166 あざとい村
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─BBQ会場/校庭─
[ジュウジュウとあちこちに設置された網から煙が立ちのぼる。 肉やピーマン、たまねぎ、トウモロコシ、にんじん。 色とりどりの食べ物が網の上に乗せられて炙られている。]
…はふあ…
[かじ。とたまねぎをさした櫛を両手持ちにして、 アオイは丸い端っこにかぷっと噛みついた。もぐもぐ、とよく噛んで、あったかいたまねきの甘みと、しゃりっとした歯ごたえに、アオイは至極幸せそうに目を閉じた。]
(13) miseki 2014/03/10(Mon) 17時頃
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[もくもくと口を閉じてよく噛んで食べるせいでアオイの食事するペースは遅い。その上肉はだいたいとる前に男子が凄い勢いで奪取していくため、ほとんど食べられてはいなかったが、野菜も満遍なく好きなため、あまり不満はなかった。]
というか、どっきりだったんだねえ…… 完璧にだまされちゃった。
ジリヤもダン先生に声かけられたの?
[ごくん。としっかり口の中身をのみこんで、 倉庫から出てきたジリヤのとなりに並んで声をかけた。]
(14) miseki 2014/03/10(Mon) 17時頃
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で……、悪霊役、ヒュー先輩もだったんだよね?
[こそ。と少し顔を寄せて、ちょっとは話せた?と目線で聞く。ジリヤも食事中で、返事があるには間が開いたかもしれない。]
なんか、たいへんなことになっちゃった、 …って感じだったから、あれだったけど。
[自分の惨状を思い返して、たはは……と笑った。 話題の主が、おうい。とカイルを呼ぶ声がして>>1 一度そちらをなんとはなしにみやることになった。]
(15) miseki 2014/03/10(Mon) 17時頃
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[まくまくと食べすすめるたまねぎは、すでに半円だ。 速度が遅いおかげで、口内を焼けどするようなことはない。]
… ? … … …
[それから、少しして、カイルの笑い声についそちらを振向く>>6。 不運なことに──妹みたいな。という評価はばっちり耳に入ってしまった。]
(16) miseki 2014/03/10(Mon) 17時頃
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………
[ついで、こちらを窺ったヒューとも、ばっちり目があってしまった。狩人コース性の目であれば、アオイの持つ半円のたまねぎが、かたかた震えているのも見えたことだろう。]
…………
[あまりにばっちり目が会ってしまったので、 …にこ… と、とりあえず笑っておいた。大丈夫、 しっかり聞こえてましたけど聞こえてません。…大丈夫です**。]
(17) miseki 2014/03/10(Mon) 17時頃
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あ"っ
[神妙な顔でヒューを見ていたが、何を思ったのか、ヒューが焼けた炭を靴の上に落とし、どうもやけどを増やしたようだ。]
い、行ってあげてっ
[あれはすぐに冷やさないとまずいのではないだろうか。そう思って、ジリヤを促す。]
(25) miseki 2014/03/10(Mon) 22時頃
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[ひとりになり、手元の串を食べ終わったところで、カイルから声がかかった。とことことヒトの波をぬって背丈の高い二年生にぶつかりかけながら、カイルのところまで到着する。と、ぽいぽい。と手にした紙皿に焼けたピーマンが乗せられた。]
あ、ありが…… って、 こ、こらあ!
これカイルのキライなものだろっ!
[緑色の苦いやつを箸でとりあげた。幼馴染だ。好きなもの、嫌いなものの把握くらいはしてる。]
(26) miseki 2014/03/10(Mon) 22時頃
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もぉぉっ、しょうがないなあっ ちゃんとたべなよっ
[箸で掴んだピーマンを ずいっ。とカイルの口元にもっていった。 きりっと…はなっていないが、眉をつりあげてカイルを見上げた。]
(27) miseki 2014/03/10(Mon) 22時頃
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なぁにばかいってるのさっ きいたことないよそんなビョーキ!
[栄養バランスが偏るのはよろしくない。健康を保つために、カイルにとってもこれは必要な試練なのだ。心を鬼にして、ずずい。とよく焼けて焦げ目のついたピーマンをカイルの唇に押し当てる。]
……。 ほら、クチあけてっ
[箸越しに伝わる唇の感触に ぐ。と奥歯を噛んだが、きびしい顔つきはくずさないまま、アオイはカイルにピーマンに対する降伏を要求した。]
(29) miseki 2014/03/10(Mon) 22時頃
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〜 は・や・く!
[急かす急かす急かす。本音を言えばこの状態はやっぱりちょっと気恥ずかしいのだ。取り落とす前に、ピーマンの熱で、カイルが叫ぶ。]
よぉっしっ
[大きく開いた口の中に、ピーマンをしっかり放り込んだ。成功したことにぐっ。と小さくガッツポーズをして、]
(37) miseki 2014/03/10(Mon) 22時半頃
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アオイは、むぐ。と口を引き結び、
miseki 2014/03/10(Mon) 22時半頃
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[ぴ。と箸を持っていない指先をカイルの口元に押しあてる。]
── …ちゃ んと、よく噛んで、飲み込む!
