人狼議事


8 DOREI品評会

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視点:


―― 舞台袖の個室 ――

これが鍵でございます。
ご存知と思いますが、
枷をつけたままですと商品と間違われますので、
これを外して、所有物になることが決定します。

[他の奴隷の時と同じように、そう説明して。
やって来た人物に、チャリと金属製の鍵を手渡した。]


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/09(Fri) 00時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

……らぃ、 ひょう、  ふ?

[大丈夫? と問いたかったが上手く発音できない。
頭の高さが同じところにある青年に、涙と水でぐちゃぐちゃの顔を向けた。
姿勢や裸なことはもう意識には上らない。それほど、水への恐怖に嘖まれて。]

(3) 2010/04/09(Fri) 00時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/09(Fri) 00時半頃


[個室まで歩いていくと、扉を開ける。ネイサンから鍵を受け取ると、微笑を向けた]

 ありがとう。
 枷を取り払ったら、暴れないかしら?
 前の子は私でも抑えられたけど。

[少し不安に思う面持ち。
金属音をさせて鍵を握りしめた。
そして、イアンが来ているだろう場所へと向かう]


暴れそうなら、スタッフが取り押さえますよ。
それは舞台の上とかわりません。
ああ、お帰りの際は、
これ以外の奥様御用達のナニカで拘束するのも、
問題はありませんよ。

緊縛紛いの格好のまま、トランクに入れられて
お買い上げされた奴隷もいましたしね。


【人】 小僧 カルヴィン

[水飲まされる、腹を圧迫されて吐く、の繰り返しを聴覚情報で得る。
隣から聞こえるのは、正に溺れながら藁を掴む者の、口から迸る泡の音。
鼻頭がツンとしてくる。
それでも未だ、彼の方が酷い仕打ちを受けていることに、居た堪れない気持ちと、安堵している醜い自分と。
唾液混じりの呼吸音だけが五月蝿い。本当に見られたくないのは、一糸纏わぬ姿ではなく、利己的で醜い心だった。
そして、拷問にも関わらず敵意の失せない、心の折れない彼の強さが、羨ましくて憎らしくて。]

(7) 2010/04/09(Fri) 01時頃

小僧 カルヴィンは、ヨアヒムの提案に、「前者でもいいよ」と目線だけでパトリシアに訴えた。

2010/04/09(Fri) 01時頃


―舞台袖・個室―
[たどり着くと既にイアンの姿はあって、鍵を手渡す。
スーパーのレジと聞けば少し首を傾げた]

 はずすのは簡単だけど、本当にそうかしら。
 買ったものは、その人のものよ。
 タグがついている時は、誰の物にでもなれるけど。とってしまったら、それは買った人のもの。

 ……貴方もね。でも、貴方の場合、どこにお金が行くのかしら。
 ここにいる私が言うことではないけど。何の苦労もなく大金を手に入れてる輩は、余りすきではないわ。
 貴方から見ると、私もそう見えるのかしら。

[にこりと笑んで、イアンを見る]


 ――いらっしゃいな。彼もいるし、ここに留まるのは気が進まないわ。
 
[彼、ネイサンのことだったが、出て行った先をちらと見て。そう言って背を向ける]

 逃げられないのは、わかってるでしょう?
 商品でない貴方が、ここから無事に出るには私についてくるしかないのだもの。

[向かうのは、客間へと続く廊下]


【人】 小僧 カルヴィン

ろぉ、ひ、て  ぉぉふほぅは、 はふふぇ、へ、……

[どうして? 僕のことは助けてくれようとしたのに。
伝わらない言葉の後、一つ瞬く。きょとり、と。
処女も失ったから、まだ痛みは残るけれど大丈夫だと。
心配そうな彼の目線に、ゆっくり首を振った。
それも全部、綺麗事。矜持以上に必死に守ろうとしている、優等生面だったけれど。]

(11) 2010/04/09(Fri) 01時頃

― 現在軸/客席 ―

さて、お気に召すと良いですけれどね。

[去る姉の言葉に、小さく微笑みを向けた。
その形は、姉弟で良く似ている。

女カンバスに関しては、ジェレミーとの約束が先ではあるが。
さて、ジェレミーに託した後で、姉に見せれる姿を止めてるや否や。

男カンバスについては…――さて。
No.4を気にいっている風にも見えるヴェスパタインと、今、顎を捉えている女次第か。]


