人狼議事


8 DOREI品評会

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 ふ……っ、はは

[時折敏感な所に鈎が差し込まれると、舌を噛み切りそうになる。
じくじくと身体のあちこちが熱い。
漸く終わった頃
解放された唇から笑みが毀れる]

 ね、ツィー……そろそろ良いだろう。
 それ、俺の手に持たせてよ。

[それは命令でなく、お願いの形。
彼女の主人はあくまでも男ではない。
器具の口をぱくりとあけ、熱した棘で彼女の未だ無事な胸元を挟む。
此方の準備が終わる頃、器具を持たぬ手が彼の咥内へ導かれる。
食まれるかと意識を向けた瞬間、下腹部を襲った鋭い刺激に、男もまた手にした器具を軽く握り締めた]


[舌に歯がかかると、胸元に刺した鈎をくいと引く。
 戯れにうっとりと瞳を熔かして、
 薔薇と鉄の香りと味に酷く熱い息を吐く。
 
 ツィーの胸に器具が挟まれると、
 ジュウウウ、という、普段なら食欲をそそる音と共に
 肉の焼ける香りが一瞬であたりに広がった。
 嗚呼、と吐息を零してから、
 秘緒たる男の中心を挟んでいた器具からは手を離す。
 力をいっぱいに入れる事は無い。
 だけれど、其処にそれを置いておくだけで、
 触れもしなくても期待で昂ぶる事を、知っているから。]


 嗚呼… ――っふ、ふふ、
 
[男は自分が刺した鈎の一本一本をくいと指先で引っ張り、其々に丁寧にテグスを結び付けていく。
 かえしがついた刃は、引っ張っても抜けない所か
 更に傷口に逆側からの傷を増やすだけ。
 終わる頃、糸の生えた男はまるで操り人形のようだった。]


 この道糸も、新しい玩具なんだ。

[細く流れる血を舐め、捉える視線は陶酔に近い。
 男の中心の宝石の槍はぐんと薄布重ねた衣を押し上げ
 自身の肩に染みた赤の香りに、更に波打つ。

 渡された消毒用のエタノールの霧吹きを手にし、
 しゅ、と男の体に吹き付けた。
 彼のシャツを肩から落とそうと手を伸ばし
 叶うなら しゅ、しゅ、と体中に噴き掛ける。]


 お湯といい、此れといい。
 最近は熱が好きなの…?


[耳朶を甘噛みしながら囁く掠れた甘い声。

 男は器具を熱するツィーの手からライターを一度取り、
 テグスの手元をさらりと炙った。
 何か特殊なものがしみこませられているのか、
 一瞬で炎が蛇のように男の体へと踊りながら向かい。
 鉄で出来た鈎へと、熱を伝え始めた。

 男の手元、じりじりと燃える其れを持つ手からも白い煙が上がるけれど、男が気にする素振りは、無い。

 ちらとマーゴの方へも視線を流す。
 快楽の波に飲まれたか、まだ理性手放さず恐怖するか。
 どちらでも、男は自分のしたい事を止める気はなかったが。]


琴弾き 志乃は、若者 テッドをぎゅっとしつつ ごはんもぐもぐ

sunao 2010/04/16(Fri) 20時半頃


琴弾き 志乃は、良家の息子 ルーカスを じぃっと見詰めた

sunao 2010/04/16(Fri) 22時半頃


[噛み切る事が無かったのは、男でも過敏なその場所を引かれたから。
千切れそうな痛みに男の手にはまた力が篭り
鋭い金属が女の白い胸を焼いてしまう。
はたりと頬を伝った雫が、スラックスの上に落ちた]

 はは……ふ、あは は
 凄いな
 目の前がチカチカする。

[鈎を引かれると皮膚が破れ、血が滲む。
テグスが全てに通されると、男の身は少し動かしただけで引き連れる痛みを伴う事になる。
握力が途切れ、女の胸をはさんでいた器具がからんと床に落ちた]


 玩具……?

[体の内で暴れる熱は未だ出口が見えない。
シャツはするりと肩口から落ち、わき腹の糸にひっかかって止まった。
エタノールが傷口に染みる。
びくっと身を跳ねさせ、低く呻いた]

 あぁ、最近火傷痕が……気に入ってる。
 爛れた皮膚を、擦るんだ。

[甘い声に頷き、擦れた音で囁き返す。
足裏を、彼の中心で主張を始めたものへ伸ばした。
器用に擦り上げられるか、止められるかは彼の心次第]


 ――――っ!!

