241 線路上の雪燕
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― どこかの車両の廊下 ―
[ ジリジリと激しいベルが鳴り響いた。>>#0 廊下を歩いていたペラジーは立ち止まり、反射的に懐中時計を取り出す。
時刻は10時17分。 この列車はきちんとダイヤを守るようだ。 回転を始めた車輪が、がたん、ごとんとお決まりの振動を足に伝えてくる。
ペラジーは時計をポケットに入れると、車窓の向こうの喧騒>>#0には興味を向けず、ふたたび歩き始めた。 ひときわ大きな汽笛が鳴る。>>#1]
(22) 2015/11/29(Sun) 03時頃
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― ラウンジ車 ―
[ 大きな窓の並ぶラウンジ車には、かっちりしたテーブルと椅子ばかりではなく、ソファや円形のローテーブルなども置かれている。 くつろぎ感を重視した調度品らしい。
景色の見やすい位置のソファは埋まり、周囲の席にもそこそこ人はいた>>0:155が、ペラジーは空いている一角を選んで席に着く。
ふと横を見ると、大きな革のトランクケース>>0:155が床に置かれていた。 コート姿の持ち主は、カウンターにもたれかかり>>8、ひとりでグラスを傾けている。
グラスの中の液体の色から、アルコール>>0:164を飲んでいるようだとペラジーは推測した。 視線が合えば、目礼したかもしれない。]**
(23) 2015/11/29(Sun) 03時半頃
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[ 「皆様、ご乗車誠に有難うございます。 この汽車は明日午前7時着の、スウェルグ行きとなります」>>#1
現れた車掌の挨拶を聞きながら、ペラジーはラウンジを見回す。
さすがに三等車両の乗客はいないようだ。 流れゆく都市の風景>>#1色を楽しんでいるのは、着飾ってはいないにしても、小ぎれいな身なりの者ばかり。
そういえば、と思い出す。 出発する少し前に、二等車両の廊下で出会った3人を。]
(27) 2015/11/29(Sun) 11時半頃
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― 回想・二等車両の廊下 ―
[ 旅仲間の気安さは、人の心の扉を簡単に開けてしまうのかもしれない。
一目で上流階級に所属することがわかるシルクハット>>0:27姿の紳士。 ホームで買った新聞をその場で広げていた青年>>0:102は、鳩入りの籠をふたつも抱え>>0:88、よたよたと歩いていた。>>0:122 コンパートメントから現れた>>0:111女性は少女めいた雰囲気で、ペラジーとそう変わらない年齢に思える。
年齢も性別も身なりも、普段の生活から旅の目的もばらばらな3人が、広くもない二等車両の廊下で親しげに話す光景は、夜行列車の廊下ならではだろう。
ペラジーと交わした挨拶>>0:158、>>0:160、>>0:163、>>0:179も三者三様だった気がする。 警戒心よりも好奇心が強そうなところは共通していたけれども。]
(28) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[ 鳥籠を抱えていた青年は、とりわけペラジーに興味を持ったようだ。>>24
視線に気づいて見返す。 彼の、首から下げたカメラと赤茶けた革製の肩掛け鞄>>0:88は何を示しているのだろう。
旅行客? カメラマン? ふくらんだ鞄から顔を覗かせているのは、角の折れた原稿用紙>>0:88か? ならば、物書きと総称される職業?
ペラジーにはわからない。 色々な仕事があることは承知しているが、具体的な違いが想像できないため、説明されるまで区別がつかないのだ。]
(29) 2015/11/29(Sun) 12時半頃
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[ 彼が新聞を読んでいたことを思い出し、話しかけてみた。]
あの新聞記事、どう思われますか? 『フリードの愛犬家、無惨な姿で発見』>>0:2 という見出しの……。
ホームで熱心に読んでおられた>>0:103ようですが。
[ 相手の反応によっては、自分の経験を話そうと思いながら。]**
(35) 2015/11/29(Sun) 13時頃
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––––動揺を見せてはならない。
けれど、動揺を誤摩化そうと、
下手な行動を取るのも駄目だよ、マリオ––––
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[ 誰かに話したい、 というよりは。
抱えていることに限界を感じているのかもしれない。
王子を亡くしてからちょうど半年。 忘れることも、気持ちを切り替えることもできずに、町から町へ。
………たったひとりで、]
(62) 2015/11/29(Sun) 21時頃
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[
秘密を抱えて流離ってきた、けれども………。
]
(63) 2015/11/29(Sun) 21時頃
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[ 自分ひとりで抱え続けるには、重すぎる事情。 いや、重いのは記憶だろうか?
