40 おおかみさんが通る
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そういやネ。
何でも、きょうかい?という所で人狼が出るとか噂があるようですヨ。
おかしいネェ、アタシらはこうやって人にまぎれて生きておるンにサ。
野犬とでも見間違えたンですかネ?
[ひねる首はこきりとなる。
もしなんだったら、あのきょうかいの人でも襲ってやったら、噂は本当になるンだろうかしらん]
も少し人を食って、耳尻尾隠せるようになったら
人食いはちと辞めようかなァとは思ってますヨ。
アタシ一人ならともかくさ、
お大人の生活まで脅かしちゃァ申し訳ナイ。
銭の少しでも稼がせて頂いて
あったかぁいメシにでもありつけて
綿入れ一枚でも着込めたら
アタシはそれでも構わんのですが、ネェ。
[ひょこり。少しはみ出した犬耳がゆれる。
雪で冷えて、寒くて痛い。
尻尾はくるり。袴の中で、ふよふよゆれる]
文明開化のご時勢だモンし、アタシらも暮らしにくくなるんかしラん
教会、あの墓地の側のか。
彼処に住むは異国交じる婦人、その容姿故にそんな謂われをされたのかもな。
多く話した訳でもないが、佳い子であったぞ。
彼女が人狼と勘違いされているならば、教会に近寄るを襲うが得策ではないか?
[襲いでもすれば、そんな色が乗せられた気がして風に運ばせた言葉。]
誰ぞ、興味本位にでも覗き込む輩も居るだろう。
此方の狭苦しく生きる様、除き邪魔しようとする奴が。
へぇえ。佳い人、ネェ。
ちらりとお見上げにでもいきましょかネ。
ちょいと興味もあるンすヨ。
いえ何、昨日ちょ〜いといけ好かない異人サンに苛められまして。
…、と。佳い子とは、あの子かしらん?
[至った教会、立つ娘を丁度見やり]
[届く言葉にどうだか少し寂しげな面持ち、しかし声に乗せねば解るまい。
否、同種同族なればこそ解る寂しさもあるだろうか。]
人食いは悪事と念いはせんよ。
我等も生きる、それだけの為。
人も家畜を殺し食い、生きて在るのと変わりやすまい。
しかし此の世で生きるには、人に紛れ暮らす他無い。
人と共存するよに生きる他無い。
やたらに喰うては怪しまれる、やがては見付けられてしまう。
其方と同じよ、ただ安穏に生きて往きたいだけ。
暖かな場所と、メシと……人と…。
[幽かに毀れた笑みは乾き。]
文明開化、ぶんめいかいか。
なんでも開ければ佳いものでなかろうて。
暮らしにくく、生き辛い。
そんな世に変わったものよ。
耳も尾も在ったまま、共に野を駆ける事など在りはしないんだろうなぁ。
[溜息は冬の風となり。]
ほ。お大人も中々弱気でいらっしゃる。
ンでもアタシはまぁだそこまで人の世に根っこ生やしてる訳じゃぁないんでサ。
気が向けばここからおさらばでもすりゃいいハナシ。
ですからなんかあればアタシを突き出してもかまやしませんヨ。
ただ逃げるだけだしサ。
とはいえお互い難儀ですナァ。
生き難い世の中だことで。
[異人の話、教会の前、聞いて解らずとも頷き一つ。]
七坂町にも異人が増えた。
此方は嫌いではないのだが、苛められたのなら……さて。
[ふと、喰うならそれにすればと浮かんだ念いをごまかすように、ふるりと頭を左右に一度。]
そういえば、名を知らぬな。
此方は壇 和彦と謂う。
其方は………いや、いい。
無事会えた時、直接問おう。
[無言に、応えてくれるかと馳せ。]
名前ですかい?
さぁて…人の字を借りた名前は興味半分でつけましたが…
狼としての自分は、名無しですナァ。
名無しの権兵衛でもかまやしません。
さぁてさて。
なんか、人狼といわれてしまいましたよ、と。
[目の前の娘に人狼呼ばわり。のんびりと伝えるのは、危なくもないという伝え]
弱気か、それとも長く人と在りすぎたか。
この町に住む理由も、この町で守るものも増えてしまった所為だろうかな。
だがな、其方を売り飛ばしやせんよ。
それは同族の絆にかけて、闇に吼える血にかけて。
……難儀、だな。
時代遅れの頭しかない。
まぁまぁ、難しく考えなさンなよ。
こちとら同様でございまサ。
いざというときは頼りにさせて頂きますヨ、と。
にしても…どうしましょ、アタシのことを狼呼ばわりする娘がおりましてサ。
この子、襲っちまいましょうかネェ。
[命まで取るとは行かないだろうけれど、
なぁんか、脅かしてやりたい所も少なからず]
名がないと。
[親は、育ちはどうしてきたのかと余計な世話を焼きたくなるのが其れの長所であり短所であり。
詮索せぬのだけは唯一の救いであるか。]
上手い言葉が念いつかん。
済まないな。
信頼得る仲であるならば、親の変わりとなったものだが…
………疑われ、連行などされるでないぞ。
[色々とお節介なのは歳のせいか、性質のせいか。]
いやいや、アタシは昔から一匹狼、
呼ばれぬ名など、要らんのですヨ。
お会いできたら、人の名でも名乗りまショ。
お大人はいつもはどちらにいらっしゃるンで?
