、最後の逡巡か。]
――――…、理央です。
[散々留めた言葉の先。曖昧に流れた言葉への応答を、今更。 熱を帯びた両手を揃えれば、喉元を覆うように添えて。]
…すみません、
[肩に力を込めて、腕に体重を乗せる。強張った指先で辿れば、抑えるのは頚動脈でなく気道。 どくりと伝わる血流に、眩暈がした。]
(72) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[嫌だ嫌だと力を失いそうになる腕は、人を殺す大罪にか――それとも、相手が彼だからか。 結果は変わりやしないのだから、どうでも良かったかも、しれないのだけれど。
ただ、嫌だと。 なりふり構わず――例えば彼がそうして扱おうとした子供めいて。叫び出しそうになる唇を噤んで留めて。
それでも溢れそうになる悲鳴に、謝罪に。 ひときわ強く体重を掛けながら、上体を落とした。]
……ようすけさん、
[息のかかる距離で、息を奪おうとする彼に。 行き場を無くした悲鳴も感情も、唇を重ねては――吹き込むように、呼吸を奪った。]
(73) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 01時頃
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―その後、インターバルと―
[そうして扉越しに聞こえた声>>66に、びくりと肩を揺らす。 手の下には呼吸を止めた――自分が命を奪った、彼の、姿。 もう血も呼吸も通ることのない首筋から手を剥がして、開いた襟口をそっと閉じて。 丁寧に毛布まで掛ければ、ベッドから降りる。
命を止めたヒトの身体が――あんなに恐れていたはずのものが、目の前にあるのに。 それでも尚も離れ難いのは、何故だろうかと。 一度だけ振り向いて、
幾度かよろめいては、扉へ近付いて鍵を開けた。]
(74) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[フィリップの姿を探しながら、何だか嫌な予感。そしてまた戻ってくる空腹を通り越した飢餓。
(……っ、おなか…すい……)
ああ、ダメだ。耐えなければ。もう誰が死ぬのも見たくない。…きっと、誰かを前にしてしまったら食材にしか見えずに食べたくなってしまうから。だから、フィリップを探す気力もやがて消えつつあった。]
お腹すいた…お腹すいた……タベナキャ……ああ、だめだって……
[唇を深く噛めば、血が滲む。ああ、その血液の味も、自分のものだとはいえ美味に感じて。
……これで、耐えて……耐えて。
……耐えて
耐えて]
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―廊下―
………グレッグ、
[そうして見慣れた彼の姿に。 そこでようやく、安堵したように脚の力を抜かしては、ずるりと座り込んで。 喉に詰まったままの空気を吐き出しては、その顔を見上げたか。]
…ご、…めん、あのさ、 陽介さんが――リー、さんが。
[未だに整理しきれぬ事実を、彼に伝えようとはするのだけれど。 入り組んで絡まった思考は、結局ろくな言葉を成さない。
部屋の内を示したなら――彼は理解して、くれたのだろうか。 血の一滴も流れていない状況から、彼が理解してくれればいいと、そう思っては。 それでも自分が殺したことに変わりはないのだと知れば、恐怖じみた視線で、その姿を伺うのだけれど。]
(75) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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……っ、なん、で……!!こんな……!!
[自らの血液で空腹を誤魔化す]
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[もしも彼が未だ、自身の話を聞いてくれるのならば。 歪む瞳を覆っては、未だ震えを残した声で、呟く。]
これで…俺達、生き延びれる、のかな。 俺も、きみ――グレッグも。
ちゃんと生きて、ここを。 出られる、……きっと。
……よかった、
[これで終わったのならば、と。そんな安直な思考。 なにひとつ上手く行った気なんてしないけれど、それでも確かに、まだ生きている。 インターホンに向けて留められた、彼が彼を指す声>>52など知らぬまま。
だって彼は間違いなく――確実に、唯一自分が【信頼できる】人物なのだから、と。 それは自身の異様な聡さに限った事でなく。 握られた手と、広場で叫ばれた声と。 確かに安堵を覚えたその温度が、他の被験者のように。――"彼"のように。 失われるのは、耐えきれないと。]
(76) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[それから彼の、血を流す指先>>45に気付けば。 視線を向けて、その手を取るのは許されただろうか。 触れればその熱に、未だ血の通った温度に、泣きそうなほどの安堵を覚えれば。]
……何、やってるんだよ。 人のことばっかり気にする、くせに。
もう少し。 自分のことも気にかけるべきだ、…きみは。
[責めるような口調になったのは、それでもほんの僅かでも。彼によって、有りもしない日常に引き戻された気がして。 常に手を伸ばされてばかりの自分を恥じては、それと同時に彼の身を慮ったのは――伝わったか、どうか。
あいにくハンカチも何も、自室へ置いてきてしまっていたから。 ひとまず声を掛けて、その場を離れようとしただろうか。 未だ力の篭らない脚は頼りなくはあったけれど――未だ、歩ける、はず。*]
(77) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[そうして全てに背を向けて、歩く足取りはだんだんと、はやく。 足を止めてしまえば、もう進めなくなるような気がしたから。]
――満足、ですか。
[ふ、と。思い出すのは。 表情の消え失せた彼から掛けられた、感情のない言葉>>24。 自身が"優等生"ならば。 "悪"を糾弾して、断罪する、そんな役目が。 自分に、果たせる、とでも?]