[ピーマンとて、身を割かれ、焼かれまでしたのだから、最後まで食べてもらえねばかわいそうだ。カイルが緑の野菜を吐きださないように、動きに先んじた。]
(39) miseki 2014/03/10(Mon) 22時半頃
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[普段なら、言えてないじゃないか、などと憎まれ口のひとつやふたつ叩くところではあるけれど、]
…… …
[指を突きつけた姿勢のまま、じいいい。とカイルの喉が、ごくんと鳴るのを確認するまで口元は引き結ばれたまま動かなかった。]
(44) miseki 2014/03/10(Mon) 23時頃
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…… ……
[呼吸を整えるように、ゆっくりと大きく肩を上下させて、身体をひく。がしゃん。とカイルが箸と皿をとりおとした。何かを睨むような顔つきを崩せないまま、つきつけた指をゆっくり折り曲げる。]
…… はい。 水。
[すたすたと受け取ってきた紙コップの水をカイルに差し出した。]
(47) miseki 2014/03/10(Mon) 23時頃
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[ぱ。と手から紙コップが消える。ふー。と一度大きく息を吐いた。 俯く間があって、腰に両の拳を当てる。 む。っとした顔をつくってカイルを見た。]
よーし、えらいえらい。
苦手なものもちゃーんと食べられたじゃないか。 大丈夫大丈夫 カイルがピーマンひとつで死んだりなんかするもんか
[軽く身を乗り出して、にー。と笑ってやった。 手がちょっと震えてて、指先がほんのり赤いのは、内緒だ。]
(51) miseki 2014/03/10(Mon) 23時半頃
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[軟い紙コップは握られれば簡単にひしゃげた。 ふるふると拳が震えているが、その拳がふるわれるようなことはない。
アオイは、にー。っと笑った。]
…… ほっほーう。言ったね?
[いくらでも。と、確かにこの耳で聞いたぞ。という顔をした。]
(57) miseki 2014/03/11(Tue) 00時頃
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[後ろ手にしていた手を前に出して。持っていた皿から、緑のピーマンと、ニンジンの乗った皿をじゃっじゃーんとばかりに取り出す]
もっちろん強いカイルさまなら、 いくらでもへーキだよねぇ?
[ニ手、三手目の手ごわい緑の野菜を箸で摘む。]
(58) miseki 2014/03/11(Tue) 00時頃
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[なんだか強がるカイルがおかしくなってしまって、くす、と小さくふきだす。]
はい。… あーんして?
[イジワルを仕掛けるような気になってしまえば、少し気が紛れる。第二段のピーマンを前に出して、にやっと笑ってアオイは首を傾げた。]
(59) miseki 2014/03/11(Tue) 00時頃
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なんだよ、いくらでもかかってこい!って言った さっきのカイルはどこにいったのさ
[しかめ面のカイルに、笑いそうになるのをこらえながら、 ほらほら。と彼の憎き敵を目の前に差し出す>>60。]
苦手を克服できちゃうなーんて、 とってもカッコいいと思うけどな〜?
[笑いながら、ピーマンをつつーっと差し出した。 もっとも今度は、先程よりは強引にはいかなかったけれど。]
(61) miseki 2014/03/11(Tue) 01時頃
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[がち。っと箸がかまれた。]
あっこら、ギョーギの悪いっ
だいいち、フクシューってなんなのさ ピーマンだって、ニンジンだっておいしいよ?
[不思議そうに首を傾げる。食べ物のスキきらいについては、 アオイには本当にわからない。大概のものはちゃんとしてあればおいしい。]
(63) miseki 2014/03/11(Tue) 01時頃
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はいはい。今度はお肉も持ってきてあげるよ。
[>>64 あんまりほんとに苦そうな眉間の皺に、 続けてすすめるのはやめておいた。]
わかんないなあ 野菜、おいしいのに。
[はむ。と皿の上に残ったピーマンを齧る。苦味はあるけれど、油がちゃんと塗られていて香ばしく、歯ごたえもアオイは好きだ。]
(67) miseki 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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[もぐもぐとピーマンをついばむ途中で、カイルが不穏な事を言い出した。]
んむ、んむむ!? むー!
[中にものが入っているために、口があけられずにむーむー唸るしかできなかった。うろうろと箸を振ってから、アオイにしては急いでピーマンを口にほうり入れる。はぐ。と箸でピーマンの全長を押し入れた。]
んむー
[もぐもぐと租借してから、目を閉じて少し上をむいて、ごくん。と喉を鳴らした。]
…
(68) miseki 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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だ、だ──……
[だめだから!と、カイルの企てを止めようとして──はた。と気がつく。この箸、カイルに食べさせた奴だった と。]
だ…っ
だめだからね!!!!!? こ、怖い夢みちゃうじゃないかぁっ!!
[かあっと頬が熱くなる。止めさせるための言葉が喉の奥にひっこみかけたけれど、──なんとか、ぎりぎり声を喉から押し出すのには、成功することができた。**。]
(69) miseki 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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─ 校庭 ─
[小柄な身体が、炭で熱された空気の中からするりと抜けでる。 ととと。と環を抜けて、きょろりとまわりを見回す。]
よ、いしょっ っと
[ぺた。と平手を朝礼台にかけて、上に乗る。 くるんと身体を捻って、足の着かない板の上に座った。]
(76) miseki 2014/03/11(Tue) 16時頃
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[ちょっとだけ身体を浮かせスカートの裾をお尻の下にたくしこむ]
ふー…
[それから両方の掌を身体の横で朝礼台につけた。 顔を上げて皆が揃っている光景を離れて眺める。]
(77) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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[ぷらりと地面につかない足を揺らした。 スニーカーの重さのぶんだけ、かくんと足先が揺れる。]
…… …
[全員の姿が見える学校の様子を眺める。 ダン先生に、サイモンがなにか食い下がっている様子が見えた。 ジリヤとヒューが話している様子も遠めに見える。
スージーやロビンはどうしていただろう。
きょろ。と左右に首を動かして、 合宿に参加している皆の様子を探した。]
(78) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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…
[ふー。と息を吐く。少し、ひとりになって、 体育館にやってきたダン先生に言われたことを考えたかった。 このさき、自分がどうするのか。ということを。]
(79) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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…〜