[と、視界の隅に朱が灯る。
一瞬の事だった。
テグスを伝う火が首筋、鎖骨から乳首にと燃え上がる。
シャツにこそ引火する事は無かったが、上半身を焔が蛇のように踊り、鈎をじわじわと熱していく]

 あ゛……ァ、く

[痙攣するように幾度も身が跳ねた]


琴弾き 志乃は、良家の息子 ルーカスがうろたえる姿をニヨニヨしている

sunao 2010/04/16(Fri) 23時頃


[双子がやがて自室に閉じ込めていた少女を連れてやってくる。
器具を嵌めた彼女には、歩く事すら刺激になっただろう
最早感じすぎて其れも苦痛でしかないのだろうけれど
奥に埋めている玩具は、電池もそろそろ切れる頃合]

 っ、Puta……遊びに、きたのかい?

[悲鳴が聞こえるまで、男は彼女に気付けなかった。
かすれた悲鳴があがると、熱に溺れたような表情を向ける。
私室のベッドで見せたときよりも余程、欲情を露にしたその顔で、薄らと笑みを浮かべた]


【人】 琴弾き 志乃

― 翌朝 ―

[偶に軋むベッドの音と微かな鈴の音。
一晩中、それらは部屋の中に在り続けた。

白い肌に這う麻縄。
絶妙な加減で縛り上げられていて身体を壊しはしないが、それでも長時間に亘る緊縛。
不安定な体勢は時折身体を揺らし、その度に縄がぎし、と肌を食んで。
縄を彩るように赤みが咲く。
しっかりと動きを殺した緊縛は簡単にとけるはずもなく。
さしたる抵抗はせずに、私はただひたすらに俯いていた。

彼を見たくなくて。
見られている事から目を逸らしたくて。

これほどに夜を長く感じた日は無かった。]

(197) sunao 2010/04/17(Sat) 21時半頃

【人】 琴弾き 志乃

―――…。

[漸く顔を上げたのは、向かいの部屋に人影が増えた時。
酷く疲れた顔で透明な壁の先を見遣る。
丁度テッドが拳を振り上げていて、漆黒は僅かに揺れた。
受け止められた拳。
逆らえば酷い事をされるのではないかと心配したが、
その手は解放され、テーブルには朝食の用意が進められる。

その様子を俯きがちに見届けて。
何も言わずにそのまま、また視線を床へと落とした。

―――その瞬間]

(198) sunao 2010/04/17(Sat) 21時半頃

【人】 琴弾き 志乃

ヒ、っ…   あぁ!!

[びくん、と身体が反り返る。
艶やかな髪が舞うように宙に乱れて。
縄が、ベッドが、ぎしっと悲鳴をあげ、鈴がりん!と声を添える。
身体に埋められたままのもの。
主人の手のスイッチによってそれは沈黙を破ると、低く唸りながら指示を出される侭に犯し続ける。]

…やぁ、ッ……!

[身体を反らした際に顔が上がって、金の瞳>>155と目がかち合う。
声こそは届かないが、私の表情から”何をされているのか”はすぐに想像できただろう。]

(199) sunao 2010/04/17(Sat) 22時頃

【人】 琴弾き 志乃

―――〜〜ッ、う…ぅうう…!

[俯いて唇を噛み締め、身体を襲う感覚に身を捩じらせて暫くの後。
ジッとノイズのような音が聞こえた。

それが何なのか。気付くのはすぐの事。]

―――…!!

[部屋の中に聞こえてくる主人の声。
次いで、テッドの声。]

な…に…?

[透明な壁に手をつかされるテッドに思わず声が漏れる。
主人は彼のシャツを器用に乱して、程よい肉付きの胸板を露にした。
手はシャツだけに留まらず、露になった胸元の飾りをつまみあげる。
テッドの息を呑む声、それもハッキリと部屋に通ってきて。
微かに眉が寄ったのも束の間。
使用人が主人へと差し出した針を目にすると、漆黒は大きく見開いた。]

(200) sunao 2010/04/17(Sat) 22時頃

【人】 琴弾き 志乃

…っ イ―――やぁあッ!!

  やだ、やめてぇ!ヤぁあああ!!

