255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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……何処でバレたんだろ。
[わざわざ他の"人間"も集めているのだから、特定されたわけではないだろう。
そもそも、同族に関して、ブローリンは多くを知らない。
親元を巣立ってから、同族に会ったのは――片手で足りるほど。]
……。 困ったね。
[深い青の瞳を伏せて、小さく独りごちる。
見つけ出して、それから、どうなる? あまり、よい想像は出来そうになかった**]
[ 会話の中に、一際耳に響く声が、一つ。 ]
[ 視線を向ける先には、肩に小さな相棒を乗せる男。 ]
.
[男は気づいただろうか。
……違う、――否が応でもやがて気づくことになるだろう。
私だって気づけたのだから。
視線が重なったなら、誰にも見られないように、トン、と唇に人差し指を宛てがう。]
居 た。仲 間 が。
[音にならない声をゆっくりと口にして、くすり、と淡く笑みを浮かべる。
その笑みには、苦味とそして、仲間と邂逅した喜びとが混ざっていた。
だが、それも続いた彼の言葉に、徐々に消えていく。
今はまだ、よく知らぬ同族の彼の様子を伺うように。**]
……………………。
……居るんだ。 "ショク" 。
[ああ、じゃあ、僕をここに寄越したおじさんは。
ひょっとしたら、僕の事、どこかで知ってた――のかもしれない。
だから売ったんだ。定かでは、ないけれど。
けど。 多分、僕は頭数には入れられてないんだろう。
だって、僕は巷で噂される、記憶を食べる力なんて持ってない。
半分は "ヒト" なんだから。 *]
[思案の淵に沈みかけて、ふと目線を上げる。
暫しの間の後――、浮かんだのは苦笑だった。]
―― やあ。 驚いた。
居たのか。
[仲間が。困ったね。
そう音もなく続けて、視線はもう彼を捉えては居ない。
さてかわされるお互いを確かめるような僅かな会話のひとつひとつは、混血の彼に聞こえたか、否か]
[ショク探しへ意識が向かう人々の声の隙間に。
音のない声が、響く。
笑う気配に、同調するように目を閉じて応える。]
はじめまして、森の人。
[日常の挨拶を交わすように、軽く。
機嫌を伺うように柔らかに、甘く。]
同胞の噂を聞きつけたんだ。
デマではなかったようだけど……、
僕まで閉じ込められるのは予想外だったな。
[最後の一言だけは、少しばかり声のトーンが沈む。]
[言葉を交わす中、聞こえたもう一つの呟く声に。
おや…と一瞬、意識が傾いた。
年頃は同じ頃合いのその男に、目配せをしてみせる。]
もう一人、声が聞こえる者が居たとは。
君も同胞かい?
[尋ねる音に探るものが交じるのは、
ブローリンほど気配がしなかった故の意識。]
[ぽつり、ぽつり、耳に響かない声が聴こえる。
最近はこんな機会なかったから、久しぶりの感覚だ。
二人の声は、僕にはちゃんと聞こえているけれど。]
……違う、とも、そうだ、とも言える。
[ 小さな小さな僕の"囁き"は、ちゃんと届いているだろうか。]
僕は、半端者だから。
……君たちには及ばないよ。
[ただ、聞こえて、話せるだけだ。
彼が仲間探しにやってきたのなら、ちょっと申し訳ない気もする。
だけど。]
……ブローリン、 君、"ショク"だったんだ。
[長いこと近くに居たのに、全然気づかなかったなぁ。って。
多少の距離ならものともしない、赤い囁きだけで、少し笑った。
聞く必要も、話す必要も、もう何年もなかったんだから、仕方ないけど。]
[意識にじわりと染み渡るような、ショク同士の"聲"による会話。
――見つかるまで、出られない。そう言われたニンゲンたちの一挙一動を視界の端に、聲には僅かばかり、焦燥めいた色が滲んだ]
初めまして、月に揺蕩う同胞(はらから)。
――噂になってたのか。
……そんなに、食べた覚えはないんだけどなぁ……。やれやれ。
僕も、閉じ込められるとは思ってなかったよ。
こんなに人の気配が濃いと、いろいろ、困るねえ。
[なにせもうすぐ月食だ。身を焼く飢えに、衝動のまま"お食事"とはいかない。]
――僕はまだ"大丈夫"だけど、
[君は?
問う。
時期が悪い。月食でなければ、適当にしらを切り通せたものを。
"あちらさん"が、どんな手段を用いてくるかは、まだ未知数だけれど、短期決戦というわけにもいかないだろう。
脱出の手段を得ないとならないのは此方も同じだ。
――かつ、捕まるわけにもいかない。]
―― まあ、進んで言うようなものでも、無かったし、ね?
[そこに咎める色がないことに、少しだけ安堵する。
彼から薄く同胞の気配を感じ取ったところで、容易く教えてしまえるようなものでもない。
そこに、一度恐れを抱いてしまえば、踏み込むことはできなかった。
ただ、ただ、人間らしく。
そう、生きてきたから。]
[応とも否とも取れる答えは、耳に届いたが返す言葉は持たなかった。]
……そう。
[半端者、自身をそう表現する彼に
僕自身が完璧だとも思えなかったから。
それからは二人の"声"を、静観する。]
[ブローリンの言うそんなに。は、僕にとってどの程度かは分からない。
息を吐き出すように、]
……噂か、罠か、分からないけれどね。
[自らこの館へ踏み込んでしまったことを思えば、目的は彼ではないのかもしれない。
多少、浅はかだった考えに、自嘲が入る。
会話の隙間に、投げられた問いかけに、こく。と喉が鳴る。
無意識に首筋を抑えながら]
……無遠慮に食事をするほど、飢えてはいない。
――だけど、ここにずっと閉じ込められているのは、
さすがに応えるね。
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