143 宵を待つ村
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[深い眠りから醒めると、今まで生きていて味わったことのない激しい飢餓感に襲われた。
昨日までの疲れとは違う、身体の奥底から渇いているような感覚に自然と口の端が上がり、誰もいない部屋で笑みを浮かべる]
……誰だ?
[直接脳内に聞こえる声は、初めはノイズのかかった微かな囁きであったが、徐々に鮮明に聞き取れるようになってきた。
気持ちの悪い汗が背中をじっとりと湿らす。
それなのに本能的に何をすればいいのか、胸の奥底に響く声の主が唯一の同胞であることは理解出来た。
そこまで分かれば受け入れるまであっという間だった]
記念すべき一人目は、誰の命を奪いたい?
[そう伝えると、再び眠りに落ちることにした。
この村で怪しまれずに人狼について詳しく調べなければならないのだから。
疲れているふり、腹の空いていないふり、人間のふりをしないといけない。
思考は短い時間の間に、人のものではなくなっていた]
おやすみ。また後でゆっくりと。
[ーー飢えた獣は、次の宵を待ち望んでいる**]
[二度寝から目覚めると情報収集の為にも村の中を歩くことにした。
日が昇っていれば歩いていても怪しまれることはないだろう。
道と場所とだいたいの人の数、それらを頭の中に記憶し獲物を狩る計画を思い浮かべながらの散歩は、とても愉快なものだ]
[編集長からの手紙には、こう記されていた]
『Mr.イアン
我が同胞よ。
貴方がもし大事な何かを失い絶望に耐えきれなくなった時、人間に殺されるより自決の道を選びたいのならば、選択の余地を与えましょう。
そのような残酷な結末を回避し、無事に全ての村人を喰らい尽くすことを願っています。
再び会えることを、我らが神に祈り続けましょう』
[大事な何か、それが意味するものに心当たりがない。
元より大事なものなんて我が身以外何一つ持ってはいないのだ。
人ではなくなったことにより重要な何かが出来たのだろうか。
編集長はどこまで知っているんだ。
黄色い花の蕾が、今にも綻びそうに揺れるのを呆然と眺め続ける]
[いくら考えても自害する為に拳銃に弾を装填する気などまったく起きなかった。
すぐに村を出ると言うのは余所者が怪しまれないよう信用を得る為の方便。
新しい自分と、これから起きる惨劇に胸が躍る。
出来れば善良な村人の家に転がり込みアリバイを作りたい。
穏やかな笑みを浮かべる青年が、化け物だと気がつく者は現れるのだろうか……]
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― 回想 川辺→集会所 ―
[問いかけ>>0:52に対して得られたのは、素っ気ない返事>>21。けれど気にする事なく言葉を続けた]
もし、落ち着いて休まれたくなったら、村の医者……黍炉先生の所か、私の所にでもいらして下さい。 人の気配はどうしてもありますが、野宿よりは、身体も休まるでしょうから。
[医者への道と修道院への道を簡単に説明してから、荷を持ち直して歩き出す。 目の悪い怪我人を村外れへ残していくことは気になったけれど、荷物が重く、彼も動く事を望んでいなさそうな以上、出来る事は何もない]
(帰りなら瓶もありませんから、何かあれば手を貸せるでしょうか)
[結局、川辺へ向かうより先に、彼が集会所に来ていたのだけれど>>22]
(30) 2013/09/11(Wed) 22時頃
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― 回想・集会所 ―
[集会所に着いた時には、ミルフィも起きていただろうか>>2>>3。集まっていた面々――クシャミ、オスカー、ラルフ、ミルフィ、ヤニク――に挨拶をしてから、何か準備する事はないかと問う。 会話しながら周りの様子を窺う限り、集会が始まるのは今晩ではなさそうだった]
なら、これは控え室に置いてきましょう。
[そう言って籠に入った酒瓶を揺らす。…ふと、そういえば要点を押さえていなかった事に気づき]
そういえば、今回の議題は何なんでしょうか?
