人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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視点:


アラン! 今日がお前の命日だ!


【人】 お針子 ジリヤ

[部屋はすっかり 冬の夜に支配され、凍えるほどに寒い。 ]

怖いよ やだよ
助けてよ、…… ―― 。

[冷たい空気に吸い込まれそうな程に、小さな呟き。
果たして救いを求めたのは誰だったか。扉の向こうには届かない。]

(5) 2015/05/29(Fri) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 昨夜 -

[わたしは皆の集まる部屋へと戻った。
友人の悲鳴>>255が聞こえた。耳を、塞ぎたかった。]

わたしだって…、やだよ。 …誰かを殺す 、なんて。(… きたない。)

[山高帽へと紙を入れたのは最後だったか。
票を投じた瞬間、自分の手が汚れた様に見えた気がした。思わず、腕を引っ込める。手を抑えても、震えはなかなか治まらない。]

(6) 2015/05/29(Fri) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

2、票…?[メルヤに投票するとヨアヒムは宣言していた。一票は名前を聞いたメルヤのものだとして、もう一票は?
周囲を見渡す。此処には。二人を除いて知っている村人しか居ない。「長い間、一緒に暮らして来た村の人達のことを信じたい。」という思いに嘘はなかった。]

……信じてたのはわたしだけ、だったの?

[目眩が、した。目を瞑っても耳元で蘇るのは、幼馴染みの声。]

(7) 2015/05/29(Fri) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 回想/ドロテアの店>>2:55>>2:56>>2:57 -

[かつてドロテアもわたしと同じ気持ちになったならば、
この感情も可笑しいものではないのかもしれない。]

そう、だったんですね。とても、素敵―-な 恋、をしていたんですね。

[初めて聞いたドロテアの思い出に眩しそうにする。その視線には憧れと羨望が含くまれていた。]

[大事、という言葉にぱっと頬が染まる。目の前の彼女に抱きつきたい気持ちをがまんした。いっぱいの喜びを伝えたかった。
手の中にあるドレスを皺にならない様に大事そうに抱えて、俯く。]

……、ありがとう、ございます。

[そうとしか、感謝を表せないのがむずがゆい。]

(8) 2015/05/29(Fri) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[注意を払って着替えをしたのだが。古傷を指摘されて両肩が大きく震えた。
心配する声に首を振って、]

…大丈夫、です。痛くないので、昔の傷だか……っ。

[口に出してから後悔したけれど、もう遅い。噂好きのドロテアがあの噂を耳に挟んでいても可笑しくない。
ドロテアの手伝いはやんわりと断り、着替えをひとりで終えた。]

(9) 2015/05/29(Fri) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ワンピースに着替えたわたしは、ドロテアの前に立って。微笑み返す。
次いでの言葉には控えめに笑って。小さく、首を振る。]

わたしは―…お洋服を作れるだけ、です。
所詮、針子。出来るのは、お姫様に服を仕立てるぐらい。

[違います、ドロテアさん。わたしは、優しくなんてない。
綺麗なワンピースの下には幾つもの古傷が残された身体が隠されていて。汚れたわたしはお姫様になれそうにない。
正直に言える筈もななく、笑って誤摩化した。]

……ふふ。それでも、お祭りの日に王子様が現れたドロテアさんみたいに。
わたしにも、王子様が現れたら嬉しいのだけれど…。**

(10) 2015/05/29(Fri) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 黒猫との対峙 -

[綺麗、皮肉に思えた。>>0:215
嘘と、言わなかった本音がある。]

(11) 2015/05/29(Fri) 03時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ほんとはね、「わたしも、死にたくないの。」
「大好きな人達を殺されたくない。」と言ったけれども――。」
目蓋を閉じれば浮かぶのは―-、アランにドロシアにリーにオスカーに。わたしの、優しくて可愛いお友達。……大好きな、ケイト。薄らと 目を開ければ、ぱちり 弾けた 。]

(12) 2015/05/29(Fri) 03時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[信じる、その響きはとても清らかだけど。
してることは、身内を疑いたくないから余所者に疑いの目を向けてるだけ。くっと俯いた顔がどんな表情をしているのか想像に難くないのに気付かない振り。
分かってたから、「酷い事を言ったわね。ごめんなさい。」と謝罪したのだ。]

(13) 2015/05/29(Fri) 03時頃

【人】 お針子 ジリヤ

綺麗じゃない、わ。[ぼそり。]

― ほんとうに、怖いのは 雪鬼ではなく 人間なのかもね。

(そして、わたしは、ひとだった。)

[わたしは生きたい。罪のない人間は殺したくない。その為に、
「だから、貴女の事も知りたいと思うわ。本当よ。」そっと、黒猫に囁いた。**]

(14) 2015/05/29(Fri) 03時頃

─???・二人目─

[火掻き棒を持ったランタン職人が外へと逃げだす処刑者を追い掛ける。
アランがそれに続くのを見届けて、少女は菫色の瞳を細めた。

すい、と席を立ったのに、誰も気付かない。否、気付くことが出来ないのだ。周囲を見張ると名乗り出た、彼以外には。

  ふふ。
  駄目よ、せんせい。アランさん。
  外に出るのは、ルール違反だわ。

[酷薄な、けれど悲しげな笑い声が落ちる。完全に凍り付いた時間の中を自由に動く少女は、彼らが向かった先へと続く。
時間は、まさに処刑される男が火掻き棒をケツに押し当てられている瞬間で、止まっていた。]


  だから、これはペナルティ。

[吹き荒ぶ豪雪の中でも、少女の吐く息は白く曇ることはない。
ブーツが埋まるほどに積もっている筈の雪の上を軽やかに歩くと、ケツを焼かれるヨアヒムを押さえつけた格好のまま止まっているアランのそばに寄る。

それから、刻み付けるようにその顔を見詰めた。]

  アランさん。
  覚えてる?アランさんがここを出て行く時に、私がお見送りで散々泣いたの。
  すごくね、寂しかった。だから、帰ってきてくれたの、本当に嬉しかったのよ…?

