52 薔薇恋獄
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……そうですか。
[呟いて、ゆるっと足を踏み出した。 鳴瀬の裡は、読める筈もなく。]
行きましょう。 蘭香は、栖津井先生の所……ですよね。
鳴瀬先生も、栖津井先生の所、行くつもりなんですよね?
[促した矢先、鳴る雷。 今はその音を闇を、誰かが確かに助かったのだという面持ちで聴いた。]
(29) 2011/05/22(Sun) 01時頃
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『くすくス、ウふふ』
『とッても悲シい顔』
『恋を失っタ辛イ顔』
『アーねエ、此処ニは仲間がいルわ』
『あーネえ、皆でいっぱイ泣いテ慰め合ウ』
『アーはは、あなたもアナタも皆いラっしゃいな』
[ *ひゅうがは、わらう* ]
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[けれど、それと同時に、聴こえた声。]
………。
[いつもの眉間に皺を寄せた顔を作った。]
(35) 2011/05/22(Sun) 01時半頃
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ふーまくん、僕をおいていっちゃった。
きっとけーしくんも、僕をおいてくんだ。
大事な人はみんな、みんな、僕をおいていなくなる。
置いていかれて、独りきりに、なる……とか
誰も、だぁれも、耀先輩を、要らない……とか
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― 回想 ― [聴こえた日向の声に、返す言葉は今はない。 栖津井と浜那須の部屋に、背後に鳴瀬を伴いながら歩む。 歩みが遅いのは、彼の脚を気遣って、そしてそれプラスの理由もあった。]
……え?何か云いましたか?
[掠れた声らしきを拾って振り返った。 けれど、彼からの返事はない。 少し困った顔をする。 もし、はっきり聴いていたとしても、この状況で出来はしなかったろうけれど。
やがて辿り着いた部屋の前。扉にノックの手をかける直前]
………。
[言いかけた言葉を呑みこんだ。 この願いは、自分がいってはいけない気がしたから。 躊躇っているうちに、鳴瀬がノックをしたか。 中から聴こえる声。知る耀の不在。]
(96) 2011/05/22(Sun) 15時半頃
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ちゃんと、治療を受けて下さいよ。 無理はしないでください、心配だから。
……栖津井先生、鳴瀬先生をお願いします。
[少しだけ、そこを離れたがいと思った。 ただ、逃げるように、彼に縋ることができれば、どれ程、楽だろうか。 けれど、それは鳴瀬に失礼なことだと、判っているから。
――……重い足を動かして、耀と珀の部屋だった場所へと。]
(97) 2011/05/22(Sun) 16時頃
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耀、入るぞ?
[辿り着けば、ノックの音とほぼ同時に扉を開いた。 起きていたとしても、相手に反応する時間を赦さないように。 それは蛍紫の行動とすれば、酷く珍しい。]
……蘭香。
[見えた光景に、相手の名を呼んで……そして、その瞬間に己の気持ちに向き合うことを放棄した。]
(98) 2011/05/22(Sun) 16時頃
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[自分の気持ちが、楓馬にあったとしても、鳴瀬にあったとしても。 どうして、楓馬の服を抱きしめるこのもう一人の幼馴染を放っておける?
楓馬への想いを自覚すれば、彼の元にいけるかは判らないけれど。 もし、いけたなら蘭香を1人にしてしまうから。 鳴瀬に想いを告げて、もし受け入れられたなら……おそらくは。 振られたとしたなら、自分の気持ちは日向を苦しめるから。
――……考えることを放棄した。 恋愛として好きになることはなくとも、大事な幼馴染であることは変わらない。]
……らん。
[もう一度、今度は幼い時の呼び名で呼ぶ。 近寄って傍に腰を落とした。今は言葉なく、ただ傍に*]
(99) 2011/05/22(Sun) 16時頃
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― 耀と珀の部屋 ―
[傍に寄り、腰を落とした。 蘭香の眸が、己を捉えて――紡がれる声。 その声を聴いてから、口を開いた。]
ん?何を言ってる?
