8 DOREI品評会
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この道糸も、新しい玩具なんだ。
[細く流れる血を舐め、捉える視線は陶酔に近い。
男の中心の宝石の槍はぐんと薄布重ねた衣を押し上げ
自身の肩に染みた赤の香りに、更に波打つ。
渡された消毒用のエタノールの霧吹きを手にし、
しゅ、と男の体に吹き付けた。
彼のシャツを肩から落とそうと手を伸ばし
叶うなら しゅ、しゅ、と体中に噴き掛ける。]
お湯といい、此れといい。
最近は熱が好きなの…?
[耳朶を甘噛みしながら囁く掠れた甘い声。
男は器具を熱するツィーの手からライターを一度取り、
テグスの手元をさらりと炙った。
何か特殊なものがしみこませられているのか、
一瞬で炎が蛇のように男の体へと踊りながら向かい。
鉄で出来た鈎へと、熱を伝え始めた。
男の手元、じりじりと燃える其れを持つ手からも白い煙が上がるけれど、男が気にする素振りは、無い。
ちらとマーゴの方へも視線を流す。
快楽の波に飲まれたか、まだ理性手放さず恐怖するか。
どちらでも、男は自分のしたい事を止める気はなかったが。]
良家の息子 ルーカスは、温かく見守り中…―――。
mitsurou 2010/04/16(Fri) 21時頃
良家の息子 ルーカスは、琴弾き 志乃に見詰められてうろたえた(おろり
mitsurou 2010/04/16(Fri) 23時頃
[噛み切る事が無かったのは、男でも過敏なその場所を引かれたから。
千切れそうな痛みに男の手にはまた力が篭り
鋭い金属が女の白い胸を焼いてしまう。
はたりと頬を伝った雫が、スラックスの上に落ちた]
はは……ふ、あは は
凄いな
目の前がチカチカする。
[鈎を引かれると皮膚が破れ、血が滲む。
テグスが全てに通されると、男の身は少し動かしただけで引き連れる痛みを伴う事になる。
握力が途切れ、女の胸をはさんでいた器具がからんと床に落ちた]
玩具……?
[体の内で暴れる熱は未だ出口が見えない。
シャツはするりと肩口から落ち、わき腹の糸にひっかかって止まった。
エタノールが傷口に染みる。
びくっと身を跳ねさせ、低く呻いた]
あぁ、最近火傷痕が……気に入ってる。
爛れた皮膚を、擦るんだ。
[甘い声に頷き、擦れた音で囁き返す。
足裏を、彼の中心で主張を始めたものへ伸ばした。
器用に擦り上げられるか、止められるかは彼の心次第]
――――っ!!
[と、視界の隅に朱が灯る。
一瞬の事だった。
テグスを伝う火が首筋、鎖骨から乳首にと燃え上がる。
シャツにこそ引火する事は無かったが、上半身を焔が蛇のように踊り、鈎をじわじわと熱していく]
あ゛……ァ、く
[痙攣するように幾度も身が跳ねた]
[双子がやがて自室に閉じ込めていた少女を連れてやってくる。
器具を嵌めた彼女には、歩く事すら刺激になっただろう
最早感じすぎて其れも苦痛でしかないのだろうけれど
奥に埋めている玩具は、電池もそろそろ切れる頃合]
っ、Puta……遊びに、きたのかい?