[それだけ呟いて、冷気を纏った少女は男の背後に回る。
凍てついた指先が撫でるように服の上から臀部に触れると、その手を──そのまま肘まで一気に埋め込んだ。

ブチブチと何かが裂ける感触。
何かを握った少女の手が引き抜かれる。淡く光る桃の果実のようなそれが身体から離れると、途端にアランのケツが凍り始める。]


  …ねえ、これでもう何処にも行けないね。アランさん。

[お仕事も、無くなっちゃったし。

ちらりとケツを焼かれて絶命した男に視線を遣り。
それは果たして獣の声か、少女の声か。どこか陶然とした顔で、少女はすこし離れた場所で待つ彼を振り返った。]*


─凍った時の中─

  シメオン。

[さくり、雪を踏む音。
その足跡も、すぐに降り続く雪で見えなくなる。

彼のそばに歩み寄ると、両手に大切に大切に包み込んだ『それ』に、唇を着ける。
疑いと情の合間で見せたアランの涙。その意味はもう、分からない。
彼が粉々に引き裂いた1枚目の用紙には、誰の名前が書かれていたんだろう。

少しだけ歯を立て、味わう。
甘ったるいのに、微かな塩味。これはきっと、アランの涙の味だ。]


  ……食べて。
  おなか、減ってたんでしょ?

[利き手で包んだままの餌を、彼の顔の前に差し出す。
たべて、と唇がもう一度囁いた。]

  ……わたしね、シメオン。

[彼は受け取ってくれただろうか。
視線を落とすのは、顔を見て話せなかった頃の名残かもしれない。]

  (守られるだけのお姫さまなんかになりたいんじゃ、ないの。)

[続かない言葉の代わりに、俯いた頬に一筋だけ、人であった筈の少女の名残が伝って、落ちた。]**


  ─???・二人目─
  
[ 空気が凍る。

切り裂くような沈痛な空気が室内を満たした。

思わず周囲を窺った。
吐き捨てる息は凍えていない。
やけに生温く感じて、席を立つ彼女の場所へと足を踏み出した。]



[ アラン。

村の子供達の中でも最年長の彼。
自分を彼のことを兄だと呼んで慕っていたつもりだった。

彼女の指先が男の背中をなぞる。
きめ細かな肌が、繊細な動きで落ちていく。

何を、しているのか。
知らないふりは決してしない。]

  ケイ、ト………。

[これ以上汚れ役をする必要などない。

せめて誰かを殺すならこの手で。
既に彼女の大切な叔父の命を奪ったのは他ならぬ自分なのだ。

だから、俺がやらなければ────なんて、そんな理由があれば良かったのに。]



[ アラン兄。


村でも一目置かれる、みんなから慕われるアラン兄。

逃げ帰って来た自分とは異なり、村の外で仕事を持って立派に勤めを果たす姿。

自分が狙われる可能性を顧みずに名乗り出た潔さ。
誰かの名前を綴る時に、涙を流す優しさも、全部。

全部、全部、全部、全部全部全部全部。]


  ────…嫌いだった。


[ 氷が突き刺さる音。
止めることも庇うこともしなかった。

向けられた視線に、何処か抜け落ちた瞳がそこにあっただろう。]*


  ─凍った時の中─


[ 名を呼ばれる。

一瞬、遅れて肩を揺らせば包まれた両手に視線を落とした。]

  ………、……。

[彼女が、唇で食むモノ。
白い歯を覗かせてしゃぶりつく姿に呼吸も浅くなった。


それが、先程から静かに訴えて来る空腹に寄るものなのか、それとも。

分からない。
ただ、引き寄せられるように伸びる手に腕を伸ばす。

そっと白い腕を捕まえれば、わななく唇を一度、引き結んだ。]



  (  食べたくなんか、ない。  )

[一度目とは異なり、意識して差し出される魂を口にすることに、今更躊躇するなんて、どれほど馬鹿らしいことだろう。

それでも鼻腔を擽る薫香りに吐く息が湿っぽくなる。]

  ────、ッ

[耐え切れずに噛み締めた唇が微かに切れる。
そのまま鉄の錆びた味ごと口を開けてかぶりつく。

何滴か落ちる雫の味は酸味混じりのもの。
何処かしっかりとした食感はアランの責任感の強さだろうか。

確かに満たされていく空腹。
一度嬲れば止まらない欲求に確かに喉を鳴らして、鼻頭が痛む。

中途半端な言葉。
その続きを尋ねることはせず。]


[白く細い腕に落ちるのは一体、“何”だっただろう。]**


【人】 お針子 ジリヤ

― 昨夜 - 

[処刑が始まった。手をかけるのは別の人間だが、殺したのはわたしも当然だ。わたしが書いた一枚の紙がその人を処刑場へと上がらせた。
恐ろしくて、ガタガタと震えていた。見ていられなくて、ぎゅっと目を瞑った。]

アラン、おにいちゃん…!
いや…っ!

