26 Fairy Tales Ep.4
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今更、話すことなんてない。
[冷え冷えとした声には殺意宿る。]
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あぁ、あたしは大丈夫。薬を飲めば多分良くなるから・・・
[気遣いを見せる少女の言葉には謝意を込めて。 しかし、フランシスカは窓の外を見つめたまま]
・・・それよりも、
(88) 2010/08/06(Fri) 00時頃
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もしかしたら、『あいつら』がまた、来るかもしれない。
[空を見つめながら、ポツリと呟く。]
−嫌な予感がするの。 オルグイユ村に、『あいつら』が来た時と同じ、嫌な予感が−
[呟いた後に、フランシスカはコップの水を一口啜る。]
(98) 2010/08/06(Fri) 00時半頃
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えぇ・・・ただの思い過ごしならいいのだけれど。
[受付で薬を貰うのを待つ間、ロミオと幾分か言葉を交わして、アイリスの言葉に応える。 部屋の奥に眠る重傷の患者には、気づかないふりをして。]
えぇ、それじゃあお言葉に甘えようかしら。手製のスープくらいならご馳走してあげられるし。
[瑞々しい赤のスープは気に入ってもらえるだろうか、と思案してまた言葉を続ける。]
ただ、その前に雑貨屋に寄っても構わないかしら? 酒場のランプが切れてしまって・・・オイルを買いに行きたいのよ。
(128) 2010/08/06(Fri) 11時頃
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踊り手 フランシスカは、コップの水をもう一杯、*口にした*
2010/08/06(Fri) 11時頃
俺にはそんなもの絶対に来ないのに?
[薄笑う、赤が濃くなった瞳に宿る光は*昏い。*]
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あら、お嬢さんありがとう。 ・・・あ、ロミオ先生もお気をつけて。近頃物騒な話も良く聞きますから。 人の部屋に勝手に居候をして、物を拝借する不埒な輩もいるみたいですし。
[アイリスの好意に甘えると、フランシスカはロミオに丁重に礼をいい、診療所を後にする。]
甘いモノねぇ・・・あんまり甘ったるいのは苦手なのよね。 ・・・胃が受けつけないみたいで。例えば、麝香草の匂いとか。
[アイリスに向ける笑顔は、どこか影を潜めたようなものになり。]
(146) 2010/08/06(Fri) 17時半頃
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そう、『甘ったるい匂い』は、ね・・・
[フランシスカは遠くを見つめながら*呟いた*]
(148) 2010/08/06(Fri) 18時頃
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―回想―
どうしてなの、ウェーズリー!
あなた、あたしと一緒に逃げてくれるって言ったじゃない!
『・・・・・・』
[村の男たちに捕らえられ、叫ぶフランシスカ。
怒りをぶつける主はフランシスカと目を合わせようとはせず。
聞こえるのは、よくやったな、と男たちが嘲笑う声。]
・・・嘘つき!
アンタなんか食い殺さてしまえばいいんだわ!
[フランシスカの声は力ある者に『言いなり』のかの者には届かず、虚しく響くばかり]
人間なんて・・・人間なんて・・・
『そういや、この姉ちゃん思ったよりイイ体してないか?』
『ウェーズリーには勿体無いくらいだぜ』
[フランシスカの耳に届く、男の言葉。
女気の少ない村の男には、喩え獣の血が目醒めた者であれど、女は女であって。]
・・・フフ。
[フランシスカの表情は怒りと涙から笑いへと変わる。]
ねぇ、お兄さん。
あたしを殺しちゃう前にさぁ、あたしとイイコトしない?
[フランシスカは男の一人を捕まえ、提案を持ちかける。
突然の提案に驚く男たち。]
疼いちゃったのよねぇ。
どうせ死ぬんなら、楽しんでからにしたいんだけれどォ。
[歓喜に沸く男の声。なかには、『この姉ちゃん、頭ン中まで根っからのケモノだぜ』と云った声まで聞こえる。
が、その歓喜の声もつかの間の悦びでしかない。]
『ぐわああああっ!!!』
[飛び散る鮮血。無残に転がる、欲望に魅せられた男たちの亡骸。]
・・・バカよねぇ。裸になれば『こっち』の方が上だって事、忘れちゃったのかしら?
[恐怖に震え、草むらに水たまりを作る若い男にフランシスカは近づいていく。
お互いに衣服は身に纏っていない。力で負けることは、まず、ない。]
貴方は、見逃してあげる。
[震える男の肩に深い爪痕を残すと。]
貴方、殺すのも面倒くさいし。
その代わり、この事は誰にも内緒よ。
[フランシスカは肩に込める手の力を強くして。]
もし、口外したら、
いつでも、殺しに行くから。
[耳元で甘く囁く声。
それだけ残して、フランシスカは闇へと*消えていく。*]
ま、後で適当に主の力を借りるとしますか、なのなの。
主の記述は絶対、なの。
真似るのも楽ね、なのなの。
めでたしめでたしのおとぎばなしに、どれほどの価値があるのかしら、かしら。
そんなの直ぐに忘れ去られるわ、なの。
………具合でも?
