189 とある結社の手記:8
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―昨晩・食堂―
そう。よかった。
[自分で抱き込まなかった事も含めてか。 ヴェスパタインの長い前髪から、置かれた酒瓶へ視線を戻し。 短く告げた]
うん。飲もう。 …………………明日になったら。出れるんだしね。 出所祝い。 ってことで。
[そこで酒瓶を開けるのだったら、青年はそれに付き合って。 程なくして、部屋へ戻っていった**]
―回想・おしまい―
(2) 2014/08/14(Thu) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/14(Thu) 00時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/14(Thu) 01時頃
食べたんですね…。
[咎めるような響きを含んだ囁き。
けれど少年にはわかっている。自分がやらなかったから彼がやるべきことをやったのだと。彼は楽しんでいたようだけれど、それでも自分が逃げたことに変わりはないことを。]
-昨日:サイモンの部屋で-
あ、はぁ…………っ、あはは、
『19XX年8月X日
まだ温もりの残るその身体を愛撫するかのように、抱き寄せて首元に噛み付いた。久しぶりに味わう血と肉に、私は笑みが止まらなかった。
少し残念だったのはいささか骨ばっていて、脂身が少なかった事だ。次に食すならば、柔らかい女性の身体が良い。』
…………っと。少しお行儀が悪かったかな?
『気が付いたら口の周りと手が、血と脂でベタベタに汚れている。それを舌で丁寧に舐め取ったあと、ポケットからハンカチを取り出し、唇を拭いやる。
そこだけ妙に人間地味ていて。もし誰かがこの凄惨な光景を目にしていたら、さぞかし気味が悪かった事だろう。』
[私は赤い部屋を後にすると、興奮の冷めやまぬまま、手帳に今の事を書き連ねるのだ。
嗚呼もっと欲しい。もっと悲鳴が欲しい。もっと絶望に震える瞳が欲しい。追い詰められる恐怖。命を踏みにじられる理不尽さに怯えて欲しい。もっと。もっと。悦楽のままに食したい。]
くっ、………っふふ、
[ 口元を手で隠す。そうでもしないと嗤いが零れてしまいそうだから。
噎せ返るような血と脂の臭い。死の薫り。この匂いを嗅ぐだけでエクスタシーを覚えてしまいそうな自分。叶うものならば、今すぐにでも目の前の無垢な人間たちを食してしまいたいものだ。然し、流石に人数が多過ぎるし、何より太陽の光が差し込んでいる間は、どうにも力が出ないのだ。今は怯えている振りを装わないと。
込み上げる笑いを殺し、あくまでも臆病な羊の振りをしながら。結社員に促されるがままに、広間へと歩く。]
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―朝・個室―
[……青年が目を覚ましたのは早朝だった] [夜も酒を飲んだというのに、不思議と眠りは浅く。 昇ってしまった太陽を、鉄格子越しに見る] [湖から出たかすかな霧が太陽の光に照らされて、周辺の色を鈍らせていた]
………………
[黙ったまま起きて、重い足取りで廊下を歩き、向かったのはサイモンの部屋だ。時間が時間だが、彼は起きているのだろうか。
「気持ちは解る」と言った上で、 彼は「おそろしいもの」に向き合っている。
あの時飲み込んでしまった言葉>>1:240の答えが、気になった。]
(37) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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―朝・一階―
[異常に気付いたのは、 結社員が慌ただしそうに廊下を駆けているのを見た時だ。 窓に嵌められた鉄格子のせいだけじゃない、物々しい空気を感じた]
[廊下の奥。サイモンの部屋の扉のあたりに 結社員達が集まっていた。そこにはキャロライナとワンダ、リーの背も見えた]
[部屋から「何か」が運び出されていく。 青年はそのまま近づいて、主の消えた部屋を見た。 伏し目がちな目が、部屋にぶちまけられた色を追う。]
(38) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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………、 …………
[袖口で口を覆った。急いだせいか、ぱし、と音が立った] [布の下でひゅ、と短く乱れた息が漏れる]
(39) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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[耳の傍に置いたのでは、と思う程。ばくばくと、心臓の音が聞こえた。心臓は五月蠅い程に音を上げて働いているというのに、血の気が引いているのが分かる。
それでも、悲鳴を上げる事は無かった。 回数は多くないとはいえ血に塗れた光景は仕事柄、 見た事があったせいだろうか。 悲鳴も上げれないほど、余裕が無かったせいだろうか。
それすら考える事も出来ないほど、視界の赤が目に張り付いたまま動かない。]
(40) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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[自身の心臓の音がうるさくて、リーの声>>20もよく聞き取れなかった。結社員からの集まれという言葉も同様だった]
[ただ、周りがそういう風に動き始めたから。 それに従って青年は広間へと歩いた]
(41) 2014/08/14(Thu) 10時半頃