[犯されて熱を持ち始めていた体が急激に冷めた気がした。
刻まれたトラウマ。
カチカチと歯が鳴って、動けない事もわかっているのにそれでも身を乗り出そうとする。
主人に私の声が届いているのかいないのかはわからなかった。
けれどそれはどちらでも一緒だ。

どちらにせよ、私は此処で強張った顔のまま見ている事しか出来ないのだから。]

…ヒッ、……!!

[祈り空しく、針はテッドの身体を貫く。
自身にもあの時の痛みが蘇った気がして、びくりと身体が揺れた。

飾り付けられていく彼の胸元。
聞こえた鈴の音は、私のものと良く似ていて。
鎖を引くたびに響き渡るその音は耳に痛い。]

(201) sunao 2010/04/17(Sat) 22時頃

【人】 琴弾き 志乃

―――っく… ぅうッ ひぐっ…

[身体を犯し続けていた振動が消えて、息を吐く。
続いて嗚咽が漏れて。
いつの間にか漆黒からは涙が零れて、ぱたぱたとシーツを濡らしていた。

それから聞こえた主人の笑い声。
愉しそうなその声に合わせて、彼の鈴が啼く。
虚ろな瞳は動かず、ただそれらを聞いていたけれど。]

…、…っ!?

[聞こえてきたテッドの声に、耳は反応する。
胸元へのピアッシングが終わって尚、拘束される彼。
交わされている会話はわからない。
けど、此方に固定される顔。
きっと禄でもない事が続くに決まっている。

テッドの情けない顔は、心を騒がせて。
嫌な予想は―――当たる。]

(202) sunao 2010/04/17(Sat) 22時頃

【人】 琴弾き 志乃

―――――― ッ!!!

[根の先端へと突き立てられる細い管。
彼が感じる痛みがどれ程のものなのか私にはわからないが、
目を硬く瞑って叫び声を上げるテッド。
その様子から、酷い痛みである事は想像するに容易い。]

…あ  ぁあっ…   もう、やめてよぉ…ッ!!
その人に酷い事をしないで!!!

私は…っ、私はどうなっても構いませんから!!
お願いします、その人を 傷つけないで下さ、…ッ

[声を張り上げて、透明の壁の向こうへと投げるが、壁は見た目と裏腹。
しっかりとそこに存在して音を拒む。
だが、例え反応が無かったとしても、叫ばずにはいられなくて。

涙を流しながら声を張り上げる姿は、主人の目にどう映ったか。
心を映すように、憂いを帯びて儚げだった漆黒は色を変えて。
縋るように、主人を見ていた。]

(203) sunao 2010/04/17(Sat) 22時頃

琴弾き 志乃は、メモを貼った。

sunao 2010/04/17(Sat) 22時頃


琴弾き 志乃は、メモを貼った。

sunao 2010/04/17(Sat) 23時半頃


[少女の声が聞こえると、男は熱を帯びた鈎を自らくいと引き、首筋を飾っていた其れをぶちりともぎ取った。
爛れかけた皮膚が割れ、其処からも血が流れていく。
摘んだ指先はぺたりとその熱い金属に張り付いたまま]

 遠慮、しなくていい
 Putaの好きそうな 趣向も……あるっ、からさァ。

[喉を鳴らし、哂う。
ひらひらと手を振れば双子は心得た風に、四人の男たちの元へと彼女をいざなった]

 あ。
 尻尾は……外しちゃ駄目、だよ?
 そのままハメて貰うといい。

[くすくすと笑い、屈強な男たちへ注文をつける。
苦悶に呻く少女の声は、男の股間を幾らか刺激した]


【人】 琴弾き 志乃

[縋るような漆黒と愉しそうな灰青が交わる。
刻まれた笑み。
冷たい微笑と異なるそれは、いつもより不気味な気がした。]

…、あ……っ

[主人がテッドから退くと同時に、またジッとノイズが響いた。
向こう側の音はもう聞こえない。

それからすぐの事。
向かいの部屋を出た主人は、私の部屋へと足を運んだ。
柔らかく告げられる言葉。
此方を気遣うような優しい言葉なのに、そこに善意等宿っていない。]

………。

[涙に濡れた顔のまま、静かに首を横に振る。
続いた言葉には漆黒を主人へ向けて。]

(209) sunao 2010/04/18(Sun) 01時半頃

【人】 琴弾き 志乃

…?  だいじょうぶ、です

[質問の意図を理解しきれないまま、答えた。
主人が背後へ回れば、軋むベッドと共に鈴がちりん、と啼く。]


――――〜〜…っ。

[触れられれば声を上げそうになるが、唇を噛んで堪える。

――――絵画。
それは道化の部屋で聞いた刺青の事を指すのだろう。
出ない声の代わりに、身体が震え出す。

やがて一部を残して縄が取り払われた。
白に映える残った赤は、痛々しくも美しい。
そして、少し楽になった体勢を喜ぶ暇も無く。
また優しく、言葉が降りかかる。]

(210) sunao 2010/04/18(Sun) 01時半頃

【人】 琴弾き 志乃

え…、…―――!