[聞き取れない部分を尋ねれば、彼は笑んだのだろうか。 その笑みの表情に、つっと眉間に皺を寄せる。]
……俺は、拓斗さんに会わせる顔がないな。 楓馬と2人して、お前を頼むと言われたのに。
[それもあってなんだろう。 楓馬が消える間際、己に向けて囁いて行った言葉は。 ふっと息吐いた時になって、背後に日向(ひゅうが)の気配を感じた。]
(111) 2011/05/22(Sun) 17時半頃
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[蘭香に触れる資格はない気がして。触れることはないまま。 その隣に少し間をあけて、壁に背をあずけ座り、日向(ひゅうが)を見た。]
……すまん。
[楓馬が残していった言葉と、同じ意味の言葉を紡いだ。
部屋の扉は開け放たれたまま。 日向の姿が消えても、閉める間も惜しむように、変わらず蘭香の傍に。]
(112) 2011/05/22(Sun) 17時半頃
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楓馬のことだから、
こうなること判っていて
向こうでやきもきしてるんだろうか。
[楓馬が残して行った言葉が胸に痛い。
きっと判っていたから、ごめんといったのだろう。
鳴瀬の存在があってもなくても、3という数の意味、そこは変わりはしないのだから。]
日向(ひゅうが)も、すまん。
日向(ひなた)も……―――。
[彼女はきっと感受性が豊かな女性だったのだろう。
だから、暁を深く愛しすぎて、呪い殺したのかもしれない。
それを悔いる気持ちが強いから日向(ひなた)があるのだろう。
それとともに、自分が痛みを知っているから、知りすぎているから、痛みを覚えた人を殺そうとするのではないだろうか。日向(ひなた)は牙をむくと表現したけれど、ある種、それは優しさの裏返しともとれるから。
それ以上、傷つかないように。
煉獄(恋獄)の焔で浄化しようとするようにも見える。
でも、そんな風に忘れるのは……本当に幸せなのだろうかと、思う。自分は、例えば此処に残ることになったとしても、忘れずに願いたいから――愛する人の幸せを。]
『残念だけど、ワルツの踊り方は知らないの』
『わたし、使用人だから』
『あなたに巻きついたその茨は』
『わたしでは取れないわ』
『取ってくれる人、見つけなきゃ』
『あなた一生、そのままでいいの?』
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[日向の声は、今は聴こえない。 長い、長い沈黙を、2人して作った後。 動く蘭香の背を紫の眸が追う。]
……確かに、お前の兄さんが『死んだ後』 最期の願いとして俺たちに頼んできた……というのは 3人であったことの理由の1つだろうな。
でも、それがなくても、一緒にいたと思う。 俺も、楓馬も。
[随分、長く沈黙を作って来たから、口の中が粘ついて、上手く口が回らない。 ……否、口が重いのはそれだけではないが。]
蘭香のことは、好きだよ。 幼馴染として愛してる。だから一緒にいた。 でも、俺は、お前のことは恋愛対象としては見ていない。
[それでも、長らく隠していた、自分自身でも気がつかない振りをしていた思いを告げた。]
(150) 2011/05/22(Sun) 22時頃
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[出て行けと言われれば、眼を見開く。 何か云おうとした唇は、戦慄いて……落ちつきを欲するかのように一度閉じた。]
……阿呆か、そんなことを言うお前を置いて行けるか。
確かに、俺はお前を恋愛対象としては見てないが、 それでも、お前を置いて置けない程には好きだ。
[恋愛と幼馴染の絆は、比べる次元の気持ちではなく。 けれど、絡めば、言葉にするのは非常に難しい。]
――……例え、お前が本当は、俺に心を赦してなくてもな。
[虚無の眼を見詰める目は、己の力なさを嘆く色。]
(162) 2011/05/22(Sun) 22時半頃
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[放たれる言葉に……耐えきれず手を伸ばした。 逃げられないように、蘭香の肩を掴む。]
楓馬を恋愛対象として好きなんだろうということは 薄々気がついていた。
――……唯、俺に対しては違う、と俺自身は感じていたよ。
上手く言えないが、俺も一緒になって好きになることで 楓馬も一緒にいれるって思ってたのではないか?
だから、お前は結局、楓馬にも俺にも心を開かなかった。 どちらかに開けば、両方失うかもしれないと恐れていた ……というのは、多分形は違っても3人同じなのかもしれない。
そう思ったから、俺は……―――。
(173) 2011/05/22(Sun) 23時半頃
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[先が紡げない。でも、肩を掴む手は余程でなかれば離さない。
2人に言った。2つに1つしか選べない状況なら楓馬――蘭香を選べと。 楓馬の気持ちは恋愛として好き故に見ようとしなかったけれど、それで変則であっても3という形は崩れないと思っていた。]
お前はきっと、俺とは接吻けしたい、とは思わないよ。
[散々迷った挙句、まるで決めつけるように呟いた。]
(174) 2011/05/22(Sun) 23時半頃
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お前が此処にいなくて、悪いやら、良いやら……。
[心の中で、苦く笑った。]
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お前が隠していることは、俺はこれも薄々は気がついていたよ。
[思ったより酷いとは、そこまでは悟ってはいないけれど。 恋愛感情抜きに、冷静に幼馴染だけとして見ていたから、気がついたこと。]
楓馬は、気が付いているのかどうか判らないが。 少なくとも、俺はそのことでお前を嫌うことはない。 むしろ、言ってくれないことが苦しかった。 そんなお前に、俺から拓斗さんの最期の言葉伝えても届かないと そう思ってもいた。
[涙を流す相手を見て、今なら言えるかと、口を開く。 己が霊が見えるという事実をふっ飛ばしているが、相手に通じるか否か。]
(197) 2011/05/23(Mon) 00時頃
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拓斗さんも、ご両親も、お前を怨んだりしていない。 むしろ、お前の幸せを祈っていた。 お前の成長を傍で見れないことを哀しんでいた。
―――……お前は、 罰せられなければならない存在ではない。 愛されてる。何も、卑下することはない。
[そして、接吻け云々に関しては、誰がそんなことをと、頭を抱えるのだが、1人だけ思い至る人物がいて、嗚呼と溜息を吐く。]
(198) 2011/05/23(Mon) 00時頃
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……気持ちを決めつけるな、か。 楓馬にも似たようなことを言われたな。
では、俺と接吻け、してみるか? それでも、気持ちが変わらないというなら、お前の言うことを信じるよ。
[接吻けをすれば、気持ちは転がると、鳴瀬が言ったことを思い出す。 けれど、そういうものではないと思っているから。 肩掴んでいた手の力を緩め、唇の位置を合わすよう身を屈めた。 けれど、己からは近づけない。蘭香の意志を試すように。]
(200) 2011/05/23(Mon) 00時頃
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