[処刑が終わるのを待って恐る恐る目を開いて…、アランが殺されたのを目にした。]

(23) 2015/05/29(Fri) 19時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[わたしは悲鳴をあげた。兄の様に慕っていた、アラン。
遠く離れたモスクワへ行ってしまったが。帰ってきた彼は昔と変わらず優しくて安堵した。
その兄も…、雪鬼の犠牲となってしまったのだ。]

(24) 2015/05/29(Fri) 19時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

― ??? ―

[普段は気の良い人だったが、叔父は酒を飲むと暴力を振るう人だった。
わたしは仰向けになって床に転がっていた。見えるのは、汚れた天井。部屋の中には酒の独特な匂いが漂っている。痣を作る程に(けれども、他の村人には分からない様に服で隠れる部位に巧妙に。)拳で殴られて力無く倒れていた。叔父は居ない、酒場へと出掛けたのだろう。
わたしはひとり、泣いていた。ぎこちなく、首を回せば。その際に視界に飛び込んできたのは、瓶のガラスに映ったわたしの姿。床に転がる多数の空き瓶にわたしが映っていたの。
瓶のラベルには、白い花。アニスの匂いが鼻孔を擦った。]

(25) 2015/05/29(Fri) 19時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ひとりぼっちの淋しさに耐えかねてわたしは、硝子に映る自分の姿を、瓶の中にその子だということに想像して(あまつさえAという名前をつけて)、Aと呼び掛けた。弱々しい呼び掛けにガラスの向こうで子供は微笑んでくれた。
それから、わたしは。痛い、辛い時、Aを呼ぶ事にした。あの子はいつも傍に居てくれたの。]

(26) 2015/05/29(Fri) 19時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[わたしは、眠ってしまった。そっと、胸に両手を添えて囁きかける。]

大丈夫よ、あなた は、汚れてない… 。私が護ってみせるから。

[護身用に持ち歩いている、ナイフ。雪鬼だろうが、わたしに仇なすものは排除する。
けれど…。アランが殺されたとき、雪鬼の姿はなくって。見えない相手に ナイフは刺せない。例え、人の姿をして現れたとしても抵抗してみせたところで敵いはしないのだろう。わたしは―-…私は、何の力も持っていなかった 。]

(27) 2015/05/29(Fri) 19時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 翌朝 -

[わたしは、目を醒さない。
私は起きて食堂へと向った。今日も誰を殺すのか話し合いが始まるのだろうから。

目の前で犯行現場をありありと見せつけられれば、
雪鬼の存在を認めるしかない。

静かに、皆が起き出すのを待っていた。**]

(28) 2015/05/29(Fri) 19時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 19時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/29(Fri) 21時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[皆が起きるのを待っていれば酒場に次に来た人物は、幼馴染みだった。>>77
幼馴染みの事はわたしから話しを聞いていた。昨夜のシメオンとのやりとりは覚えている。シメオンは居心地が悪そうで、こちらも気まずげに視線を逸らす。]

…おはよう。…シメオン。

[素っ気ない、挨拶。俯かせた顔、落ちた影に表情は隠れるが。ひっそりと影のなかで喜びを潜ませる。
唇の端を僅かに綻ばせた。]

(81) 2015/05/30(Sat) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[次々と集まる人々。
無意識にも。視線はゆっくりと彷徨い、亜麻色の髪を捜していて。*]

(82) 2015/05/30(Sat) 00時半頃

─二日目・深夜─

  ──…酷いやつだって、おもうでしょ?
  平気で嘘吐いて、泣いたりして。
  自分で、アランさんを、殺したくせに。

[返事があるかどうかも分からない声を垂れ流す。
言い訳をしたかっただけなのかもしれない。
簡単に揺れそうになる決意を、肯定する術が欲しかっただけかもしれない。

届いたとしてもそれが声だけなのは分かった上で、泣き顔を隠さずにはいられない。]

  あのね、シメオン。
  アランさんが出てったときのこと、覚えてる?
  私はまだ子供だったから、すごくすごく寂しがって、たくさん泣いたよね。

[返事を待たずに、一方的に語りかける。
思えば、こんな風に彼と話すのは、皮肉にもこんな事が起こってからが初めてかもしれない。]


  改札で別れて、アランさんが見えなくなって、みんな帰って、それでも泣いてたら。
  あなたが手を引いて、連れてってくれたの。駅の近くの、モスクワ行きの列車が最後まで見える場所。「行こう、ふたりで。」って。

[そんな些細な事、あなたは覚えて無いかもしれないけど。少し、笑う。

坂を登った小さな丘。
笑い掛けてくれた訳でも、慰めてくれた訳でも無いけれど、列車が見えなくなるまで繋がれた手が離れる事も無かった。

あの後からだ。
彼の顔が見れなくなったのは。
大切な友人が心を寄せる幼馴染。
視線の合わない横顔だけは、こうしていても幾らでも思い描けるのに。]