[疑問を口にした]
(34) 2013/09/11(Wed) 22時半頃
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[集会所に問いかけが響く>>37。そちらに目をやると赤いフードの男がいた。ミルフィと喋っている様だが、来訪者だろうか]
[ミルフィや他の誰もが動かなければ、フードの男に近寄って]
本屋ですか? どちらかというと、村の入り口側ですね。
集会所を出てから、道をこう通っていったら、ありますよ。 何度か小道を折れますが、どの角にも目印があります。
[指で地図を描きながら簡単に説明する。そして“私はもう少し片付けをしないといけませんので…ついていけず、済みません”と言い添えた]
(38) 2013/09/11(Wed) 23時頃
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明日行かれるのなら、案内できるかもしれません。 又様子を見て声をかけますね。
[ヤニクの返答>>39を受け、少し笑う]
ありがとうございます。 では、この荷物を運ぶのを手伝って頂けますか…?
[別の集会で使用したのか、部屋の隅には用途不明の木箱がいくつか置かれていた。ヤニクが手伝ってくれる様なら一緒に物置へ向かい、その後、必要に応じて洗面所等を案内していく]
(50) 2013/09/12(Thu) 00時半頃
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― 回想・集会所 ―
[疑問>>42に反応してくれたのはオスカーだった。…何を口ごもっているのだろう、と不思議に思った瞬間、“人狼”という言葉が耳に飛び込んでくる]
[ひゅ、と僅かな喘鳴を残して、息が止まった]
[重い瓶を持っている筈なのに、手先の感覚が遠い。視界が端から白く滲んでいく]
…そう、なんですか。 ……本当に、噂で済めば……いいのですが。
[それだけ何とか絞り出して、ぎこちない笑みを一つ。オスカーの反応を見る程の余裕はなく、控え室までの移動も宙を歩いている様だった。 酒瓶だけ壁際に置くと、控え室のソファに倒れ伏して目を閉じる]
……生きる事、そのものは……罪ではない。だから……
[頭の芯も真っ白になってしまっていて、その先は言葉にならない。腕で顔を覆い、かぶりを振った]**
(53) 2013/09/12(Thu) 00時半頃
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[生態や弱点が分かれば対策が取れる。
その言葉に嘘はない。
人狼の弱点を知れば、それを防ぐ方法だって考えられるのだ。
人間も動物も化け物も、狡猾で臆病な者が長生きをする。
笑顔で近づき情報を得ていき、手帳にはこの村の情報が少しづつ増えていく]
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― 回想・ →物置 ―
[後をついてくるヤニクと雑談をしながら、まずは物置へ]
そうですね、食べる事もあります。 ……この村の……?
[この辺りに狼が出たという話は聞きませんが、と修道院近くの森を思い浮かべたが、続く“仲間を裏切る狼”という言葉に意識が持って行かれ]
仲間を食べて…それでも生きられるという時点で、何か違う生き物かもしれません。 生きる為に群れて暮らす、という獣の原則を崩しているのですから。
そういうときは、何て呼ぶのでしょうね。一匹狼…は、共食いしないでしょうし。
[荷物を片付け終わるまでいくつか候補を挙げてみたが、結局、一人ではしっくり来る名前を思いつけなかった]
(94) 2013/09/12(Thu) 23時頃
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― 控え室 ―
[ソファに倒れ伏して…そのまま、眠ってしまっていたらしい。夢は見なかった様に思うけれど、何か黒くて嫌な物が頭の隅で粘ついていて、寝覚めはあまり良くなかった。 とりあえず動いた方がいいだろうか、と身体を起こすと、毛布が床にずり落ちる]
私、毛布は出していなかった筈…
…もしかして、ミルフィ、さん? ……申し訳ない事を、しましたね……
[ミルフィは毛布を探していた>>65から、きっと自分で取りに来て、一枚かけていってくれたのだろう。後でお礼を言わなくては]
