人狼議事


52 薔薇恋獄

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ヴェスパタイン! 今日がお前の命日だ!


スティーブンは、蓮端の顔色が、心なしかよくなっているように見えた。

2011/05/20(Fri) 00時頃


【人】 見習い医師 スティーブン

 すみません土橋君、ラジオ、もう暫く借りていて───……?

[借りていて良いかと訊こうとしたところで、再びの停電。
 急いで懐中電灯をつけようとするが、それよりも早く、明かりは戻った。

 けれど───]

 あ、れ……?

[おかしい。
 明らかに、人数が足りない]

(1) 2011/05/20(Fri) 00時頃

『こロす、のろウ』
『だめ』

『みんなころシてやる』
『だめ、だめ、ころしては、だめ』

『あかつキさマ』
『違う、あの子はゆうきという名前の別の人』

『なかヨし』
『違う』

『にくイ、しあわせな恋人、ニくい』
『だめ、だめ、憎んではだめ』


…良い

俺が、言いたかっただけ
こうして聞いてくれただけで充分…

[目の端を拭い、重ねたままの手をぎゅうと握った]



もし

もしも


    僕が、…したの

         甲斐先輩か珀先輩だったとしたら…




どうか、します?


『にくクないのカ』
『憎くないのよ』

[ 女は話す。まるで、二つの人格が一つの身にあるように ]

『でモ、もうとまらナイ。このマま死ぬ、皆シぬ』
『我慢して。あなたが耐えれば、……その間に皆逃げられるから』

『ダメ、くるシい、いたイ、またどこかデ恋がしんダ、痛い』
『…………』

『恋ヲ失っタ、わタしの仲間』
『…………でも、殺してはだめ、だめなの……』

[ 女は言う。自分の中の化物を一生懸命、宥め諭すように ]

『……やさしい人達。わたしを見ても、逃げなかった』
『わたしの為に何かできないかと頑張ってくれた』
『こんな雨の中、必死になって探してくれた』
『そんな人を、そんな人の大切な人を』


『殺したくない。わかって、日向(ひゅうが)』


――……な、……

[告げられた名前に、体が強張ったのが握られた手から伝わっただろう。
目に見えるほど狼狽し、そして自分でそれを理解できずにさらに混乱して]

した、って……
……けーしくん、とか……ふーまくんとか、と……
きす……した、と、したら……?

[もしもの話だと彼は言った。
それにもし、じゃなくても。別にキスくらい。
ちょっと、唇が触れ合うだけの、親愛を示すだけの……]


   赦さない……――

[酷く、冷たい声が。無意識に零れた]


[ その声は彼ら二人の耳にも届いただろう ]

[ だけどそれを最後に ]

[ *日向(ひなた)の声は再び聞こえなくなる* ]


[呟いた言葉は自覚できず。
それでも胸中に渦巻くどす黒い感情に狼狽して。
逃げるように、階下に向かったのだろう――*]


【人】 見習い医師 スティーブン

 ……石神井君?
 蓮端君?

[右を見て、左を見る。
 皆の様子も伺ってみる。

 けれど、いない。
 かわりに、大須がいなくなった時と同じように、咽せるような薔薇の香り]

 ────……!!

[さぁっと、血の気が引いた]

(10) 2011/05/20(Fri) 00時半頃

[冷たい声に、ひゅうと喉が鳴った。
変貌に声を失い、その背中をただ見送るしか出来なかった]

……あふ、あ、赦さないって…



はは、俺のこと、赦さないって…


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 00時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

 すみません! ちょっと行ってきます!
 皆さんは、出来るだけ一緒にいるようにして下さい!

[その場にいた者達にそう言い残し、走り出す]

 先生!
 鳴瀬先生、どこですか!

[まずは大広間を覗くが、いない。
 耀の姿が見えたなら、所在を訊き、礼を言ってまた走り出す]

 先生、いますか!

[そして、鳴瀬と甲斐の部屋の前に着くと、かなり強く戸を叩いた]

(19) 2011/05/20(Fri) 00時半頃

 ひな、た……?

[確かに聞こえた。
日向の、声だ。

ほっとするのも束の間、交わされる会話に、心臓が握り潰されるような痛み。
咄嗟に差し伸べられた手を掴んで、蹲るのを耐え]

 ……ばかやろ……っ!!