【人】 小僧 カルヴィン

…………。

[ひゅうひゅうと呼吸だけが抜けていく。
果たして、「女」と「子供」のどちらに類されているのかが、気になったりもしたが。
紳士なのだな、と思う。寧ろ、まともな人間、というべきか。
こうありたいと思うのに、自ら買い手に擦寄り、性技まで覚えようとするのが、卑怯に思える。
パトリシアやテッドのような強さ。或いは折れて、マーゴやツィーのように従順に買われるのを待つか。
どちらも選べず、中途半端。その性別と育ちのように、身体と心がバラバラだった。
頭がガンガンする。それより、隣の彼の顔色が、身体の色が変だった。
赤紫色を帯びている顔から胸部、そのくせ唇は真っ青で、指先足先は白い。同じ人間の身体の色とは思えぬほどに。]

んーぁーーーん。 ひゃー、

(16) 2010/04/09(Fri) 01時半頃

― 回想軸/道化の部屋 ―

『嗚呼、良い仔だね…―――』

[頷き自ら下着に手をかけた女に、冷めたままの灰青を細める。
舌に打ったピアスの所為か、舌っ足らずに聴こえる声に、右足の枷についた錘を抱えて、彼女が座る椅子の肘かけの部分に乗せてやる。
暴れて下に落としてしまえば、どうなるか…―――。
意志に反して更に脚を開かざる得ないことになるのは、女には判るだろう。

―――…枷を外すのは、準備が終わってから。
奴隷をカンバスにするが故の慎重さを、男は忘れない。]



『そのまま脚を開いて。
これを、舐めて濡らしなさい。』

[手にしたカプセル型のローターを女の口に押し込む。
プラスチックと、舌に打ったピアスの頭がカチリと音を立てる。
舐めていなければ、その音がしないことでばれる。

脚が開かれたなら、ルーカスはまるで立場が逆のよう。
女の股の間に跪き、顔を陰部に寄せるのだった。]


 ――物分りが、よろしいのね。

[先を歩きながら、問いに答えていく]

 余り気分がいいわけではない、というだけよ?
 何かを得るには、代償が必要なのだもの。

 私が奴隷を買っていたら、お厭かしら?
 何度もというわけではないけど、二人は、買ったかしら。
 これから買うのかなんて、わからないわ。
 この会場で買うかもしれないけど。

 この次は、わからないの。

 貴方次第ね?

[振り向いて、ついてくるイアンを見た]


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/09(Fri) 02時頃


小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/09(Fri) 02時頃


 そう?
 
[言って、向かってくるイアンへと手を差し出した]

 一度きりかどうか、それはわからないけど。
 今から抱きたいのなら、さっきの部屋に鍵を掛けましょうか。

 ええ、抱いていいのよ。
 何をしても、何処に触れても。
 貴方が好きなように、私を抱いて頂戴。

[身体が震える。恋情などとうに捨てた身で、「誰か」に抱かれるのを請うたのは久しぶりで。
扇子を閉じるとやはりそこには微笑がある]


[引き寄せられ、その腕の中に簡単に納まった]

 ええ、いいわ。
 約束したから、というわけじゃないけど。
 
 ……そんなに求められるなんて、思わなかったわ
 
[擦り寄る頭を腕の中に抱く。囁かれる声。抱く腕の力。
髪の毛に指を絡め、梳いて]

 私を連れてってくださる? あのベッドまで。

[息のかかる距離で、囁いた]


[身体が温かいのは、その触れる箇所、否触れずとも傍にある彼の全身から伝わってくる。
その温かさは心地よいもので、表情をうっとりとさせた。
溜息が聞こえて頷かれる。

返事が聞こえてふわりと身体が宙に浮いた。
下から見上げるその顔は、彼女が今まで見てきた男とか違う色がある。

肌の色も髪の色も目の色も。その表情も。
運ばれる間その逞しい腕に指を伸ばし、肩に額を寄せた]

 ――…。

[口元が動く。声にならずに消えたそれは、誰にも届かない。

心音が耳に響く。早鐘の音。目を伏せるとそれしか聞こえず。
瞼の裏の明るさが変わり、寝台の部屋に来たのだとわかる]


