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やっ、っ――…。
うっ、ぅぅ、……。
誰か、助け……、たすけ、……っぇ――。
[男がパイプオルガンの上でうつ伏せにさせる。
抵抗を試みたけど、呆気なく身体は動かされる。
犯される。
怖い、絶望の涙で周囲が見えない。
男の指が這う感触に、諤々と身体が震える。
白い臀部に顔を押し付けられた。
嫌だと、犯さないでと言う様に臀部をふるりと振る。
狂気に歪んだ男の目には愛する妻が、
怒張の爆発を求めるかのように、
彼を誘ったかのように見えたかもしれない。]
ひっ、いやぁあああああっ、――。
[誰の進入も許した事が無い秘裂に、
男の怒張が宛てられる。
その悍ましい感覚から、
犯される事から必死で逃げようとする。
それを押さえつける様に、太股を固定される恐怖。
口からは、教会に響くような悲愴な甲声が漏れる。]
[全身が震えるのは寒いからではなくて。
男の声が気持ち悪い。
そして、怖い――。
深い絶望。
こんな場所で、こんな男に、奪われ陵辱されてしまう。]
――ぁ、ぁ。
いや、いや、ぁぁッ!
うっ、やらぁ、やだぁ、――……。
かぞく、なんか、ちがっぁ。
[言葉が縺れる。
力をこめてねじ込まれてゆく熱から逃れたい。
幸せと語る男の言葉に、鈍器で殴られたような吐き気。]
ぎゃああぁ、ひっ、ぎゃあああぁぁ――。
いやああ、いやあああああっ。
痛い、いたいっ、いたい、ひっぃ。ぐっぁッ。
ぁ、ぁ、っ。ぁっ………。
[濡れてもいない、硬く閉ざされた花。
狂気に満ちた暴発寸前の怒張が散らす。
処女膜を破り、突く男の強引で荒々しい動き。
肌に食い込む指。
気持ちの悪いこの男の熱い精が放たれた。
心が、身体が壊されるような衝撃。]
い、いやぁ、いやぁ。
きらい、きらいよ。大きら、い。
抜いて――、ぬいてっ。
いやなの。
いたい、痛いの。
あっ、ああッ、ひぃっう――。
[
求める男の熱から逃れたい。
男がクラリッサの身体を求める度に、
身体が跳ね、声が漏れた。
クラリッサにとっては妄想、狂気でしかない。
その狂気に犯される恐怖。
精神までも汚され、壊されてゆくようで怖い。]
うっ、ぐっ――。
ひぃぃ、いやああ。
だから、違うの。別人なの、よ。
わからない、の。
[
乱暴に男によって形を変えられるのが痛い。
俺のと言う言葉、ああ、言葉が通じない。
繋がったまま、身体を仰向けにされた。]
ぐひぃ、痛い、痛い。
し、死んじゃうっ、いやあっ。
ああっ、いやああっい、そんな、いやっ。
ひど、ヒ、どぃ、ううあう……。
[
初めての体験。なのに、なのに、酷い。
腰を更に動かされると死んでしまうと思う程の痛み。]
うっ、うっ、うっ――……。
ひっ、えぐっ、ぅぅ、ひっく。
[耳に届く猥らな音。
これは違う。
男の動きがさらに激しく。
クラリッサの身体を翻弄する。
溢れる涙。声は、涙声で染まる。
わからない。なんで男も泣いているのか分からない。
こんなにも痛い思いを、死にそうな思いを、
苦しく、辛い思いをしているのはあたしなのに。
奇跡を体験し、妻と思い込んでいるクラリッサとの交わり。
それに感謝し、感激する涙かも知れないけど。
クラリッサは、其処に至る事は無い。]
ギゃああっッ、ぁっ、ひぃぃっ。
[好き、愛しています、との声――。
身体に出された男の白濁。
狂気であたしを犯さないで――。
あたしの心を――。
一緒にとの言葉と共に、子宮口を突き、
膣を中心にして抱かれた。]
う、うそっ、ああああ、其処、いやああ。
中、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌、嫌…………。
[あたしの奥まで――。
犯さないで。
意識が混濁する。
それに呼応するように、大量の白濁を受け、