[助けられたくて、彼女を探したんじゃない。
彼女を、助けたかった、のに。

会話の全容はわからない。
けれど、ヒナタが自分たちのために、彼女の戦いをしてくれているのだとは分かって。

遣る瀬無い想いと痛みに、胸元を握り締めるしか、出来ず]


スティーブンは、もしかしたら、微かに女の姿を見たかもしれないが。今はそれどころではない。

2011/05/20(Fri) 00時半頃


 ……ひゅうが?

[ヒナタと同じ気配。
けれど、違う姿。

確証はなく、問い掛けた声も、霧散して]


[同調しない筈の自分が同調したのは、
生きている人を相手にするのと同じで、言葉に同調したのだ。

相反する2つの気持ち。
それは、良く知っているものだったから。]

 『 願わくば、日向(ひなた)の気持ちが勝っていればいいが。
 嗚呼……―――。』

[それをずっと強いるのは、惨いとも、判る。

判っていながら、大事な人は助かればいいと、思わずにいられないのは、罪だろうか。]


【人】 見習い医師 スティーブン

 先生! いますか!?
 先生っ、石神井君と蓮端君が!!

[だんだんと、五月蝿いくらいに扉を叩く。
 反応がないようなら、こちらから開けてしまうかもしれない]

(34) 2011/05/20(Fri) 01時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 あ……!

[扉が開かれると、そこに鳴瀬がいたことに、安堵したように息を吐く。
 けれど、すぐにはっとしたように、厳しい顔つきになる。

 今は、何よりすぐに伝えなくてはならないことがあったから。
 軽く呼吸を整えてから、話し始める]

 先程の、停電の直後に。

 石神井君と蓮端君の姿が、消えました。
 近くに、浜那須君達も居ましたが……彼らは、無事です。

 それと、蓮端君達が消えた後に、その……薔薇の匂いが……。

[顔や指先には、やはり血の気がないままで。
 声も、やはり震えている]

(40) 2011/05/20(Fri) 01時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[鳴瀬の手が肩に触れると、びくりと身を震わせた。
 伝わってくる掌の温度。
 眉を寄せた不安げな表情も、すぐ近くに見える。

 ───緊張の糸が、ぷつりと切れた]

 すみま、せ………っ。

 すぐ、近く……いたん、です……。
 ……なのに、何も……でき、ないで……。

 こんなこと、に………っ。

[膝が崩れ、嗚咽が漏れる。
 両手は、無意識のうちに、鳴瀬の服を強く掴んでいるかもしれない**]

(43) 2011/05/20(Fri) 01時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 01時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

 はい……。

 薔薇の……。
 ……それで、消え……。

[おそらく、鳴瀬の声が、背中に触れる手がなかったら、言葉すら紡げていなかっただろう。
 今まで、意識していなかった……いや、意識しないようにしてきたが。
 自分にとって、鳴瀬がどのような存在なのか、強く思い知らされた気がした]

 はい……すみ、ませ………ッ。

[髪に鳴瀬の指が触れ、軽く引き寄せられたなら、片手を伸ばして眼鏡を外し、寄せられるままに肩口に顔を埋める。
 その時感じた鳴瀬の背丈は、自分より、少しばかり低かったろうか]

 ……――――。

[やさしさに甘え、3分ほどそのままでいれば、漸く、顔が上げられる程度には落ち着いてきた]

(67) 2011/05/20(Fri) 08時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[鳴瀬の声が耳元に聞こえる。
 あぁ……そういえば、まだ見回りの途中だった]

 甲斐君、ですか……。

[眼鏡をかけ直し、部屋の中を見てみれば、そこに甲斐の姿があった。
 居たことには、気付いていた筈なのに、今の今まで、意識から消えていた。
 大切な生徒だというのに、何てことだ……と、苦々しく唇を噛み締める]

 分かり、ました。

 鳴瀬先生も、気をつけて……。

[向けられた笑みには、こちらも精一杯応えようと、少し不格好ながら笑みをつくる。

 自分の立場を弁えないと。
 そう、何度も己に言い聞かせて**]

(70) 2011/05/20(Fri) 08時半頃

[マドレーヌを、もすもす食べながら思う。
現場にいけないので、思うことしかできない。]