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―広間―
[説明の頃には、耳の傍にあったような心臓音はどうにか落ち着き。冷たいまでにあっさりとした説明を、俯いたまま青年は無言で聞いた。]
[口を覆う袖口はまだ外れない]
[手渡された紙へと視線を向ける。 色を一切失った無彩色の紙に、疑わしいものの名前を書け。 と彼らは言った]
[「命の重さは21g」だと。 そう言ったのは、いつの、誰の言葉だったろうか。 誰かの命を奪うというこの紙は、それよりもずっと軽く感じられた**]
(42) 2014/08/14(Thu) 11時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/14(Thu) 11時頃
[リーを見返す、少年の心の目は暗い。]
してくれるわけがない。
もし僕が化けものだって言ったら…
このひとは、喜んであの紙に僕の名前を書く。
だけど…それの何が悪いんだろう。
そうだろうね。だから易々と名乗り出る訳にはいかないよ。
[ 頭を撫でながら優しい声で囁きかけた。
若い狼には自分はどう映るのだろう。暗い道に引き込もうとしている魔物に見えるだろうか。
せめて、親狼くらいに親しんでくれれば良いのだけれども。]
ふふ。まぁ、私は長生きは出来ないよ。
部外者だし?もしかしたら既に占われているかもね。
それに、昨日サイモンさんの部屋に入ったところを誰かに見られたかもしれないよ。
――――……まぁ、それでも良い。
私は愉しめればそれで構わないんだ。
[くっくっ、と下卑た嗤いを零して。目を細める。
そして耳元に近づいて、首を軽く傾げた。]
どうする?私が考えている方法は二つ。
一つ。私が占い師を騙ろうかなって。
それでも時間稼ぎにしかならないけどね。
一先ず、私が処刑されるのを逃れる付け焼刃さ。
……まだ君は”人を殺す”勇気が無いんでしょ?
その間、私が手解きをしてあげるよ。
二つ。名乗らずにこのまま静かにする。
ただ、大人しく首を括る訳にもいかないからね。
昨日、サイモンさんの部屋に入る前に髪の長い男性を見かけたんだ。
その人になんとか罪を被せられないかな、って。
[そう嘯いて、 アッシュグレーの長髪を蓄えた男性を指さした。]
怖くないんですか?
大人になると…怖くなくなる?
[思い詰めたように少年は問う。]
僕は怖い…。きっとみんな怖い…。
[両親の斃れた姿を思い出すけれど、それには答えないまま。]
私だって怖いさ。
[あやすように呟く。“私”だって本当は雪山の奥のおとなしい狼だったのだ。けれども血肉の味を覚え、悦楽に溺れてからは、抜けられない。]
どうする?
どうして欲しい?
[特に少年に引きとめられなケラば、占いを偽る事だろう。この若い狼を置いて、一人では逝けない。]
イアンさん…。
[少年は彼の問いに答えられない。
指示された男性とはほとんど面識がない。既に異邦人たる彼の方が、ずっと親しかった。たとえ同族でないとしても。けれど。]
(僕は…あなたの名を……)
ふふ。”私”にもそんな時代はあったっけな……
[懐かしむように小さく呟く。
正直言うと、よく覚えていない。
初めて人の皮を剥いだ時、化けた時、少年のように震えたかもしれない。
そんな朧げな記憶も、悦楽と欲望の前に塗りつぶされて。
ちらりと窓を見やれば、青々しく山が聳え立っていた。
――――……きっと”私”はもうあの山には帰られないのだ。]
聞き方を変えようかな。
妹さんを守りたい?妹さんを食べたい?
どちらにしても、君が生きていないと駄目だよね。
………こういう言い方は狡いかな。
[だから。若い狼には生きて逃げて欲しいのだ。]
[その場から逃げ出したくて。
少年はキャロライナを探す。しかし周りの会話から耳を塞ぐことはできない。イアンを巡る周りの態度に、少年は怖気する。けれどイアンの態度はまるで挑発するようで。]
イアンさん…。
守りたい…。食べたい…。
みんなそうしたい…村のみんな…。
そう。
[ 守りたいし、食べたい。人の心と獣の心が同居しているのだろうか。
自分の命はそう長くはないだろう。その間に、この若葉に血肉の味を教えてやりたいものだけれども。]
………それで良いよ。きっと、…いずれ、分かるよ。
[いずれ、血が欲しくて。牙が疼くのだから。]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/14(Thu) 21時頃
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[名乗り出ようというリーの提案も、 ヴェスパタインが動揺した様子で入ってきた時も。 青年は静かに黙ってうつむいて、袖口で口を押えていた。]
[見覚えのないよそ者…イアンと言っただろうか。 彼が「占い師」だと名乗り出た時。>>72 そこで初めて、青年は袖口の下から声を出した]
……………………、…、 化け物が、分かるの?
[袖口の下で、ひゅ、と息が乱れる] [袖口に口は隠していても。 血の気の引いている顔だけは隠せなかった]
………… うそ だ
(92) 2014/08/14(Thu) 21時頃
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…ふ、あはは…
[嗤いが零れるのを手で必死に押さえる。]
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[爽やかな挨拶>>94へ、こんな状況下でこちらも爽やかに返す事などできなかった。そもそもそんな柄でも無かった。 半歩だけ後ずさって、なんとか名前だけを名乗る]
………………、 ラルフ。
[なんで、この人は笑顔を浮かべていられていたんだろう。 能力の話をした時に、悪戯のような笑みまで浮かべて。 「見る」のが嫌だと言った自分へ。「気持ちは分かる」と言っていた、サイモンとは大分違う印象だ]
………なんで、笑ってられるの…?