先に亡くなった者から責任を引き継いでしまったから? そも、責任なのだろうか?
ともすれば自分の思考に沈んでしまうペラジーを、青年の声が現実に戻す。 「ああ、あの記事かい? 率直に言ってしまえば、 ……非常に、興味があるね」>>43 青年は驚いた顔>>43をしていたが、その眼には強い好奇心>>44が浮かんでいる。
ペラジーは簡単に説明した。]
実は、あのとき横を通ったのです。 気づいてはおられなかったでしょうね。
(67) 2015/11/29(Sun) 21時頃
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[ 「どうして、それを訊くんだい?」>>44 と続けられた質問には、一瞬考えたが、正直に答える。]
幼い少年が……、 ホームで拾った新聞を同じ熱心さで読んでいました。
それで、記事以上の何か……噂などがあるのかな、と 思ったのです。 たとえば、被害者の身の回りや、遺体の状況に……。
[ 問い返す眼差しを相手へと向ける。]
(80) 2015/11/29(Sun) 22時頃
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[ 長話をすべき場所ではない。 発車時刻の近づいた車窓の向こうは、ずいぶんな人の数。 しかもそれぞれが大声を出していて騒がしい。>>#0
微笑みを湛えた紳士の視線>>36もある。 ペラジーは青年に近づくと小声になり、]
……その、よろしければ、 続きはラウンジ車か食堂車でしませんか?
[ 話を切り上げて立ち去る前に紳士が「ルーカス」>>36と名乗れば、]
ペラジー・デュランテです。 よろしく。
[ 握手を求めつつ名乗っただろう。]**
(81) 2015/11/29(Sun) 22時半頃
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― 現在・ラウンジ車 ―
[ 窓外の風景が変わったのは、注文した紅茶がテーブルに置かれたころか。
列車は、重苦しく冷たい空気をまとった都市を脱出し、昼の太陽を受けて輝く大河を越えていく。>>#1
ラウンジの乗客たちと同じように、顔を大きな窓へと向けながら、ペラジーは表情を変えることも歓声を上げることもなく。 ときおり紅茶のカップを口元へ運びつつ、物思いにふけっていた。
この地の紅茶は、添えられたジャムをスプーンですくって舐めながら飲むスタイルだ。 寒冷地ならではの飲み方だろうか。
しばらく前に、一等車両の廊下ですれ違った>>0:87、>>0:118スーツ姿の男性が苦労していたとは知らず。 彼に飲み方を教えた>>0:164のが、顔を背けた>>94人物であるとも気づかず。]
(103) 2015/11/29(Sun) 23時頃
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― 食堂車 ―
[ 時間をかけて紅茶を飲み干すと、ペラジーは食堂車へ移動する。
物書き業>>29をかもしれない青年はやってくるだろうか。 昼食時なら、同じテーブルで食事をしたかもしれない。
その際は自己紹介も交わしただろうか。]*
(109) 2015/11/29(Sun) 23時半頃
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[ 荷物を置いて食堂車にやってきた青年は、ずいぶん身軽な雰囲気になっていた。 テーブルの向かいの席に着き、>>116
「俺はイアン・マクイーンって言うんだ、改めて宜しく」>>116 と名乗る。]
ペラジー・デュランテです。 ……もうお昼なのに、外はずいぶん寒そうですね。
[ 窓の外を見やりながら名乗った。]
(117) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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