 ……俺の方も変な目で見られるとか、心配をくれたのは、
 まったく初対面の霊だと日向が初めてだったさ。

[逃げなかったのは、自分たちが初めてだと言った彼女。
そんな彼女の優しさを信じたいという気持ちと……。]

 日向(ひゅうが)……か。

[一般的には悪霊と呼んで良い名を紡ぐ。
確かに、人に害なすのは好ましくはないのだけれど。]

 お前の気持ちは、少し判るよ。

[存在を否定はできない。
知った想いは形は違えども己の中にもあるものだから。
なくそうとしてなくせる感情ではないとも、知っているから。
それが、珀という存在があるから、この力を使うこともあるけれど、積極的に使おうとしない理由の欠片。]


 …… ひなた?


『ふうま』

[ 呼びかけに、応える声 ]


『ごめんなさい、わたし』
『楓馬も蛍紫もわたしに優しくしてくれたのに』

『わたし、このままだと』
『化物になってあなたたちを皆、殺してしまう』

[ 女は訴える。足りない言葉を補うように、矢継ぎ早に ]


『わたしは日向(ひなた)』
『そして、日向(ひゅうが)という化物でもある』

『ひゅうがは、恋獄の主』
『恋を失った人の魂を奪って恋獄に留める存在』

『この地に囚われた魂は』
『いずれ浄化され、来世で幸せになる、けれど』


『わたし、やさしいあなたたちを殺したくない』


【人】 見習い医師 スティーブン

 はい、気をつけて……。
       ───…………。

[部屋を去ってゆく鳴瀬の背に、そう言った後。
 声には出さず「消えないでくださいね」と付け加えた。

 甲斐の方へと向き直り、部屋にあがり、畳の上に正座する。
 暫くは、黙って彼の動きを見ていたが、マドレーヌを差し出されると、ふっと笑んでそれを受け取り]

 ありがとうございます。
 そうですか、お母さんが……。

 いただきます。

[口に含むと、甘い味が広がった]

(89) 2011/05/20(Fri) 11時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[少しずつ、ゆっくりマドレーヌを食べながら、時折窓の外へ視線を向ける。
 雨は、やはり止む気配はない]

 ……甲斐君は。

 甲斐君は、鳴瀬先生のことは、好きですか?

[ふと、そんなことを訊ねてみる。
 それは、自分としては、鳴瀬のことを教師として──顧問として好きかどうかと、訊ねたつもりではあった**]

(90) 2011/05/20(Fri) 11時半頃

 日向……。

[一刻も惜しむ様子の日向に、問いを挟むことはしなかった。
ただ、告げられる言葉に、触れられない手を握り締めて、くちびるを噛む]

 …………分かっ、た。
 ありがと、……でも、お前は!

[なら、おまえはどうなるんだ、と。
この地の魂が、いずれ幸せになるのだとしても、日向自身はどうなるのかと。

口にする前に、日向の姿は消えてしまって。
入れ替わりに現れる、さきほどの亡霊]


[れんごく。
その響きは、煉獄とも違う。
一番ちかいのは、バスの中で克希の小父が話してくれた、『薔薇恋獄』の、響き。

怪談は怪談、と。
日向の一側面でしか無かったことに、安堵してもいられない]

 ……恋を、失ったひと……。

[日向のことばかり、考えているわけにもいかないようだ。

じわじわと、彼女の言葉の意味が思考に滲みてくれば。
奇妙で、哀しくて、けれど退っ引きならない状況に、頭を抱えたくなった]


 つまり、失恋したらダメってことだろ……?
 ……だからって、そんなん、ダメって言えるもんじゃねえし……。

[そもそも自分が手本になれそうも無い立場である。
かといって、]

 恋、すんな、とか。……言われたら、ふざけんなって感じだよな。

[自分も言われたくない。
そも、言われればしないで済むのなら、日向の悲恋話だって起きなかっただろう]

 ……どう、するか。

[日向の口ぶりから、彼女が片割れの衝動を抑えていられるのにも、限りがあるようで。
いずれ、恋を失ったかどうかは関係なく、皆が危険に晒されそうで]


