255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[スージーの背中を見送って、残る二人。 隣に座わり見上げたその先にはとても美しい青が映る]
家系なのかな?どうかな。 聞いたことなかった。
父さんと母さん、記憶無くしちゃったんだ。 だから色んな事、もう聞けなくて。
……ショクって、1番大切な記憶を食べるんだってね。 父さんも母さんも、「家族」を忘れちゃったんだ。 娘のことも忘れちゃったけど それってつまりさ、ボク達の事が1番大切だったって事だよね。
…………なんて。 ひとりで喋ってるね、あはは。 キミは大切なひと、いる?お猿さんは家族だよね、きっと。
[ごめんごめんと笑って 初めて見えたその瞳に手を伸ばす]
(0) asaki 2016/10/13(Thu) 01時頃
|
|
君の瞳は空みたい。
とても綺麗だね。
ボクの故郷の名前はね、「空の丘」っていうんだって。 どんなところかな。
君の瞳みたいに、綺麗な青が広がるのかな。
辿りつけるといいな。
[その為には早くここを出ないとね、と 目の前の青に変わらず微笑みかける*]
(1) asaki 2016/10/13(Thu) 01時頃
|
|
そっか、会えないんだ。 でもきっといつか会えるよ。君の大切なひとも。
そうあって欲しいな。
[蒼の色に突然木立が騒めいた 瞳に宿るのは欠けた月の赫にも似た]
…………そうだよ。
忘れたくない、忘れられない、 大切な、大切な、
[逸らすことが許されないのなら、せめて。
まるで祈りを捧げる時のように、両手を大切な、父と母へ*]
(4) asaki 2016/10/13(Thu) 02時半頃
|
……終わり、ってことかな。
なら、もう、あれはいいや。
[さあ、帰ろう。
僕たちのうちに。]
|
[ とても永い、 夢を見た そんな気がする ]
(29) asaki 2016/10/13(Thu) 22時半頃
|
|
[目覚めた時、そこには誰もいない。
隣には萎れてしまった薔薇の花と、 静かになった「風」の音の代わりに聞こえる
空気が館の中を流れる、そんな音]
……ふぁ、よく寝た。
………あれ。
[結末はあっけないもの。 自分を残してもうすでに外に出たものだっているのだろう。 元々こんな趣味の悪い所に閉じ込められた、それだけの縁。
出会いが突然なら、別れも突然。]
(30) asaki 2016/10/13(Thu) 22時半頃
|
|
ふむ。
さて、ボクは何処にいけばいいのかな。
[帰るっていったって 自分が帰る場所がわからない。 今までどうしていたんだっけ。 そもそもどうして旅をしていたんだっけ。
新しい世界の風はとても澄んだ色。 大切な物を失ったのに、世界はこんなにも美しい。
リュートを手に取り、かき鳴らしてみる。 大丈夫、これは忘れていないらしい。
なら多分ボクは大丈夫なんだろう、多分、きっと。]
(31) asaki 2016/10/13(Thu) 22時半頃
|
|
[静かに流る曲は、Ave Maria。 自分にはあんなに美しい声で歌う事は出来ないけれど
せめて、消えてしまった大切な想い達が 寂しくならないように。
最後の歌を ここで。
ふいに手を伸ばしたポケットから 何か紙が零れ落ちてしまったけれど、
ボクはそれを 拾い上げる事はないのだろう**]
(32) asaki 2016/10/13(Thu) 23時頃
|
――この手紙を読む、誰かさんへ。
どうしてここを訪れたんだい?暇つぶし?たまたま?
どちらにせよ、そこに小猿がいたなら、彼の引取主になってくれないか?
彼の呼び名はあるけれど、君が新しくつけるといい。
二枚目に、普段僕が彼と接する時に気をつけていたことをまとめておいたよ。
見つけたからには、彼を見捨てないであげてほしいな。
二度捨てられるなんて可哀想だろ?
連れていきたかった。本当はね。
この先、彼を連れて行くことは出来ない。
僕は総てをゼロにしなくてはならない。
記憶を消すことが出来ないなら、思い出は置いていかなくては。
そうだね、たとえそれで、誰かのこころを苛むとしても。
君がもし、ここに僕を探しにきた誰かさんなら。
忘れてほしい。
君はどこへだってゆける。
だからこそ、忘れるべきだ。
何をかって? そんなの、君が一番わかってるんじゃないかい?
どうせ、僕の要求なんて聞きやしないことも、知ってるよ。
願うだけはタダだろ? 神様だって祈りゃ天啓をくれるんだ。
君に全く心当たりがないなら――……
そうだね、そのままでいるべきだ。
僕が何者かなんて、君は知るべきでないし、探すべきでもない。
そろそろ筆を置こう。
大好きな友人だった君に愛をこめて。
――御休み、良い夢を。
……っ、
ブローリン!ニコラス!聞こえる!?
……ねえ、二人は、大丈夫なの!?
[暗くて息の詰まる場所に移動させられてから、パンがつっかえたみたいに響かなかった僕の赤い声が、また通るようになっていた。
空気の流れに乗せて呼びかけるけど、半端者の僕の声は元々遠くまで届きにくいし、"仲間"の気配なんて探れやしないから。
呼びかけて反応がなければ、もう、そこまででしかないんだ。]
僕は外に出られるようになったよ!
だから二人も、早く逃げようよ、ねえ!
………………、ばか、だなぁ。
[宛名も差出人も何もない手紙。
だけど、僕にはわかる。
いつだったか、この子が床を足跡だらけにしたものだから、
これからは開けっ放しに気をつけようと笑った墨も。
僕がいつ来てもいいように用意してくれた、
彼にとっては余分なはずの皿や小柄な服も。
雨の避難時に慌てて持ち出したはいいけど、
意味を成さずにびしょ濡れにされたおんぼろ傘も。
街で見かけるたびに嬉しかった、僕が選んだキャスケットでさえ。
何もかも"残した"ままの、思い出が沢山詰まった部屋。
僕がここに来ることを確信した上で、
僕の目の前にこうして、全部全部用意したままで、
忘れてほしい――だなんて、ふざけた望みを書き残すんだから。]
― 邂逅 ―
[その屋敷へ訪れたのは、とても幼かった頃。
楓の葉程の小さな掌を伸ばして、優しげな面立ちの皺皺の手を取った。
幼子の"ショク"は、かくして初老の夫婦により館に出迎えられた。
その屋敷の"孫"として。
"ショク"は個体差が大きい。
食事の頻度も、体格も、寿命も。
まるで人間と同じように、バラつきがある。
幼子の"ショク"は少食であった。
食べる頻度も、量も。
ゆえに、体格も周りの人間より劣っていた。]
[幼子の"ショク"は食事に困ることなく、育てられた。
"餌"は、自らの引き取り手である老夫婦の"記憶"。
幼子が食事をする度に、彼らはひとつ、何かを忘れていく。
幼子とできた記憶を、ひとつ。ひとつ。
その度に、幼子は記憶していく。
忘れてしまった老夫婦との過去を。
そして――、
最後には、青年に育った幼子のことも忘れてしまった。]
[その夫婦は"ショク"に食事を与える前に、必ず記録した。
しかし、記録したことを忘れてしまっているために、彼らがその記録を読み返すことは無かった。
青年のショクの手元に残ったものは。
彼らから与えられた莫大な資産と、"青年"のみが知る思い出。
何冊にも認められた、彼らの記憶。僕の思い出。
何故、彼らがそこまでしてショクを引き取ったのかという理由だけは、書かれていることはなかった。]
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る