[悲鳴が聞こえるまで、男は彼女に気付けなかった。
かすれた悲鳴があがると、熱に溺れたような表情を向ける。
私室のベッドで見せたときよりも余程、欲情を露にしたその顔で、薄らと笑みを浮かべた]
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― 翌朝 ―
[さて、ルーカスのカンバスである2人は、眠ることが出来たのだろうか。 自称芸術家と謂えば、朝の爽やかな光を受けて眼を覚ました。 朝のシャワーを浴び、身づくろいを整えながらモニターで2人の様子を確かめると、体格の良い男の使用人を1人、女の使用人を1人伴って、テッドの部屋の方へと足を運ぶ。
重い鉄の扉を開くのは、体格の良い男。 こうして再度扉を開けるその時が『危険』と、ルーカスは良く知っていた。
もし、テッドが扉が開かれるのを見計らって飛びかかって来たとしても、それは男の使用人に押さえられることとなり、仕置きと称して陰茎につけられたバイブが作動することとなる。
そうでないにしても]
(149) mitsurou 2010/04/16(Fri) 23時半頃
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まあ、落ちつきたまえ。 食事をしようではないか。
[睨む金を前に、ルーカスが常の笑みで告げる言葉は変わらない。 まるで、外の風景を愉しむように、2つ並んだ椅子が向く方向は、縛りあげられた志乃の裸体がある方向。女中は顔色一つ変えず、朝食の準備を整え、男の使用人は暴れるならテッドを押さえ、そうでないならサングラスで感情を押し殺したようにルーカスの傍に控えている。]
―――…食べないのかい?
[用意された半熟のスクランブルエッグをスプーンで掬う途中で、ルーカスはテッドに話しかける。志乃がどのような表情を見せているかは知れないが、透明な壁越しの彼女の様を見て、食事をとるということはテッドには出来ないだろうと見越しておきながらの言葉。]
(150) mitsurou 2010/04/16(Fri) 23時半頃
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食べないで餓死されるのは困るのだけどね。 嗚呼、それに君が食べないと…―――
[ルーカスは手にした何かのスイッチを入れる。 その瞬間、透明な壁越しに、おそらくは震えるなり泣き叫ぶなりする女の姿が、金の眼に見えることだろう。視線を逸らすならば、使用人の男によってテッドの視線は固定されることとなる。]
止めないと食べないというなら、止めてあげても良いけれど。 でも、それには矢張り代償を貰わないとね?
[自分の朝食を軽くすませるまで、女に埋め込んだバイブを振動させていたルーカスはテッドに向けて笑む。]
(151) mitsurou 2010/04/16(Fri) 23時半頃
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壁に両手をつきなさい。
[命令を下せば、テッドは素直に従っただろうか。 従わなかった場合は、志乃の裡で震えるバイブの振動が強くなり、使用人の男によって無理やりに透明な壁に手をつかされる嵌めになる。 女中の姿は、いつの間にかない。その場に残されるワゴンには、フォークやナイフといった凶器になる様なものはなく、スプーンと手で掴んで食べられるものだけがあった。
ルーカスは、また何かのリモコンを操作する。 ジッ――という音が聴こえたのは、志乃のいる部屋に。 一方通行な音声は、テッドの部屋の音を志乃に伝える。 けれど、志乃の声はテッドには届かない。]
そうだね、まずは、此処にピアスを穿とうか。 そうしたら、一先ず彼女に埋めたバイブの動きを止めてあげよう。
[ルーカスは、テッドの両乳首を突きながら微笑んだ。 その様子は、透明な壁越しに、志乃にも良く見えることだろう。]
(152) mitsurou 2010/04/16(Fri) 23時半頃
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良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。
mitsurou 2010/04/16(Fri) 23時半頃
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君が、私をどういう趣味と思っているのか判らないけど
[振りかえった金が睨んでくるのを、青年と同じく灰青を細めながら、しかしルーカスは微笑んで首を傾げる。]
私は、美しいものが好きなだけだよ。 ほら、縛られている彼女は、とても美しいと思わないかい?
[ルーカスの片手がテッドの顎を捉え、その視線を志乃の痴態に向ける。]
そして、君のその金の眼も、私は美しいと思う。 だから、よりそれを美しくしたいだけなんだけれどね。
[透明な壁には、うっすらとテッドの虚像も映っている。 ルーカスは背後から閉じ込めるように身体を密着させて、青年のシャツを片手で器用に乱しながら、顎にかかっていた手は虚像の青年の眼を愛撫するように撫でる。]
(158) mitsurou 2010/04/17(Sat) 01時頃
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嗚呼、食べ物の好き嫌いがあるなら、後で云いなさい。 善処しよう。 後で我儘を謂えばどうなるかは、そろそろ学習したのではないかい?