 …… でも、うん。夕輝せんぱいと、哲人せんぱいは、やっぱり無事なんだ。

[あの時の会話は、ヒナタが主導を握っていた。
まだ、時間切れじゃない。はず。

それに、ふたりは。
恋を失ったの対義は何だろう。得た、とでも言えば良いのか。
寄り添うさまを思い出せば、会えないのは心配だけれど、すこし幸せな気分になって、ちいさく笑う。
哲人はもちろん、夕輝もやわらかで幸せそうな表情だったのを、覚えているから]

 日向が、頑張ってくれてんだから。無駄にしちゃダメ、だ。

[ありがとう、とカラの手にもう一度呟いて、決意。

けれどそもそも、このことを同じく日向を案じているだろう蛍紫に伝えるのか。
それが最初にして最大の難関であることに気づけば、やっぱり頭を抱えたくなった]


[当たり前に見えている姿だったから。

思い当たれば、すこし。
当たり前のことなのに、寂しく思って、俯いた]


[日向が珀に話かけた言葉は聴こえていない。
どうにか推測で、少なくとも先程消えたらしい2人は大丈夫なのではないか?
と、思えども憶測でしかないので信じ切れている訳でもない。
だから、幼馴染の2人が訪れれば、心底安堵した表情を浮かべた。
けれど……]

 嗚呼、良かった。

[噛みしめるように、もう一度呟く時には、笑みに影が入った*]


【人】 見習い医師 スティーブン

─ 鳴瀬&甲斐の部屋 ─

 そうですか。

[少々の間は、特には気にならなかった。
 真っ直ぐに好きだと返されれば、その言葉をそのまま受け取り、笑顔になる]

 良かったです。
 いい後任顧問が見つかって。

[鳴瀬が生徒達、部員達に好かれているというのは、素直に嬉しい。
 年若いのにしっかりしていて、やはり彼は良い教師なのだなと、改めて思った]

(131) 2011/05/20(Fri) 18時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[浜那須が訪れた音に、膝立ちになり、そちらを向く]

 浜那須君。
 どうしました?

 …………。

[外を見に行くと告げられれば、苦々しく眉を寄せ]

 もう遅いですし、この雨ですし……やめておいた方が良いと思いますよ。

[甲斐と同様に、忠告する。
 しかし浜那須は、やはり外に行くつもりらしい。
 なので再度、少し強く言うべきかと思ったところで───]

 ……甲斐君?

[どこか不自然な、甲斐の言葉と行動に、怪訝な表情を浮かべ彼を見た。

 その間に、浜那須は去ってしまっただろうか]

(132) 2011/05/20(Fri) 18時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

[来訪者の去った部屋には、また、雨の音がやけに大きく聞こえていた]

 甲斐君。

 もしかして、何か知ってますか?

[静かに問いかける。
 無理強いはせず、彼の意思で答えてくれることを待とうと思った。

 けれど、それとほぼ時を同じくして、また新たな来訪者が]

 2人とも、どうしました?

[今度は座ったままで、珀と耀の方を見る。
 視線が彼らに向いている為か、甲斐の表情の変化にはまだ気付いていない]

(133) 2011/05/20(Fri) 18時半頃

見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 19時頃


【人】 見習い医師 スティーブン

─ 鳴瀬&甲斐の部屋 ─

[結局、甲斐の言動については有耶無耶になってしまった。
 いつか、時が来れば話してくれるだろうかと、ぼんやり考えながら、友人達に菓子を差し出す彼を見る]

 でしたら、私は……。

[もし彼らが3人で何か話したいというならば、席を外した方が良いだろうと、立ち上がる]

(147) 2011/05/20(Fri) 20時半頃

 うそつき。

[笑みに影が差した理由は分からない。
けれど、良かった、だけじゃないんだって事は十分分かったから。

ちいさな声。けれどきっぱり、そう呟いた]


【人】 見習い医師 スティーブン

 私にですか?

[立ち上がろうとしたところ──中腰のまま動きを止める。
 そして、次いで訪れた浜那須に呼ばれれば、ひとまず一旦背筋を伸ばし]

 えーっと、そしたら。
 先に、珀君達の話を……で、良いですか?

