139 【飛歓】暇を持て余した神々の【RP村】
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―縁切りの刹那―
[禍に憑かれた直後から、自分を見失っていた。
忘れていた荒神の意識と置壱としての意志が、糾える縄のごとく絡まりあい、自意識の境界が揺らいでいた。
昼は、置壱として。
(堕天させるべき相手を探すアラハバキもいて)
夜は、アラハバキとして。
(この行為を否定する置壱もいて)
大義名分を持たざる怪物になりかけていた。
だが、今は置壱として最後の瞬間を見ていることが出来る。]
お前が、俺を呼んだからだ。
[新たな蜘蛛の糸にすべてを委ね、信じる。]
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―下界・ある日― [名を与えられなかった祠の傍らに植えた桃の木はまだ若い。 実がなるにはまだ年月が必要だろう。
代わりに、畑や里人の家の庭に実った桃を供える。 子どもらが、自分たちも食べたいと駄々をこねるのを宥めながら、今日も水と供え物を持って小道を行くのだった。]
「つきさま、つきさま。」
[遊んでいた子どもの一人がまろぶように走り寄って、袖をひっぱる。]
「つきさま、あのひと泣いてる。」
[指さす方を見れば、旅装の女性。>>14 祠の前でしゃがみ込み、声をあげて泣く様子を子どもらが遠巻きに心配そうに見ていた。]
…海辺の人でしょうか。
[灼熱の陽の光を浴びてやけた肌と、太陽のほか、潮風にさらされて傷んだ髪は僅かに赤茶けた色味を帯びている。 田畑を耕す土に汚れるのとはまた違った、肌や髪のやけ方。]
(40) 唐花 2013/08/18(Sun) 19時頃
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[不安そうに見上げてくる子どもたちに、静かに、と無言で唇の前に人差し指をあてて。
ゆっくりと女に近づいた。]
何か、悲しいことがあったのですか?
[声をかけて、涙を溢し続ける女に手ぬぐいを差し出す。 ――いつかとは逆に。
一歩、一歩近づくたびに、覚えのある声に鼓動が早まった。 こんな激しい泣き声を聞いたことは『天』に居た時でさえなかったけれど。]
(生きているうちにお逢い出来た、貴女にも。)
[人として生きる身にはきっと、それだけでも満足すべきことなのだろう。
――――もしも。 もう彼女が明のことを思い出せなくても。*]
(41) 唐花 2013/08/18(Sun) 19時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/18(Sun) 19時頃
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[>>46慌てて手で涙を拭う女性にそっと手ぬぐいを持たせる。]
そしたら、その手を拭くために使えばいいんですよ。 ね?
[かつて姉とも慕った人に。 他人として向き合う寂しさと、別れの覚悟をもって。向き合う]
(47) 唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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―下界・ある医師の住処へ― [里の子どもが突然高熱を出した。 慌てる父母が薬を、祈祷を、と願うも。 どうやら村だけでは対処しきれるものではない。 せめて少し離れた山中に住まう医師に頼めたら、と嘆く両親に僭越とは知りながらも明は言葉をかけた。]
あの…その医師様へのお支払は砂金ではいけませんか?
[少し前、北方からやってきた行商人に商いの捗る暦を教え、商いの神への願い方を詳しく教えたところ大層感謝された。 なんでもこちらの言った通りにすると、数日のうちに土地の長者に目をかけられたらしく。 行商人から買った大振りの鋏の代金を戻したばかりか、北方で取れたという砂金まで礼に寄越したのだ。]
(48) 唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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私は、この村に拾っていただかなければとうに命絶えていたでしょう。 せめて、御恩返しをさせてください。
[笑って、砂金を包んだ袋を差し出す。 泣いて伏す夫婦の背中を撫でた。 彼らは、祟り神の祠をいつも清めてくれている夫婦だった。 桃の木の剪定に役立っている鋏と夫婦。奇妙な縁を感じるよりも先にそう申し出ていた。 行商人のいうことには、この鋏は北方の祈祷師が使っていたものであるらしい。 それならば、こうしてかの道具を使う土地を守る者を疎かにはすまいと――。]
(49) 唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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[険しい山中の道を歩いて、医師の住処を目指す。 賊が出ることもあるとあって、里でも刀の使える男がつけられた。 背中に背負った子どもに声をかけながら山道を歩く。
がさり、となった葉擦れに身構えて――現れたのは年上に見える女性だった。]
あ、の…。
[彼女が手に持つ籠に薬草が摘まれているのを見て。 明は咄嗟に詰め寄った。]
この近くに、医師がお住まいだと聞きました。 場所をご存じないでしょうか。
[背負った子に気づけば、彼女は何か教えてくれたろうか。*]
(50) 唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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[>>51彼女の礼の言葉に、軽く目を見開いた。 次にはそれを気づかせることの無いよう、曖昧に笑う。]
この祠の守り人のようなものですので。
[誤魔化し、そっと問う。]
珍しいですね、海の方から来られたのですか?