  私。
  ほんとはずっと、お礼、言いたかった。


[叔父を殺した、はじまりの日。
いつになく気弱な声で彼が言った言葉を胸の内だけで反芻する。

ふたりで、可能性をつくろう。

ふたりで。その言葉があったから。だから、決めたのだ。]


  (あなたを、死なせたりなんてしないわ。何があっても、何をしても。)

[どれほどこの手が、汚れたとしても。
王子様を待つだけの姫君になんて、ならないと。]*


【人】 お針子 ジリヤ

[ドロテアに頷いた。能力者だと名乗り出た人物はアランひとりしか居なかった。>>43]

護り手は居なかったんですね。
だったら、アランさんが護られてた筈だもの。

[オスカーの言葉シメオンの口から聞けば、ドロテア同様に言葉を詰まらせた。
返事は期待していなかったかもしれないが。「なら、どうしてアラン兄は死んだんだろう」という疑問に私は答えた。]

…そんな、オスカーが。……。
もし、オスカーが狩人だとしたら、他に護りたい子がいたんじゃないかしら。

[ヨアヒムに疑われたメルヤを必死に庇う光景が思い出される。その姿にわたしを重ねて見てしまう。わたしにも死なせたくない人がいたから。]

…だとしたら。わたしは、責められないわ。

(90) 2015/05/30(Sat) 01時頃

  ─二日目・深夜─

[ 「 酷いやつだって、思うでしょ? 」

濡れた目尻を薄っすら開かせた。
頬を滑る一滴は温かい。

無言で、縋るように掴んでいた相手の腕を握る力を緩めた。

ケイトが口にするのは、何年前のことだろう。
一瞬、思い浮かばずに眉間の皺を寄せた。

でも、彼女が言葉を付け足し綴る毎に風が吹き付ける。
雪混じりの風の筈なのに。

何処か、柔らかく、頬を撫でた。]


  ─回想・数年前─

[出て行く者はあっても、戻ってくる者は、少ない。
それがこの村では在り来たりと言えば
在り来たりなことではあった。

だが、やはり誰が出て行くにしても、悲しむ姿は数は異なれど生じた。

自分よりも三つは歳下の女の子。
ケイトもその一人だった。
おとなしくて本ばかり読んで、遊びに誘っても、ほとんど頷いてくれやしない。

つまらない相手だと思っていた。
日に焼けない白い肌も、好きにはなれないと。

でも、それが。
涙に濡れて反射する様を見た。

残ったのは気紛れ。
腕を掴んだのも、…きっと。]*



[ 生憎にも空は晴れていた。

小さな丘から眺める景色は自然に溢れていて、その間を走る鉄の塊を見送っていた。

ちいさくて、あたたかくて、きずのないきれいな手のひらを。
包み込んでいたことは、覚えている。

  ────だから。]

  似合わないよ。

[あの時、彼女を傷つけた言葉と同じものを投げかける。

だが、何処か声色が大人しいことに彼女は気付いただろうか。

反応がどんなものにしても、掴んでいた腕を離す。
代わりに、指を滑らせて隙間を縫うようにして絡め合わせる。

この物語の行き付く場所が何処かは、分からないけれど。]



  行こう、………ふたりで。*
  


【人】 お針子 ジリヤ

[ドロテアの語る雪鬼と、リーの持っている雪鬼についての知識に私は眉を顰めた。]

記憶を持っている…?何もかも、本人でありながら…?
…それじゃあ、普段と変わらないその人が雪鬼、…という事もあり得ると言うの。

[新しい知識として蓄えようとして。けれど、頭で理解したところで。]

でも、…そうだとしても難しい。
だって…、毎日の様に見ている顔が目の前にあれば、変わらず同じ様に声を呼ばれたら、
…信じたくなる。

(94) 2015/05/30(Sat) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[「俺は疑うことにしたよ。」というリーの発言には、対照的な発言をした。>>56]

私は、信じる人を捜す。わたしのやり方は変えない、わ。
勿論信じるばかりでは雪鬼を捕まえる事は出来ないのは分かってる。

[リーの事をまっすぐに見て。]

リー、私は貴方を信じてるわ。
アランさんが人間だと言った貴方を人間だと思う。

(95) 2015/05/30(Sat) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

霊の声を聞ける者については……、出て来てくれたら信じられる人が増えるのだと思う。
つまり、…容疑者が減るということね。後になって出て来た人を信じるのは難しくなってくるでしょうし、出て来て欲しい。
けれど、―-能力者を護ってくれる存在が居なければ。霊能力者は死んでしまうでしょう。酷い事を言ってるという…自覚はあるわ。

(96) 2015/05/30(Sat) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[自分の意見を言って、立ち上がる。ある人物の向おうと移動する。
その道のりの途中でリーの近くを通れば、]

何時か…この村に恩返しするって言ったわよね。
それって今じゃないかしら。いえ、今を逃したらニートのままよ。

[にんまりと唇の端をあげて、笑えない冗談をひとつ。
けれども。わたしだったら、この男にこう言っただろうから。]

(99) 2015/05/30(Sat) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

貴方に、こういう事を言うのは癪だけれども、
…頼りにしてるわよ。

[だらしない態度に呆れては邪険に扱ってばかりだった。この男を頼ったのは初めてだった。
小さく呟いて、立ち去る。]

[それにしたって、成り代わるという雪鬼の話しは、
まるで、わたしと私みたいだった。]

(100) 2015/05/30(Sat) 02時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 02時頃


  『 嘘吐きね。ケイト。
    ふふ。でも、そうね。「わたしたち」の牙がたまたま通ったなんて、村人は想像できるかしら? 』

[もうすっかり耳に馴染んだ赤い囁き。
今ならわかる。それは、自分と同じ声をしている。

そうだ、私は嘘吐きだ。
真実から目を逸らさせようと、他の誰かを平気で犠牲にしようとしている。]

  (…でも、それがなに?)