[彼らに、了承を取ってみる]

(158) 2011/05/20(Fri) 21時頃

[ひょいっと片方の眉を器用に上げて見せた。

何が嘘つきなのか?と問いたい表情をするけれど、人が多いこの状況では言葉にはしない。]


 気づいてねえんなら、いい。

[聞かれて困る言葉でも無かったから、ただの小声で。

自分と蘭香の無事を、素直には喜べない何かがあるのかと。
そう思えば、悲しさは滲んだ]


[耳敏いのか、珀の言葉だから拾えたのか……聴こえた言葉に、困った顔をする。

薄々、表情に隠せなくなってきているような……という自覚はあった。自分が望んだ状況であるのに。

相手が、少し勘違いをしているとは、言葉重ねなければ判らないまま。]


【人】 見習い医師 スティーブン

 野久君が?

[珀と浜那須の顔を見て、2人の用件が同じ事を確認すると、頷き]

 分かりました、すぐ診に行きましょう。

[鳴瀬に甲斐のことを頼まれてはいたが、倒れたという野久をそのままにしておくわけにもいかない。
 それに、珀と耀もいるなら、きっと大丈夫だろうと判断した]

(167) 2011/05/20(Fri) 21時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 ……。

[浜那須の肩を軽く叩き]

 さぁ、行きましょう。
 野久君のいる部屋はどこですか?

(170) 2011/05/20(Fri) 21時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 ──浜那須君。

[常より、少し低い声で浜那須を諫める]

 少し、落ち着きましょう。
 行きますよ。

[ひとまず、珀や耀達と彼を引き離そうと、背を軽く押し、野久のいる部屋へ向かう]

(177) 2011/05/20(Fri) 22時頃

 ……王子。日向にびっくりして、気絶しただけ、なんだ。

[幼馴染の困った顔を、いつまでも見ていたいわけはない。
その話題も、楽しいものではないが、経緯を呟く]

 だから、たいしたこと無いって、思ったんだ。
 ……見えるから、普段見えないひとがどれくらい怖いかとか、オレ、分かってないせい?


 嗚呼、なるほど、そういうことか。

[呟かれる経緯に、なるほどと息を吐いた。
慰めるように、伸ばす手は、しかし途中で止まる。
見えない人の感覚は、見える己には判らないことであるから、一度だけゆるっと首を横に振った。]

 ……しかし、他のものに見えるようになった、ということは
 状況はあまり良くない気がするな。

[それだけ、霊としての力が強いということ。
彼女に葛藤があるなら尚更と、疑うことが役目と思っているが故に小さく零す。]


[蛍紫は、納得しただけで自分の思考を否定はしなかった。
それに、すこしだけ口元を緩ませる。

伸ばされようとした手が、中途で止まったのを視界の端に映せば、ぱちりと瞬いて首を傾げたけれど]

 ……うん。

[状況は、良くない。気がする、のでなく、そうだと知っている。
あの声が聞こえたのは、あの場に居た自分だけだと、彼の反応に改めて確信してしまって。

紫の瞳を直視できず、俯きがちに頷いた]


[珀だけが聴いた言葉は、聴いていない。
だから、憶測だけで、今は動いている。]

 ん?

[いつもと違う俯きがちの頷きに、どうしたのか?と問う視線を送る。耀の存在があるから、表だって問えはしないから。]


スティーブンは、セシル(鳴瀬先生)とは、野久の部屋に向かう途中、会ったかもしれない。

2011/05/20(Fri) 22時半頃


スティーブンは、ディーン(甲斐)の所には、珀と耀がいることを、鳴瀬に伝えた。

2011/05/20(Fri) 22時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

─ 野久の部屋へ向かう途中 ─

 はい、分かりました。
 生徒達には、必ず誰かと同室になるように言いますね。

[これ以上、鳴瀬にばかり負担をかけるわけにはいかない。
 もっと気をしっかり持って、自分も動かなくては]

 それじゃ、ちょっと診てきます。

[そう告げると、浜那須とともに足早に野久の部屋へ向かった]

(207) 2011/05/20(Fri) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

─ 野久の部屋 ─

[着いたのは、野久が目を覚ます少し前だったろうか]

 あ、目……覚めましたか?