[肌蹴た胸元の飾りを、今度は直にぐっと摘み上げて思い出したように、耳朶に囁く。虚像の青年の眼を愛撫していた指先は、控えていた男から差し出される針を摘む。]
では、右胸からいくよ?
[針先が尖らせた乳頭に当たる。 つぷり――と青年の裡にそんな音を響かせて針が胸の蕾を貫通していく。 暴れない様にか、青年の尻に押し当ててある男の下肢は、ピアッシングという行為に興奮を微かに示す。ピアッシングが左胸にも及べば、それはテッドにも判るほど顕著になる。]
(159) mitsurou 2010/04/17(Sat) 01時頃
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君にも鈴をつけてあげよう。 君は、猫というよりは犬だから、鎖もついでだ。
[志乃にそうしたように、針を通した後は、それを引き抜きピアスの輪を嵌める作業に移る。左胸につけれる輪には鈴がついていて、尚且つ細い金の鎖が左と右の輪を繋いでいる。]
胸にピアスをつけるとね、尖っているような状態になるから 嗚呼、服などに触れると感じてしまって常に感じてるに近い状態を味わえるよ。
[まだ青年の背後からどかぬまま、胸の蕾と蕾を繋ぐ鎖をくっと軽く前に引く。 りいん――と鈴が鳴る。それは志乃の耳にも届く筈。]
そうそう、約束だから彼女のバイブを止めなくてはね。 さて、それでそれ以上のお願いはあるかな? あるならば、聴いてあげてもいいんだよ。
[さて、傷ついた獣のような彼はどんな返答をくれるのか。 透明な壁に移るルーカスの虚像は、相変わらずの笑みを浮かべていた。]
(160) mitsurou 2010/04/17(Sat) 01時頃
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― 翌朝 ―
ふっ、あはははははははは
[テッドの願いごとに、金の鎖を片手に握ったまま、ルーカスは笑った。 振動でぴくりぴくりと、金の鎖が引かれる。 その度に、ちりり、ちりりと左胸の鈴が鳴った。]
いいね、実に佳い。 君は莫迦だけど、賢い。
[茶色の毛並みを、まるで飼い犬を褒めるように片手が撫でる。
例えば、ここで志乃の緊縛を解いて欲しいと願う方が、 ほんの少しだけ先を見るならば堅実だ。 でも、それは、本当にほんの先だけ見た時にしか過ぎない。]
(173) mitsurou 2010/04/17(Sat) 02時半頃
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――…でも、莫迦だね?
[乳首がちぎれないギリギリの力加減で、鎖を引き上げながら、男は片手で青年の下穿きを落としつつ、高ぶる自身の熱を布越し、相手の尻に押し付ける。]
君にとって、頭の螺子がイカレテるセンスを 好ましいと云うご仁は沢山いるのだよ?
さて、彼女か君が作品として出来あがるまでに、 君は飼い主に噛みつくことができるかな…―――
[噛みつくことは、是と云う。 しかしながら、それは出来ないだろうと高を括ったような声音。 その声音の意味を示すような言葉が続く。]
(174) mitsurou 2010/04/17(Sat) 02時半頃
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とりあえず、失敗するとどうなるか、触りだけ体験させてあげよう。
[晒される青年のペニスは、志乃の部屋から良く見えるだろう。 その性器に絡みついたバイブが、ぶるりと動き始める。 ルーカスが何かをいうより前に、使用人の男が青年の壁についた手を脇から押さえつけた。
その間にルーカスの手に握られていたのは、麻紐。 振動に揺れる雄根の根元にそれを巻き付け、更にその下にぶら下がる袋二つの根元も縛りあげてしまう。これではイきたくてもイけない。]
(175) mitsurou 2010/04/17(Sat) 02時半頃
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本番はこれからだよ?