[彼女が、もう自分のことを忘れてしまっていることを。 否応なしに突きつけられて、目の奥が痛くなった。]
(52) 唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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水の神、火の神、道の神…。数多の神を祀っております。 ご加護のありそうな神様は見つかりましたか?
[そっと祟り神の祠を背で隠す。
きっと彼女は、名前の無い祠に。 祠の名前のない理由に気づいてしまうだろうから。]
(53) 唐花 2013/08/19(Mon) 00時頃
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四季が見えねば泣くだろか
触れて聴こえりゃそれでいい
月の明かりは浴びればよろし
闇夜は優し 日は愛し
遣いの兎が訪れ為せば、手を取り合うて踊りゃんせ
凍える夜にゃ 雪解けの 夜酒が少しあればいい
火鉢に火を入れ 疾く風聴いて
童が泣くなら団子をひとつ、仲良く分けりゃ止むだろか
渡りが戻れば恵みの時よ 夏の長雨 一廻り
遠雷 桃の香 鳥の声
かくもこの世は愛おしく あなたが笑めば尚嬉し
触れて聴こえりゃそれでいい
右手一本あればいい その手を引いて、参りましょう
[*――北へ*]
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[火の神の祠を見上げる。]
この神は…強くて優しい神ですよ。 人の生命力を司り、孤児の親代わりでもある。
温かい、母のような、姉のような存在です。
[灯明のすぐ横に、干し棗を供える。]
(60) 唐花 2013/08/19(Mon) 01時半頃
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[くすくす笑う>>61女の問いに、ふと笑う。]
さて…。 貴女が会いたいと思ったのは…最後に思い出されたのは…どなたです?
[そっと女の瞳を覗きこむ。]
それは、…私です?
[彼女が望んだのは。最後まで思ったのは――]
(65) 唐花 2013/08/19(Mon) 02時半頃
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誰に、会いたいと?
[ああ、それは――漂流の祟り神か。 行方の知れぬ水神か。 答えることの出来ないわが身を嘆きながら、せめて今は姉のような人の涙を止めたいと願う。]
(66) 唐花 2013/08/19(Mon) 02時半頃
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[>>69ふわり、と抱きしめられた。 突然の体温と、幽かな潮騒の匂いと―――変わらぬ懐かしさに胸が熱くなる。]
――私だって…お逢いしたかったです。
[姉のような人の背中をあやすようにぽんぽん、と軽く叩いた。
――いつまで、彼女の記憶の海の中存在出来るのか。定かではない。 それでも、いつか完全に消えてしまう日までは。]
私ね、華月様にお逢いしましたよ。亀吉さんにも。
[昔話のように、神様の話をしたって構わないだろう。 懐かしい人の名を出しながら。
いつ、彼女に名前のない祠の話をしようか。そんなことを考えていた。 太陽の下、変わらぬ涙と笑顔で、人として立つ彼女に。**]
(75) 唐花 2013/08/19(Mon) 06時半頃
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―下界・とある医師の住処― [女性に案内されて>>74、ほどなくたどり着いた医師の家。 どこか機嫌の良いようにも見える医師に砂金の入った包みを手渡すと、彼は一粒だけ手に取りこれで充分すぎるのだと笑った。]
では、前払いということではいけませんか? これから里で病人が出た時、私がいなくてもすぐにお願いできるよう。
[申し出ると、医師はそういうことであれば、と包みの三分の一ほどを自分の手元に置いた。]
(76) 唐花 2013/08/19(Mon) 12時頃
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[子どもを医師に診てもらい、そんなやり取りをしている間。 女性は表情を変えないまま、どうしてかこちらをじっと見ているようだった。]
ありがとうございます。 おかげで助かりました。
[去り際、そう言って頭を下げた。 薬が効いたのか、背中で子どもがすうすうと寝息をたてている。 顔を上げた時、目に入った女性の白い面に、ふと過る面影があった。]
