275 突然キャラソンを歌い出す村
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でも、僕は駄目だ
ずっと言って聞かせられて、育ったんだ
たぶん、こうなったからには誰かを食べて生きて行くんだと思う
それが僕の意志と、違えども
――― だから、 ごめん、ヤニク
僕は…… 誰かを殺す前に、…食べる前に 消えようと思う――…
自殺はしないって、言った言葉は嘘になるけど、
でも、少しだけ夢を見れて、少しだけ普通の人間みたいに暮らせて、
僕は……満足なんだ
/*
みたいなじさつしま〜す★っていったら止めてくれないかな〜〜みたいなろるもかいた
んだけど、ここヤニクの反応読み切れない僕がいたし、この後繋げるろるかくのもくそくそくそみたいに長くなりそうだったので独り言(赤)にうめておくね…(?)
― 櫻子の見せる夢 / Scene 40169 ―
っ、はぁ―― 、 ふ ぅっ ………
[桜の木の下、満月の光を浴びた私は、地へとレティーシャを押し倒す。
「あの日」と同じ光景 ……これで何度目だったっけ?]
『くらり、苦しそう…… だいじょうぶ?』
[震えるレティーシャの声。
それでも、この子は私を安心させようとするかのように笑っていて。
手を私の顔へと向けて差し伸ばす。
きっと、撫でようとでもしてくれるつもりだったのだろう。]
[この後の展開なんて、それこそ厭になる程知っている。私は、]
【 欲求に抗おうと―― 】
⇒【 欲求に抗えなかった 】
♪
私ははまだ怖かった
自分を突き動かす獣欲が
あの子を疵付けるのが怖かった
抗えなくて 一本目
走る電流 脳髄揺さぶった
甘くて甘くて甘くて甘くて
目の前が真っ白になった
[レティーシャの右人差し指の味覚が私の口の中で拡がる。
咀嚼し、ごくりと飲み込んだ。
頭に靄がかかって、レティーシャの声が聞こえない。
ああ、どうしてこんなに、「美味しい」のだろう――]
【 ――こんなの、間違いだ 】
⇒【 確かめなきゃ、と思った 】
♪
おそるおそる 二本目
怖かった さっきまでと違う
愛して愛して愛して愛してた
あの子が美味しくて怖かった
[レティーシャの右中指の味覚が私の口の中で拡がる。
一本目のような衝撃は無い代わり、その複雑な美味が脳を溶かして――…
こんなのおかしい。絶対に、]
【 駄目、これ以上なんて―― 】
⇒【 ――おかしい、はずだから 】
♪
否定しなきゃと 三本目
口に広がるあの子の味
好きよ好きよ好きよ好きなの
抱いているかのような恍惚感
[レティーシャの右薬指の味覚が私の口の中で拡がる。
もはや口の中とか脳とかだけじゃなくて。
背筋からお臍の下まで、ぞわりと痺れるよう。
ああ、もう――、]
⇒【 ――――、もう無理!! 】
【 もう、止められなかった 】
― 櫻子の見せる夢 / Scene 40170 ―
っ、はぁ―― 、 ふ ぅっ ………
[桜の木の下、満月の光を浴びた私は、地へとレティーシャを押し倒す。
「あの日」と同じ光景 ……ああ、また……私は、]
『くらり、苦しそう…… だいじょうぶ?』
【 欲求に抗おうと―― 】
⇒【 欲求に抗えなかった 】
[レティーシャの右人差し指の味覚が私の口の中で拡がる。
甘くて甘くて甘くて甘くて――]
【 ――こんなの、間違いだ 】
⇒【 確かめなきゃ、と思った 】
[レティーシャの右中指の味覚が私の口の中で拡がる。
私は彼女を愛して愛して愛して愛してた、だから――]
⇒【 駄目、これ以上なんて―― 】
【 ――おかしい、はずだから 】
― 櫻子の見せる夢 / Scene 40171 ―
っ、はぁ―― 、 ふ ぅっ ………
[桜の木の下、満月の光を浴びた私は、地へとレティーシャを押し倒す。
「あの日」と同じ光景 ……今度こそ――、]
『くらり、苦しそう…… だいじょうぶ?』
【 欲求に抗おうと―― 】
⇒【 欲求に抗えなかった 】
[レティーシャの右人差し指の味覚が私の口の中で拡がる。
甘くて甘くて甘くて甘くて――]
⇒【 ――こんなの、間違いだ 】
【 確かめなきゃ、と思った 】
♪
(ギュウウウウイイイン ジャアアアアアアン)
[教頭先生がギターを鳴らした。
いつでも行ける――その合図だ。]
(Cho.) SAY…… HEN TAI………………
(Cho.) SAY…… TAI HEN………………
(ぶちかませ!!)(ぶちかませっ!!)(ぶちかませっ!!)
[ 〜 穏やかだけれど、どこか低音の…
バラードがうっすらと流れはじめる 〜 ]
[♪
同じ時 同じ場所 同じ世界に産まれた僕たちは
それぞれに一つ 世界持っていたけど
重なり合って 混ざり合って 埋まって
一つずつだった世界が
色々な世界という彩りに変わる Ah
歩いてきた道が 今ここに繋がる
世界一周分の距離が 世界で一番の距離になる ]
[♪
同じ時 同じ場所 同じ世界に産まれた僕たちが
巡り合うのは 当然だったんだね
すれ違いあって 遠回りして 出会って
一つだけだった世界が
色々な世界と言う強さに変わる Hum
歩いてきた道が 今ここに繋がる
世界一周分の距離が 世界で一番の距離になる ]
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