[振動にチリチリと鈴が激しく鳴る。 バイブの動きに青年のそこは反り返っていただろうか。 どちらにしても、更に男の生理現象として逃げられなくするために、ルーカスは腰を押しあてていた青年の尻のあわいに指先を伸ばす。 ルーカスの喉がくっと鳴った次の瞬間、慣らしもしない其処に、指が一本つきたてられる。それはグリグリと遠慮なく裡を蹂躙し、やがて前立腺を探し当てると其処を執拗に攻め立てる。
ふっと、バイブの振動が止まる。触りと謂ったからこれでおしまいか?と思わせるような間が開くも、それは間にしか過ぎなかった。無理やりに勃たせた青年の性器、その先の鈴口にあてられるのは細いカテーテル。ただ単に振動があればそれが刺しにくいというだけの理由で、バイブは一時止められたのだ。]
(176) mitsurou 2010/04/17(Sat) 02時半頃
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最初は、痛いよ。 でも、そのうち、細い薔薇の茎くらいは此処も受け入れるようになる。 嗚呼、暴れて折れたりしたら大変なことになるのは―――わかるよね?
[つぅっとカテーテルが尿道に押し込まれて行く。 陰茎の半分くらいまで達したという所で、ルーカスは手を離した。 再度震えだすバイブ。それに合わすように青年の背後で男の喉が鳴る。灰青は、虚像のテッドの表情と、透明な壁越しに志乃の様子を収めて、愉しげにほそまった。]
(177) mitsurou 2010/04/17(Sat) 02時半頃
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良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。
mitsurou 2010/04/17(Sat) 12時半頃
良家の息子 ルーカスは、もそもそ愛を連ね中……。
mitsurou 2010/04/17(Sat) 23時頃
[少女の声が聞こえると、男は熱を帯びた鈎を自らくいと引き、首筋を飾っていた其れをぶちりともぎ取った。
爛れかけた皮膚が割れ、其処からも血が流れていく。
摘んだ指先はぺたりとその熱い金属に張り付いたまま]
遠慮、しなくていい
Putaの好きそうな 趣向も……あるっ、からさァ。
[喉を鳴らし、哂う。
ひらひらと手を振れば双子は心得た風に、四人の男たちの元へと彼女をいざなった]
あ。
尻尾は……外しちゃ駄目、だよ?
そのままハメて貰うといい。
[くすくすと笑い、屈強な男たちへ注文をつける。
苦悶に呻く少女の声は、男の股間を幾らか刺激した]
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[青年の尻に押し付けた高ぶりを、 彼が危惧するまま突き入れるのは簡単な話だった。 しかし、それをルーカスがしなかったのは、 透明な壁の向こう、縋る様な漆黒と視線が交わったからだ。
女の放った言葉は、主人である男には届いてない。 にも関わらず、まるで届いているかのように、 にぃっと今までとは少し性質の違う笑みが、 ルーカスの唇の端に刻まれた。]
暫く、そうだね30分くらいかな。 彼を一人で踊らせてあげていなさい。
[テッドの背後から退きながら、彼の手を押さえている使用人に、ルーカスは告げる。 その間にリモコンを操作すると、ジッっという音と共に 志乃の部屋に響いていたテッドの部屋の音が途切れた。]
(204) mitsurou 2010/04/18(Sun) 00時頃
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[去り際、まるで飼い犬にするように、青年の茶色の髪を撫でて行く。 青年が何かそれに反応を示すことがあるのなら、 その反応がある間――つまりあまり間があかず、 ルーカスの姿は、志乃の部屋に現れるのだった。]
『―――…佳く、眠れたかい?』
[日本語で柔らかく響く言の葉。 寝ていないのは、見れば判る話であったが、 マイペースにルーカスは言葉を紡いで行く。]
『君にも、朝食をと思ってね。 ―――…朝からミルクは大丈夫な人かな?』
[くっと喉を鳴らす。 ルーカスは再度リモコンを操作する。 今度は、志乃の部屋の音が、 一方的にテッドの部屋へと流れ始めることとなる。]
(205) mitsurou 2010/04/18(Sun) 00時頃
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『飲み終わったら、絵画の時間だ。 君の此処に、素敵な絵を彫ろう。』
[キシっとベッドのスプリングが鳴ったのは、 ルーカスがわざわざテッドに見せつけるように、 志乃の背後に周り込んだから。 綺麗に整えられた指先が、女の陰毛を絡めて遊ぶ。 その後、中途半端に釣りあげていた縄と、脚を拘束していた縄が解かれる。胸と陰部を緊縛する縄はそのままに。]