……………、文字が、語りかけてくる って。 …化け物が、分かるって。
そんな力もって、嫌じゃないの…?
(98) 2014/08/14(Thu) 22時頃
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[占い師だと名乗ったサイモンは、赤い部屋を作って殺された。 探れば殺すという明確な殺意に思えた。 それならば、自分は。]
………………………………
[袖口の下の息が乱れたまま、なかなか治らない。 正しい呼吸はどうするんだったか。口から出るものは、やけに乾いた音を上げた短い息になる]
[険しい視線>>97は気付かない。俯いていたし、 いつもみたいに見ないでも視線を探るような余裕は無かった]
[……でも、耳だけは塞いでいなかった。 青年の耳に、ワンダの言葉>>96が届く]
[思い出せなかった、お伽噺の跡のナタリアの言葉が。
ふっと、頭に戻った]
(99) 2014/08/14(Thu) 22時頃
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…………
[口を覆っていた袖口は、ゆっくりと離された。 ぼそぼそとした声が、喉元からようやく出た]
…………………イアン、さん。だっけ。
…たぶん。あなたの力は、信用しちゃいけないと、思う。
昨日、サイモンさんが。言ってた。 同じ能力が、一緒に居たら。調子が狂うって。
(100) 2014/08/14(Thu) 22時頃
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…………僕も、 「見える」。 人か、化け物かどうか、分かる。
僕も、 ……「占い師」 ってやつだ。
(101) 2014/08/14(Thu) 22時頃
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[ハナの問い>>102へ、青年はゆるく頭を振った]
…………………………………………ごめん。 まだ。…「見て」ない。 …………こんなことになると、思ってなかったから。
………………それに、………見たく…なかったから。
[なんとか喉から紡ぐように、ぼそぼそとした声を出す] 袖口ごと、強く拳を握った]
…………でも。… もう、こんなことになったら。 ……見なきゃいけない。よね。
(105) 2014/08/14(Thu) 22時頃
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[ハナの言葉には僅かに頭を振る>>107]
……………僕にも、決められなかった。 …、
[その先を紡ごうとして、ヴェスパタインの荒々しい声>>103>>104に、 俯いたまま青年は思わず肩を跳ねあげ、言葉を飲み込んだ]
……………っ、
……………? ヴェスさん、どういうこと…?
[頭を僅かに上げて、ヴェスへ視線は合わせぬように伺った]
(113) 2014/08/14(Thu) 22時半頃
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[魔法使い達が炙り出されていく。イアンの御蔭で。
気の遠くなるような残酷な会話の渦中で、少年はそう思わずにはいられない。なぜ自分は守られるのか。なぜ守る人を自分は食べたくなるのか。そうしてまるで関係ないような話を、独語するように呟く。]
イアンさん…。
僕、両親を食べようとしたんです。
―――……まずは”占い師”。
[ 藍色の髪を蓄えた青年を見据えながら、舌なめずりした。
ラルフ。小さく、くぐもった声で呟き。その顔を覚えた。
やがて聞こえる小さな囁き声に、]
…………そうなんだ。
美味しかった?
[優しい声音で尋ねた。]
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[イアンの言葉>>112に思わず顔を顰めた。 この男の言っていることが理解できなかったからだ。 すらすらと告げられる軽い言葉に、青年の顔は増々苦い顔になる。 …普段だったら、半眼で一瞥だけして「言ってる事がわからない」の一言で済んだのだろう]
………、……小説ですめば、いい。
…でも実際、人が、死んでるんだ。 こんな状況、楽しめるわけない。
あんた、……変だ。 おかしいよ。
[ぽつりぽつりと述べる声に、理解が出来ないという拒絶の色が乗った]
(120) 2014/08/14(Thu) 22時半頃
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…………ん?占い師って二人もいるの?
