126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜
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…コリーンさんが?
あんたが対象ってどういう…。
[ツェツィーリヤと対峙しているから、耳に飛び込んできた言葉を理解するのが遅れた。
彼の魔力を感じ取れば、その意味は知れたが。
その時には自分もまた、彼を追うように魔物の姿を取っていた。]
[地面に横たわった生死をさ迷うツェツィーリヤの顔。
−ほんの少しだけ、笑っているように見えて。
何故彼女がそんな顔をしているのかは理解出来ない。
自分の右手に宿せば、あるいは分かるかもしれないが。
状況が許さない。]
こっちはツェツィーリヤさんを倒した。
それとヴェラさんとやり合い中…!
[飛び掛かってくるヴェラに意識が向きつつの声は先程よりも焦りが見られるか。]
ホレーショーさん。
あんたは平気?
[彼の魔力は消えていないから生きてはいるだろうけれど、詳しい事は分からない。]
[二対一ではやはり分が悪い。
他の魔法使いを喰らって回復しなければ。
痛みがそんな理性を取り戻させてしまう]
ハヤク タスケテアゲナイト
ハヤク クッテヤラナイト
[傷付いた蜥蜴は狩り易い獲物を探して片目を動かした]
[けれどそう時間を置かずに、ホレーショーの苦しげな声が耳に届く。]
ホレーショーさん…?!
[飛ばした声は煩い部類だっただろう。]
うるせえ声出して悪かったな。
[心配そうなイアンに返したのは、声への謝罪。
俺の傷については伝える事はしない]
コリーンが結構な傷を負ってるから、
トドメが刺せそうなら刺していいぞ。
ただヤニクが傍にいるだろうから面倒だったら逃げた方がいいな。
[伝えるのは対峙した相手の状況だけ]
…いや、それはいいんだけど。
[声に対する謝罪は別に必要としていない。
それよりも、彼が負ったと思われる傷の方が気になるのだが。]
…状況教えてくれてありがと。
ソフィアと合流したらまずいな。
[自分の状況は伝えては来ない事には小さく息をつく。
彼に届いたかどうかは分からないが。]
ヴェラさんが来たから、まだツェツィーリヤさん喰えてない。
[一応、自分の現在の状況も伝えておこうと、簡潔に付け加える。]
そうか。
[短すぎる返事は、
それが何に対してのものか判断は難しいだろう。
群れの殺し合いか…。
仕方ないとは言え。
させたくは無かった、と
一瞬浮かんだ思いを首を振って追い出す。
俺には何も関係ない話。
ただの一度きりの同行者だ、と心は凍らせた]
ソフィアなら俺といる。
[ただ懸念に関しては一言、これも事実だけ]
……。
[短すぎる返事。
ツェツィーリヤを食えない事だろうか、とあたりを付けてはみたが。
彼の心中に宿った言葉は、自分には分からない。
けれどいつかはヴェラ達と袂を分かつ日が来ると、覚悟はしていた。
だから平気だ、と。
もし言われていたなら答えただろう。]
あ、そうなんだ。
じゃあ、回復して貰えた?
[少しだけ、その声は安堵したような響きが乗っただろうか。]
……。
ねぇ、ホレーショーさんは、此処に関係がある人?
塒にするには、不便なところだと思うけど。
[ヴェラは自分達がここを塒としていたと思っているらしいと感じたからの問い掛け。
ホレーショーとは此処で初めて出会ったから、彼の事は何も知らない。
答えが得られなくても、気にはしないが。]
もうソフィアは回復しないと誰も癒せないかもしれないがな。
[イアンの問いには少しずれた答えを返す。
傷付いたとも、安心しろとも言わない。
この場所との関わりを尋ねられても無言を返す。
それこそ答えだと言う様に]
…それって。
[相当、供物を消費したという事なのではないのか。
ソフィアの回復魔法を見た事はないが、供物は消費される筈で。
ホレーショーが語らない事を、無事の知らせと楽観視できる状況ではない。
彼が無事ならいい、と願った。
―無言。
語らぬを選んだホレーショーに、それ以上問いかけは重ねない。
アヴァロンも、全く魔物と関連のない場所を塒とは設定しないだろうが。
彼とは何らかの関係があるのだろうか。]
ホレーショーさん。
―ごめん。
俺、捕まっちゃうかも。
[巨大な魔法の発動の気配は彼にも伝わっているだろうか。
自分は使った事はなかったが、その威力は聞いて知っている。
広範囲に渡るそれは逃れようもない事も。
自分の身にそれが及べば、もう一人の魔物である彼は不利になる。
―感情に負けた故の失態。]
[俺の名を呼ぶ声が、
物悲しく聴こえたのは俺の心音のせいではないはずだ。
覚悟を決めた様なイアンの前にいるのは誰だろう。
判っているからこそ尋ねる事はしない。
膨れ上がる魔力の気配に、
魔法使い以上に敏感になった魔族の俺の中がざわつき始めた]
死ぬわけじゃないだろ。生きる場所が違うだけだ。
[生贄となれば、取り込まれた魂は右腕に宿る。
どんな思いをイアンが抱いているか判らないからこそ、
皮肉な言葉を送る。
せめて、誰かの腕で生きればいいと思わずにいられなかった。
生命永らえる事を望み、魔物と堕ちたこの身だからからか]
…………イアン…。
[知っているからこそ、一言だけ漏れた、名前]
…そりゃ、そうだけどさ。
[生きる場所が違うだけ、と言われれば、張りつめた声に苦笑が混じった。]
一人にしてしまったら、ごめん。
まだ魔法使いの人数のが多いのに。
[‘魔物’として案じるのは、同族のホレーショーのその後だ。
望んだ事が果たせなくなりそうなのは、悔しい。
けれどそれ以上に、あまり役に立てなかった事が悔しい。]
ごめ…なさ、い。
[雷に射抜かれた瞬間に零れた声は。
これから魔法使い達を一人で立ち向う事が予想される同族の彼に向ける言葉。]
馬鹿か。俺は元から1人だ。
[謝るイアンに返したのは冷徹な一言]
たまたま招集された中に魔物が二匹いた。
それだけだ。
仲間でもなんでもない。
[だから、心配するなとは言わなかった。
お前は意地張り過ぎるんだよ、と
頭を叩く魔法使いの事を思い出した。
顔は思い出せないのに、腕に刻まれた刺青が酷く目に痛い]
[あの棘の様だったと、ぼんやりヤニクの供物を思い出しながら]
じゃあな。
[何処までも冷たく短い別れの言葉]
はは、そうでしたー。
[彼の指摘には苦い笑み。
同族とはいえ、ホレーショーとは此処で初めて出会った。
ヴェラやヴェスパタインと比べれば、その関係は浅く。
…あんたの右手に宿りたい、な。
魔物として、魔法使いの力となるよりは、彼の力の根源にと望む。
けれど彼の声の調子を聞けば、自分などいなくとも彼はやっていける、とそう判じ。]
…うん、さよなら。
[別れの言葉は、彼と同じく短い。]
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