[…元々は、酒瓶を置いたら毛布を向こうへ運んでいくつもりだった。今回の議題が人狼と聞いた衝撃でそれどころではなくなってしまったけれど]
(95) 2013/09/12(Thu) 23時半頃
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― 控え室→集会所 ―
[毛布を畳んでソファに置いてから、皆の集まっている部屋へと戻る。眠る前よりも顔ぶれが増えていて、黍炉やイアン、ケヴィン、奥にはヒューの姿も見える]
(あぁ、彼も来たんですね。よかった)
[包帯を換えた方がいいかもしれないし、後でもう一度話しかけよう。そう思いながらもう一度見回して、ヤニクの姿がない事にも気づく。本屋に行っているのだろうか]
[特に話しかけられなければ、皆が思い思いの場所で喋っている様をそのまま見つめて、机を見て、手を打つ]
皆さん、立ち話も何ですし、座られてはどうですか? 幸い椅子も十分あります。
村長もまだ姿を見せないみたいですから、私は飲み物を用意してきます。 紅茶と…確か珈琲もありますよ。 …他に欲しい物があったら、教えて下さい。
[暫く返事を待ってから、再び控え室へ。大きな薬缶で湯を沸かしていく]
(108) 2013/09/13(Fri) 00時半頃
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―集会所―
[集会所に集まった村人を全員殺すことは出来るだろうか。
まだ己の能力を把握出来ていない為、迂闊な真似は避けたい。
ここから出られないのは厄介だな。
他の村人を利用して移動できないものか。
集会所の隅で白い鼠ががりがりと騒がしく音をたてる。
鼠は危険察知能力が高い。
この村から逃げ出したいのだろう。
村長と年寄り連中のざわめきも合わさり耳障りだ]
うるさい、黙れ。
[人間には聞こえない声で鼠に向かって吐き捨てると、より狂乱したようにケージの中を走り続けるのが見えた。
早くここから出たい。
この場に生きているもの全てを黙らせる行動を試みるその前に……]
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― 集会所 村長の話 ―
[集会所へ現れた村長に挨拶をして、彼の為にお茶を注ぐ。ポットに入っているのはクシャミ>>120のリクエストだった紅茶。けれどそれを渡すより先に村長の声が響いて>>111、手が止まった。 眠りから覚めた後は目を逸らしていた事柄。オスカー>>42は噂とだけ言っていた。その理由で集められた事にすら頭が真っ白になる程の嫌な気配があったのに、村長のこの口ぶりは…]
あぁ、きっともう、始まっているんですね…
[隣に誰がいるのかすら思考が回らないまま素直な感想を零して、血の気の引いた顔で黙り込む。暫くしてから村長のカップを用意していた事を思い出し、力の入らない指先を微かに震わせながらもソーサーごと持ち上げて、熱弁を振るう村長の近くに置いた]
(148) 2013/09/13(Fri) 22時半頃
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[周りの話が頭に入らない状態では、黍炉に話しかけられた>>141事に気づくのも遅れた。怒った様な素振りに申し訳なさを感じ、いつもの笑顔も僅かに苦くなる]
黍炉先生…すみません。 今日は、集会の準備を含め、色々と…急な事がありましたので。
[集会の準備を手伝おうとここへ直行したけれど、もしもあの時控え室で意識を手放していなかったのならば、手が空いた所で彼の所に向かっていただろう。そしていつもの様に手伝う事があるか尋ねて、道ですれ違った患者の様子を教えて…川辺で会った包帯だらけの男性の事も、それとなく伝えていたかもしれない。 “人狼”なんてものが議題にならなかった状況に思いを馳せて、一瞬、目を閉じた]
(150) 2013/09/13(Fri) 23時頃
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[黍炉と話した後も暫くは座っていたけれど、村長が出て行く人の名を控えさせるのを見て、顔を歪める。きっともう始まっていて、どこへ行った所で変わるものでもないのだろうけど、これ以上“普段の生活”から離れたくなかった]
