166 あざとい村
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― 校庭 ―
[スーザン・S・マリーゴールドは、むくれていた。 確かに、ジリヤもヒューも、あっさりと、拍子抜けするほどに呆気無く、捕まっていた。その点から「どっきりだった」と言われても、すぐに納得することは出来た。 しかし。 しかしだ。 本当におばけが怖かったのに。 本当に消されてしまったらどうしようかと思ったのに。 本当にちょっぴり泣いてしまったというのに!]
許せませんの……!
[何度目かになる怒りを込めた呟きであった。]
もぉぉぉ、思い出すからに腹が立つんですのっ! がはは!じゃありませんのよっ! 首に可愛いリボンを飾ってテディベアとして窓際に飾るの刑として処しますわよ……!
大型新人などというごく当たり前の万人が了解している筈のただの事実を証明するために、わたくしを嵌めるとはいい度胸ですの!
(94) gekonra 2014/03/11(Tue) 20時半頃
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それにっ
[辺りには、肉や野菜の焼けるいい匂いが漂っている。 男衆が肉を奪い合い、やんややんやと騒いでいる。]
なんですのっ!? この野生のけだものの巣窟はっ!?
[スージーは口元に手をあてて慄く。]
信じられませんの……! 自然に生きる野生動物でも、 もう少しお上品にお食事しますわよ……!
[スージーはふるふると首を左右に振った。]
(98) gekonra 2014/03/11(Tue) 21時頃
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これが落ち着いていられて!? 仮に、そうですわね、実戦に近づけるため、致し方ない処置だったとしましょうか。
言われてみれば、わたくしほど抜かり無く、持てる力の全力を用いて事件解決に挑むという覚悟ある学生は、全国津々浦々見渡してみてもごく稀かもしれませんし、これは言ってみれば努力という名の一種の才能かもしれません。他の人ならば、気の緩みが出てしまうという事もあるでしょう。また、あるとすれば無くすための訓練とも言えましょう。当然、そのような些事、わたくしのように、大海すら嫉妬するほど心の広い人間が、許せぬわけがありませんの。それはもちろん、慈悲深いわたくしですから?人狼という存在以外は?そう、生徒先生隔たりなく?許せますけれど?
だから……別に……訓練ですから、許しますけれど?
……? ……??
???
……。
いいでしょう。 屋敷に戻ったら一度じっくり話し合う必要がありますわね。
(112) gekonra 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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[温かい紅茶からは、絹のような湯気が立ち上り、茶葉の深く甘い香りが鼻孔をくすぐる。香りの立ち方だけでも高い価値を示されている紅茶と並んで出されたのは、フルーツがつやつやと宝石のように輝きながらたっぷりと並ぶフルーツタルトだ。そのフルーツたちの輝きが、スージーの瞳の宝石に劣るの仕方のない事としても、イチゴやキウイやオレンジなど、様々な果実が描く色彩は、スージーの食欲を促すのには十分だった。 美味しそうな紅茶とフルーツタルトで、怒りをすっかり鎮められてしまったスージーは、目をつむり、ひとつ頷き]
……仕方がありませんわね。 シェフには罪はありませんの。 泣かせてしまっては可哀想ですわ。
[模範的な所作で、スージーは紅茶に向き合う。 茶葉のつくりだす、ほのかな甘みを舌で堪能する。 執事の淹れた紅茶が、常に完璧な味であるという当然を享受しながら]
ええ。 気品というものを学ぶ前であるというのなら、 視界に入れさせ、学んで頂く必要がありますわね。
(113) gekonra 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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マリーゴールド家の者として、当然ですわね。
[紅茶を味わいながら、にこりともしない執事に頷いた。>>114]
(117) gekonra 2014/03/11(Tue) 22時頃
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シェフがもしもわたくしの慈しみに触れて、涙する事があったら、 どうぞ塩分の管理にだけは気をつけるよう指示して…… マリーゴールド家のシェフとして、 当然こなしてくれるでしょうけれど、 感極まっている状態では、いかなるミスが出るとも限りません。 許しますが、彼のプライドを傷つけてはいけませんわ。
その後は、どうしても泣き止まないようでしたら……
わたくしが直々に涙を拭いて差し上げても結構ですわよ。
[訳:フルーツタルトおいしい >>115]
(118) gekonra 2014/03/11(Tue) 22時頃
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ええ……
[スージーは夜空を見上げ、目を細める。 こっそりとロビンを(当時は体の大きさ的にも有利であったため、だめだと言おうが強引にでも)連れて屋敷を抜け出し、満点の星空を見上げたこともあったっけ……そんな事を思い出すると、自然、口元がほのかに緩む。]
わたくしの門出ですから。 当然の天候ですわね。 褒めて差し上げても宜しくてよ。
[月もなく雷が鳴るような夜空であったなら、スージーは蜘蛛の時以上にどうにもならない状態になっていたろう。]
わたくしだけでなく、ロビンの門出でもあるんじゃなくって? ダン先生、諦めていないようじゃありませんの。
(119) gekonra 2014/03/11(Tue) 22時半頃
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いいえ。 わたくしの優しさが無条件に伝わってしまうのは、 何においても仕方のないことだとしても、 先程の指示だけは、あなたの言葉としておいて。
なぜなら――
[深く息を吸い込んで、胸元で手を二回打つ]
だれか、だれかシェフを呼んで!