[どこか冴えた瞳で少女は思う。
みんな同じことをしている。信じる≠ネんて綺麗事を口にして、疑わしきを理由にして。自分と自分に都合のいい者だけを護る為に、人の身でありながら人を殺したのだ。]

  悪い子のとろこには、雪鬼が来る≠でしょう。
  だったら、仕方ないじゃない。
  悪い子≠ェみんな居なくならなければ、消えてくれないんでしょう?あなたも、あの人の中にいる誰かも──

  (…私、も。)


[自分たちだって、生き物の肉を食う。
人間は、それどころか、食べもしない相手の命を奪うことすらする。
今ここで行われている駆け引きも、命を奪う手段が違うだけだ。
雪鬼だろうと、殺人鬼だろうと、同じ状況下なら人間同士の殺し合いはいずれ行われていたかもしれない。]

[昨夜、少女は自分の身を危険に晒すのを厭わないつもりだった。
婦人ががこっそりと守護者である事を告げた以上、あの場に居た二人の口を封じてしまえば自分が疑われるのは確実だろう。

だが、そうすればあの場を去った金髪の青年に疑惑が掛かる可能性は下がる。
それならそれで、いいと。だから、ランタン職人に会いに行こうと彼を誘ったのだ。しかし。]

  ……最初の、日と。昨日と。
  結局二回も、守ってもらっちゃったもの。

[叔父が自分の首を絞めたとき。
守護者に護られているかもしれないアランを、彼が選んだとき。
こんな酷い状況なのに、少しだけ自惚れるのは、許されるだろうか。]


  もう十分だから。
  だから今度は、あなたを私に守らせてね。

[昨晩、指を絡めた手は、確かに温かかった。
議論の続く酒場のテーブルの下で、自分の手をそうっと握る。
あの感触を忘れないように記憶に刻んで、少女は疑心暗鬼に溺れる人々の顔を見渡し。

決意を揺らさぬ為に、赤く濡れた声で囁きかける。]


  「『 さあ。今日はどの悪い子≠ノ会いに行く? 』」

[重なった声は、確かに少女の意思を持って放たれた。
今夜ケツを凍らされるのも、ケツを焼かれるのも。人間、でなくてはならないのだ。
その為に、彼女は静かに人々へ疑惑の種を撒く。]*


【人】 お針子 ジリヤ

[向った先は、メルヤの場所だった。
メルヤの後ろから、ふたりの話しに割って入る。>>93]

確かに、ヴェスパタインは思ったことをそのまま言動に表してるように私の目からも見えるわね。
口よりも先に手が出てしまうしね…。あら、足だったかしら。

[メルヤの考え>>92を補強するもの。祭りの当日、ヨアヒムの顔をブーツの踵を蹴っていたのを思い出しては、くすり。
腰を低くして、椅子に座るメルヤの耳元に囁きかける。]

ねえ、わたし。一晩、貴女のこと考えていたのよ。貴女が雪鬼なのかどうか…。

(112) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[姿勢を正して、周囲を見渡す。話し合いの為に集まった人々。ただ、昨日と違って二人欠けていた。]

ただでさえ、雪鬼に対抗するには心許ない人数だったけれど。…、更に減ってしまったわね。
…けど、それって、雪鬼からしたら隠れ場所が狭くなってしまった事よ。雪鬼からしたら疑い先が多い方が良いんじゃないかしら。
だから、真っ先にヨアヒムさまを人間らしいと庇った貴方は…、雪鬼らしくないんじゃないかって思ったの。

[メルヤに、厭味を言われた。私にはそう受け取れたし、実際に彼女の言う事は正しかった。>>0:215
揶揄するように自分から言い出しては、微笑んだ。]

どう、今度は感情的な意見ではないでしょう…?

(113) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

それから。わたしは―-、ヨアヒムさまは雪鬼だと思ってるわよ。
いえ、そう思いたいのかもしれないわね。私にはあの人が自分が生きる事を優先してた様に見えたわ。それに。…貴方こそ可笑しいとは思わないの?貴方が人間なら、あの人は嘘をついてまで貴方を容疑者に仕立てあげようとしていたのでしょう?
そうやって疑いの種を撒くなんて普通の人間がすることじゃない。人間だとしても、貴女が言っていた「狂った人間」…なのかもしれないわね。

(114) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

勿論、分からないわ。そう、思いたいだけよ。
でも…、貴方がヨアヒムさまを人間だと言うのか分からない。
昨日までわたしは雪鬼は一人だと思っていたけれど。雪鬼は複数で潜む事が多い、とリーが言ってたわ>>71。ヨアヒムさまを庇うのは、ふたりが雪鬼だとも考えられるわね。*

(115) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドロテアの告白を聞いて、
驚きよりも腑に落ちる感覚を味わう。>>102]