……っ、村長、すみません。 修道院に……帰らせて下さい。お願いします。
[どう思われても構わない。聖堂で祈りを捧げ、自室に戻り、静寂の中で過ごしたかった]
[村長が平静ではない今、ここはあまりに不安をかき立てるものが多い]
(151) 2013/09/13(Fri) 23時頃
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― 集会所内→建物外周 ―
[村長の行動>>143が周りの皆を抑え込み、他に誰も集会所から出ないのなら、修道院に帰りたいという願いも叶えられなかっただろう。それでもせめて外の空気を吸わせてくれと頼み込んで、藍に染まりゆく空を眺める]
[壁に背を預けて座り込み、胸の十字架を強く掴んだ]**
(154) 2013/09/13(Fri) 23時半頃
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怒っていないのなら……良かったです。
[申し訳なさそうだった表情も、黍炉に頭を撫でられる>>155と僅かに明るさを取り戻す]
そう、ですね。医療も神も、心の拠り所となりますから。
[昔、一時行動を共にした司祭を思い出す。人の心を救う事の出来る人だったから、頼られている所もよく見掛けた。 抱え込まないように、という言葉には、W……心掛けますWとだけ呟いて苦笑い]
私は……
[黍炉はここに残るつもりはないらしい。問われて初めて先の事を考える。…ここに留まらなくてもいいのなら、夜はどこか、落ち着く場所で過ごしたい。 それがW修道院に帰りたいWという願いに変わる>>151まで、そう時間は掛からなかった]
(164) 2013/09/14(Sat) 01時頃
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ー 集会所の外ー
[声を掛けられて目を開くとヤニクの姿>>158]
……こんばんは。
[十字架を握りしめていた手を下ろし、彼の目を見つめる。修道院での祈りの時間と比べると、内心は到底凪いでいなかったけれど]
そうですね。 祈りは、自らと向き合う時間ですから…こういう時こそ、大事にしたくて。
今まで、どこに行かれていたのですか?
[少し話を逸らして、荷物を一緒に運んだ後はどうしていたのかと彼に問う]
(168) 2013/09/14(Sat) 01時半頃
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[指摘される>>167まで自分が襲われる可能性を忘れていて、一瞬きょとんとした目をする]
えぇ。先生も、戻られる時は周りにお気を付け下さい。
[黍炉の本棚については知っていたけれど、人狼の存在を認めない事に違和感を抱く程周りが見えていなくて]
先生には、私よりもっと元気でいてもらわないといけませんから。
[黍炉が気を遣ってくれたおかげか、笑みが普段のものに近づいた*]
(173) 2013/09/14(Sat) 02時半頃
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― 集会所の外 ―
……昔、立ち尽くしていたら、与えてくれた人がいたんです。
[ヤニクに頭を撫でられ、気恥ずかしそうに微笑する]
[次に彼の口から出たのは、狼の本という言葉。…議題を聞いた今では、ヤニクの言う“狼”が人狼の事だと分かる]
あの本屋、そんな書籍も扱っていたのですね… 首無騎士だなんて、随分と仰々しい名前です。
集会所では…あの場に集まっていた若者の中に、…人狼がいるのだと。村長が宣言していました。 そして“この建物から出るな”とも。出て行った人の名前まで控えていましたよ。
私は、あの空気に耐えられなくて…修道院に戻らせてくれと頼んで、半ば強引に出てきた所です。 ヤニクさんも、村長や村の老人達に会ってしまうと、村から出られなくなってしまうと思います。
この騒ぎさえ終わったら開放されるでしょうが…終わりがいつ来るかなんて、分かりませんし。
[直視したくない出来事を語るとなると、口調も自然と苦みの滲んだものになる。最後の一言は掠れた声で付け加えた]
(174) 2013/09/14(Sat) 02時半頃
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