『歯はたてないようにね。 その口だけで、ピアスを穿ったその舌で、 私をイかせてみせなさい。 上手に呑めたら―――彼のあれを止めてあげるよ。』
(206) mitsurou 2010/04/18(Sun) 00時頃
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[ルーカスの下穿きから取り出されるモノ。 女にも「ミルク」が何かが悟ることができるだろうか。 先程のテッドの反応で、半端に立ち上がったペニスは 大きさや長さはルーカスの体型に見合ったもの。 ただ、口に含むのは、骨が折れるかもしれないと思うほどには その先、カリの部分が標準より大きめである。 何より眼を引くのは、陰茎の部分に刻まれているタトゥーの存在。 絡みつく茨と―――完全に勃起することにより咲く赤い薔薇。 まだ半端な勃ち上がりでは、花は萎れたように見える。
奴隷品評会の時、 アマゾネスのような女の薔薇のタトゥーに反応したのは、 自身に刻まれたそれの影響があったからだった。
ルーカスが志乃に強要した姿勢は、透明な壁越し青年に、 男の物を啜る女の尻が、その下の陰部が揺れて見える体勢。 ぴたりと、ペニスでそんな格好の女の頬を打てば 萎れたように見える花は、じわりじわりと息づき始める。]
(207) mitsurou 2010/04/18(Sun) 00時頃
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良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。
mitsurou 2010/04/18(Sun) 00時半頃
良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。
mitsurou 2010/04/18(Sun) 01時半頃
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― 志乃の部屋にて ―
『―――…志乃は佳い子だね。』
[元々の性質か、学習をしたのか、 志乃はルーカスが思うより躊躇いなく行為を始める。 舌先、ピアスの頭が鈴口に触れ、 ルーカスの整えられた眉が微かに中央に寄った。]
『嗚呼、口から離しては駄目ではないか。
―――…っ、そう、まずは舌先を くびれの部分に這わしてご覧。』
[チロチロと小さな舌が茨を這った後、 2度ほど女は凶器を口腔へ含むのを失敗したが、 なんとかそれの先端を咥えこんだ。 小さな口の中は狭く、装飾の為というよりも、 作品として買いあげてくれた先が、そういう行為を望むならば ―――…という意味合いが強いピアスの頭がペニスを刺激する。]
(233) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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[ルーカスの息が僅かにあまやかに弾んだ。 しかし、直接的な刺激にそうなったのではなく、 志乃が誰を思ってその行為に甘んじているのか そのような精神的な優越が強い。 それは、女の長い髪に指先を絡め、 透明な壁の向こう、金の眼に見せつけるように、 その射干玉に唇を寄せた。]
『本当に君は佳い子だね。』
[冷たい灰青は、金から漆黒へ落ちる。 拙い奉仕に、主人は自らも喉を突くように腰を動かしはじめ、 ふっと戯れに自身に刻まれた茨の謂れを語り始める。]
『後で、君に刺青を…―――と謂ったけれど、 君が今咥えてるモノに彫ってあるのは、私自身の作ではない。
ふふっ、誰が彫ったと思う?私の母親だ。 これを彫られた時は、憎悪という感情を覚えたよ。』
(234) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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[なのに何故、同じことをするのだと、 志乃は疑問に思っただろうか。 だとしても、他の何を思ったとしても、 口が男のモノでふさがっていれば問いかけなど 出来はしないのだが。 そして、それから先の説明はルーカスからなく、 代わりに濡れた水音と、鈴の音と、 女と男のくぐもった声が隣室のテッドへと届けられた。]
[さて、どれほどの時間が経ったか。 女からは見えないか、 花茎に刻まれた花が満開に咲き誇った瞬間。 口腔で白濁が爆ぜた。 30分よりも時間がかからず、尚且つ女がそれをきちんと飲み干せたなら約束通りテッドへの責めは其処で中断されることとなる。 そうでないなら、きっかり30分、 青年は痛みを快楽に擦り変える行為を強いられることになるが。]
