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【人】 救星隊 アマルテア それでも、本当にいいのかしら? (49) 2015/07/15(Wed) 00時頃 |
…わかっただろ。イカレ女医のいいなりになる必要なんかないって。
[クラリッサの言葉には、そう吐き捨てる。従順になっても、こうなる事は分かりきっていた。猿共は、私たちに何も与えてはくれない。…与えてはくれない、はずだ]
[そう吐き捨てながら脱走を伝えた声の主
[――ぷつり
……、ああ、おはよう。
[いつも通りではない朝の、いつも通りの朝の挨拶。
彼はアマルテアの声に静かにそう返すと、
続く言葉に、相槌を一つ。]
――そうかい。誰か辞めていったんだね。
(……それは、よかった 逃げ出せたなら、)
[淡々とした物言いの裏にある彼女の想いに
気づく事はないが]
なら、きっと忙しくなるね。
把握したよ。……。
[小さく、柔らかくそこまで言うと
――ぷつん、と音声は切れる*]
[ジリヤの声が聞こえれば、今はもう反論することも出来ない]
そう...ね。
どうせじきに、結果が出るから。
もし私が、その結果を伝えられなくなったら。
頼むね、ジリヤ。
…ッ!オイッ!お前、まさかッ!やめろッ!まだ、わかンねえのかッ!
自由になりたいんだろッ!なんで、そんな、道を閉ざすような…ッ!
[クラリッサの言葉に焦る。強く呼びかけて、やめるように伝える]
[ 正直者が正直なまま報われるのは、御伽話の中だけだと
「そと」で汚いものばかり見てきた僕は、
彼女
鮫が”行けた”と 警備を強く、と迷う声
やはり彼は「あちら側」なのだと下唇を噛んで。
自分が誰ぞの恨みがあるから行けぬ
獣を逃さぬ為に 警備を強める事とは関係が無いような
(自分が鍵を持ちつつ出られぬ、八つ当たり以外には)
手元でひらいた本の文字が 頭に入ってこない。
兄が気になるのも勿論だったし
”脱走者”にざわめく”声”達に 胸が騒ぐ。]
恨みなんて届かないほど、
遠くへ行ってしまえば良い。……ねえ、行こうよ。
[ 怨嗟も 柵も届かない遥か遠くへ。
それよりも遠くへ行こうとする声
[結果が出る
結果を伝えられなくなったら。なぜ、伝えられなくなる?
血の気が引いた。クラリッサのその言葉は、ジリヤの言葉を受けてのもので、ジリヤが話したことといえば、女医の言いなりになるなという話
いけないわ。
[ジリヤが必死に止めている
情に訴える方はジリヤに任せるべきだと]
クラリッサ、考えて。あなたは、本当に人間になりたいの?
それとも、外の世界に行って、自由になりたいだけ?
お願い、考えて。
[お願い、と私は繰り返す。
だって、心から女医の薬を信頼していたなら、あんな言葉は出てこない。
クラリッサはいつも女医に好意的だったけれど。
その薬がどれだけ危険なものなのか、本当は気づいているのでしょう?**]
【人】 救星隊 アマルテア[怖い。怖い。怖い。 (62) 2015/07/15(Wed) 01時半頃 |
お願い。
ここから出て行くのに役立つものが、さっき手に入ったの。
[施設内の地図。管理を強化などと言う油断ならない声の主の存在に、ここで秘密を明かしてもいいものかと躊躇っていたけれど。
それが、クラリッサを止めるために有効なカードとなるのなら、今切らなければ後悔する]
お願いよ、クラリッサ。
[もしも、クラリッサが命を落とすようなことがあれば。
そのこと自体もとても大きなショックだけれど。
ジリヤがあの女医に、何をするかわからない。
ジリヤが今度こそあの女医を手にかけようとして、危険と判断され殺される。
そんな悪夢のような死の連鎖が起こる可能性だって。
お願い、と繰り返す唇が震えた**]
....ごめんなさい、ジリヤ。
オイッ!オイッ!クラリッサ…ッ!ごめンッて、わかってンだったら…!
[謝罪の意味を悟ると、駆け出して。もう、手遅れかもしれない。だが、だからと言って、この脚を止めるわけにはいかない。…本当は、もっと早くにかけ出すべきだった。この、棘に隠した臆病さが、今は、ただ恨めしい]
【人】 救星隊 アマルテア― ― (88) 2015/07/15(Wed) 18時半頃 |
【人】 救星隊 アマルテア ……“治療”よ。 (95) 2015/07/15(Wed) 20時頃 |
――――……お願い。生きて。
[そう、祈ることしか、もうできやしない]
【人】 救星隊 アマルテア ―――うるさい。 (101) 2015/07/15(Wed) 21時半頃 |
【人】 救星隊 アマルテア 治療は成功したのよ。クラリッサ。 (116) 2015/07/15(Wed) 23時頃 |
【人】 救星隊 アマルテア[アマルテアは手近なマイクを手に取る。 (117) 2015/07/15(Wed) 23時頃 |
[ 悲痛な針鼠の声も、別れを告げるような猫の声も
懸命に引き止める梟の声も 聞こえてはいるのに。
僕は諦めることに慣れすぎていて、焦燥も自責すらも無く
彼女との約束がなければ
自分の身ですら執着しない関心の無さ。
正しくなかろうと 猫がそれで良いのなら
僕は正す心算は毛頭無いし、嘆く心も持ち合わせない。
自分のことのように怒り 嘆くふたりが
僕にはとても眩しかった。
( あんなふうに 誰かに執着できた頃は )
兄といっしょに 喪ってしまったみたいで。
ただ、ひとつ思った事といえば
悲しむ梟は見たくないという 独善的な思考。
( ああ、やっぱり。……僕は、卑怯だ。) ]
【人】 救星隊 アマルテア ……あうっ。 (123) 2015/07/15(Wed) 23時半頃 |
【人】 救星隊 アマルテア[かろうじて、まだ手に持ったままのマイクを口元に当てて] (124) 2015/07/15(Wed) 23時半頃 |
【人】 救星隊 アマルテア や、め……。 (138) 2015/07/16(Thu) 00時頃 |
[ 数刻前 ]
「 いつか、 」?
[
―――いつか、許されると思った。
それは紛れもない事実で、僕もまた、そのつもりだった。
許してくれると思って、思って、 ……いや、願っていたのかもしれない。
だってそうしたら、僕の罪は、赦される。 ]
―――でも、 …それは、 ” いつ ”?
[ 僕の潰れた声が、彼らに聞こえたかは解らない。
幾ばくもの「 消えた光 」を見てきた。 そうして今回も、そうだと思った。
だってそれが、 「 正しいこと 」だと思ってた。 なのに、
これじゃあまるで、 僕が間違えてるみたいじゃあないか! ]
…………、
[ ついぞ僕は声を発することはなかった。 欹てていた耳にすら、音が入らなくなる。 沈黙。 世界が僕をあざ笑う。
―――「 地下の僕 」を組み立てる、 土台が脆く崩れた気がした。 ]*
どう、なったの。
クラリッサ……無事、なのよね?
[恐ろしくても、確認しないわけにはいかない。
遅かれ早かれ、いずれ耳に入ることだ。
数分の躊躇いの後、私はそっと声をかける。
返事があるかは、わからなかったけれど]
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