26 Fairy Tales Ep.4
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…絶対に 御免、か。
マ―――別に俺の考えを押し付けたわけじゃねェ。 俺は テッドと話がしたかったからさ。
[に、と少しだけ勝ち誇ったような顔。]
俺に倣えとか冗談だろ。
全員が同じ考えだったら気持ち悪ィからな だから、 思ってる事をぶつけ合わねぇと始まらねェ。
その先がどちらかの死があンのは解ってっけど どっちも生きるって道もあるンじゃねぇかって思ってらァ。
これも、テッドが言う奇麗ごとには変わりねェけどな。
(92) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
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身体が不自由なのは変わってやれねェけど テッド、お前…それに固執しすぎてねェか?
お前は親しい人が殺されたから殺した奴らが憎くて 怪我が病気が自分だけ酷いから他の奴が嫌いなのか?
―――― どっちがテッドの中で でけェンろうな
(93) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
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人狼と人間の問題は俺一人じゃ どーやっても解決する事じゃねェ。
―――― …ま、そこの答えは 言えねェな。
[秘密だと言うように萌葱はテッドを見遣る。]
(95) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
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ポーはそれでいい。
自分に出来ることを探して やってくれンのが…俺は嬉しいんだぜ。
[気付けば日も昇り村の人々が多ければ 少女を容易に狙えないだろうと内で思いながら]
―――… ポー。何かあったらソフィの雑貨屋に行け。 俺は怪我してっからちょっと無理だけどさ。
[その場で屈んで、ポーにそっと耳打ちをする。]
(ソフィは土の神子さんなんだ。 足に鎖みたいな痣が証としてある。
すっとぼけた奴だけど信用していい奴だぜ。)
(98) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
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後から足りないところは書き足されるんだけどね
ま、そこまでは説明しなくてもいいかな
殺した奴らが憎い……。
まともな体の奴らが嫌い……。
けれど、見捨てたのは俺で。
きっと全部報いだ。
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でも、やりすぎて倒れンじゃねェぞ? やべェと思ったらさっきみたいに逃げろ。
そしたらまた、次のチャンスを掴めンだからさ。
[同じ視線の位置でそう伝えてから 立ち上がれば赤いリボンを上から見下ろす位置。]
ここまで来れば火は平気だろ。
(103) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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言ってろ。
[吠えるテッドの言葉のひとつが、僅かに怒りを誘った。 声色にも僅かにそれは滲んでしまう。 けれど続く言葉は]
嫌い嫌い大嫌いで何もかも拒み続けて そんな姿を てめェが好きな奴がら見たらどう思うンだろうな…。
[徐々に哀しみに滲む。
顔色の悪い彼をおいて行くのは忍びなかったが]
おう、話せて良かったぜ。 ――― お大事に。
(106) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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ン、よし… ポーはどうする?
[テッドから少し離れてからそう問いながらも 弓を引く構えを確かめている。]
俺は… 俺は フラン姉探してくらァ。
グロリア殺したソフィを笑ったからじゃなく ロミ爺殺したから憎いンでもない。
けれど俺は、結果としてフラン姉を殺すかもしれない。
…悪ィな、ポー。**
(108) 2010/08/12(Thu) 02時頃
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良家の息子 ルーカスは、燃える診療所へ来た道を戻るように掛けて行った**
2010/08/12(Thu) 02時頃
『ニンゲン』は自分の為なら、必ず誰かを裏切る。
『ニンゲン』は結局自分が大事な、『アワレナイキモノ』。
そんな『オロカナニンゲン』の『欲望』があたしを強くしていく。
『オロカナニンゲン』ごときでは、あたしを倒せやしないわ。
契約は大事
魔法使いの命といって差し支えないね
[フランシスカの殺害を承諾したのは、出来うる限り多く流れる血と怨嗟の声を引き出すため。
そうでなくては、力の補充はままならないから]
そのあとどっちに加担するかは…
生きてる人を見て考えようか、な
目を逸らしている癖に話し合えると思っている。
愚かな人間に思い知らせなければ。
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― 診療所 ―
――― フラン姉ッ!!どこだ!!!
[炎の中で聞こえるのは高笑いと人の悲鳴。 漂うのはいろいろなものが焼ける臭い。]
ッ、ゲホ…
[煙を吸いこめば噎せ、目に煙が入らぬよう細めた。]
何が、 ――― ぉわッ
[ごろりと焼け焦げた人が転がって来れば、それは先刻消火へと向かった人だと嫌でも解ってしまった。]
ッ、
みんな、逃げろ!!!! フラン姉は危険だッ!!!
