231 獣ノ國 - under the ground -
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やあやあ、陰日向誰彼問わずよいさと上がっておいでよおいで。
閉じられた幕。またその内。
皆々集まって話すのが好い。
[ 内臓が沸騰する。
胃の中で針鼠が暴れる
猫の爪が心臓を裂いて
目の裏にある”うみ”が 「たべたい」と焦がれた。]
――――――どうか、みんなが幸せでありますように。
― それからいつか、誰かに送られた手紙 ―
拝啓 早星の候、
天の川がひときわ美しい季節になりました。
お変わりありませんか。
[堅苦しい挨拶を挟み、数行。]
……ひとと獣の垣根を越えて手を繋ぐことは、
とても難しいことなのでしょう。
けれど私はいつか、貴方様やメティス先生のような若い力が
それを可能にすることを願ってやみません。
ひとを思いやれるノア先生ならば、きっと。
それでは どうか、怪我にはお気をつけて。
ご多幸をお祈り申し上げます。 敬具
……年……月……日
月見 明
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[ぱん、と手を叩けば、その音が部屋の壁に跳ね返る。 その反響には、僅かな差があって。 ガラスで出来た窓。金属でできた扉。それぞれが固有の振動を返すから、その音も変わるんだ。
ベッドの上で一度。部屋の真ん中で一度。腕を振るえば手がぶつかり、破裂音を生み出して、私だけの地図になる。 そうして来た、扉の前。
昔の私なら、きっと口で回していたであろうそのドアノブを、私は"掴む"。感触が無くとも、その位置を予想して。 そうしてそのまま、腕を回して、前に押し出せば。 完璧に温度が調整してあった施設では感じられない、冷たい夜の風が、私の体を通り抜ける。
ああ、これが……自由の冷たさ]
[そのとき。金属のノブを掴む手の冷たさが、確かに感じられた気がした]**
(170) konchinto 2015/07/22(Wed) 01時半頃
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