―客間・寝室―
[かすかな香料の匂いは、焚かれたものらしい。先ほどの跡は無く、今は静かに寝台があるだけの部屋。
寝台に下ろされて柔らかな感触が背へと伝わった。
同時に、男の腕からはなれたことが少し寂しくも感じられて。

目を開ける。
口端をあげてぎこちなく笑う姿に、くす、と笑った]

 抱く時くらい、様はいらないわ。
 「主人」を抱くのではなくて、「恋人」を抱くと思って抱いてくれて良いの。
 「奉仕」じゃなくてね。

[それは残酷に聞こえたかもしれない。けれど彼女は今は奉仕する男が欲しいわけではなかった。
身体に触れる指先。
触れた場所から熱が生まれてくるような感覚。
小さく吐息が漏れて目線は彼へと向かう]

 イアン……。

[名前を呼ぶ声には熱が篭る。腕を伸ばして、口付けを*強請った*]


[ゆっくりと呼ばれる名前。
それは耳から頭の中に、身体の奥に響くような感覚。
感じる重さに触れる素肌の部分に、顔を辿る掌に、熱が沸々と湧き上がってくる。

唇が重なるとその甘さに眸を伏せる。
絡めた舌はまるで生娘を思わせる動き。
髪に触れられると、頬に、見詰められた目元に朱が差した]

 もっと、名前を呼んで?

[誰もそのようには呼んでくれなかったから。――あの人以外は。
呼ばれるたび少しの思慕と嫌悪の対象だった言葉は、今はただ身体を熱くさせるだけ]


[落とされていく口付けに一つ又一つ吐息がこぼれる。小さく漏れた声は掠れて、男の耳に届く。

再び口を塞がれると、先ほどよりは慣れた様子でイアンの唇を舐めた。
ドレスの下、薄いレースの下着が肌蹴た肩口から見える。その下は桃色に色づいて、少し汗ばんで見えた]

 イアン、今だけは、私を愛して。

[腰が触れるとその奥に熱がある。背に回した腕。掌で撫ぜて、髪へと伸びる指]

 貴方が誰と付き合っててもいいのよ。誰と寝ていても。気にしないわ。

 私も――。

[言葉は途切れて、イアンの*唇を塞いだ*]


【人】 小僧 カルヴィン

[頭に集中していた血が、全身へと拡散していく。強張っていた手足の爪先が、びくりびくりと痙攣を繰返した。同時に視界は、照明の眩しい天井から舞台へと。
思い思いの衣装を着けた、或いは裸の、奴隷たちの痴態が目に入る。薄暗い客席の人数は分からなかった。
イアンは買われたのだっけ。そう思い出すと、喜ばしいより悔しい気持ちが先にある。]

…………、っは、はぁ、はぁ、

[喋ろうにも、ボールギャグが邪魔をして、荒れた呼吸と咳が続くだけ。
ヴェスパタインに触れられても、抵抗することはなく――その力も落ち着くまでは奪われていた。葡萄酒色の瞳を細め、No.4の彼と向かい合わせに、男の妙に優しい手を受け、気持ちよさそうに喉を鳴らす猫のふりさえして見せる。]

(58) 2010/04/09(Fri) 15時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[とにかく酸素の美味さを噛み締めているところに、口枷を外されても口を閉じることはできない。と、至上の空気を奪おうと男の唇が被さる。ぷん、と鼻まで突き抜けていく香の馨り。]

ふっ……んー、んんーーっ

[重なるのは蟲ではなく、破瓜の悲鳴と嬌声を閉じ込めるイアンのそれ。ぎりぎりと頬に力を入れられずとも、噛む気はない。それどころか、おずおずと舌を差し出しそっと絡める。それも、呼吸の余裕がなくなれば、苦行でしかないのだけれど。ひちゃり、唾液の弾ける音、それを飲み下すと男の香に全身が支配される錯覚を覚えた。

そして、突きつけられる選択。]

……後者で、いい。僕 ゲホッ、 は……

[彼女なら、無碍に自分を傷つける真似はしないだろうと、どこか信頼も込めて。]

大丈夫、だから。自分の心配をしなよ。

[丸裸のNo.4に向かって、強がりの笑みを浮かべる。]

(60) 2010/04/09(Fri) 15時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2010/04/09(Fri) 15時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

[涎と胃液の付着した口元を、手首で拭う。
分娩台から解放されても閉じられぬ脚で、ふらふらとパトリシアの側へと歩いた。]

