171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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……おれの……なま……え……
オスカー…… ………ううん……
………おれは…… 俺はいったい誰なんだろう……
["呼ばれたい"名前。それはコレまで考えてきたことが無かった。 コレまでずっと、"俺"の名前は…皆が勝手に呼んできたから…]
(401) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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……わからないよ……だけど……
俺は自分のなまえもわからないけど…… ……けど……
[俺は瞳を向けた。声を震わせている様な、彼女へ、その人へ>>393]
(406) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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……それでも……
……俺が…"俺"としての感情を手にしたのは…… あの時…君と出会えたからだ…
今でも……俺を"俺"として視る人がいるから…… "俺"は……
[例え名前が偽りでも、例え統べられ続けた存在でも>>392。 その瞳とその言葉が、俺を確立する数少ない物…>>395
例え乞われても、此処で手は借りたくない>>403。 俺の力で、いや。
"俺"の意志で、立ち上がりたい、から]
(407) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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…青とでも…名乗れば……?
…… あ……
[そう…か…名乗る名前が無いのならば… これから、作ってしまえばいいのか?
なら、俺が呼ばれたい、これから作り上げる。 "おれ"の名前は――]
(415) 2014/04/08(Tue) 00時頃
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[よろよろと松葉杖を支えに叫ぶ、マユミちゃんの声が響いた>>412
親友へと"意志"を示す様、弓を引き絞るレイルの姿が>>414
――そして俺は傷ついた身体でも。確かに聴いた。 最後に俺の"名前"を呟いた、先輩の…スバルの言葉を…]
(419) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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……だめだ……諦めてたらだめだ……
[俺は、動かす、傷ついて、深淵に侵食-クラック-されて動けない身体を。 それでも動かして、レイルの射線上目指して]
皇 統 !!
あなたが俺を信じるのなら…… 俺もあなたを信じる!
だからこんな所で諦めるな!!
こんな所で諦めるなんてそんな事。
(421) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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そんな事……この"俺"が……!!
[そして俺は、屋上の地面を蹴り、流星の射線に割り込み>>418]
(422) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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蒼舟-アオブネ-・藍-ラン-=オスカーが――!!
"俺"にしか赦されない絶対の意志で!!
諦めるなと何千回でもいうよ!!
だから君も俺と戦って! スバルッッ!!
[流星に灼弾が迎え撃つ。だが弱い。 俺ひとりじゃ抗えない。ひとりの力じゃだめだ。 流星が俺に、真先に迫るのを、俺は真正面から見据えて…]
(423) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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先輩。
オスカー君は結局、どうなったのかしらね。
[感知能力を今は解放していない。
それが故に、そんな事を問いかけていた。]
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―――― ッッ !!!
[俺の背から、髪を撫でる手が置かれた、混じり無い言葉>>426。 それとほぼ同時に"殴られた"ものは。ひとふりの…>>427]
(433) 2014/04/08(Tue) 00時半頃
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オスカーね…。冥の力は退けた感じかな。
[マスターの権限を放棄したのだから詳細は判らないが
負の力を載せた相手の気配は辛うじて感じられて]
斃れてないのは確かね。
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[諦めるのではなく、信じて、託す>>431。 それを最期に、藍-オレ-の身体は彼に突き飛ばされて。
流星の射線上から、最期の想いで引き剥がされる]
(443) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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スバル…先輩……ッ!!
[託された、課せられた剣-意志-は震える。 眩い軌跡と光の奇跡の中で、限界を越えて。 見得ざるはずの刃が、青の名を抱いた者の意志を受けて。 然し流星に照らされた時、緋色に輝いた様な気がして]
(444) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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[――――――――カ ッ――――――――]
(445) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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へぇ……じゃあ、きっと。
またあたし達の前に立ち塞がって来るかしらね。
[その声は、どこか楽しげだった。]
そうねぇ…その時は…きっと…彼の意志でね。
[楽しそうな七枷の言葉に、同じ様に楽しそうに返す。
操られていない己の意志を携えた彼を敵としてでも
見れるなら、それも悪くないと]
その時は、ラブ先輩も魅せてくれるのでしょう?
[そう言って微笑む。]
聞きましたよ、機関で。
先輩の本当の実力は、半端じゃないって。
あ、は♪ 大したことないわよ、七枷の前では霞むもの♪
[笑いかけて来た七枷に返すのはいつもの呑気なままの笑み。
屋上で1つの決着が着いた事はまだ知らぬまま]
いやいや、何言ってるんですかもうー。
[屋上の事は知らぬままに。
一見すれば穏やかな先輩と後輩の会話を繰り広げていた。]
話してるとこ悪いけど、終わった。
色々あって皇統が脱落した。
俺は……少し休む。
[学園の何処かから和やかな会話に声を投げた。]
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[強烈な流星《光》の燐光が煌く屋上の中で…
屋上の壁へと、スバル先輩の身体は叩き付けられた。 今すぐに崩れ落ちてもぜんぜん不思議じゃないのに。
まるで、最期まで諦めないその意志を体言してる様に。 膝をつく事無く]
(458) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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……レイル……君は…お前は……
["引き分け"。そう結論をつけて、辺りの面々を順繰りに見据える彼。 俺にもその視線を向けられた時。
始めて、強い意志で、人を睨む事を覚えた。 俺も、負ける気も引き分ける気も無い。 そんな意志を、青くも緋くも燃える焔の様に滾らせて]
(459) 2014/04/08(Tue) 01時頃
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俺はもう、誰にも統べられ-まけ-ない。
俺の意志を、スバル先輩の想いを、絶対に信じて…**
(460) 2014/04/08(Tue) 01時半頃
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皇が……。
[空々しいほどの和やかな会話の途中で聞こえた光流の声に
一瞬黙りこむ]
光流がやったの?
[彼は答えてくれただろうか。そしてどんな答えが返って来たか]
………………後悔している? 神を《新生》ウむ側に来た事を。
[答えも予想出来ている筈なのに。
酷い問いだと自分でも判っていた。
ただ、彼の言葉で聞きたかっただけかもしれない**]
そう、皇がね。
……お疲れ様。
[それ以上は言わず。
休むと言う彼を見送って。]
[先輩にだけ聞こえる程度の声で囁いた。]
無理しなくても、いずれあたしが皇は倒してあげる心算だったのに……ね。
やったっていうか"引き分け"だったけどな。
[返す声は意外にも晴れ晴れしく。]
流れで《新生派》だって宣言したんだよ。
それで全力の"喧嘩"だな。
[あの混沌とした状況の説明は難しいが、聞かれれば覚えている限りの事は話し。]
――いいや。後悔なんてないな。
思いっきり"喧嘩"したんだ
清々しいくらいさ。
[後悔を問うラブへと返すのは紛れもない本音だった。]
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