クラリッサの身体が弓なりに跳ねた。
抱きしめられても、瞳は虚ろ。]
[人形のように視線からは光が失われる。
男が乳首を、乳房を弄る動きに呼吸を乱す。
腰を振る男の動きに、揺すられるように身体が蠢く。
根元まで深く突き入れる男。
その度に、身体が跳ね、悲鳴のような声が漏れた。]
い、やぁ……。
妊娠、いや、……、いや、ぁ、いやぁ…。
[
狂気に歪んだ男の唾液が流し込まされる。
下から身体の奥に注がれた大量の穢れ。
そして、今度は上から流し込まれる不快な液。
身体の奥まで穢され、男の色を流し込まされる。
あんなに大量に精液を注がれたら。
さらに瞳からは光が消え行く。]
はひ、はじ、めて……なのにぃ……。
ひ、ど、ぃ。
ううっ、ああっ、――……。
[どれくらいの時間が経過したのか分からない。
もう、周囲は暗い。
飽きることなく、身体に注がれ続ける男の白濁。
クラリッサの身体は荒淫の影響で
愛を、一緒と願う目の前の男と違い。
ぐったりとした身体。
破瓜で血を失い、陵辱で蒼白となった顔。]
大、嫌い。
[力なく開いた口から漏れのたのは、*男への怨嗟*]
/*
業務連絡―。
ミナカタせんせー襲撃(と言うか覚醒)は任せていい?
そっちが多忙ならあたしが後で会いに行っても良いけれど。
/*
ごめん、ミッシェル噛みのつもりでがっつり動いてた…。
そっちのがいい?
/*
あ、もちろん。
他の所襲撃でも問題ないと思うので。
あたしはパスに入れておきますね。
/*
失礼失礼。
ミッシェル噛みで問題ないですよん。
/*
了解です。
ミッシェルも多分覚醒なので、明日は仲間が増えるよ!
まあ死んだら、やっぱり人間には無理だったって事で。
おはよう、"クラウディア"。
[告げた名は無論、彼の妻の名前。その声は届いたかどうかは判らない]
/*
はーい、了解。
ぃ、ぁっ……、
[クラウディア、似ているようで違う。
この男との宿業なんて感じない。
あたしは、クラウディアなんかじゃない。
この男の妻なんかじゃない。
教会での結婚式なんてあげていない。
そんな名前を刻まないで。
あたしの名前とわからなくなってしまうから。]
顔を、見せて。クラウディア。
[望む。いまはただ、見たい。記憶が遡る。あの時、きっと――]
【人】 店番 ソフィアッ!!? (576) 2013/02/21(Thu) 00時頃 |
【人】 店番 ソフィアま、だ…先だけ…なんです、か…? (577) 2013/02/21(Thu) 00時頃 |
【人】 店番 ソフィア[途中一度、意識が跳んで覚醒した時。 (578) 2013/02/21(Thu) 00時頃 |
クラウディアじゃないわ。
クラウディアでは無いの。
クラウディアなんて呼ばないで。
あたしはクラウディアなんて名前じゃないの。
顔を見せてってクラウディアじゃない、もの。
[顔を見せて、いや、なの。
でも、この目の前の男から逃げるために。
男に抱いた不安と恐れで涙に濡れた顔が、
正面を向くことになった。]
くらり…さ…。
[聞こえる声に首を傾げる。わからない。わからない。から繰り返した]
くらり…っさ…。
[ああ、そうか。それが君の名前か]
おはよう、人殺し。
互いを殺すことができたボク達は、見事なまでに――お似合いだ。
[人殺しの夫に、人殺しの妻。エゴの為に。自分の為に人を殺した。嬉しい。笑おう。彼女がボクと一緒になれた事に喜びを感じる。ああ、やっぱり運命。運命だ。運命に導かれた、高らかな教会の鳴らされた鐘の音の元、共に祝福された者たち。それが、ボク達。似たもの同士。決まっていた。出会った時から決まっていたこと。やっと気づけた]
我が妻、クラリッサ。
それが、人殺しのボクの妻たる人殺しの君の名前。
[満足そうな笑顔を遺した]
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