キミが、僕の王子様だったらよかったのに。

[パトリシアにだけ聞こえるように呟いてから、失礼だったね、と苦笑する。
メイドのスカートを押し上げる存在は、本来ならあるまじきもの。
服の上からそっと撫でても、何も反応は返らないし、熱くもない。無機物。触れなくとも、常時勃起時の男性器の平均的な大きさを保っている。]

イアンのよりは小さいから、入ると思う ……多分まだ痛いけど。
キミが言ったように、きっと僕の矜持は死なない。
望みを叶えるなら……男の人を、身体で悦ばせることを、覚えないと。
でも、キミにも気持ち悦くなって欲しいな、どうすればいい?

[裸のまま腕を広げ、豊満な胸に顔を埋めるようにして抱きつく。いや、縋りつく。
母の記憶の薄い少女は、ディルドを装着した女に、倒錯した愛惜を抱き。服の上から手を這わせるのは、兇悪に反り返った張り型の、裏筋にあたる部分。]

(72) 2010/04/09(Fri) 17時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[横目には、気が狂わないのが不思議なほど、苦難を強いられているNo.4の青年の姿。どうも、自分が庇おうとすると余計に彼は嫌らしいと学習して、必死に見て見ぬフリを決め込む。罪悪感が、黒く胸中を塗り潰していく。
結局、誰かを助けたいと思うのも自己満足の範疇で、これから行われることも自分を助けるためにすることだ。利己的過ぎて嘔吐が出る。
その点、ここに集った者と何の違いがあるのだろう。
彼の醜態、反応を見せつつある男根に、とろりと濁った双眸を向けて。気持ちはお構いなしに、身体の中心がじり、と疼いてしまうのだった。]

(74) 2010/04/09(Fri) 17時頃

小僧 カルヴィンは、ランタン職人 ヴェスパタインの攻め方を、蟲より忌む心地で見詰めていた。

2010/04/09(Fri) 17時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[何を言っても、ヘッドホンからの音に追い込まれている青年には届かないだろう。あんな責め苦もあるのか、と半ば感心しそうなほど。

下衆が。

言葉にせぬまま、ただ顔には思い切り表れていただろう、音量の摘みを弄る男を一瞥する。]

パト……No.5は僕と遊ぶのより、炙られる方がいい?
それとも、No.4と戯れたいのかな。

[どちらでも、と促すのは、青年ほどではないにしろ反抗心を封じ込めた、諦めた風の口調。酸素の美味さは、やがて身体全体に染み渡って、すぐに当然になってしまう。奪われて始めて知る、呼吸の有り難味と人の尊厳。]

(78) 2010/04/09(Fri) 18時頃

定刻まで間はありますけど、入札はありませんかー?


ちょっとまってね。
他のふたり次第かな。

ふたりともしないなら、するつもり。


小僧 カルヴィンは、ジャムとは違う甘ったるさを嗅ぎ付けて、ひくりと鼻腔が蠢いた。

2010/04/09(Fri) 18時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

[視線は飴のようなものでコーティングされていく青年の裸体に釘付けに。オイルでも塗られたかのように光る肉体は男独特のラインが照明を反射して少女の胸を高鳴らせる。
ただ、それより先に、蟻にでも集られそうだと哀れむ気持ちが強い。自分がジャム塗れにされた時を思い出して、我知らず熱い溜息が溢れた。]

どうせまた、催淫効果もあったりするんだろうな。

[ふと、あれが貰えれば挿入の痛みも薄れるだろうかと考えて、此処に染まりつつある自分に自己嫌悪を覚えた。]

(82) 2010/04/09(Fri) 19時頃

【人】 小僧 カルヴィン

……別にっ

[見透かされて上擦る声。ポーカーフェイスにはほど遠い。]

痛いよりはマシだって程度、だ。
無理矢理恥ずかしいことをさせられるの、も、

[言いかけた言葉を呑み、思わず自分の身体を守るように抱きしめる。
カサコソと聴覚を侵す、擦れるような音は、苦手な蟲を想起させて。]

――ヒッ

[瓶の中身を見るのも嫌だとばかりに、パトリシアを盾にして後方に隠れてしまう。]