(――…あ。)
[白い面に艶やかに切りそろえられた髪。澄ましたような、無表情。
あの方に、似ているのか。と気づいて。
少し笑みを深くして、もう一度頭を下げた。**]
(77) 唐花 2013/08/19(Mon) 12時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/19(Mon) 12時頃
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―下界― [いつの間にやら月詠の里、と呼びなされていた村を華月が訪ねてきた。>>5:+41 彼の後ろに見える姿が、手毬の付喪神ではなく闇の神であった青年であることに驚いて>>59――亀吉の瞳に光が宿っていることに気づいて更に驚きを重ねる。]
お久しく、…亀吉さん。
[もう、彼を闇の君と呼ぶことはない。 変わったのは、それだけでなく。
華月の傍に、小さな陽だまりのような少女の姿がないことも。 亀吉の傍に、慎ましく微笑む佳人の姿が無いことも。
問うことなく。 そっと受け入れ、二人の姿を見つめた。]
(78) 唐花 2013/08/19(Mon) 13時頃
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[>>64祠に近づいた亀吉が、何か願う様子を見守り。 自分もまた祈った。
祟り神の裡に渦巻く物が、恨みであるのか、怒りなのか、悲しみなのか、憎しみなのか――知らない。
ただ、和らぐよう。安らげるよう。
鎮めの祈りを。
人として堕ちた、恨みも怒りも悲しみも憎しみも。 時を経て、祈りを重ね――祟り神の魂に寄り添い、その魂が安らかであるように。
祈る。**]
(79) 唐花 2013/08/19(Mon) 13時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/19(Mon) 13時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/19(Mon) 13時頃
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―少し未来・祠守― [ぱちり、と大振りの鋏で桃の枝を切る。 古い造りではあったが、よく切れるそれはいつぞや北からやってきた行商人から譲って貰ったもの。
固い枝でもするりと切れるため、子どもたちには危なくて使わせられないが。 こうして祠に捧げるための桃の実や枝を落とすのに重宝していた。]
大事に手入れをされて、使われたのでしょうね。
[由来も、持ち主も知らない古びた鋏。 切り落とした桃の実は、祠の前に植えた木が初めて実らせたものだ。
名のない祠に桃の枝と実を供え、灯明を燈し、酒を注ぐ。 祟り神へ向けられた、安寧の祈り。
答えるように、風がざわりと桃の木を揺らしていった。**]
(80) 唐花 2013/08/19(Mon) 14時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/19(Mon) 14時頃
明之進は、日向を撫でた。
唐花 2013/08/19(Mon) 15時半頃
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―月詠の里― [稀人の噂が耳に入ったものか。 それとも先の月神の堕ちた地を知っていたのか。
かつて水神だった人の姿を見たのは――天を離れてから短いようにも長いようにも思えた時期だった。
華月の口からも語られることのなかった祟り神の名を聞いて、そっと目を伏せる。]
そうですか…。
[置壱。 浄の神。
司るものゆえに、馴染めぬ神々も多かったようだが。決して彼のことが嫌いではなかった。
既にたまこから――度々下界に降りてくる境の神――祟り神として聞いた名ではあったけれど。
祟り神のその手で、明と同じように天との縁を絶たれ、堕とされたかつての水神がどう思っているのか。 それは彼の静謐さからは伺いしれなかった。]
(82) 唐花 2013/08/19(Mon) 21時頃
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[もし望めば、祠にも案内しただろう。 名もないままの、祟り神のための祠。
神も、人も。憤りや悲しみが凝って道を誤ることがある。力を制御できない時がある。 そしてそれは、『邪』と呼ばれる。
邪を、 「よこしま」なモノになってしまったその存在を
鎮め正しいモノへと戻すために祈りはあるのだ。