異国の人狼はなンで満月に変化するんでしょうネェ。
月明かりで丸見えじゃぁないですかしらん?
アタシはいつも、新月にしてるンですがサ。
独りか、そうか。
[疎まれるならそれ以上は踏み込まず。
少し哀しげな音を出したか。]
いつもは傘屋で傘売る爺さ。
いまは、そうだな、しょっぴかれたとやらを見に警察の方へ行こうかって所だ。
群れたことがないンでサ。
別に厭うこともありゃしません。
[声色に隠れたものを読み取ったか。
応える声は至極軽い]
お大人もお気をつけて。まぁ何かあればお助けに参上しますからして。
傘屋とはまたなんと偶然。偶々、傘一本都合しようと思ってたとこなんですヨ
外様は派手なものが多いからなぁ。
満ち欠との関連か、はたまた。
[どうだろうと、困った声で。
疑われている時にそんな事が考えつく相手に、幽か笑みも毀したか。]
じゃ、そこはアタシらはまだ慎ましい方なんでショ。
外様さんにも一度はお会いしてみたいようなそうでないような。
騒ぎが収まったら長崎でもいってみましょうかしらん。
あちらになら、お外の狼さんもいらっしゃりそうですしさ。
ならばもし、其方の気が向いたなら。
“遊びに”来るといい。
声からするに歳も近い、息子のようなものも在る。
この御時世、売れ行く傘は蝙蝠の傘。
時代遅れな唐傘でよければ見繕いもしようとて。
[返ってきた声に、かける返事はまるで人間そのもののよう。
遊びにこいと誘いを入れて、気遣いに声色は少し軽くなったか。]
互いに気は付けようぞ。
此方も何か在る時は、直ぐに。
[そう告げて、からりころりと歩き出す。
外の獣在るやも知れぬ、遠い海を念いつつ*]
他所さんの狼なんぞ知るかいナ。
[猫娘の言葉に、ちと苛苛したか。
あるいみ「人狼は知らん」というのは本当で]
お綺麗な人ですナァ。どうしようかナ。
あの子、怖がらせたかないンですがさてはて。
尻尾耳が見つかったら、アタシはブタバコ行きかしらん。
あのいけ好かない異人さんにしようか、
それとも猫を怖がらせてみようか
[鼻歌交じり。呟く声は、悪戯を楽しむ悪ガキのようで*]
[彼女らがいう「人狼」は異国のもの
自分はこの「ニホン」の狼だから
だから、知らぬ。
日本の狼を聞かれれば、冗談半分に応えてもやったろうが*]
[手紙の中身にはこう記される]
「お大人、ご機嫌如何。
今日少しお邪魔しましたが何やらお留守のよう。
また参りますよ。
あぁ、ご心配無用、この傘屋と目星つけたのは臭いの御蔭。
お弟子さんもなかなかよろしいお人でしたな。
よいお店を構えておいでだ。
どうぞアタシに良い傘一つ、頼みます」
[どこかぐちゃりとした文字で。人の世に居たにしてはちと品もない。が、そこが少し滑稽でもあろう。
それは自分が文字を要せぬ狼故に]
[道々で聞く人狼の話。
そして、それを探す人も少なからずいるのだろう。
面倒くさい。狼となったわけでもなし、
そう簡単に足がつくとも思えないが]
今日はだぁれを襲ってやろうかしらん。
あのいけすかない異人さんでも、苛めてやろうかしらん
[鼻歌交じりに聞こえる声は、聞かせようとして聞かせているものではなく。
しかし思うに、異人となればそれなりの地位を持ってるものだろう。
それが襲われたとなれば、ちったぁ畏怖の対象とでもなろうかと。
武器持たぬ者を襲う気はないという、意思表示でもあったけれど]
異人さん、異人さん…髪の長い軍人だろうか。
だとすれば今、目の前に居る。
[聞こえた声に返す音は、常人には拾えぬ声。]
狼除けの着物か、威嚇出来る銃弾かとそんな問い掛けをされたばかり。
この御仁、どちらか持ち得ると謂うことだろうか。
前者ならば襲わねば佳い話。
しかし、後者なれば。
[その銃弾が生活を脅かそうとしているのならば、襲うとの言葉を其れは肯定しかねない。]
おや…。
狼よけの着物を知る人となりますと…アタシも知ってるお人らしき。
着物はアタシが柴門へ注文しようと思ったものでありましてネ。
てぇことは…そのお人、アタシ達をしとめる何かをお持ちらしいネ。
ふむん。まぁ、ちっとは脅かしてやりましょうかしらん?
お大人は如何お考え?
[雪の下。娘と共に佇むも、意識はちゃんと向けられる]
西洋の狼男てのは、銀の銃弾に弱いンと聞きましてネ。
戯れに、金銀の糸とトリカブトの香で狼よけができると吹き込みましたのでサ。
別にアタシ達は銀なんぞなんでもあるまいよ。
[そも銀が苦手なら、自分がそれを持つ訳もなく]
じゃ、アタシはそのお人を脅かしてやるってぇことにしときましょ。
お大人、お身が危険と思われるンなら、
貴方も貴方で誰か脅かしてやればよろしンじゃないかしらん?
あぁ、殺生だけは控えときましょ。
流石にわが身は可愛いんでサ*
此方は、そう……異論は無い。
生きるを脅かされるのならば、多少の事は致し方ない。
[ぽつりと小さく呟いた。]
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