流石に、それは狡いんじゃないのかな。
[ 飄々としたいつもの声音に動揺が混じったのは、誰かに聞かれただろうか。]
我慢できなくて。
食べようと思って斃したんです。でも、その先は……。
どうして僕みたいな生き物がいるんだろうって、
考えると、気が変になりそうで…。
[3人目の占い師を、じっと見つめる。]
でも…僕は死にたくない。誰も死んでほしくない…。けど…
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[恩恵との言葉>>116に、青年は俯いたまま顔を顰めた。 …サイモンとは、何もかも程遠いな、とぼんやりと思った。 恩恵だなんて思えなかった。 あんなものを見るなんて。]
……………知らない方が よかったと思える事もある。 …いっそ、死んだ方がマシかもしれないって。
[知らない事を追いかける、ライターだという男には分からない話だろうか。つくづく、理解しあえない。]
こんなの、恩恵じゃない。 …呪いだ。
(123) 2014/08/14(Thu) 23時頃
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[ワンダ>>114と視線が合う事は無いだろう。 まるで姉のように、思っていても、彼女と向き合える勇気までは無く。視線はずっと、自分の足元を見ている]
[だが、ヴェスパタインの言葉>>119に、 青年は一度顔を上げた。視線が彼の長い前髪に行って、すぐ逸らされる]
………………………、
[息がつまりそうだった。呼吸の方法がわからない。 昨晩一緒に飲んでいた記憶が、急に遠くに感じられた。 なんとか声を出さなければ、と途切れる声で彼へと問うた]
……………………………………、
………ヴェスさん、 は。 …………………もう、誰か。 調べたの。
(126) 2014/08/14(Thu) 23時頃
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[軽く聞こえるイアンの言葉>>122。 青年は珍しく―――本当に珍しく声を荒げた]
……………っ 、僕は!
[イアンへと視線を向けて。すぐにそれは逸らされた]
…違う。―――人間だ。 化け物じゃない。 人殺しじゃない…!
(130) 2014/08/14(Thu) 23時頃
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[ヴェスパタインとイアンの言葉>>125>>129には、俯きながら僅かに頷いて]
―――――――――――――ああ。 最悪だ。
[顔を顰めながら、ぽつりと声を零した]
[「調べてる」>>128との言葉には、短く「そう」とだけしか 告げられなかった]
[告げたら。今ここで調べたら。 危険なのは自分も一緒だと思った]
…………………………………………
[苦い顔をして、青年は言葉を失う]
(137) 2014/08/14(Thu) 23時半頃
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[キッチンへと立ち上がるハナの背>>135を、ちらりとだけ視線で追って。視線はまた床へ戻った。 ゆるゆると、袖口で口を覆う。 感情が大きく振れた時、隠しきれない時に出る昔からの癖。一種の不安からの回避行動だった。]
[イアンから告げられた「結果」>>141に、 青年は一度ちらりとヴェスパタインの足元へと視線を送る]
………僕は、まだ「見て」ない。
……………………………ヴェスさん、 誰を、調べたの。 ………言って。
…………あなたが、言うまで。 僕は……「見る」気は、無い。
………フェアじゃ、なくなる。
[自分が「見た」後に、だんまりを決め込まれたら困る。襲われる可能性があがるかもしれない。 そう思って、青年はぼそりと声をかけた。疑いが隠しきれない声は、低い音になった]
(150) 2014/08/15(Fri) 00時頃
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ははあ。随分と面白い事になったねー
つまりは裏切り者がいるのかぁ。酔狂な人もいるんだねー
[まるで他人事のように告げて。
喜劇のようなこの展開を、客席で見ているかのような淡々とした口調で呟いた。
紡がれる弱弱しい声に、緩く首を傾げて。]
あれ?結局食べなかったのかな。
………もしかして、まだ誰も食べた事ないの。
いやーそれは勿体ないね。
[そして悪戯っぽく囁きかける。]
そうだ!次はオスカー君が襲ってみなよ。
誰でも良いよ。………誰が食べたい?
[死にたくない、という言葉には、]
………そうだね。
”私”も昔はそうやって、涙ながらに人を殺めていたよ。
[久しぶりに発せられる獣の声は。
いつもの飄々とした口調とは違い、柔らかく、少しだけ弱くも聞こえただろうか。]
でも殺さないと。
………次に殺されるのは私達だよ。
|
[オスカーの声>>145に、青年は僅かに俯いた顔を上げた] [視界の端に、オスカーの姿が見えた。 視線は合わせないまま、袖口の下で声を漏らす]
……、…………… 坊ちゃん
[僅かに顔を顰めた。 子供が見ている前だと言うのに、余裕など一切無かった。 荒れそうになる呼吸がこれ以上酷くならないように、抑えつけるだけで精一杯だった。
…何一つ、変われていない。 大人になっても。 ぼんやりとそう思った]
(157) 2014/08/15(Fri) 00時頃
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[ヴェスパタインとイアンの足元を一瞥した後、 オスカーの元へと足を進めようとして、…やめた。 この少年に、自分がどう映っているかわからなかったからだ。人間か。――――化け物か。]
………… 坊ちゃん。 …、すいません。 ………怖かった、ですよね。
………………大丈夫。 大丈夫ですから。
[昨日は泣いていた、気遣わしげな声へ。 逆にオスカーを気遣うように。青年は小さく声を返した。]
(158) 2014/08/15(Fri) 00時頃
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じゃあ。僕もいつかあなたのようになるんですね…。
[苦しげな、けれどどこか納得したような響き。]
まぁ。そうだね?