ドロテアさん…。
だから、パルックさんの死に驚いてなかったんですね。パルックさんの死が見えてたから…。

[ヨアヒムが処刑された際に「ごめんなさい。」と謝ったのも、彼の魂の色が見えたから。]

(116) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[リーの問いかけに頷く。>>110]

私は、ドロテアさんを「能力者」だと信じるわ。

(117) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

アランさんは別の能力者だった。ヨアヒムさまが霊の魂を見る事が出来る者だったなら、彼の性格を考えるに死期を近くに感じた際に名乗りでしょう。
私が名乗りをあげて欲しいと言ってから、一番初めに名乗り出たのは彼女。勿論、「私が本物よ。」という人物が居たら出て来て欲しいわ。今直ぐに。

それに。…ドロテアさんが霊の魂が見えると聞けば納得出来る事も幾つかあるの。

(118) 2015/05/30(Sat) 17時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ドロテアを見て、睫毛を伏せる。]

ごめんなさい、ドロテアさん…。

[自分の意見が彼女が名乗り出る理由になったかもしれなかった。]

…ありがとう。…でも、そのせいで貴女は危険に晒されるわ。
ごめんなさい、ドロテアさん…。**

(119) 2015/05/30(Sat) 17時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 18時頃


【人】 お針子 ジリヤ

[メルヤをちらりと見て、]

ヨアヒムさまは人間。…メルヤが雪鬼だとして、人間のヨアヒムを庇う理由が分からないわね。

[そして、先程の話しの続きを。>>113]

今日もそう。ケイトやヴェスパタインの人らしいと思える要素をあげてる貴方は雪鬼を捜してるように見えるわ。

(123) 2015/05/30(Sat) 18時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

理性的に考えたら、ね。
…でも、そうやって冷静的に考えてる貴方が恐ろしくもあるの。立場の違いかしら、貴方は余所者で私と違って親しい者を疑う立場ではないから。でも、それだけ…?
貴方の、感情が見えない。…貴方らしく言うと「人らしさ」が見えないから、貴方を信用出来ないのよ。**

(124) 2015/05/30(Sat) 18時半頃

ジリヤは、「心が凍っているから。」そう言った少女の声が記憶の隅で引っ掛かっていた。**

2015/05/30(Sat) 18時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 18時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

[小さな呟きは震えていた。>>122出たからには死を覚悟にしているのだろう。保身ではなく、村の為に懸命に戦っている。昨夜襲われたアランのように。……この人を失いたくない。]

私は、狩人がいるなら…、力がある者を護るべきだと思うわ。村人が対抗出来るのは能力者の力だけ。
それが護りたい人を護る事に繋がると思うわ。

[ドロテアさんの霊を視る力は村の為になると思うから。**]

(125) 2015/05/30(Sat) 19時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 19時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

貴方が守護者だと言うならば護れる力があるのよ。

(133) 2015/05/30(Sat) 21時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

あのね、貴方に言いたい事があるの。
自分を責めてどうするのよ。貴方、何を言ってるのか分かってるの?
そうやって自分の身を危険に晒す事で…護れる人が護れないのよ。 貴方には、わたしと違って護る力があるのに!

貴方が守護者なら、村の人達が生き残る事を考えなさい。村人が雪鬼に打ち勝つ事を。*

(134) 2015/05/30(Sat) 21時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 21時半頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 21時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

だったら、どうして自分から守護者だとバラすような軽卒な真似をしたのよ…。
貴方が守護者だと言うなら。一日でも長く生き延びれば、誰かを護れ…たかもしれないのに。

[言わずにいようと思っていた本音が漏れ出る。
オスカーが守護者だと確信も持てない内から責めるつもりはなかった。]

何様ですって?そうよ、私は何の力もない、無力な人間よ。
だから、私は…。大切な人を護れない。一人もよ。

[自分の無力さを苛立つ声はオスカーへと。]

(143) 2015/05/30(Sat) 22時頃

【人】 お針子 ジリヤ

ねえ、分かる?
貴方が、護りたい人居る様に。わたしも…、私も…。護りたい人が居るのよ。*

(144) 2015/05/30(Sat) 22時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― 少し前/ドロシアと>>140 -

[「ありがとう。」という言葉に首を横に振る。信じる人を捜すのは自分が生き残る為だ。>>127
泣き虫なわたしだったら泣いたかもしれない。]

なんで、そんな事を訊くんですか…?

[どうして、わたしを疑った人物を気にするのか。その意図が読めずにドロテアをじっと見つめた。
直ぐに視線を落として、声を潜める。]

多分、一人はメルヤでしょう。
もう一人は…。

(145) 2015/05/30(Sat) 22時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[少し前。返って来た笑みは、薄氷のように冷やかなそれ。わたしも知らない、リーがそこには居た。>>109]

…そう。そうよね、言われずともやるわよね。貴方だって死にたくないもの。

[「俺は 疑うことにしたよ。」と言っていた。彼にとっては、わたしも容疑者の一人で。だとすれば、私からの声援はお節介だった。
雪鬼が消えない限り。前の様に他愛無い会話は望めないのだろう。]

生き残りなさいよ、それが恩返しになるんだから。

(146) 2015/05/30(Sat) 22時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[リーは私の事を疑っていた。他にも疑っている誰かが居るのかもしれない。
無記名投票なのだから私にも分かる筈もなく。ただ、村の誰かであるのは間違いない。
喉に声が詰まる。苦しい呼吸に、ひくりと喉の奥が鳴った。]