[ぐるぐると悩みそうになって、ふと、 ロビンに言われたアドバイスがふっと思いかえされた。]
… 信じたいものを、信じる、かあ。
[足をふらり。大きく揺らして、ちいさい手を頭上にかざして見る。]
───。
[満天の星空を見て、目を細めた。]
(80) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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[今、自分にできることをしなきゃ、と思ったこと。 大事なヒトたちを守りたいという気持ち。 けれど、全部を抱えるには足りない、自分の未熟さ。]
…、…
[──自分のせいで、セシルが消えてしまった、と思って、 それが、とてもとても痛かったこと。]
…。
[あの中で真っ直ぐに立っていたロビンが信じるもの、というのは なんだったのだろう。聞いてみたい気もした。]
(81) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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…、…
[ぎゅ。と星を握るように拳を作る。
たぶん、狩人になったって、あんなことは起きる。 アオイにとっては憧れである父ですらそうであるように、 きっと、手からこぼれてしまうものはいくつもある。
そうして、狩人の道を──人狼に関わる道を選ぶなら。 それを、きっと間近でみることになるんだろう。
受け止められるだろうか。 目の前で、或いは自分の未熟さや弱さのせいで、 こぼれていくものも含めて。]
(83) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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…
[ぐらぐら揺らいで体育館に戻れなかったのは── なにより、自分を信じられなかったせいだ。]
────。
[かざしていた手を、ゆっくりと下ろす。 小さい手を見下ろして、ちょっと困って笑った。]
… …〜 泣かない、約束は、できないなあ…
[結果を目の当たりにする覚悟はできても。 痛いのを我慢できるとは思えなくて、息を吐いた。]
(85) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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[なにしろ、あたりまえみたいに、ずっと傍にいたんだ。 背中をおいかけるようにして、ここまできた。
──セシルが危ないところにいこうとしているのも、わかっている気でいたから、頑張ってしまうのも知っている気でいたから、少しは支えられるようにと思ってきた。
心配なわけではないけれど、幸せでいてほしいヒトだ。 セシルが辛いんじゃあないかって思うと、胸が痛い。 カイルに責められてるのが、耐えられなかったみたいに。]
(86) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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… …
[痛いと思わないだなんてことは、できない。 ──できなかった。]
(87) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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……。
[小さな拳を、ゆっくりと開く。 当然、そこにはなんにも掴めていなくて。 肩をゆっくり、息を吐きながら落とした。]
あー… うー……
[呻いて、ぱたっと後ろに倒れこむ。 考えすぎで、なんだか、頭から湯気がでそうだった。]
(88) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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[ぺた。と両手の平を瞼の上につける。]
… 強くなるって、なんだろう…
[真っ暗にちかちかひかる、ちいさな光を見上げて、 アオイは、ぶらつかせていた片足を空に向けて、*けりあげた*。]
(89) miseki 2014/03/11(Tue) 16時半頃
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[頭を悩ませていても答えは出なくて、寝そべった姿勢のまま、うーん…と唸って、こめかみのあたりを手首でぐりぐりとしていたが、かかる声にに、首だけを動かした。]
……セシル。
[地面を蹴る音がして、軽やかな身のこなしで、 朝礼台にすらりとした足が飛び乗った。
月が、視界に入る。見上げた先の幼馴染は、 密やかに、月影をを背負っていた。]
(92) miseki 2014/03/11(Tue) 19時頃
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…うーん。 ダン先生に言われたこととか。考え事してて、
ちょっと、知恵熱?
[なーんて。と、笑ってみる。 すぐに身体を起こさず、腕を上にあげて寝転んだままの姿勢から、腕だけを伸ばして、一本だけ差し出された花火を受け取る。
真顔になって、星空に花火をかざしてから、 影になった表情に下から見上げる目線だけを送った。]
(93) miseki 2014/03/11(Tue) 19時頃
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[す、と長身が屈み、衣擦れの音がした。 寝そべったままでいるアオイの隣にセシルが座る。]
……
[見上げた先のセシルの表情は、長い睫毛が 静かな影を落としていて、どことなく、 憂いの色を帯びているように見えた。
何をしているのか、の答えに続く言葉はなくて、 しんとした沈黙が続く。]
(102) miseki 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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…
[セシルの横顔を見上げたまま、足を大きくぶん。と振った ふりこの反動で寝ていた上半身を起こす。 ぎっ、と朝礼台の木がきしんだ。]
…
[沈黙がつづくようなことは、少し珍しくて、 なんとなく、落ち着かない気がする。 セシルの横顔から目線を外さないまま、 スカートの下で、膝小僧同士をすり合わせた。]
(103) miseki 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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[ぽう。とライターの小さい朱色が二人の顔を照らし、それはすぐに花火の先端から噴き出す白い光と煙にとって変わられた。]
───…
[薄らとした煙が、セシルの表情にかかり、 それは月にかかった叢雲のようだった。]
(104) miseki 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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[ぱちぱちとかすかな音を立てて、一本が終わる。 自分の持つ花火に火をつけるタイミングは逃してしまっていて、最初の花火の命が終わるまでを、ただ見ていた。
セシルの静かな声の促しに、少し、持っていた花火を、わたわたと持ち直した。]
え、あ。
…う、うん…
[細い持ち手を握って、手にしている花火の先を、 セシルの花火の先へと重ねた。とん。と腕が軽く触れる。]
(105) miseki 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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[明るい白の火は、すぐにさっと移ってセシルとアオイの表情を下から照らす。重なって、弾ける花火の先を見やってから、ちら、と下からセシルの顔を窺った。]
…、何か、あった?