だから今回は、君が無事に独り立ちできるまでのお手伝いをさせてよ。
どうしよっか。より取り見取りだね♪
ああ。妹さんのところに行くには流石に、鉄格子があってまだ無理だけどねー
………皆食べちゃえば行けるよ。
|
…イアンさんは結果を、言った。 ………僕が「見て」、結果を言った後。 ヴェスさんが、言わなかったら。
ひとりだけ、 …………死なない、可能性があがるって 事でしょ。
[乱れた呼吸。ひどく喉が渇く。 ヴェスパタインへかける声>>155も同じく小さく、掠れていた]
(165) 2014/08/15(Fri) 00時半頃
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……………。 僕も 、見たくなんか、ない。 嫌だ。
………… でも、人殺しは、 …探さないと、
…………… きっと……、
[頭の片隅に昨日の酒盛りが浮かんだ。 もう、あの酒の味は思い出せなかった。
あんなに、皆で笑って飲んでいたのに]
…………お願い、だから
言って
(169) 2014/08/15(Fri) 00時半頃
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いけない…。
ラルフさんを守りたいって、思っちゃいけない…。
[より取り見取りという囁きが、心に渦巻く。]
ラルフ君ね、食べたいの?
………良いんじゃないかな。
[ この幼い狼が言う“守りたい”は、即ち“食べたい”という意思の現れというのはなんとなくもう分かっていた。]
ま、私には警戒心向きだしだろうし。オスカー君が襲うのが良いと思うよ。
………一人で出来る?
|
[オスカーから掛けられた言葉>>164に、青年は俯くだけ。 何も、言葉が返せなかった。
作られた笑顔は、俯いた顔には見えず。 踵の返すのだけを視界の端で追う]
(178) 2014/08/15(Fri) 01時頃
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[イアンの言葉>>175>>185に否定はしなかった。 彼のいう事に異論は無かったから。]
[ただ、そこに青年は、 ヴェスパタインへ向けてぼそりと声を加えた]
………………わからない。
正直、僕にももう。わからない。
見なきゃいけないとは、思うけど。 本当は、化け物かどうかなんて、見たくない。 ………もう、あんな。 …怖いもの、見たくない。
(187) 2014/08/15(Fri) 01時半頃
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ヴェスさんが、嘘をついてるだなんて。 思いたくない。
僕の力だって、こんなの妄想だって思いたい。 気のせいだって、思いたい。
…サイモンだって、 調子が悪くなるとは言ってたけど。
僕がこのグループに居たままで 今日まで居て良いっていってくれたんだ。
もしかしたら、 居たままでも、結果だって出せるのかも。 そう思っていたい。
(188) 2014/08/15(Fri) 01時半頃
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……もう、わからない。
嘘かもしれないけど。思いたくないから。 ………だから、聞きたい。
…僕の、ただの、わがままだ。
(189) 2014/08/15(Fri) 01時半頃
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[…ヴェスパタインが、名を告げる事はあっただろうか。
無くても、やがて青年は諦めたように 長い息を吐いて告げるだろう。「これから、見る」と。
あればその名を聞いて。短く「どうも」とだけ 礼を言っただろう。それ以上、かける言葉が見つからなかった。]
(200) 2014/08/15(Fri) 02時頃
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[広間をちらりと伺って。 そこにワンダの姿はまだ残っていただろうか。]
………ワンダさん。
…あなたを見ようと……思って。 協力をお願い、したいんですけど。
[ワンダへ向けて歩み寄る。 脚は枷でもつけられたかのように重く感じた]
(201) 2014/08/15(Fri) 02時半頃
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[…「気をつけて」見れば、分かる。
見えたものが綺麗な色の人の方を信用すれば、 酷い目には会わずに済んだ。 人に比べれば苦しい生活だったけど、それでも暮せて行けた]
…昔は、生きるための術だったのに。 「あれ」を見た日から、視線を合わせるのが怖くなってしまった]
(202) 2014/08/15(Fri) 02時半頃
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[深く、長く。 一つ、二つ。 息を吸い込んで吐いた。] [ぼそりと声を上げた。あげた声は掠れていた。]
…………目をあわせて、ください。
[伏し目がちな目が、ゆっくりと視線を上げる]
[ワンダの返答はどうだっただろうか。 拒否されたとしても、青年は顔を顰めて。 無理矢理にでも視線を合わせようとしただろう]
(203) 2014/08/15(Fri) 02時半頃
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[言葉は何でも良かった。集中するための切欠だ。 リーの言う通り。 名乗り出てくれればという、薄い希望をそこに乗せた。]