(84) 2010/04/09(Fri) 19時半頃

小僧 カルヴィンは、子守り パティの背に縋りながら、ガクガクと身体を震わせた。

2010/04/09(Fri) 19時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

優しい人間は、そんなことしない。

[絶対に裏がある人間の笑い方をしているのは、見なくとも分かる。
とにかく虫を視界に入れないために、No.4でもなくヴェスパタインでもなく、ただただパティの背面の生地だけで視界を埋めて、呻くように答えた。]

(87) 2010/04/09(Fri) 20時頃

【人】 小僧 カルヴィン

そうだろうな。
どんな責め苦にも屈しない、彼女は強い。

[一種好感を滲ませて、その背に隠れた臆病者は我が事のように自慢する。
少しでも、彼女の強さを分けて貰えれば。
そう思う縋る手は、情けなく小刻みな震えを止めることができないけれど。]

彼女は死者だそうだよ。
死体を嬲っても……それ以上死ぬことはないしね。

(90) 2010/04/09(Fri) 20時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

そうやって他人を気にかけるから、
余計にこの人が面白がってるのに。

……それが、キミの矜持? 捨てられないもの?

[ふと、パトリシアの背中越しに、静かな客席で人を探す。
グロリアの姿がいつの間にかない。
伝えたいことがあったのに、と嘆息。
イアンは、彼女に買われたのだろうか。単純な答えに行き着く。]

(96) 2010/04/09(Fri) 21時頃

【人】 小僧 カルヴィン

まあね。
ここからじゃ、よく見えないけど。

[鷹揚に返して、視線を舞台に戻しかけ――後悔した。
樹液に集る蟲を見て、当の本人よりこちらがぞわりと背筋に悪寒を走らせる。
平気な神経の方が信じられない。けれど、見たくないものほど、一度網膜に焼きついてしまえば離れないもの。瞬きする度に、目蓋の奥で再生される、てらつく肌の上を我が物顔で這い回る、太くいやらしげな蟲の色。]

(100) 2010/04/09(Fri) 21時半頃

 さて…――
 今日はどうするの?

[首と肩に挟むのは、客席に聞こえる電話。
 何も無いならどれかひとつ買うつもりなのは
 まだまだ、この品評会で遊ぶつもりが、あるから。]


― 現在軸/客席 ―

[>>+22 ひとでなし、の抗議の言葉に、男にとってポーカーフェイスに近い微笑がやや崩れた。少しだけ揶揄うような面白がるような、そんな感情が唇の端に乗る。]


『一つ、教えてあげようか……。
ねぇ、君は彼を助ける機会を不意にしたのだよ?

私は君にも問わなかったかい。考えなさいと。
先に君が、私に彼を助けてと願っていたのなら、
嗚呼、今、彼があのような責め苦を受けることは
少なくともなかったろうにね……。

こうして、私の元に居ることの方が、苦痛だというなら話は別だけれど。

考え願うことをしなかった君は『ひとでなし』ではないのかな?』


[手に髪を絡めとって、くっと少し強めに引いて、女の視線を固定する。]


『――…君が考え願っていれば、少なくとも今の君のように
息をする自由は得れていたかもしれないのに、ね。』


[耳朶に囁いて、ルーカス自身は違う場所に視線を向けた。
暫し後、その視線は、>>+66 掴んだ髪からも震えが伝うような叫びに、女の横顔に落とすこととなる。]


『もうやめて、と願うなら、君は何を出来るか考え提案すべきなんだよ。それが愉しいと思えば、私はそれを叶える『努力』はしてあげなくはない。』


[そして、金目の青年に何度も向けた言葉を、再度志乃に優しく諭すように告げるのだった。]


【人】 小僧 カルヴィン

[紳士の姿を見つけて、双眸を眇める。
休憩中に唯一訪れられなかった彼の部屋。
彼には、自分を買ってくれる気はあるのだろうか、尋ね損ねていて。
彼を見詰めながら、問うように小さく首を傾げて見せる。]

(105) 2010/04/09(Fri) 22時半頃

定刻が近いですね。
今日はそちらのお客様がお買い上げですか?

[つと道化が眺めやるのは、長い髪の男。]


 ふたりが買わないなら、そのつもりだけど。
 ――ふふ。どうする?

[男の「検分」は、買わなければ他の品物にも存分に発揮されることは、きっとわかっただろう。
 これ以上されたくない品物があるなら、買った方が、という、男なりの優しさの、つもり。]


― 現在軸/客席 ―

さて、どうしましょうか……―――。
姉さんは、今回のターンは、
競りに参加する気は…どうでしょうね?