[最初に、表情をみたときに、のみこんだ問いを、 小さな声で、セシルに向けた。]
(106) miseki 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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[小さい問いかけ、のち、また自分から黙って、 白い花火に、視線を投げた。移って、燃えて、 あっというまに終わってしまう火。]
… うん。
[隣をみると、今度は、視線があっただろうか。 小さく首を傾げると、頬に横髪がかかる。 問いかけに、先を促す調子で頷いた>>99。]
(107) miseki 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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[促しに喉に掠る頷きが返された。 続く言葉を、黙ったままの瞳で待ち、]
… そ、…っか 。 ……
[音楽室であったこと、見ていた。とそう言われて、よっつ揃えた指先が、ちょっとだけ目の端に添えられた。]
(126) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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[淀みのない言葉を、黙ったままで聞く。]
……
[普通科に。と、そう言われて、 向き会ったアオイの眉が自然下がった。]
(127) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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[セシルが言う通りに、今回のことで 知識と実際がどれだけ違うのかは、よくわかった。 大事なヒトがいなくなることがどれだけ怖くて、
──守れなかった悔いが、どれだけ痛いことかってこと]
(128) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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[途中、言葉が途切れて、その間も、 黙っておしまいまでを待った。
月が──セシルのブルーグレーにうつり、 その瞳を飾る宝石のように、光る。]
…… むずかしいなあ。
[黙って、聞いていた少女は、 いつかと同じように、 困り笑って、眉を下げた。]
(129) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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ん……
[悩むように、一度引きとって、言葉を整理する。 手の中には、燃えつきてしまった花火の柄だけが残る。]
あのね。セシル。
ボクは、…… どうしたって、弱いから。
…… みんなが──…セシルが、傷ついたりしたら、 やっぱり、泣いちゃうんじゃないか、って思う。
[へろりと笑って、さっき出した結論を、 そっと年上の幼馴染に伝える。]
(130) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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…でもね。
それは、その痛いのは、 …泣いちゃうのは、きっとね、
……目の前でなくたって、おんなじなんだ。
[下がり眉のまま、両端の口端を微かに上げた。 視線は、セシルの月に彩られた双眸に向けたまま]
(131) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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…セシル。ボク、ボクね。
… たぶん、どっか安全なところにいて、 後で…… 聞く方が、もっと、ずっと
……くるしいんだ。
[困って、笑う。]
(133) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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[安心できない。守られていてほしい。と言ったセシルの言葉を反芻する。ロビンに咎められた行動も、少し頭を過ぎって、下がり眉がさらに下がった。
ただ、でも。]
……どうしても、だめ?
傍で、守りたいって、助けになりたい。って、 … できることをしたい、って
そういう気持ち、ボク、 …すぐに、手放せないよ、セシル……
[譲れない希望は、どうしたってあって。 それで、セシルをみたまま、 ぐっと奥歯を噛んで、食い下がった。]
(135) miseki 2014/03/11(Tue) 23時頃
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─── セシルが、狩人になる、ってこと、 絶対だって決めてるのは、知ってるよ。
[それは、アオイにすれば──だからこそ、余計にだ。 元々の夢ではあれど、セシルが狩人になると決めたからこそ、父親の反対も押し切って狩人コースを目指してきたのだから。]
……うん。 違うところで…危険な目に、 あっちゃうかも。ってことも…
手が、届かないかも、ってことも───
(149) miseki 2014/03/12(Wed) 00時頃
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セシルが、……
… いなくなっちゃうかも、ってことも、 わかってた、とは言えないけど、
… 覚悟は、しなきゃ。って、思った、かな
[呼吸と共に、微かに肩が震える。 セシルが、いなくなるかもしれないってこと。それは、今回で、わかったことのひとつだ。 狩人を目指すなら、どうしたって、消えない可能性だと、 はっきり、つきつけられた。]
(150) miseki 2014/03/12(Wed) 00時頃
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[ただ、苦い苦いセシルの声と比べれば、アオイの声は整理をするようで、たびたび立ち止まることはあっても、捩れたり濁ることはなかった。
──けれど、]
………
[セシルが、どこかに行くのではなくて。 ──自分が、どこかに行くのが怖いのだと。 そう言われて、声が止まってしまった。]
(151) miseki 2014/03/12(Wed) 00時頃
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…〜 ずるい。
[黙って、悩んで、膝の上で両方の拳をあわせて、全身に、むっ と力が入って──、それで。 だんっと、セシルとの間に手が突かれた。]
そんなの、ずるい……!
[身体の向きを変える。]
(153) miseki 2014/03/12(Wed) 00時半頃
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そんな、そんなの……そんないい方ずるいよ! だって、…っだって、
セシルを怖がらせるようなこと、 〜そんなのしたいわけない、のに、…っ [下がり眉を寄せて、眦だけをつりあげる。]
(154) miseki 2014/03/12(Wed) 00時半頃
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ないよ。ないけど、
でも、
〜〜〜自分は、どっかにいっちゃうかも しれないぞって、そういうのに、
…… ボクには、〜〜なにもするなっていうの?
[声の、言葉の勢いが弱まる。 かわりに、じわりと目に涙が浮かんだ。]
(155) miseki 2014/03/12(Wed) 00時半頃
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[目端の雫を落とさないように、これ以上視界が滲んで、 セシルの顔が見えなくならないように、目の奥に力を込める。]
…〜っ 無茶するところが心配なら、治す、 治すようにする。ひとりで突っ走ったりしないように、 ちゃんと回りのことも見るようにする……!