…の、 望んで、こうなった訳じゃない、
[生まれた時から望まれて染み付いた、優等生のレッテルも。 気付いてしまったその匂いだって、真実だって、気付きたくなんてなかった。 望んでなんて、いなかった。
ならばこの手に残る鈍い痛みは。喉奥に留まった、抉るような慟哭は。 ――果たして誰の、望みなのか。*]
(78) 2015/08/27(Thu) 01時頃
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[五年という月日、小汚い世界で生きてきた。大人なようで子供な彼は、男の仄暗い心に差し込んだ一筋の光。]
……悪ィな
[断罪を押し付ければ確認された>>70。それへの返答。出来るという肯定は、今更言わずとも確定事項で。
彼はどんなときでも模範で真っ当であろうとする。それに甘える。
ずるい大人だと罵られたとて構わない。尤もそんなことはしないと確信していたか。]
(79) 2015/08/27(Thu) 01時半頃
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言わなくてもわかってンだろォ お前さんだから、だよ
[この場で出来た、五年ぶりに出来た、唯一の例外。その彼だからこそあっさり認めたし、こうして処分を受ける気になったし、そんなことだから殺す気なんて起きもしない。
否、彼はとても美味しそうで、あと数分で我慢も出来なくなったか。それだけはしたくない。
全てを受け入れる体制は出来ていた。慣れない手のひらが其処にたどり着くのを彼の瞳を見ながら待つ。逡巡とともに告げられたのは、彼によく似合う二文字。]
良い名だ
[本人がどう思ってるか気にすることなく素直な感想を。 熱い手のひらが其処に重ねられる。例え彼が非力でも重力を利用して確実に至る。落とされた謝罪に続けて礼を言う。]
ありがとう、理央
(80) 2015/08/27(Thu) 01時半頃
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[其処を押し込まれれば息苦しい以前に痛くて辛い。ああでも自分が殺してきた者達よりは、ずっと楽に逝けるだろう。少なくともサイモンには、最初だったこともあって酷いことをした。]
(悪かった……俺もそっちに)
[どんどん暗くなっていく視界。彼は泣いていないと言っていたが。やはり泣いているように感じた。それは出会った時からか。
もっともっと、プリンを好きですと叫んだ時のような、素直で可愛い彼を見たかった。
我慢させずに素直に泣かせてやりたかった。
こんな馬鹿な真似させるなと怒らせてやりたかった。
何もできないくせに。 ごめんな。その手で逝きたいというとんでもない我儘を通させて。]
(81) 2015/08/27(Thu) 01時半頃
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[最期の瞬間>>73は、酷く幸せなものだった*]
(82) 2015/08/27(Thu) 01時半頃
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[フィリップを探す足はやがて緩んでしまい……完全に停止して廊下でへたり込む。
もう耐えられなかった。
こんな状況だというのに、未だに空腹感というのは消える様子がない。それどころかますます膨れ上がっていく。]
……ッ、んでこんな……!!
[ガタンと壁を拳で叩く。普段ならしないような行動。
サイモンというあの男も、イアンも、ヨアヒムも、もういない。
自分の無力さをかみしめるよう日、唇をギリと強く噛む。口内には鉄の味が滲んだ]
(83) 2015/08/27(Thu) 01時半頃
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―追懐―
[――誰にも、名を呼ばせた事はなかった。 皆が皆、"出来た友人"であったから。
彼の口から出る、忌避したはずの名前>>80に。 乾いて掠れた低音で紡がれるその声に乗った、自身の名前に。
初めてまともに他者から呼ばれたそれは、それでも確かに。 熱を持って胸へと届いたか。
あの時、エレベーターで。 礼が欲しいとは思った。 ごくごく些細な、慣れてしまったが故に、日頃からそう満たされることのない承認欲を。 こんなところで果たされる事なんて、望んではいなかった。
最初で最後の充足感と。 それを最後に、力の篭る腕と、――、]
(84) 2015/08/27(Thu) 02時頃
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[――嫌に穏やかな表情>>82に視線を落として、けれど無理やりに留めた涙腺は、今更破れはしない。
――狡い、とは、思う。
よりにもよって自分に、断罪を託した事でもなく。 彼の内に過った願望も我儘も、知るわけでもなく。
ただ、たったひとつだけ。]
…言ってくれても、良かったのに。
[自身の掛けた問いへの曖昧な答え>>80を繰り返しては、もう開くことのない唇に向けて。]
(85) 2015/08/27(Thu) 02時頃
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[確証の持てないことを、口にするのは嫌いだ。 それでも、否定も肯定も返らないことに甘えて――それを嘆いて、 彼が言わないのならばと。
ただ、たった、一言だけ。]
――――すきです、
[蟠って溢れたそれは、ひりつく喉を通って、静寂へと。**]
(86) 2015/08/27(Thu) 02時頃
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