[そして目を伏せてナプキンで口元を拭いて待つ。 (※尚、これは“家から取り寄せた”フルーツタルトである) お褒めの言葉とともに名前を尋ね、覚えておきますわ、と。 先の指示は、これでシェフが感涙してしまった場合にも、ロビンからしっかりと伝えて貰えることだろう。 スージーが伝えるのは、タルトが美味しかったこと。それだけ。 直接余計な事は言わないつもりだ。]
(138) gekonra 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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何を呆けていますのよ。
[口をちょっぴり尖らせる。 ――せっかく才能があるのに。 長く己の能力に関して、迷い続けていたスージーには、羨ましく映る。]
……
[自分についてを語るロビンを、珍しげに宝石のような瞳がみつめる。『一択』、その意味に気づいて、だんだん、スージーの顔が、赤くなっていく。]
(140) gekonra 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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[赤くなった顔が、下をむく。 大きく目をひらいて、ぱちぱちと瞬く。]
――……。
[そうしていながらも、ほんのりと赤い耳には、ロビンの声しか届いていない。 背後で、打ち上げ花火が、大輪を咲かせていようとも。]
(141) gekonra 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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あ あのね。……ロビン。
いいですこと?
わたくし、世界一の占い師になるんですのよ。 だからあなたにも…… 世界一のわたくしだけの執事でいて貰う必要がありますの。 怖気づく気がないなら、 その為には、なんでも手に入れなさい。
…… 他の人に、命がけになんてなっちゃ、ダメなんだからね。
[そろそろと片手が、ロビンの手に伸びて、触れた。]
(142) gekonra 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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あらそう? わたくしは別段、深夜でも……
……けれど、そうですわね。 できないというのなら、 わたくしが、屋敷に戻ってからお伝えすればいいだけのこと。 たしかにこれほど腕のいいシェフに、切腹されては、我が家にとっての損失、ひいては人類にとっての損失といえましょう。
[できないというなら――何気なくも、危うげな言葉である。>>145]
(158) gekonra 2014/03/12(Wed) 01時頃
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[――かしこまりました。 端的な、心地よく聞き慣れたロビンの返事。 装飾は、彼の手が、スージーの手を、包み込むように優しく握る……それだけで、十二分だ。 下を向いていた顔をあげる。] !
[椅子に座ったまま、見上げた執事の表情が、一見冷たく見える普段のものではなく、微笑んでいることに、主人であるスージーは、目を丸くする。 それも束の間のことだ。すぐに、つられたように目尻が嬉しそうに下がり、唇が柔らかく笑みの形に弧を描く。 控えめに、笑い声をたてた。]
ロビン。 顔をもっと近くで見せなさい。
(159) gekonra 2014/03/12(Wed) 01時頃
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[ロビンの視界を専有しながら、長い睫毛を、瞬く。>>162 息がかかるかというほど、顔と顔が近づいている。 ぱちりと開いた大きな目が、瞳の宝石が、ロビンの薄い色の瞳を覗き込み、悪戯っぽく細められたかと思うと――ロビンの顔に、白磁のように滑らかな手が、近づいた。 ロビンから眼鏡をうばって、スージーは椅子から立ち上がる。]
借りておきますの!
[逃げるように少し離れて、一度背を向け、振り向いた。 昔から目はいい方だけれど、試しに眼鏡をかけてみて]
花火!とってきますわ!
[ロビンの眼鏡をかけたまま、スージーは、手持ち花火をとりにいった。 生徒から貰い火をして、花火で遊び始めたころには、さすがに眼鏡は返してもらえるだろう。**]
(163) gekonra 2014/03/12(Wed) 01時半頃
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これ、持っていらして。
[スージーは、花火で遊ぶ生徒のひとりから花火を分けてもらう。 火をつける前の花火二本を、ロビンに持たせた。 もう悪戯に満足したのか、借りていた眼鏡を外す。 眼鏡を持った手を、ロビンの顔へ伸ばし、かけてやると、小さく笑い声をたてて、ひとつ頷いた。]
花火なのに、見えないんじゃいけませんの。
[先程手渡した花火の一本をロビンの手から抜き取って、花火で遊ぶ一団に交じる。 派手目の手持ち花火を生徒たちはまず好んで遊び、線香花火が最後に残った。 どうやらお嬢様のお好みは派手目の花火であるらしく、線香花火は「競争ですわよ!」とロビンにどちらの線香花火が落ちるのかが早いかの勝負をしかけて遊んだ一本で終わった。(スージーの線香花火が早々に落ちてショックを受けているのへ、ロビンが相応の丸め込みを披露し、スージーもそれを気づいたら聞き入れている例の流れとなったのである)]
(303) gekonra 2014/03/14(Fri) 05時頃
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ふぁ……
[花火が終わる頃には、怒涛の一日ですっかり疲れ果ててしまったスージーは、口元をほっそりとしたピンク色の指先で覆って、控えめにあくびをする。ダン教諭がネタばらしをする前に、すこし眠ったけれど、足りなかったようだ。]
眠いってわけではありませんの。 わたくし子どもじゃありませんし……
[目をこすりながら、口を尖らせた。うそだ。]
(304) gekonra 2014/03/14(Fri) 05時頃
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[その後は、汗もかいたし肉も焼いたしでシャワー室を借りたスージーが、冷水シャワーを見事に引き当て、悲鳴をあげたり。びっくりしてタオル一枚巻いてシャワー室から慌てて飛びでたり。花も恥じらう乙女のミニマムくしゃみをしたり。シャワーが終わり次第、滑らかな生地の見えそうで見えないネグリジェに着替えたりして、体育館で眠るのは、一番乗りになってしまった。 まだ人のいない体育館で、寝床の準備をロビンがしているうちに、ぽふんとマットに転がる。]
……。
[ジリヤがやっていたのが何故か羨ましくてたまらなかったのが、漸く実現出来て満足をして、スージーは、すぐに夢をみはじめた。 *ロビンとの、子どもの頃、星を眺めた時の夢である。*]
(305) gekonra 2014/03/14(Fri) 05時頃
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