[自分の身を顧みなかった事には追い目があって、 だから。できるとは言い返せなかった。]
〜〜だから、だから、だから…っ
[大丈夫だよ。とは言えず、ただ、だから。と言葉を繰るしかできなかった。 ──大丈夫だよ、と、そう言えない事に、自分の未熟さにも、足りなさにも、涙が勝手に浮いてくる。]
(164) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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…だから…っ
[頬に、セシルの手が触れて、形のよい指先に、 透き通った、半円の雫が乗せられた。
先への努力を口にすることしかできない。 その歯がゆさに、唇が震えてしまう。]
…〜〜〜っ
[セシルを睨むようにも、見上げている瞳から、 つ、 と頬を一筋に涙が流れ落ちて、 言葉を重ねる代わりに、訴えるようにセシルの服を掴んだ。
──少女らしい丸みを残した頤に、指が触れる。]
(165) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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[ふ と、近づいたセシルの背で、月光が遮られた。]
… え
[頬に微かに吐息がかかる。丸くなったアオイの目から、 雫が丸みを保ったままこぼれた。セシルの声以外の音が、 まるで何かに遮られたように、ざあっと遠くなった。]
(166) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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[耳の傍で、セシルのテノールが響く。前を見たまま、セシルの胸元の服を掴んでいた手から力が抜けて、はたりと下に落ちた。]
わか……
[からかわれるときとは、なんだか、空気が違っていて、 声が出なくなってしまった。そのまま全身から力が抜けてしまいかけて、──理由もわからないまま怖い、と思った。心臓だけが、捕まれたようで、勝手に早鐘をうっている。]
(167) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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[目をまるくして、風景をみひらいた目に映しながら、思う。]
…──────。
[時間が、止まっちゃったみたいだ。]
(168) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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そ…
[でも。頬に触れた感触と、傍にあるヒトの体温に、ゆっくりと言われた言葉が言葉として理解される。]
そんなの
[かろうじて、認識した言葉を、これまでの関係性に当てはめる。 それで、なんとか、声が出せた。]
(169) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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そんなの、ボクだって、
[家族のようなヒトだ。大切な兄だ。]
……セシルのことが、 大事だ…
[愛情だというのなら、そうなのだろう。──守りたい、傷ついてほしくない。そう思う。そう願う。だから、言われていることはわかる。わかるけれど。]
(170) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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同じだよ。 同じじゃないか。
[気持ちは、きっと同じか、負けないぐらいなのに。 ──なのに、一年の差のせいか。この掌が小さいせいか。 自分が、未熟すぎるせいでか。
ただ、みていなければいけないというのか。]
(171) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
|
|
〜… ひどい。
[──気持ちは、わかるけれど。わかってしまうけれど。走り出すための足を、掴むための手を、まとめで縛られてしまったようだ。]
そんなの、勝手だ……
(173) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
|
|
ひどいよ、セシル……
[ただただ、前だけを見たまま、言葉と雫を零す。]
だって、見てるだけの方が、ずっと 痛いって ボク、さっき、そう 言ったじゃないか……
[堪えていた涙が、言葉と共にぱたぱたと落ちていく。
これ以上、どうやって反抗していいのか、 ──よく、わからなかった。]
(174) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
|
|
… [──名前を呼ばれて、声だけが止まった。前を見ていた、 薄く、明るいブラウンがかかった視線が、セシルを見る。]
(176) miseki 2014/03/12(Wed) 02時頃
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[セシルの手が、柔らかな頬から離れていく。ぽたぽた雫を落とす目のまま、セシルの顔を見て、] >>177
そ、んな
[身体が離れて──わかっていない。と言われた言葉に、そんなことはない。と答えかける。セシルのことが、大事な──
──家族"だって。
その気持ちにだけは、自信があったから。言葉の出だしだけは早かった。
──けれど、]
こと… な───…、
[ちゃんと、自信があったのに。初めてみるセシルの表情を見たら、射抜くみたいな目を見たら、言葉が途中で詰まってしまった。]
(180) miseki 2014/03/12(Wed) 05時半頃
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[はっきりした声が、全然、と言い切る>>179。]
…… っ… ?
[射止めるような、射竦めるような、セシルの視線に、 びく。と驚いた子猫のように、身体が小さく跳ねた。]
(181) miseki 2014/03/12(Wed) 05時半頃
|
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[クス。とセシルの強い視線が、見た事のない──幼馴染の兄ではない、男のヒトの顔に、笑みが乗せられる。]
…〜〜で、も
[自分勝手で、酷い奴だ。と、言われてみたところで、 すくに、納得はできなかった。ひどい。とそうなじった後でさえ、 兄として慕ってきたセシルの姿の印象は色濃く刻まれている。
── あんまりに長く、一緒にいすぎたのかもしれなかった。]
(182) miseki 2014/03/12(Wed) 05時半頃
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[真っ直ぐなまま、笑み色を乗せられたその視線は、 さながら柔らかな雲間から注ぐ一筋の光のようだ。
──妹としてじゃなくて。]
… 女の子、と、し…て…
[好き。
そう、はっきりと、真っ直ぐに告げられた気持ちに、 セシルを見上げている瞳が揺れた。]
(183) miseki 2014/03/12(Wed) 06時頃
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[たどたどしく、言われた言葉を声がなぞる。 怖いって感情よりも、驚きとか、戸惑いの方が強かった。]
…す、き…
[──── だって、 はじめて言われた。そんなこと。]
(184) miseki 2014/03/12(Wed) 06時頃
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|
[間が開く。何をどう言ったらいいんだかわからなくて、 瞳のゆれが強くなる。]
き… っ、
[半ば固まったまま、一音で詰まる声、]
きゅうに、いわれ、 ても …っ
わ、 、 わかんないよ……
[ただでさえ、どう反論していいのかわからなくなっていたのに。 異性としての好きだと──狩人になるのは、駄目なんだろうか。]
(185) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃
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[何がどうしてだめになるのか、その答え合わせをしたくても 世界がひっくりかえったことの整理すら、 まだおぼついていないような状態で困り果てる。]
… …〜〜〜〜〜
[そんなに、すぐに意識を切り替えられない。 混乱したまま、眉を下げた。]
(186) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃
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アオイは、不意に、ぎくりと身体を硬くした。
miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃
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…、─────
[ふっと。──考えが過ぎってしまったらあとは一瞬だった。 黒い蛇みたいなざわつく感情が、足先から全身を覆いつくした。]
(187) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃
|
|
[射竦められたわけじゃあなくて、僅かに見開いたアオイの目が、さっと暗く陰った。]
… ぁ …
[──口元が動いて、喉がなって、 けれど、掠れた声しか出ない。]
(188) miseki 2014/03/12(Wed) 06時半頃
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|
[見開いた瞳がくらりと揺れる。]
…っ、…
[手が、はっとしたように喉を押えて、 ──こっちをみてるセシルの目と、かちり。 視線が、あってしまった]
…あ、── ボ… ク、……っ
[喉を押える力がぐっと強まって、たいして寒くもないのに、 パーカーをひっかけただけの細い肩が震えた。]
(189) miseki 2014/03/12(Wed) 07時頃
|
|
…っ、
[息が詰まった。咄嗟にせり上がってくる声を殺す。]
っ、 …〜〜ぅ、…っ、
[どうして──そんなバカな事を思ってしまったんだろう。 罪悪感で目が眩む。]
〜〜〜〜っ っ、…〜〜〜っ!
