189 とある結社の手記:8
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[―――朝。
投票用紙を取りに一人の結社員が遣ってくる。
そして票を集計すると、誰かを連れて行くだろう―――。]
―――
★明日以降は投票用紙を取りに来る描写はしない予定です。
遺体発見などもこちらでは行わないので、やりたい方がやってください。
遺体の回収と部屋の清掃などは結社員にやらせてくれて構いません。
―――
(#0) 2014/08/16(Sat) 00時頃
[遺体の発見が結社に伝わると、その後、広間には【全員が集められた】。
【ラルフが襲撃された】事を伝える為だ。
結社員が全員に伝えれば皆の顔を見回し、コルクボードを指した。
そこには【イアンが処刑された】と言う内容のメモが貼られている事をも告げる。
話は以上だと述べた後、ラルフの遺体の回収と部屋の清掃へと向かった。
小一時間ほどすれば終るだろう。]
―――
★回収清掃の例と、皆への通達です。
この描写も明日からは皆さんに、良いと思うやってもらおうと考えていますが、
お告げで投下した方が良いと思うならその旨メモへ貼って置いてください。
(#1) 2014/08/16(Sat) 00時頃
なのに僕は…これからラルフさんを食べる。
-回想・おしまい-
-回想・ラルフの部屋-
狭い…
[少年はそっとラルフの部屋に忍び込んだ。
少し小首を傾げて呟いたけれど、そんなことは些末なことで、胸が高鳴る。我慢できない。なのに少年はいつからか涙が止まらない]
[小枝が折れるような乾いた音が、静まり返った部屋に小さく響く。
少年の父も母も、そうして死んだのだ。一度覚えた殺め方は、ずっと使い続けるのだろうか。不自然に曲がった首を見下ろして、少年はふとそんなことを思う。]
僕、働きます。一生懸命。
ラルフさんのお家に、ご厄介になります。
ホリィも一緒に。きっとすごく楽しい。夢のように楽しい。
[けれど、既に鮮血が少年の顔を赤く染めている。
伝う涙が、ほんの少し、少年の顔から赤い血を洗い落とした。]
ラルフさん…。
僕を占ってください。僕を化け物だと言ってください。
そして僕を殺して……。お願い。
[闇に包まれたラルフの部屋で、少年は黙って泣き続ける。]
-回想・おしまい-
-回想・suite room-
[お腹が暖かい。少年は、いたわる様にお腹をさする。]
見えない胃袋…。
[思わず呟いた言葉。自分の胃袋など見たこともないけれど、なんだかしっくりとする言葉だった。満ち足りた気分が少年の全身を包む。なのに、涙がとめどなく流れて頬を濡らし続けた。]
-回想・おしまい-
だって…。
僕は知ってるから。
イアンさん…。苦しいんですか? ごめんさい…
…ごめんなさい。
― → 集会場・広間 ―
[ヴェスパタインがメモを貼った後の事だろう。>>101
結社員が、また箱とメモを持ってやってきた。今朝の時点でのメモは、イアンの処刑を告げるメモを貼った時にはがしていたので、その分の返信もあるようだ。
広間の入口で頭を下げるとコルクボードへ向かい、箱を酒の箱の横に置いて、返事を張り付けて、増えたメモをはがす。
そしてまた一礼をすると足早に広間を、集会場を出て行った。 施錠の音がする。]
― 貼り付けられたメモ ―
【人狼が人を殺す理由は様々だ。しかし多くは食糧とする事を目的とする場合が多い。やつらは、生きている限り人を殺し続ける。】
【ホリー・ファン・ベートホーフェンの容態は思わしくない。彼女が人狼ではない事が確定したら、街の病院に搬送する予定だ。】
【兎肉だ。調達の都合で少量のみとなっている。】(箱の中には少量の兎肉が入っている。)
(#2) 2014/08/17(Sun) 10時半頃
それに…
僕はラルフさんを裏切った。
イアンさんも。…父さまも、母さまさも。
お願い。やさしくしないで。ワンダさん…。
僕をばけものだって言って…。そうしないと…
[ワンダの言葉にナタリアを思い出す。少年は、懇願するように囁いた。]
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