[お愉しみの最中であれば、それどころではないのだろうかと、
下世話なことを思い、道化に呟いた。

その後、かかってきたヴェスパタインの電話を受けると、志乃には聴こえない声音、少なくとも聴きとり難い流暢な英語で、相手に応える。]

私のカンバスとしての興味は、既にお伝えしたものと変わりません。

[No.4を今回に限らずの話で、出来たら落としたいが、我を通したい訳でないと。そこは相手と志乃次第である。]


点数が余れば、今回は少し実験的にもう1人くらいは買ってみても良いと、少し心境は変化しましたけれどね。

[1人落とすことができたなら、帰っても良いと云っていた男は、本気か冗談かそのような言の葉を織る。心境が変わったのは、舞台からの視線を感じてか、それとも、どこまでヴェスパタインの責めのアイディアが続くものか見たいと思ってのことか。

点数が余れば――と示す通り、今回は賭けに出る気は今のところないようだ。]


小僧 カルヴィンは、若者 テッドの呻き声に、切なそうな瞳を向けた。彼に宿る志が同じとは知らず。

2010/04/09(Fri) 22時半頃


【人】 小僧 カルヴィン

生きる、術……。

[パトリシアの言葉に、自ら騙されたフリをして、こくりと頷く。
少なくとも、そう思い込めば、傷は最小限で済む。]

嫌じゃない、嫌じゃないよ……多分。
教えて、どうすれば気持ちよくできるの。

[自分も、相手も。優等生の生徒の顔をして、眼前の女性に集中する。
それは、蟲から目を反けるためでもあった。
一人善がりな快楽への逃避。]

(109) 2010/04/09(Fri) 22時半頃

奥様はご都合がよろしくないのでしょうかね。
ぎりぎりまで焦らすのもいいと思いますけれど。

そこにあるのは、奴隷にとっては死の恐怖ですから。


【人】 小僧 カルヴィン

[抱き寄せられた格好のまま、]

試してみる?
それなら僕は、このメイドと遊ぶのは遠慮しておくよ。

[パトリシアを屈服させたそうな色を含むヴェスパタインの眼差しに、けろりと返す。
彼女のことは嫌いではない、そしてどんな責め苦にも屈さないだろうと思って。]

色々教わろうと思ったんだけど、
あっちの紳士風の人にでも聞いてみるから。

(111) 2010/04/09(Fri) 22時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

アナタは、自分を悦ばせてくれる奴隷が欲しい?
そうだったら、僕は頑張ってやり方を覚えるよ。
他の女(ひと)のように上手くはできないけれど、
買って貰えないと困るんだ。

[パトリシアの纏ったエプロンをきゅっと握りながら、全裸の少女は紳士の視線を受け止め、恥らうように少し肩を縮める。]

……教えて、欲しい。

(112) 2010/04/09(Fri) 22時半頃

[彼女が受話器を手にすることは、今はない。
買いたい奴隷はまだいたけれど。

黒髪の男が買う様子でもあったからか、今回は見送るつもりだった]


[グロリアの消えた部屋へと通じる電話は、何度鳴らしても取られる様子がない。
客席の二人に向けて、道化は軽く肩を竦めて両手をあげた。]

このまま誰にも買い手がつかなければ、お開きですネ。

[実質、彼が問いかけているのは、ヴェスパタインのみ。]


― 回想軸/道化の部屋 ―

『嗚呼、やはり少し腫れているね……―――』

[女の股の間に顔を寄せたルーカスは、頭上で時折鳴るカチリとした音を聴きながら、その灰青で秘所を見遣る。
白絹の手袋の先を唇で引き、素手になると、指先で花弁を割り、裡を晒す。]


―――くちゅり


[くぐもった水音が響く。それはルーカスの舌が女の裡へ潜った音。
その後直ぐに部屋に木霊するのは、>>+27女の悲鳴。]

『咥えたもの落としたら、承知しないよ?
汚れたものを、裡に入れたくないのならね。』


[一度顔をあげると、忠告を告げてから、女口からローターが落ちそうであれば、指先で押し戻し、口淫を続ける。

時折、裡だけでなく、2枚の花弁に何時もは守られている肉芽を舌先で突き、上唇と下唇の間に挟み、軽く歯をあてる。それは反抗すれば、噛み落とされるような恐怖も女に与えることだろう。

