190 やどかりさまの、暇潰し
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[オレの祈りも、彼女の小さな呟きも。
まるで嘲笑うかのように。
意識は一瞬、鮮明な ア カ イ ロ を見せる。
安曇ちゃんのグラスを握っていた時も、そうだった。
そうだった事を、怖くて、口にしなかった。]
[だって、オレなんかが儀式の鍵だなんて。]
───…、…そ だろ。
[もはや自分の体が仮死状態である今、
元に戻れる望みは薄かったが―――]
[オレが白馬の王子なら。
倒れた姫を颯爽と助け出しに行くだろう。
たとえ茨の道であろうと、何も顧みることなく。
オレが魔法使いなら。
身体と魂を繋ぎとめる魔法をかけに駆け出すだろう。
走れば間に合う、そう信じて。
オレが なら。
オレが なら。
オレが なら。
オレが なら。
嗚呼、ああ、唖々、アア。]
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……はああ?!
[素っ頓狂な声。空気は読むものじゃない。 これでもかという程眉間に皺を寄せて、形の良い眉を吊り上げる。]
一体!何が!どうなってるの!
[人の仮死状態に立ち会っているというのに、その雰囲気を微塵も感じさせない声音は、 はてさて、酒のせいか、それとも、単に――。]
(9) 2014/08/21(Thu) 00時半頃
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[ ───“オレ”は、いつだって物語に登場しない人物。 ]
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鳥海の身体がワタシを離さない。
[至極真面目な表情で、馬鹿げた呟きを零した。**]
(10) 2014/08/21(Thu) 00時半頃
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[眉間に触れたとき()、重なった視線を思い出す。
たった数秒もなかった、長い永い、それ。
部屋を出て確かめにいく事も出来ない。
透けた姿の誰かの声が。
或いはどうしてだろう、俺の声のようにも聞こえる。
紡がれる、紡がれる。
『誰にも、届きやしないんだよ。』
…───と。]
……ごめんね。
[折角、せっかく願ってくれていたのに。
オレが触れなければ、きっと水は満たされていただろうに。
井上さんの方を向いて、一言告げて。
会長を見て、安曇ちゃんの姿の誰かを見て、シノを探して。]
どうすれば、いいん、でしょうね。
[ゆっくりと、視界をめぐらせる。]
[塩なんて効き目がないと、会長や安曇ちゃんがからかっていた。
清める効果も、守る効果もない、ただの食塩。
それでも、そんな食塩を猫のように撫でて離さなかった姿が
あまりにも愛らしかったから。
──その箱が握られたままだと、まだ知る由もなく。
透けた姿が見えないのなら、きっと部屋の外だろう。
王子でも魔法使いでもないオレに、迎えになど行けるはずもなく。]
オレが、────…
[この怪奇現象という物語から“消えて”しまえば ──いい?]
オレ一人、“消えた”ところで。
[オレが描く漫画の世界と変わらない。
そこにオレは居ない。
膜に阻まれた人差し指の事も
どこかで鳴らした心の音も
オレは何も、知れていないから。]
『他の何者かになりたいと、一度は考えた事があるだろう。』
杉山 恵に。
井上 恵都に。
月読 鈴に。
菅原 紅子に。
風祭 拓に。
白戸 紫乃に。
安曇 渚に。
御名縣 宗一郎に。
山田 雄一に。
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