[こんなときに他の誰かだったら、なんて。 そんなことを考えただなんて ──今、自分に向きあって言葉をくれた セシルにたいして随分過ぎる。]
(190) miseki 2014/03/12(Wed) 07時頃
|
|
[なんて、なんて、馬鹿なんだろう。 自分で自分を殴りたい気持ちで一杯だった。]
ご… め…
[泣きそうに顔を歪めて、セシルの顔を見上げた。 ──ひどいことをしたのは自分で、だから、泣いていいわけなんてあるはずなくて、それで。
*たったの二音を紡ぐのが、そのときの、精一杯だった*]
(191) miseki 2014/03/12(Wed) 07時半頃
|
|
[>>195 諭すみたいな言葉に、揺れる目のまま言葉をなくす。 その声は、音の並びは、厳しくも静かに背を押してくれるときの、 音律に似ていて、アオイの思考を容易に答えへと導く。]
…〜、……っ
[そう、誰かを特別に好きになるってことなら、 よく知ってる。]
(208) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
( カイル────── )
(209) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
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[迷子になりかけた思考に道を示してくれるみたいな、 そんなセシルの問いかけを受けて]
…、〜っ、……
[──カイルの顔ばかりが、余計はっきり浮かんでしまった。 串刺しにされたみたいに動けない。]
(210) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
[セシルのことが、大事だ。その気持ちに嘘はない。 10年以上積み上げてきたこれまでの気持ちは、 確かなものとして、今だって手に取れる。
──けど。だから]
…〜〜〜〜…!
[その、兄の声だからこそ。他の誰かだったらなんてことを考えた自分が許せなくて、声は殺せても視界が滲んでしまうのを耐えきれなかった。]
(211) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
… 、だ、っ……〜
[音のない泣き声ばかりを零していた喉が、漸く開く。 >>197 見上げた先には見慣れた兄の表情があって、 小さく首を振るしかできなかった。]
だ、 って、 今、話してるの、 …セシル、なのに、〜〜ボク
[罪悪感が膨れて、胸の中を黒く塗りつぶす。
今までなら頭の上に置かれていたセシルの手が、 肩を掴んで、──身体が前に引かれた。]
(212) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
[どうして謝るの。と、あやすように問われて、喉を押えた手が少しだけ外して、途切れがちの声でもどうにかごめんなさい、と謝ろうとして──けれど、最後まで言い終える前に、 セシルの声が先へと続いて 、…え と小さく声が漏れた。]
…し、って…?
[今までなら頭の上に置かれていたセシルの手が肩を掴んでいて──そのまま、ぎゅっと抱きしめられる。 あ、と思う間もなにもなく、セシルの腕の中に囚われてしまった。]
(213) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
( … 知っ、…… ?)
[言われた台詞に声が止まる。話したことはなかったはずだ。 セシルなら気づいていたとしても、おかしくはないと思えはしたけれど、でも、知られてるとは──思っていなくて。]
… っ っっ
[ビックリと衝撃で、一瞬だけ頭の中が真っ白になった。 少しして──頬や肩で、セシルのしなやかな身体を感じられる、 今の状態に はっとしてあわてて身体を捩った。]
(214) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
〜ま、っ まって、 まって
[うろたえて、顔をみたくて身体を離そうと、 セシルの胸元に手をつく。]
〜〜まってっ
[でも、ぜんぜん、まるでびくともしなかった。 すっかり、捕まっちゃうんじゃないかって。 そう思って怖いのに、目の前にいるのはアオイにとっては兄のセシルでもあって、それで、強く押し返すことができなかった。]
(215) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
[頭を撫でるんじゃあなくてセシルの指は、髪を梳いていく。 掌が背を、肩を、あやすみたいにぽんぽんと叩くんじゃなくて かたちを確かめるように撫でていく。]
〜〜〜っセシルってば
[ヘンな焦燥感ばっかりが募って、 こぶしでセシルの胸元を叩く。]
〜〜〜 ま、まってよぉぉっ
[だって、そうだ。さっきのアレが家族としてじゃないなら。 特別だって言うなら。ちゃんと言わなきゃいけない。]
(216) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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[これが、告白だというなら、言わなきゃいけない。 だって、カイルを思う気持ちが、
──どうしたって好きだ、って気持ちが、
まだ、ここにあるんだ。]
(217) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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|
だめ、だめだ。 待ってよ、セシル……っ
[だから、セシルをそういう風にはみれない、って、 そう──言わなきゃいけないはずだった。]
〜〜だって、ボクは、…っ
[──だけど。]
(218) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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|
[それは、セシルお得意の先回りだったんだろうか。
だけど。]
〜〜〜〜〜っ
[すぐに付き合って欲しいとかいうつもりはない。って、そう言われてしまって、身体を離そうとしていた手が下に落ちた。]
(219) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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|
[スタートラインに並びたかっただけ、と、 そう言われてしまって──
何をどう、だめだと言っていいのか、
わからなくなってしまった。]
(220) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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[だって。
好きなひとに、好きになって欲しいって。
自分だってずっとずっと、 ただ、それだけを────想ってきたんだ。]