(235) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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『さて、次は、刺青を彫る約束だったね。』
[ルーカスは身を繕うと、志乃にベッドの端に脚を広げて座ることを強要した。 計ったようなタイミングで、先程テッドに食事を運んだ女中が、 刺青を彫るのに必要な物を運んでくる。 刺青を彫る前に、下肢の緊縛を解放し、 昨日施した陰部のピアスの消毒をルーカスは始めた。
さらに、花弁2枚を止めていた形であったものを解放し、 1つの穴に1つのピアスを嵌める形に。 大陰唇の陰核に近い穴には、例の鈴付きの輪だったが、 他の部分は性器を傷つけない為、 棒状の両端が球になっているものに変更された。 そして、裡に埋められたバイブがずるりと引き出される。]
(236) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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『用をたす時に、不衛生になるからね。』
[そのようにする理由を、ルーカスはまるで優しい人のように謂う。 次にシェービングクリームとカミソリで、陰毛を除去すると、 そこに専用のペンを使って刺青の下書きを施して行く。 描かれるのは、月をモチーフにしたもの。 出来栄えに満足した男の手に、ペンの代わりに専用の機械が握られる。
ウィィィィ…―――と歯科で聞かれるような音が鳴り始め、 その音に紛れて、またルーカスの柔らかな声音が混じる。]
『佳い子にしていたら、また、ご褒美をあげるよ。』
[ジジジ、チリリ――柔肌を抉る音と、振動を受けて鳴る鈴の音。 女の痛みを堪える声も混ざったかもしれぬ。 30分程の時間の後、黒一色で彫られた 月をモチーフとした刺青は筋掘りの段階。 この後に色を乗せることになるが、それは今回はしない。 男が女の前から退けば、隣室のテッドの金の眼に、 志乃が股を閉じるまでの間になるが、刻まれた月が見えることになる。]
(237) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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『よく我慢したね。ご褒美だ。 私は、この後数日は、仕事でここを留守にするから、 その間は楽にしていると佳いよ。』
[ルーカスのその言葉で、 志乃の腕と胸を拘束していた縄は解放される。 そして、運ばれるまともな食事は和食。
志乃の部屋から退室する前、灰青は透明な壁越しに金色を見詰める。紡がれる言語は独逸語。]
『テッド、君も良く考えるといい。 君たちが、私の手で作品となるのは変えられない事実。 志乃のように大人しくしていれば、ご褒美もあるんだ。 どうせ交換条件を出すのなら、 もっと有意義に使った方が佳いのではないかな?』
[ご褒美――例えば、志乃に独逸語を、テッドに日本語を教えることさえも、作品を仕上げる為にならルーカスは厭うことはない。 コミュニケーションを彼らがとれるようになれば、結託して自身が危なくなる可能性は無くはなかったが、それは男にとって瑣末な問題であるようだ。]
(238) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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『この後、数日、私は忙しくなりそうだから ゆっくりどうするべきか考えなさい。』
[一方的に青年の耳に届く言葉。 ルーカスが志乃の部屋から出ると、ジっという音と共に、 青年の部屋に響いていた隣室の音が途切れる。 しかし、透明な壁は透明なままそこにあった。
―――…青年がどのような答えを出したにしろ それから約1年と半年後、銘を刻むという最後の段階に至ることとなる。]
(239) mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
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良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。
mitsurou 2010/04/18(Sun) 21時半頃
良家の息子 ルーカスは、若者 テッドwwwwwwwwwwwww
mitsurou 2010/04/19(Mon) 00時半頃
良家の息子 ルーカスは、次のステージへジャンプ☆皆様ご苦労様でした!
mitsurou 2010/04/19(Mon) 00時半頃
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