祈る場所を、きっと水神は否定しないだろう。*]
(83) 唐花 2013/08/19(Mon) 21時頃
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[夜。 月を肴に酒を酌み交わす。 いつぞや、最後にこうして向き合って飲んだのは――『上』でだった。 ウトの賑やかさにつられるように笑ったのが嘘のように、しんと静まり返っている。 庭の池に、満月が泳いでいた。
この地に堕ちた月神と、祟り神の祠のことをぽつりぽつりと話し――それが途切れた。]
聞いていただきたいことがあるんです。 この地に堕ちて、人となってから私はずっと還りたいと願っていました。
[還りたい、逢いたい。 ずっとずっとそれを乞うていた。]
(88) 唐花 2013/08/19(Mon) 22時半頃
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愛する世界に、戻りたかった。 愛する人に、逢いたかった。
ずっとずっとそう思っていたけれど――。 この頃、少し違うことを考えているんです。
[すっと、指さしたのは夜空。銀色に輝く月を静かに見つめた。]
人としての命が終わったら――私は あの場所へ行きたいと思っています。
(89) 唐花 2013/08/19(Mon) 22時半頃
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死んだ後に、神として祀ってもらい、人の信仰で、もう一度神として産まれたい。
姿の見えない朔月も、満月もどちらも同じ月。満ちては欠け、欠けては満ちていく。 生と死を繰り返す月が私の本性であるならば――人の祈りが届くのならば。 きっとそれがかなう日もくるでしょう。
[一年、十年、百年、千年――どれだけの時間と信仰が必要なのか。 そうして産まれる神は――きっともう明の魂であっても明ではない。 それでも。]
(90) 唐花 2013/08/19(Mon) 22時半頃
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天にあっては鏡を「視」る者として、そして再び地に堕ちることあらば神の祠守として。 ずっと、皆を守っていきたいのです。
[永遠の巫。 人の輪廻にも交わらず、神としても次にまた祟り神が現れれば堕天することは間違いない、危うい存在。]
つらいかもしれませんね。 途中で歪んでしまうかもしれない…。 でも。
(91) 唐花 2013/08/19(Mon) 22時半頃
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与えたいのです。
愛している神と人の全てに――、 太陽の光の届かない闇夜の世界に、私が届けられる限りの加護を。
[微笑んで、盃を干す。 何故か、見上げた月が滲んでいた。**]
(92) 唐花 2013/08/19(Mon) 22時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
唐花 2013/08/19(Mon) 22時半頃
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――月詠の里―― [里には一つ言い伝えがある。 天から堕ちた稀人が里を富ませる。と。
言い伝え通りに稀人を大事にし、里は栄えた。
稀人の正体も、素性も伝わらず、ただ大事にすべきとだけ伝わる。 その死に際しては、神として祀り彼の人の愛した里が、人が――すべてが幸いに満たされるようにと。
稀人の中、「月様」と殊に大事にされた人の最後を文献はこう記す。]
――彼の君は、月に還っていかれた――。*
(95) 唐花 2013/08/19(Mon) 23時頃
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――??→月―― [目覚めた。新たな神が産声をあげた。 星の神たちが慌ただしく新たな月の神の誕生を寿ぐ支度をしている。 十ほどの齢に見える童は、そっと瞬いた。
神として、一つだけ刻み込まれたこと。]
――濁りなき世に君を守らん
[かつて堕ちた月光神が今際に残した、人の世の物語の歌。 その一片の言葉に込められた思い。]
…あ。
[その意味も理解しないまま、幼い神は泣いた。 ぽろぽろとこぼれる涙の雫は、混じりけのない水晶のように輝いた。**]
(100) 唐花 2013/08/19(Mon) 23時頃
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