………「あなたは人狼ですか?」
[暗い茶の両の目が初めて、揃ってワンダを映した]
……………………………………………………
[暗く黒い瞳孔の奥が小さな鏡となって。ワンダを映している]
(204) 2014/08/15(Fri) 02時半頃
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[瞳に姿を映した間。青年は黙ったまま。 ただ、袖口ごと握った拳が、色を失うまで強く握られていた]
………………………………
[やがて、視線はゆるゆると床へと戻り、 袖口で口を覆った。長く、浅い息が布越しに漏れた]
(205) 2014/08/15(Fri) 02時半頃
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……………………、化け物じゃない。
…大丈夫。
[その場へ居た者へ、そう告げて。 すぐに息は軽度の過呼吸のように、短く浅いものになった]
…………………………… ごめん。
…………………すごい、疲れる から。 今日は、もうこれが、限界。
[掠れる声でぼそりと告げる。 そこから視線がワンダへと戻ることは無かった**]
(206) 2014/08/15(Fri) 02時半頃
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[軽く背が叩かれる。 ふと世話をされていた昔の記憶が頭に過った。]
…………………、 …………、………、ごめん
[気遣うようなそれへの謝礼か。 それとも、「結果」を出した故に、 彼女の身とてより危険になった事への謝罪か。
敬語を使う余裕も無かった。ワンダへと短く、雑な言葉を返す]
(213) 2014/08/15(Fri) 03時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/15(Fri) 03時半頃
|
[ワンダへ促されるままに、席に着いた。 静かに、引きつったような深呼吸を繰り返す]
……………………―――
[小さく届いた言葉に、青年はゆっくりと伏せた目を瞬かせた] [ヴェスパタインの声に飲み込んだあの時の言葉>>113と同じような事だったから]
……………………、 …、。 …………………………そうかも 、しれない。
………僕も、同じだ。
[…あの時。サイモンへ「見る」と、「手伝う」と言っていれば。何か変わっていたのだろうか。今となっては何も分からなかった。]
[伏せた目はワンダを見る事も無く。ただ自分の足元を見つめるだけだった**]
(214) 2014/08/15(Fri) 03時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/15(Fri) 03時半頃
/*
・墓・囁き・エピ・独り言での中の人発言は可。
に今しがた気がつきました。もっと早くにすれば良かったです…orz
ロルで色々伝えたつもりですが、要は私のキャラ的に初回処刑は免れないだろう(占い騙りしたけど偽過ぎて芝…すみません…)
でもオスカー君の性格的に、襲撃できるの?やっぱり汚れ役は私だよね?私が生きているうちにオスカー君に襲撃を教えないと!と思っていたのですが……。
で、今悩んでいるのは、情報欄で
・メモなどで相手の確認を取る事を推奨します。
と書いてあるのですが、同時に
・中の人発言での能力者CO、非COはやめましょう。
とも書いてあるんですよ…。メモで確認=狼COですよね…?別に私が今回処刑間際に、ラルフ君襲っても良いんですが…いったいどうしろと…という…。ほぼ狼露呈してる私が襲うべきですかね…
そして、今日はあまり参加できそうになく…申し訳ないです…
/*
こんにちは!
いろいろ悩ませてしまってもうしわけない。
おっしゃるとおり中の人発言は可なんですが、絶対しろというわけでもないので、今回赤ログも探り合い有りという意気込みでやってました(わたしのしゅみですもうしわけない)。
オスカー君の性格についても、まさにおっしゃるとおりなのですが、それを更新結果に合わせて何とかするのも遊びのうちだと思いますので、もしイアンが初回吊りになったら、サディスティックにオスカーが苦しむ様を見守っていただければと思います(じっさい悩んです。あはは。
ちなみに、私もそんなに経験豊かというわけではないのですが、
優先度としてはたぶん「中の人発言での能力者CO、非COはやめましょう。」の方が高いと思います。
今回の更新に限っては、あまり確定的な描写をせずに、結果をどきどきわくわくしながら待つのがおもしろいんじゃないかな。と私は思っています。あとは更新後のどこんじょう…。
あ、最後に。
ぼく、いあんがしょかいづりまぬがれたらちょうおもしろいとおもってます。がんばってください(にや。
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おお、そうだったんですか……
すいません、私飛び入りの上に、このシリーズは初参加なので勝手がよくわからなくて……
過去ログ見ながら試行錯誤しているんですが…なかなか掴めなく…
んー。性格的に色々私の方がヒール役として動きやすそうですからねー
物語的にも私はもう少し死ぬの先が良いな……と思っていたんですが…
悪役過ぎて死ぬ未来しかないw
で、ラルフ君としてもいきなり襲撃死とか理不尽でしょうし…
更新まで6hしかないですし、ロルとしてラルフ君を襲うつもりならそろそろ動くべきなのかな…と思っていたのですが…。まぁ、更新後でも良いのかな?