(221) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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|
…、…〜〜っ
[傍にいるのも。じゃれあうみたいに話すのも。 冗談みたいにして触れるのも、全部ダメなら、 もう。そんなの── 一緒にいられないのとおんなじだ。]
……っ、……っ
[そんなのは──]
(222) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
…っ〜〜〜〜〜っ
[──嫌だと思ってしまった。]
(223) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
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|
[自分が我侭なことをしているくせに、 他人には我慢しろだなんてこと、どうしていえるんだろう。]
…〜っ
(224) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
[泣きそうになる。混乱してるときに、笑い飛ばしてくれるカイルは、だけどここにはいなくって。
もしも──ほんとに、どうしたらって聞けてたら、 なにか違っただろうか。
そう、想ったけれど、]
( …〜、俺にきくなって言われるだけかなあ )
[あのノーデリカシーがやりそうな返事を思い描いて、 どうしようもなくて─── 笑ってしまった。]
〜、っ
[おかしいのかなんなのか。勝手に溢れてくる涙が、セシルの服を濡らしてしまって、 額で、セシルの胸板を押して俯く。]
(225) miseki 2014/03/13(Thu) 15時頃
|
|
[セシルの優しい声は、カイルのそれとはぜんぜん違う。 きっと、セシルは──大事に、守ってくれる。
泣いたり、傷ついたりすることなんて、
きっと、なくなる。]
(226) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
[ 僕の── …────幸せの青い小鳥。]
(227) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
[甘やかな囁きに、どこか切ない懇願に。 鳥籠の外へと逃れようとしていた雛鳥の羽ばたきが止む。]
……セシル……
[肩からパーカーがするりと落ちた。 身体が離されるその動きに抵抗する力ははいらなくて、セシルの手で支えられるまま、首だけを動かしてセシルを見上げた。]
(228) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
[夜空を背景にするセシルは真剣そのものに見えて、 すぐに、声がでなかった。]
……ボク、 …
[泣いてしまいそうな声を呑み込んで、 狩人の鳥籠の中で、アオイは弱ったように笑った。]
(229) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
… ずるい。
[>>205 弱り笑いを残したままで、小さく呟いた。 自分を許せない。と、そう言われてしまえば、 ──躊躇うとわかっていて言うのだ。この幼馴染は。]
(230) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
… セシルは、…
[セシルの瞳をまっすぐ見たまま、言われたことを、 ゆっくりと思い返すように、 アオイは雫の残る瞳の色を深くした。]
(231) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
ボクが、傷つくのが、 …こわいんだね。
[>>203 問いへの答えを出すのに、ゆっくりと深呼吸して、 ずるい言い方に──迷わされないように、 ひとつひとつを、確かめてくみたいに言葉にする*。]
(232) miseki 2014/03/13(Thu) 15時半頃
|
|
……、…
[今、言葉にするべきことを選ぶのに、少しだけ迷いながら、 世界中で知ってるだれより、綺麗だと思えるセシルの笑顔に、 すこしだけ、眉を下げて笑った。]
〜〜びっくりだよ。
[御伽噺に出てくる王子様みたいなヒトなのに。 こんなに、真っ直ぐ自分を見てくれてるのが、 ちょっと信じられないぐらいだ。 改めて思うと、なんだかちょっと照れてしまう。]
(239) miseki 2014/03/13(Thu) 17時半頃
|
|
[でも、まっすぐ見返すその目の中に──今。 自分がいるのは、疑ったらダメだと思った。
一瞬、セシルの目が丸くなったときだけ、 それにちょっとだけへろりと笑った。]
…〜うん。
[一歩、前へ進むためのといかけに、 はっきりと応じてくれたセシルに、 そっか。と、それを、ひきとるように頷いた。]
(240) miseki 2014/03/13(Thu) 17時半頃
|
|
〜〜 あのね、セシル。
[下を向いてしまわないように、顎の下側に力をこめて、 できるだけまっすぐ、ちゃんと──セシルを見られるように、 ゆらゆらしてたアオイの瞳が、前を向いた。]
(241) miseki 2014/03/13(Thu) 17時半頃
|
|
…、そりゃ、ボクは… そそっかしいし、あわてものだしさ
泣いたり、転んだり、 ぶつかったりも… …… しょっちゅうするけど。
[事実は事実として、それを認めて、続きの言葉を紡ぐ。]
(242) miseki 2014/03/13(Thu) 17時半頃
|
|
泣いて、傷ついて、
…それでも、…そこから立ち上がって、 もういっかい、走るのじゃ… だめなのかな。
(243) miseki 2014/03/13(Thu) 17時半頃
|
|
[未熟な翼で追いかけてきた道だけれど、 望んで目指した空だった。怖いことも、痛いことも、 辛いこともあるのは知っているけど──許されるなら。 まだ、自分の力で飛んでいたいとそう思う。
でも。]
〜〜セシルを……不安にさせたいわけじゃ、ないんだよ…
[でも。鳥籠を、飛び出すための鍵が、 見つからないでいる。]
…
[だから、そこで、一度言葉を区切って。 扉が開くのをじっと待つみたいに、 ──凝らすみたいに、セシルを見止めた*。]
(244) miseki 2014/03/13(Thu) 18時頃
|
|
[コツ、と叩かれる額を軽く押える。]
…だ、だって、お兄ちゃんみたいなものだって、 お、思ってたんだよ…
[尊敬できる兄すぎて、そういう風に見られてるなんてこと、 ぜんぜん考えてみたこともなかった。]
(251) miseki 2014/03/13(Thu) 19時頃
|
|
…
[ぎゅ、っと、手が拳を握る。沈黙の間も、 セシルから表情は外れないまま]
…… うん。
[一度目、こくりと頷いて>>248、]
(252) miseki 2014/03/13(Thu) 19時頃
|
|
[だけれど、]
──────。
[続く言葉が、ぐさりと刺さる。けど、それでも、 今度は。今だけは泣かずに、ぐっと堪えた。]
(253) miseki 2014/03/13(Thu) 19時頃