心寄せない男の愛撫でも女のそこは濡れるのだろうか。濡れずとも、男の唾液によって受け入れの準備は整うことになるが……。]

『口に入れたものを、だしなさい。』

[顔をあげたルーカスの口の周囲は、まるで獲物を喰らった後の肉食獣のように血がこびりついていた。それは女の破瓜の血。

女の口からローターを取りだすと、それをぐっと女性器の奥へと詰める。二枚の花弁を合わせて指先でつまみ、それを押しとどめながら、男が手にするのは太めの針とラバー状のものだった。]


 んー…。
 じゃぁ、No,1に、2pt。


[酷く低いポイントをいれるのは、
 彼女にもそのポイントが知れると、判って居るから。]


【人】 小僧 カルヴィン

分かりやすく言うとね、

「なんでも言うことを聞くから
 僕を買って下さい ゴシュジンサマ」

っていうこと。

[恐らくは、ヴェスパタインがNo.4に言わせたいだろう服従の言葉を、丸っきり棒読みで紳士の方へと投げる。]

……どうすれば、買って貰えるのかな。

(119) 2010/04/09(Fri) 23時頃

イイ度胸ですねー。
みんなが遠慮しあってる間に、最低限で掻っ攫っていく。
買い物上手ですね、お客様。
太っ腹とは正反対ですけれども。


……奥様は帰られたわけではないと思うのですがね。
さて、こんなにお安く競られて、
お客様はお黙りになったままで?

[くつり、ルーカスに挑発するような口ぶり。]


 そりゃぁね。
 ポイントは大事につかわないと?

[くすくすわらい、呟く。]


【人】 小僧 カルヴィン

[道化のアナウンスに、チッと舌打ち。]

僕には2ポイントとやらの価値もない、か?

[ヴェスパタインのにやついた笑いの先で、少女は歯噛みした。
挑むように見詰める紳士は、何やら笑っているようで。]

……何がおかしいんだ!

(124) 2010/04/09(Fri) 23時頃

[道化の言葉に肩を竦める。]

まぁ、例えば、ヴェスパタイン殿が、No.4を欲しいと思われたとしたら、この状況だと私は確実に負けるでしょうね。

[この言葉は、志乃にも判りやすいよう、ゆっくりとした英語で紡ぐ。まるで、志乃が願わないといけないのは、ルーカスだけでなく、ヴェスパタインにもなるだろうと、謂わんばかりに。

どのような状況も、愉しもうと思えば愉しめるもの。
むしろ、愉しみを見いだすのが客なのだろう。

故に、今のところ無駄に競り合うようなことはしない。
面白いと思えば、点数を捨てる気でかけることもあるかもしれないが、さて時間的にいかがであろうか。]


【人】 小僧 カルヴィン

肝心の、その取引相手が、
今この場に見えないんでね。

それに、彼女に確かに買って貰えると
確約を貰えたわけではないから。

[紳士の視線がどこを辿っているのか、少女はパッと頬を赤らめてささやか過ぎる胸元を手で覆った。そう、小さい手でもすっぽり隠れてしまう、悲しいことに。]

僕が、色々な条件で不利なことは分かっている。
プライドの安売りだって、できない性格だけど……ああ、もう。

[低いポイントは、またとないチャンスに思えて。逃してなるものかと食いつく。]

考えてみる、か……。
あまり期待はできなさそうだけど……できることなら。

僕にできることや聞きたいことは、ない?

(127) 2010/04/09(Fri) 23時半頃

【人】 小僧 カルヴィン

……お願いやおねだり、ってあんまりしたことがないんだ。

[決して甘やかされて育ったわけではない、その逆だ。
厳格すぎる父に、陳腐な願いなど聞き入れて貰えるはずがなく。
ただ与えられるものだけで生きてきた箱入りの結果がこれ。
庇護者を失った途端に、生きる術も失った。
少しはしおらしく俯いて、今度は様々な匂いが混ざった会場で尚、彼独特の空気を背負ったままのヴェスパタインに向き直る。]

アナタは、僕がお願いをしたら買ってくれるの……?