[告げられると同時、目の前に晒されたのは。
萎びた薔薇と茨が絡みついた主人のもの。

降りかかった言葉達がカチリと噛み合って、全てを理解する。
こくり、と一度喉が鳴った。]

……は、い。

[短くそれだけ返事して。
言われるがままの体勢になる。
彼から顔を背けられるのがせめてもの救いだったか。

ぴたりと生暖かい感触が頬を打って。
少し目を伏せると、金の埋められた舌をちろりと出した。
こんな行為は初めてで、イかせてみろと言われてもどうしていいかよくわからなかったが、手探りのまま、ゆっくりと顔を近づける。]

(211) sunao 2010/04/18(Sun) 01時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[恐る恐る、つん、と舌先が先端に触れて。
震えながら、絡みつく茨をなぞる様に這う。
たどたどしい舌は、時折淫らな音を立てて。
解らないなりに、主人の反応を求めて動き回る。

やがて、茨の道を何度か往復してから。
先端を下から掬い上げるように、舌先に乗せる。]

ふ…、…。

[そのまま口に含もうとしたが、そうするには大きくて。
手が使えない事もあり、巧く含めず2度程ずるりと舌先から零した。
主人からは注意が飛んだだろうか。]

(212) sunao 2010/04/18(Sun) 02時頃

琴弾き 志乃は、メモを貼った。

sunao 2010/04/18(Sun) 06時頃


【人】 琴弾き 志乃

[脳裏に苦痛に歪むテッドの顔が過ぎる。
少しでも彼を楽にできるなら。
どんな仕打ちでも受け、やり遂げようと思った。

私に残されているのはもう、彼だけだったから。]

―――は、…   んぅ…っ

[必死に主人を口の中へと誘う。
何とか先端を口の中へ収めると、唾液と舌をそこに絡めていく。
ゆっくりと吸い付いては引いてを繰り返すと、その度に嫌な音が耳につく。

ちゅ、ぷ。

一際大きく音が鳴った時は、思わず目を瞑った。
けれど目を閉じている事は許されない。
怯えた漆黒は灰青を見上げて、命令のままに奉仕する。
拙い奉仕に主人が満足するかどうかはわからないが、主人が果てるか、命令が下げられるその時まで。

私は必死に主人を咥え続けた。**]

(232) sunao 2010/04/18(Sun) 20時頃

琴弾き 志乃は、紐 ジェレミーおかりなさい!

sunao 2010/04/18(Sun) 20時頃


琴弾き 志乃は、ごろごろしている ごろごろ

sunao 2010/04/18(Sun) 21時半頃


【人】 琴弾き 志乃

――ぷ、ぁ…っ   んんっ…!

[咥え続けてからどれ程経った頃か。
主人のものは硬く太く熱を帯びて、私の咥内を圧迫する。
時折奥へと突き入れられれば嗚咽が漏れたが、口を離す事はしない。]

んぐっ…、…んん、んんん―――!

[どくん、と震える感触があったかと思った瞬間。
熱いものが流れ込んで、咥内を満たしていく。
独特の、あの時舞台で舐めたものの味がする。
全てを出し切ったものがずるりと抜かれて。
生暖かい液体だけが取り残された。
これを飲まなければ、彼は解放されない。]

…ン、……ん…ッ  

[吐きそうになるのをぐっと堪えて、こくり、と零すことなく飲み込む。
彼のものより少し味が淡白だったのがせめてもの救いだったか。
それでも口の中に残る味には、不快感しか生まれなかった。]

(250) sunao 2010/04/18(Sun) 23時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[やがて、テッドは解放され、私も下肢の緊縛を解かれた。
けれどそれは恐怖への入り口。
口に残る味が消えきらないうちに、命令は出された。
ベッドの端に、彼の居る部屋の方に向いて脚を広げて座る。
透明の壁の向こうを見る事が出来なくて、視線はそらしたまま。]