(128) 2010/08/12(Thu) 15時半頃
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そんなに、 そんなに憎いのか。 ―――― そんなに人間は愚かなのか!
俺はそう思わない。
[思いたくない。]
これ以上 人を殺めるな、フラン姉ッ!! あんたは…優しかったじゃねェかよ!!!
それでも、人を殺めるってンなら
[キィン、と右手で剣を炎の中で構えて]
…俺を倒してからにしやがれ。
(129) 2010/08/12(Thu) 15時半頃
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これ以上、他の人の未来を奪わせてやるもんかよッッ!!**
(130) 2010/08/12(Thu) 15時半頃
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………良く見ると。
少しだけ、カストルに似てる。
[短く髪を切った少女を見て、ふと思う。]
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―――― そうはさせねェよ。 [土を蹴ってもそれで動きが遮られることはなく]
生憎、土の加護があるンでね。
いいから来いよ。 フラン姉。
人間だって、そう悪くねェもんだぜ?
[燃え上がる腕の焔がぱちぱちと音立てていた。 襲って来るのなら剣が動く。
狙う場所は懐を狙うと見せかけて、彼女の足元**]
(148) 2010/08/12(Thu) 21時頃
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――― !
[剣は虚空を斬った。 見上げれば、飛びかかる彼女の姿で]
ちッ
[左腕を犠牲にしてでもそれを盾にするが 次の瞬間見たのは 灼熱のマグマ。]
…なンだこれ
[ルーカスとフラン姉の間に割り込んで彼を守るように]
(158) 2010/08/12(Thu) 22時半頃
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炎のせいで幻覚でも見てンのか、フラン姉…
[マグマなのにこんな近距離なのに火傷を負わずで 周囲の炎からも守ってくれているかのようだった。]
―――― フラン姉。 人の死は そう簡単に人の手によって 左右されちゃいけねェもんなんだ。
俺の両親は過ちを犯したのかもしれねェ。 てめェらが言う愚かな人間なのかもしれねェ。
それでも命は等しく与えられるもンなんだ! だから、これ以上は ―――― やめやがれッ!!
[ヒュン――――とマグマの壁を突き破り飛ぶは剣ではなく矢。 その鏃にはマグマも共にあり掠るだけでも火傷では終わらずのもの。]
(167) 2010/08/12(Thu) 23時頃
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良家の息子 ルーカスは、踊り手 フランシスカの足に向けて一本、続けて心臓目掛けて2本目の矢を放った。
2010/08/12(Thu) 23時半頃
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人間の感情で燃えるとは 情熱的な炎でやンの。
[負った火傷はじりりと痛みを与えてきていて]
フラン姉。
あんたが言う「おろかなにんげん」の感情を餌にした 焔を使うあんたらは …一体何なんだ?
(172) 2010/08/12(Thu) 23時半頃
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ポー。ごめんな。 約束は守れそうにねェ…
[マグマに守られているにしても炎に包まれた 診療所の内部に留まるは危険しか伴わない。]
手加減してたら俺がやられちまう。 ――― 大切な人の未来を 守れねェ。
(176) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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[ヒュヒュ、とその後も炎の矢を何本か放っていたが]
は、鼻?
[変な口調のソフィの声にぱちりと瞬くが 焔の中では姿を見つけることは適わずのまま
とりあえず数秒息を止めてみる事にした。]
(179) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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殺さずに解決したかった… だけど ―――― フラン姉は多くの人の未来を奪いすぎた。
そしてそれに気付いてねェ…。
[ ビュッ ―――― 炎の矢の一つが彼女の髪飾りを狙う。 ]
俺はその奪われてしまった未来さえ 守りてェんだ!
(181) 2010/08/13(Fri) 00時頃
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良家の息子 ルーカスは、良家の末娘 ポーチュラカは無事だろうかと心の端で気に留めつつ
2010/08/13(Fri) 00時頃
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俺の弓矢の腕は剣より良いって評判なんだぜ?
[に、と炎越しに笑みを浮かべてみるけれど 本当は強がりも混じり、恐怖を誤魔化すでもある。
それでも、――― 守るためには今は 退く訳にはいかない。]
(184) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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けど、剣の腕が悪いわけじゃァ ねェんだぜ。
[焔の中をマグマに包まれた体で駆け一気に距離を縮め]
――――― 俺…フラン姉の事、絶対忘れねェからな。
[勢いを増した剣は彼女の体を貫こうと――――**]
(187) 2010/08/13(Fri) 00時半頃
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