(131) 2010/04/09(Fri) 23時半頃

[鳴り響く電話。それは彼女以外がとることを許されず、けれど彼女がとる意志も持たず、なり続けている。

いつかそれは止まって、扉を隔てた寝室にも、かすかに届いていた音が止んだ]

 ん、……。

[差し入れた舌は彼のそれを求め、絡みつく。唇を数回合わせ直して、やがて吐息と共に離れた。
伝う糸を舐めとり、イアンの唇を啄ばんだ]

 
 ねえ。もう、ずいぶんと熱いのね。
 ……服を通してても、わかるわ。

[視線はイアンの眼を見つめたまま、右手で背骨を下って腰を撫でる]


― 現在軸/客席 ―

[願いは、一先ずは、タイミングがあっていれば、水責めを遠まわしに止めるという形で叶えられたか。

――逆らわない、女のその言葉はしかと男の耳に届く。

女の枷は、道化の部屋の一件で外されている。
襟元を握る手に、灰青の視線を落とし、何か声をかけようとするも、その後のゴタゴタで彼女への遠まわしの答えはに。

云い終えた後、舌先で涙の痕を舐めとって、女の耳元に無理難題を囁く。]


『君が逆らわないという約束を代償に
彼を私が買い取るという【努力】はしよう。

でも、知っての通り、私の手持ちは2000ptしかないからね。
私に願っているばかりでは、どうにもならないかもしれない。

私の機嫌を損ねないように、ヴェスパタイン殿の機嫌も取る努力はしなさい。』


【人】 小僧 カルヴィン

仕方……?

[分からない、分かりたくない。周囲の客たちが、自分に望んでいることなど。
けれどそれが分からないと、いつまでもここで嬲られ続けるのだ。
嘲笑の二重奏に、くたりと膝をついて秘所まで痛みを堪えて閉じた両脚で隠すと、戸惑ったようにパトリシアを見上げる。
彼女も、何も教えてはくれなかった。]

お願い、ええと……。
できることは、分からない。
だから、多分ここでは価値がないんだ。
それは前に、言われた。

[ヴェスパタインの部屋を訪ねた時のことだった。
そして、脳裏に閃いたのは、ツィーが彼に傅く聖画のようなワンシーン。
跪いて靴をお舐め、と世の女王様が全員思うのかは知らないけれど。]

…………、

[額ずいて慈悲を乞おうか。思いついてはみても、頭を下げることには抵抗が大きくて、何度もヴェスパタインの陰鬱そうな瞳と足元を、視線が往復する。]

(138) 2010/04/10(Sat) 00時頃

【人】 小僧 カルヴィン

[紳士の呟きに、ああ矢張り、と頭の奥で思った。
イアンは、グロリアに必要とされるだけのものを持っていた。自分は持っていなかった、それだけ。
少女の矜持のためには、どちらがよかったのだろう。]

忘れられていたら、僕はここでどちらかに乞うしかない。
僕はもう、この身体しか持っていないから、

……できることを増やそうと、
彼女に教わろうと思ってた。

[パトリシアのを見上げ、少し情けなさそうに唇をへの字に歪める。]

(142) 2010/04/10(Sat) 00時頃

【人】 小僧 カルヴィン

僕はそこの男(ひと)みたいに、拷問には長いこと堪えられないし……、
身体だって女らしくはない。

でも、教えられたら、
……父が生きていた頃は、悪い生徒ではなかったはず。

頑張って、覚えるから、だから……っ!

[膝の次に、床につくのは肘。それから手首、掌。
膝を折り畳んで屈辱に顔を歪めながら、視界に近づくのは、汚物の流れた床。]

お願い、します。 ……買って くださ い

[震える声を絞り出して、頭を下げた。]

(143) 2010/04/10(Sat) 00時頃

小僧 カルヴィンは、運命を告げる道化の言葉が、土下座の姿勢の耳に届いた。

2010/04/10(Sat) 00時頃


【人】 小僧 カルヴィン

[道化の声に、弾かれたように顔を上げる。
鼻先も、頬も額も前髪も、シャワーから流された異臭のする液体で濡れていた。]

…………ッ!

[減っていく奴隷たち、何もできない自分、現れない婦人。]

…………っふ、…………ぁぁ。

[絶望に、喉奥から嗚咽がこみ上げてきた。
ここに来てから、泣いてばかりだ。]

(145) 2010/04/10(Sat) 00時頃

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