…っ。
もう一人は、村の誰かなのは間違いないです。

[(勝手な話しであるけれど、)わたしは村の皆を信じていた。
そして。誰よりも信じていたシメオンの言葉が刃となって、ぐさり。

わたしの、こころを。壊したのだ。]

わたしは…村の皆を信じていました。
だけど、…違ったんですね。*

(147) 2015/05/30(Sat) 22時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 22時頃



[誰かの名前が上がり、その度に可能性を掲げていく。

  “殺すべきか。生かせるべきか。”

[各々の独断と偏見で贄を選ぶのだ。

勢いを増す争論。
淡々と推理するもの。
怯える者。立ち向かう者。
ふたりとないヒトが、互いに泥を塗りたくっていく度に心臓が凍るような思いになる。]



[  ─────雪鬼は記憶を持つ。
その人のまま本性を、鬼に変えるのだ、と。


  ─────取り憑かれた奴はもう『入れ替わっちまってる』んだけど当人は自覚がない。

  完璧にそいつであるかのように振る舞うんだよ。]



  「『 さあ。今日はどの悪い子≠ノ会いに行く? 』」

[悪い子。わるいこ。わるい、こ。

それは誰だ。
人を殺めたことか。嘘を吐いたことか。それとも。知らないふりをしていることか。

誰なんだろう。
罪を背負うべきものは。
そして、俺は────、]



  「 護り手は、決して脅威じゃない。
  リーも、味方につけられるなら大きな戦力になる。
  何しろお墨付きなんだから。

  ただ、ドロテアさんの結果次第では次に容疑がかかる可能性がある。

  ………ケツを焼くのも殺すのも、俺たちが疑われ過ぎない位置。 」

[無慈悲にも囁く声に温度はない。
目尻が濡れることも、ない。

もしかしたら、ケツを凍らせる度にその破片ごと瞼の裏側に飲み込んでしまったのかもしれない。]



  「 頭が冴えるという意味なら、先生だ。

  確実に一から芽をとるなら、オスカー。

  大丈夫。みんな人をころした人殺しだからね。
  「『悪い子は、みんな罰を受けないと。』」


【人】 お針子 ジリヤ

[この人もわたしを疑っていたのだ。わたしもドロテアさんを疑っていたのに、敵意を向けそうになる。きっと、鋭い。何処か、傷ついた瞳で見たのは一瞬。>>150
ドロテアが出した可能性にはっとする。ヨアヒムは人間だった。つまり、雪鬼が複数潜んでいるならば。村人の中に雪鬼が居るのだ。]

…そうですね。
それからメルヤが雪鬼だという可能性は低いですね。

(155) 2015/05/30(Sat) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[直ぐには返事が出来なかった。喉が焼ける様にひりついていた。>>153]

そうですか。私には…、
あんなにも優しかった村人が… 雪鬼よりも恐ろしく見えるわ。*

[目の前には、今夜殺す誰かを決める為に話し合いをしている人々。例え、大切な人を護る為でも――…その為に罵り合い、疑心暗鬼に陥る、人々の姿は。見えない雪鬼より恐ろしく見えて。
それは…、私もおなじ。]

(161) 2015/05/30(Sat) 23時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[私は、無力な人間だ。大事なわたしを護る事すら出来ない。
恐ろしい村人達にわたしに手を掛けられたくはない。
ならば―。せめて、最期も私の手で護り切ろう。懐に忍ばせている銀のナイフを私の首へと立てて。あの子の命を終わらせよう。**]

(163) 2015/05/30(Sat) 23時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 23時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/30(Sat) 23時頃


  「 そうね。確かに守護者はまだ子供。大した脅威には、成り得ない。 」

[背中にぴったりと張り付いた獣の声が、耳元で囁く。
無意識に、少女はテーブルの下の手に力を込める。忘れないように、確かめて。]

  …あの子がおばさまを護るのなら、今夜はあの子でもいい、と思う。

[す、と細められる目。
まだ15歳の、年若い狩人の少年。
その肩に押し掛かる重圧は、どれ程のものだろう。

それでも。馬鹿な子。と、思う。
それが逆恨みなのは、分かっている。
彼に昨夜放った恨み言は、確かに本心でもあった。]

  あなただったら。
  あなたとアランさんがいたら、『わたし』を止められたかもしれないのに。

[小さな囁きが、テーブル向こうの彼に届いたか馬鹿な分からない。]


[守護者のケツが凍ったら、余所者の少女はどう思うのだろう。
仄かな恋心が、妬ましいのかもしれない。
なんの説得力もなく結ばれる弱い信頼が、羨ましいのかもしれない。

その結束を砕いてしまいたいと思うのは、確かに背後の獣だった筈なのに。
今の少女には、もうそれが自分の声なのか他人の声なのかが、分からない。]

  大切なものが、あるの。
  もうそれしか、無いの。いいえ、違う。
  私、最初から持ってなかった。だから、手に入れたものを離したくないのよ。絶対。ぜったいに。

[誰かの魂が実を結んだ果実を口にするたび、自分が狂っていくのが分かる。それでも、止めようがない。
止められないのだ。それが出来るものは、昨夜。そして、今夜、消えてしまう。]