……、っ…。

[消毒が施されると、顔が歪む。
開けられて日のたたない傷は、触れられれば痛んで。

繋ぎ合わせていた輪が鈴を残して取り払われると、主人は私に埋めていたものを引き抜いた。
身体がびくりと跳ねる。]

は…、  …ハ …

[目尻に涙を滲ませ、震えた吐息が漏れる。
主人の手際は良く、みるみるうちに刺青の準備が整っていく。

ペンが触れる感触は、ひやりと冷たかった。]

(251) sunao 2010/04/18(Sun) 23時半頃

【人】 琴弾き 志乃

―――ッ… ひ…

[下書きを終えた主人は、ペンを置いて機械を手にする。
とうとう、その時がやってきたのだと思った。
唸る機械の声、それは不安を掻き立てて。

柔らかな主人の声も、悪魔の声のよう。]


[視界の端、壁を叩くテッドの姿が見えた。
金の瞳を漆黒が見つめる。

そしてゆるりと首を振ると、耐えるように下唇を噛んだ。]

(252) sunao 2010/04/18(Sun) 23時半頃

【人】 琴弾き 志乃

ッ…――――っあ  あぁあッ!

 ア ぁ   っぐ…〜〜――!!


[澄んだ声が、向かいの部屋に届けられる。
耐えても抑えきれない声。啼き続ける鈴の音。
聞く側に届けられる音は、さぞかし痛々しかった事だろう。

それすらも、主人は愉しんでいるのだと思うけれど。
主人の考える事は私には到底理解出来ない。
奴隷を買う事も、自身が嫌悪した刺青を奴隷に彫る事も。
全てが狂っているようにしか思えなかった。

時間は経てど、あがる声は変わらない。
変わったとしても、微かに声が掠れた位だったか。

悲痛な声と震える鈴の音は30分程、テッドの耳へと届けられた。]

(253) sunao 2010/04/18(Sun) 23時半頃

【人】 琴弾き 志乃

ハ――――… 

[漸く主人の手が止まった頃には、座っているのがやっとの状態になっていた。
涙が滲んだ虚ろな漆黒は宙を見て。
荒い息と、鈴の音だけが部屋に響く。

主人が退いてもそのまま動く事は出来ず。
腕と胸の緊縛が解かれれば漸く身を抱くようにして、蹲った。

遠く聞こえた主人の声。『ご褒美』。

これから先も、ずっと『ご褒美』をちらつかされて。
それを得る為に、耐えなければいけないんだとぼんやりと思った。

シーツが、涙で濡れていくのがわかる。]

(257) sunao 2010/04/19(Mon) 00時半頃

【人】 琴弾き 志乃

…、……。

[主人が出て行って、暫くの後。
動いた向かいの影に気付いて、微かに視線を上げた。

漆黒は、短く動く彼の唇を捉えて丸くなる。]


―――…、テ ッ…ド。

[名を呼ばれたのはわかった。
だから、此方もゆっくりと呼び返す。

ゆっくりと彼は此方に近づいて、ひたりと壁に手をついた。
心配そうな表情。
声は聞こえないけれど、想いは伝わる。

彼が紡いだ透明な言葉には、微笑を作ってゆるく首を振った。]

(258) sunao 2010/04/19(Mon) 00時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[そして近くへ寄れと金の瞳が言えば、痛みを堪えながらゆっくりと壁に寄って。
彼の下腹部が視界の端に映れば、自然と顔が歪む。
それは恥ずかしさからではなく、罪悪感から。]

…、……。

[ひたり、同じように手をつく。
こんなにも近いのに、触れる事は叶わない。
あの暖かさも、感じる事はできない。]

え…――――?

[寄せられる唇。
やはり彼が何と言ったのかはわからなかった。

でもその力強い瞳は心を揺らして。
胸が、壊れそう。

ぽろぽろと、漆黒から雫がとめどなく零れ落ちる。]

(259) sunao 2010/04/19(Mon) 00時半頃

【人】 琴弾き 志乃

[これから、何度も泣く事になるのだろう。
もしかしたら、死ぬかもしれない。

でも。それでも。

それでこの人が救われるなら。
何だっていいと思った。


手負いの獣のような、綺麗な金の瞳。

それだけが、今の私を支えていたから。**]

(260) sunao 2010/04/19(Mon) 00時半頃

琴弾き 志乃は、若者 テッドとごしゅじんさまを むぎゅうー!

sunao 2010/04/19(Mon) 00時半頃


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