うむ…その辺りも勝手がわからなく><
初回吊り免れること出来ますかねー……(滝汗
じゃあ一応、やってみます……無理でしたらすみません……
あ。中の人発言してすみませんでした。
じゃあ、以降はオスカー君の意向に従って、極力ロルで頑張るつもりです…
いよいよ辛くなったら中の人発言するかもですがw
ちなみに現在【ラルフ君に襲撃セット】しています。
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いろいろもうしわけないです。
私は性格が適当なのでつい適当なことを言ってしまって…
初回吊り回避については、イアンが回避されたら面白いなと"個人的に"思っているだけで、それを強要するつもりも、話の流れ的な必要性もないので。
なんというか…精神的にもロール的にも無理をなさらないように…とだけ言っておきます。
ラルフいきなり襲撃については…
まあそういうゲームなので…というのも乱暴ですが、更新時にシステムが吐くログが、オスカーが食べてるのかイアンが食べてるのかでも展開が違ってきますし、GJが起こる可能性も十分ありますし、そもそも後数時間の展開でセット変更したくなるかもですし。(オスカー的にはまだ決心してないです)
あまり事前に決め打ちで表ログのロール回すと後が大変になるかもしれないです。赤ログも各々の襲撃先を欲望するロールくらいでいいんじゃないでしょうか。
それにまだ初回襲撃なので、表ログとしては襲撃先の意思決定描写が何もなくても問題ないんじゃないでしょうか。この辺り、私もあまり確信はないですが…
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[ワンダの言葉>>228には頷くのみ。 ハナからお茶を貰うと、青年は二人へ短く礼を言った]
…………、 …ごめん 、ありがとう
[茶に口を付けて、少々強引喉の奥に押し込む。 疲れのせいか、味はよくわからなかった]
[イアンから送られた拍手>>226には、 青年は無言のまま、嫌悪感がにじみ出たように顔を顰めた。 せめて、少しでも早く呼吸が元に戻るように深呼吸を何度も繰り返す]
(255) 2014/08/15(Fri) 22時頃
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[リーとワンダの問い>>224>>229。 選べるかどうかは、俯いたまま頷いて。 一度ワンダの足元を見た後。ぼそりと答える。]
……似てたんだ。 状況が。
昔、…別の村で、さっきみたいに「見て」、 ………「化け物」を、見つけた事がある。
そいつの周りは、よく人が死んでたんだ。 よくわからない事故死とか、…………行方不明、とか。
(256) 2014/08/15(Fri) 22時頃
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…二人が、人間だって言ったやつが。 もしかしたら化け物かもしれないって。 庇ってるかもとも、思ったけど。
…そいつを、思い出したら。 ………どうしても、不安だった。
[二年前に消えた、ワンダの夫。 人の不幸に少しでも疑いを持ったのは事実だ。 殴られても仕方ないな、とぼんやりと思う]
(257) 2014/08/15(Fri) 22時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/15(Fri) 22時頃
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お、そうなのですか……?
そう仰って頂けると幸いです。
個人的には初回吊りでいっかー位でしたのでw
ただ、オスカー君が今後動きにくそうかな?とか。
おせっかいでしたらすみません…!
まぁ、まだ物語的にどうなるか分りませんね。
私は一応【ラルフさんにセット】していますが、オスカー君が従うかどうかはお任せします。
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/15(Fri) 22時頃
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―広間―
[ぽつぽつと人が抜ける広間] [決して目は見ないまま。背を視線で追いかけて]
[青年は座った椅子の背もたれに身を預けて、重くため息を零す。呼吸はもう元へと戻っていた。けれど気分など晴れるわけも無かった]
[手元にある投票用紙へと目を落とした。
誰かの本性を見るのも。誰かの命を奪うのも。 何もかもが身の削れるような思いをしなきゃいけない。
気持ちはわかる、と言ったサイモンの言葉が欲しかった。 何故彼はこんなところに自らの意志で身を置けるのか。 …もう、彼に聞く術は無い。
ナタリアのお伽噺と言い、何もかもが遅いな、と思った]
(265) 2014/08/15(Fri) 22時半頃
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―広間―
[結社員が、コルクボードに何か貼っているのを一瞥して]
[やがて椅子からゆっくりと立ち上がる。 ゆっくりとした足取りでコルクボードへと歩み寄る] [コルクボードには酒場グループの開放について、短く書かれていた]
……………
[ナタリアが居たのは、確か酒場だったろうか。 静かに長く。息を零した]
(269) 2014/08/15(Fri) 22時半頃
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[コルクボードの前にオスカーの姿を見ると]
……………
[メモに文字を残し。コルクボードへ張り付けた。 [暫くの沈黙の後。やがて、オスカーへとぼそりと、話しかける]
…………………………………
………坊ちゃん。 お話があります。きいてもらって、いいですか。
……………………………ここを出た後。 坊ちゃんの、今後の。事です。
(274) 2014/08/15(Fri) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/15(Fri) 22時半頃
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[広間へと顔を出したイアン>>277へは、僅かに顔を顰めながら一瞥した。すぐに視線を彼から逸らす]
[フリーのライターだと言っていた彼だ。 人の不幸話を面白おかしく書きやしないだろうか。 化け物の仲間だと疑っているのもあるが、こんな出会い方じゃなくても。いい印象は受けないと思った]
………悪いけど。 あまり。 聞かれたくない話ではある。 坊ちゃんの為に。
(286) 2014/08/15(Fri) 22時半頃
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[オスカーの叫びに、青年はゆるく伏目を瞬かせ。 一度、長くため息をついた。 先程の警戒したような声ではなく、イアンへと告げる]