  ────シメオン。
  オスカーに会いにいきましょう。

[言い切った声に、迷いは、無い。]*


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/31(Sun) 00時頃


【人】 お針子 ジリヤ

なに、貴方は私達の話しを盗み聞きしていたの?
だって、投票は無記名なのよ。貴方が決めたんじゃないの。分かろうにも分からないでしょう。疑う理由にはならないわ。

だったら、言うわ。
今、私はメルヤを疑っていない。ドロテアさんの話しの通り、わたしに投票したのがメルヤなら…。投票は悠長過ぎるのよ。

それに、さっき言ったように、
メルヤは信じられる人を積極的に見つけにいこうとしてるのよ。

(178) 2015/05/31(Sun) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

それじゃあ、疑うのは怪しいのは誰か。
話し合いに参加せず、自分から疑いにもいかない人だと思うわ。そしたら、疑いの目がいかないものね?
ヴェスパタイン。

(179) 2015/05/31(Sun) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

…ケイト。

(180) 2015/05/31(Sun) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

ねえ、貴女もこちら(話し合い)にいらっしゃいな。貴方は誰も疑いたくないと言うけれども、

投票、するのでしょう?疑い先は、誰…?

(181) 2015/05/31(Sun) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[こんな時も冗談を言うヴェスパタインにくすりと笑う。>>184]

貴方だって私を雪鬼にしたくて仕方ない様に見えるわよ。
そうかしら…。

同じ女の子に見えない…?
そう。それは、貴方が「わたし」の事を知らないだけよ。*

(185) 2015/05/31(Sun) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[無事にわたしは菫色のワンピースを渡せたみたいだった。
幾夜も眠れぬ夜を過して一針一針心を込めて縫っていった。白い布が菫色に変わるまで、どれだけの時間を費やしたのか知っている。
あの子は手紙に書いていて教えてくれたから。優しい、ケイト。大好きなお友達。
ケイトが喜んでくれるなら…、報告するジリヤは何時だって嬉しげで。]

(186) 2015/05/31(Sun) 00時半頃


[たとえ話ほど、キリのないものはない。]

  なるべくしてなったんだよ。
  ……そう思わないと、生きていられない。

[どうして。こんなことって。
二人して零した言葉。
塩辛い涙を頬に滑らせてまだ数日だというのに、随分と長い間こうしていたような感覚。

息を吐いた。重苦しく太い息。
一度、指先に力を入れる。
空っぽの手のひらに、収まるものは、ない。

でもまだ覚えてはいる。
怯えているだけではなくて、自分を支え押してくれた彼女の指先の名残が。

それだけで、今は───……]



  『  嘘吐き  』

[誰かの命を奪う腕。
それが、誰かの命を救う腕ならば。

もしも話は不毛だ。
分かっている。分かっている。だけど。

堂々と胸を張って、護れたのなら?]


  困るんだよ、オスカー。
  ………一人でも、護られたら、さぁ。

[冷ややかな猫撫で声。

魂を喰らう度に麻痺する理性と罪悪感とは引き換えに、生まれたのは、羨望。]

  いいよ。ケイト。
  オスカーはアラン兄を見殺しにしたんだから、…せっかく人を護れる力があるのに。
  可哀想だなぁ。………好きな女の子だっていただろうに。

[ 呟けば静かにほくそ笑んで、 ]

  でも、そんな腕はいらない。
  綺麗事なんて、聞きたくない。

[言い切れば、一人の名を口にする。]

  …ジリヤに入れるよ。
  せめて、人の手で。*


【人】 お針子 ジリヤ

[ワンピースの贈り物をケイトは喜んでくれて。>>144
わたしは眩しそうにケイトを見つめた。迷惑だと思われないかな、って不安だって気持ちは消えて。ケイトの微笑みを見て、ああ、良かったって安堵して。わたしも、微笑み返したの。
けど、後悔してた。今も後悔の念は形を変え続けて心臓の奥底で眠っている。]

(197) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[あの時の様に。>>-145
赤くなった目元にそっと触れて、冷たい指先が熱い頬を優しく撫でて、「大丈夫?」と囁いた時のように。「ねえ、見えないところで泣かないで。でないと、ケイトの涙を拭えないよ。」]

(199) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[もし、彼女が声に応えて私の元へ来てくれれば。]

(201) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[その身体を抱きしめて囁いただろう。]
[二階へあがってしまった、彼女を追いかけるように叫ぶ>>200。]

(203) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

…ケイト。わたし、あなたのことが大好きだったわ。

(205) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

大好きな友人だと思ってた。

なのに、どうして。
私が約束を楽しみにしていた事を知っていたのに――。会ったりしてたの?

(207) 2015/05/31(Sun) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[愛の告白というには…、悲鳴に近いそれ。
それを聞いてケイトは足を止めただろうか。

もし、足を止めたなら。]

(209) 2015/05/31(Sun) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[私は追いついて、その細い手首を掴んで。甘い亜麻色の髪に鼻先を埋める様に耳元で囁くの。]

嫌い。嫌いよ、ケイト。

[甘く、歌う。祈れはしない。呪う、ように。]

(211) 2015/05/31(Sun) 01時頃

【人】 お針子 ジリヤ

(――わたしの、*嘘つき*)

(212) 2015/05/31(Sun) 01時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/31(Sun) 01時頃


お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/31(Sun) 01時頃


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