|
|
[それでも、それでも。眉間にはしっかり 深い皺が出来てしまったのだけれど。
そうして、綺麗な笑顔を見上げたまま、
痛いくらい奥歯をぎゅっと噛んだ。 息を吸い込む。肩が上下した。]
…──…、うん。 …
[ざっくりと振り下ろされたナイフに突き刺さったまま、 セシルを見たまま、一度だけ、 一度だけ。──見ていて欲しいと頷いたけれど。]
(254) miseki 2014/03/13(Thu) 19時頃
|
|
[必死に、どうにか、鍵のない扉をあけようとするみたいに、 きっと、───お互いにお互いが痛いのがわかっていて、 それでも壁に、そのまま気持ちをぶつけた。
でも、 だけど。]
… 強さ、って────〜〜
(255) miseki 2014/03/13(Thu) 19時頃
|
|
言われると、
[考え考えしてみるけれど。 まだ──上手い答えがみつからなくて。]
……〜わかんない、 や ………。
[ある、と言い切ることもできなくて、そのまま、 しん。と、そこで口を鎖してしまった**。]
(256) miseki 2014/03/13(Thu) 19時頃
|
|
[朝礼台の上についた手がぎゅっと拳をつくる。 嫌だ。とセシルの言葉に、血管を通る血が 痛みを潜り抜けてすっと透明になってくみたいだった。]
…っ
[嫌だ。とその言葉に、唇を噛む。 セシルの痛みを思って、瞳が揺れるけれど、
でも。]
(279) miseki 2014/03/14(Fri) 02時半頃
|
|
セシル。ボクは。 …セシルを傷つけることなっても、 それでも、ボクは……
狩人に、なりたい って、言うよ。
[傷つけるかもしれないと思いながら、 自分の望みを言葉に乗せる。]
(280) miseki 2014/03/14(Fri) 02時半頃
|
|
ここで折れたら、ボクはきっと、 …走れなくなって、泳げなくなって、
そのまま、沈んじゃう。
… なんにも、できなくなっちゃいそうだ。
[今までの自分ですら、なくなってしまうんじゃないか。って。 それも──なんだか、怖くて、嫌だった。]
(281) miseki 2014/03/14(Fri) 02時半頃
|
|
[理由は。とセシルの声が問う。 その言葉に一度、ゆっくりと瞬いて、 アオイは目を開けた。]
ボクが、…──っ!?
[──守りたいのは。問いに答えようとする途中で、ぐいと強引に身体が引き寄せられた。いままでに無い強さで捕えられて、視界がふさがる。]
(282) miseki 2014/03/14(Fri) 02時半頃
|
|
[驚きはあったけれど、それよりもセシルの声が真剣で、だから 行動の理由を問う言葉は出てこなかった。]
ボクが、護りたい、のは……
[自分の胸内に問いかける。塞がれた視界の中で、 脳裏にいくつかの姿と、声が思い描かれた。]
(283) miseki 2014/03/14(Fri) 02時半頃
|
|
[見えたのは、ひとりだけの姿じゃなかった。
そこには高い高い、真っ青な空が広がっていて、
その下に、遠くに前をいく父と母の背中があって 立ち止まってこっちを見てるセシルや、 ヒューがころげそうになりながらジリヤを伴って 追いついてくる姿や、スージーやロビンが 相変わらずの調子で歩いてたり、 レティーシャが鉄棒の上にひょいと座っていたりした。
クラスメイトたちの楽しげな声がする。]
(284) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
|
|
[まばゆくて、一瞬ですぎてしまう──毎日の風景。 おーい、とシノン先輩の傍から、 はらがたつくらい無邪気に手を振るカイル姿が見えて、
──その顔が、のんきに明るく笑っていて。
それで。ああ。って思った。]
(285) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
|
|
ボクが、…ボクが…護りたいのはね。 …セシル、
… みんなの、笑ってる顔だ…
[泣いてもいいから。傷ついてもいいから。 そのあとにでもいいから──笑っていてほしい。]
(286) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
|
|
… 痛い思いを、させちゃうかもだけど、…
[セシルが、視界を塞いでいるから、 他の風景は見えなくて、 言葉だけをひとつひとつ音にする。]
… ボク、ボクが走れなくなると ちょっと困るんだ
[抵抗はせずに、肩を落として、小さく笑う。]
(287) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
|
|
…〜カイル、足だけは速いんだもん。、
[少しだけ拗ねたようにそう言って、]
ボクね、…カイルの傍で、 … ちゃんと笑っていられるようで、…いたいんだ。
[塞がれた視界の中。 小さな目標を、口にした*。]
(288) miseki 2014/03/14(Fri) 03時頃
|
|
[青空の下にみた景色を自分の手で叶えるには、 まだまだ翼も、手も幼くて頼りない。
それは、自分でも判っていて。 けれど、譲れずに口にした答えだ。]
…───
[ただ、顔が見えなくて、ちゃんと伝わったのかがわからない。 どうにか首を動かそうとするけれど、息苦しいくらいに 強く身体を押えられて、セシルの鼓動の音ばかりが耳に届く。]
(298) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
|
|
セシル。
[どうしても、とそう言われて、 声の響きに眉をさげた。けれど、]
ごめん… ボク、
どうしても、〜どうしても、
… カイルが好きなんだ。
[消えない気持ちを、今は言わなきゃならない気がして、 垂れ目の下がり眉で笑いながらはっきりと、そう口にする。]
(299) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
|
|
[そう、確かな気持ちを言葉にして── 肩が掴まれて、身体が離される。]
───…だから、
[どうしても、に、ごめん。と、 そう答えを口にしようとして、 ──それより早く、セシルの謝る声が重なった。]
(300) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
|
|
[見上げた先から、セシルが屈む。 視界がセシルでいっぱいになって]
〜〜〜っ?
[だから、の続きを続けることができないまま]
(301) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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|
[── 目の前にセシルの顔があって、 起きてることの理解をする前に、思考回路がパンクする。]
…… !!!!?????
[ たぶん。その一瞬だけ、せんぶの時間が 止まってた** ]
(302) miseki 2014/03/14(Fri) 05時頃
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