…イアンさん。 ……坊ちゃんの将来の話に関わる話です。
…坊ちゃんも。あなたの、大事な話です。 ……………もう。あまり、時間はないかもしれないから。
言っておかなきゃ、いけない事です。
(294) 2014/08/15(Fri) 23時頃
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[ハナの姿を見つけて>>293、イアンとハナへ目を逸らしながら言う]
…ごめん。 すぐ、終わる。
少しだけ待って。
(295) 2014/08/15(Fri) 23時頃
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[イアンの提案に、抑えようとしていた感情が思わず湧き上がる。 顰めた顔が少しでも隠れるよう、袖口で口を覆う。]
[誰に投票するか。そのあとは。 その問いにはただ無言で顔を不快に歪めるだけ。
「人狼なら」という言葉にだけ、青年はただ、袖口の下でぼそりと返した]
…………僕は、人間だ。 …人狼じゃないし、…裏切り者でもない。
(305) 2014/08/15(Fri) 23時頃
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[ハナの視線を感じた。ちらりとだけハナの足元を一瞥して、青年は俯いたままに言う]
………………ハナは、 …僕が…、
[「うそをついていると思っているか」。 …その答えを聞くのを躊躇ったのか。その先の言葉を告げる事は無く]
[代わりに青年は、別の言葉を紡いだ]
…………僕は。
……………「見て」は無いけど。 ハナは、違うと思ってるよ。 …昔から、知ってたし。疑わない。
[そこで言葉を切って。 青年は、からかうような言葉を言う。 無理をしたような冗談は、思わず掠れた声になった]
……………… それに、ハナ。 ちびだしね。
(309) 2014/08/15(Fri) 23時半頃
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[イアンの言葉>>312へ思い切り顔を顰めて]
…………………本当に、あんた。 汚いな。
[本当に珍しく、青年の口から直接的な暴言が零れた]
………もういい。いってくれ。
[踵を返すイアンの背を、青年は忌々しげに睨み付けた]
(318) 2014/08/15(Fri) 23時半頃
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彼のところに行くのかな?
―――……頑張ってね♪
[去り際に、小さな狼に微笑みかけると。
歌うように廊下を歩き始めた。]
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…そう? こんな小さい狼なんて、きっと犬と変わらないよ。 それじゃ人狼じゃなくて、人犬になっちゃう。
面倒くさがりは、僕はまだましな方。
もっとひどいひとがいるでしょ。 リーとか。
…………、ヴェスさん、とか。
[ハナ>>315へ言葉を返しながら、 ぼんやりと昨日の酒盛りを思い出した。 …もう、あんなふうに飲むことは無いんだろう。]
(324) 2014/08/15(Fri) 23時半頃
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[投票箱へ紙が入るのを見る>>325。 たかが紙切れの集まりで、人が死ぬ。 青年は、ただ黙っているだけだ。 …そこに自分の名前が、書かれていないよう。願うだけ]
(327) 2014/08/16(Sat) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/08/16(Sat) 00時頃
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[…やがて。 ハナが傍を離れるか、もしくはオスカーが聞かれてもいいと、言うなら。 青年は抱き着いたオスカーへと、ぽつりぽつりと話し始めた]
……すいません。坊ちゃん。 …嫌な、話でしたね。
………でも、これから、たぶん。 僕も、坊ちゃんにとって辛い話をすると思います。
[どう告げれば、少年を傷つけずに伝えられるのか分からなかった。今でも分からない。…でももう、そう言ってられる場合ではなくなってしまった]
………ここから、出た後。 僕の家を、坊ちゃんとお嬢さんへ貸しましょう。 狭いですが、雨や風の心配はありません。教会よりはずっと暖かい。
お二人がよければ、僕の家で暮しましょう。
(331) 2014/08/16(Sat) 00時頃
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……ただ、残念ですが、僕とてあまり金が無い。
だから、坊ちゃん。 貴方は働いてもらわなくちゃいけないでしょう。
…大丈夫。子供にも出来る仕事を知っています。
………でも、お嬢さんには少し難しいかもしれません。 お嬢さんは御病気がある。 …仕事ができるか、…あるか。わからない。
……だから、坊ちゃんが頑張らなくちゃいけない。
…お嬢さんの病気は、心配いりません。 お嬢さんの病気も悪くならない、特別な部屋を用意します。
(332) 2014/08/16(Sat) 00時頃
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……人と比べれば、少々大変な生き方かもしれません。 …いつまで、大変な生き方をしなきゃいけないかも。 わかりません。
………でも、生きていかなきゃ。いけません。
[そこで、青年は言葉を切って。 オスカーの様子を窺った]
[オスカーの占うとの言葉には、伏し目を僅かに見開いて。 …それでもオスカーへ視線を向ける事は無いまま]
………………………、……………
[言葉を詰まらせ。 ひどく苦いような顔を隠そうと、袖口で口を覆った]
(336) 2014/08/16(Sat) 00時頃
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ラルフは、スージーに話の続きを促した。
2014/08/16(Sat) 00時頃
ラルフは、リーに話の続きを促した。
2014/08/16(Sat) 00時頃
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[やがて、話が終わり夜が更けた頃だろうか]
[広間へとやってきた青年は、 無機質な白地に小さく名前が書かれた紙を静かに投票箱へと落とした]
[かたん、と非常に軽い音が、投票箱から上がった**]
(339) 2014/08/16(Sat) 00時頃
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