[調子の悪そうな様子に『声』を掛ける。]
今度はどうやって悲劇を作ろうかな、主様。
誰と入れ替わったら楽しく遊べる?くすくすくす。
ま、テッドと入れ替わるのはやめとこうか、なの。
下手に入れ替わってぎゃあぎゃあ騒がれるのは面倒だわ、なの。
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−回想・雑貨屋付近− ・・・ええ、甘いだけじゃないわよ、ウチのトマトのスープは。
[フランシスカはアイリスに支えてもらいながらニコリと笑うと]
酸っぱさだけじゃなくて、甘さの裏には刺激も待ってるかもしれないわね。 甘いだけじゃない、ステキな隠し味がね。
[フランシスカはアイリスに体重を少し預けたままで雑貨屋の中に入っていく。]
(257) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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−雑貨屋・回想− ・・・申し訳ないわね、こちらの椅子をお借りするわよ。
[フランシスカは椅子にかけると、アイリスが説明してくれたランプのオイルの用途を聞かれ]
そうそう、ウチの店のランプのオイルが切れてしまって。 ただでさえそんなに明るい店じゃないのに、ランプが切れて暗くなってたら商売が上がったりでしょ?
[椅子に座りながら診療所でもらった薬を口にする。これで少しはめまいも治るといいのであるが。フランシスカは迫りくる不穏な空気を感じつつ、一息つく。]
(261) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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・・・あら、いってらっしゃい。
[フランシスカはランプのオイルを受け取り、外へ出て行ったらしき店主を椅子から見送ると、再びお茶を口にする。]
・・・もう少し、ゆっくりしてもいいかしら。ステキな店主さんが戻ってくるくらいまでは。 それにそこのステキなお兄さんもお帰りの様子だし、店を空けちゃうのも悪いと思うしね。ごめんなさいね。
[お暇しようかとつぶやくアイリス(>>244)に謝罪の言葉を投げかけ。フランシスカは空いたティーカップをテーブルに片付けるのであった]
−回想了、現在へ−
(264) 2010/08/07(Sat) 01時頃
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−雑貨屋・現在− あらあら、宿題か・・・ あたしは学校って行ったことないからあんまりよくわからないけれど。大変そうねぇ。
[アイリスが洩らした宿題という言葉に興味はありつつも、学のない自分には難しそうだな、と思案するのであった。]
(267) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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…そうねぇ。
やっぱり血縁同士の殺し合いが一番楽しそう、なのなの。
[くすくすくす。]
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物語かぁ・・・そういうのあるんだ、学校の宿題って。
[笑みを浮かべるアイリスに興味のあるような視線を向けて。]
あたしは『ハッピーエンド』が好きだけどなぁ。何の起伏も無いのは確かに厭だけれど。
[『ハッピーエンド』という言葉を噛み締めつつ、爪の先をみた。赤く塗られた爪はまるで血のように鮮やかに輝く。]
(279) 2010/08/07(Sat) 01時半頃
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―回想―
あら、ステキな店主さんがお帰りのようね。
[ソフィアが扉を開けるのを見ると、フランシスカは立ち上がる。]
大分休んだし、あたしはもう大丈夫よ。
[そして、フランシスカは帰りがけにソフィアの近くに寄ると]
(300) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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貴女もあんまり慌てない方がいいわよ?
[フランシスカはソフィアの髪をかるく撫でる]
(301) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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貴女は白馬の王子さまくらい釘付けにしてしまえるほど可愛い顔をしているんだから。
[フランシスカはソフィアが転んで乱れただろう髪を直すと、雑貨屋を後にする。]
もし、良ければ今度酒場に来てね。スープくらいはご馳走するから。 じゃあね。
[カラン、と音を立ててドアを閉じる。]
(302) 2010/08/07(Sat) 02時半頃
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ごめんなさいね、こんな所まで送ってもらっちゃって。
[フランシスカは深々と謝意をアイリスに伝えると]
もし良かったら酒場に遊びに来てね。 美味しいスープとお菓子を作って待ってるわ。
[フランシスカは別れ際に再び口を開き]
(303) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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もし、良かったら宿題をあたしにも見せてもらえるかしら?
[にこり、と笑うとフランシスカは酒場の中へと入っていく。 その内容に少なからず*興味を持たせたまま*]
(305) 2010/08/07(Sat) 03時頃
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