 いいですよ、そのまま横になっていてください。

(210) 2011/05/20(Fri) 23時頃

[元々、望みなんて無い想いだ。
伝えるつもりも、なかった。

なかった、筈なのに。

日向が教えてくれたことを蛍紫に言えば、2度と伝える機会は訪れない。
生殺与奪を任せると、言うようなものなんだから。

言わないでいれば。
いずれ日向が蛍紫にも教えるかもしれないが、それまでは]

  …… 、 っ ごめん、オレ……っ

[浪費するのが目に見えている可能性のために、皆の、蘭香の、蛍紫の運命に関わる大事なことを、伝えられない。

眼があつい。溶けて崩れて、何もかも零してしまいそうなそれを、必死で堪える。
蘭香にも、蛍紫にも、今の顔は見せられない。
きっと、ばけものの姿になった日向よりずっと、醜いに違いないから。

問う視線に、顔を上げられるはずも無かった]


[そんな葛藤も、俯いていれば伝わるわけもない。

いつもの自然さで、彼からすればただのお返しで、何の他意も無く。
自分の髪を乱していった、ぬくもりに。

そして、戻ってきた士朗の、彼を呼ぶ声に。

――もう、限界だった]


【人】 見習い医師 スティーブン

 お化け?
 それは、さっき言っていた女の人……の、ことですか?

[少し怪訝な表情で訊ねながら、野久の額に手を当ててみる。
 熱は、おそらくないだろう]

 変わったこと……そうですね。

[隠していたところでどうにもならないと、深い溜息をついて]

 先程の停電の時、石神井君と、蓮端君の姿が……消えました。
 大須君は、まだ見つかっていません。

(221) 2011/05/20(Fri) 23時頃

[見開いた紫の瞳に映ったもの。
碧の眼から零れる雫。]

 ………なん、で

[はたかれた(拒絶された)意味が判らない。

追わなければという想いと
拒絶されたのに追ってもいいのかという想いと

混じり合って結局フリーズした。]


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 23時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

[額に宛っていた掌で、そのまま、野久の髪を軽く撫でる]

 そうですか、そんなものが……。

[怪談のような。
 俄には、信じがたい話ではあったが。

 けれど、ここに来てからの幾つかの不思議な事象───そして、ぼんやりと聞いていたバスの中での話を思い出せば、その話は、とても嘘だとは思えなかった]

 分かりました。
 そしたら、今日はもう遅いですし、ゆっくり休むようにしてください。

 それと……これ、大事なことですから、必ず守って下さい。
 けして1人にはならず、必ず、誰かと一緒に。

(240) 2011/05/20(Fri) 23時半頃

 …―― ひゅうが。


『苦しイ?』
『苦シい?』

『此処は恋獄、救いノ場所』

『救われたければいつでもオいでなサいな』

『くすくす、あはは』

[ *薔薇の香りを残して化物は去っていく* ]


 ……救われたいわけじゃねえよ。

[救われたくない。
救いなんて要らない。

救われて欲しいひとは、恋獄のあるじ自身]


 ……文句? あるわけないだろ。

[むしろ、彼こそ自分に、ありそうなものだと。
くすくす、おかしげに笑い]

 うん、言いたいことは、ある。
 蘭香頼むとか、日向たち頼むとか、いくらでも……


[なら言えよと促すような、紫の眼の眦に涙が溜まっていることなど、この雨の中では珀は気がつかないだろうか。]

 莫迦野郎……―――っ
 


【人】 見習い医師 スティーブン

 浜那須君も見ましたか……。

[さっと、血の気が引く。
 やはりここには、何かがいる。
 自分は、まだ何も見てはいないが……これだけのことが揃えば、いよいよ疑う余地はないだろう]

 ……浜那須君?
 どこに────っ!

[浜那須が縁側に続く窓を開ければ、大粒の雨が吹き込んできた。
 そして、雨の中に幾つかの人影]

 ───え……なに……。

(271) 2011/05/21(Sat) 00時頃

 ……蛍紫。

[なに泣いてんだ、とわらう。
もしかしたら、自分が都合の良いように、見てしまっているだけかも、しれないけれど。

拭ってやることの出来ない涙に、眉を下げ。
けれど、やがて。


いつかと同じ、泣き笑い]


【人】 見習い医師 スティーブン

 何やってるんですかあなた達は!

[思わず声を荒げる。
 浜那須は既に駆け出てしまい、履き物はない。

 野久をそのままにして置くわけにもいかず、ただ、縁側に佇む]

(276) 2011/05/21(Sat) 00時頃





       ごめん。


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