231 獣ノ國 - under the ground -
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……のぞいたいろの――赤さはどこで、みたものだっけ。
気泡が弾けたのは、かわらない姿の彼>>64の、おぼえのある声色にだったか。せりあがる空腹があった。どうあっても、とぐうぐう唸る腹は、それ自体が獣じみている。
それでもしゅこ、空気の漏れ抜けた、その先を思いながら。息を、情動を潜め込む。 ――だってそうだ、きっと彼も。 水底からのぼる間際、聞こえた声は。
どうしてこんなに、ままならないんだろう。聞き返すこともせず、ただ押し黙ったまま。 何度の“ひかり”を見て、閉ざされたのかしれない瞳をレンズ越し、見つめていた。]
(153) 2015/07/13(Mon) 08時半頃
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――回想・プール→――
[ 視線、と。こちらを気遣う言葉>>65に黒目を瞬かせる。 ――ああ、と幾分“マトモ”な頭に彼の立ち場を思えば、あまりつき合わせるのも悪いだろうと。 「観察対象」であれば、どの辺りにまであるのかしれない“監視”を。ちらと面体のした、窺った。]
さみしい、
[ やがて、合成繊維に覆われた自らのそこへ、差し出される手を見つめては。 ――自らも腕を伸ばし、手袋ごし、緩く繋ぎとめる。からからとした空腹が、その間僅かにやわらぐのを感じながら。 もし届かなければ、先ほどと同じに柔く下ろすまま。]
……君も、だったら、よかった。
[ 一緒にいけたなら。彼が己にみる“そと”を、記憶をたどる視線の先を。自分が彼のさみしさを補うことができたら。 ――よかった、と。 「これから」を成せるとして、成せないとして。最後かもしれない、と漠とした意識で思えば。
ただ昔なじみの亀へ、“おわかれ”を告げた。]
(154) 2015/07/13(Mon) 08時半頃
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――回想・→食堂奥――
[ 手が重なっていたなら、彼からか己からか、いずれ一間で離されたのだったか。 ぬれたそれを予備へと着替えては。すり切れてきたな、と鮫肌に触れる手袋を眺める。破けそうに薄まった部分を見つめて、小さく嘆息をしつつ。
―――足を並べ着いた先、ひと目を避けて、食堂の奥手。 いつもどおり、“どうぶつ”に必要な栄養と、甘い味の詰まったチューブを数個受け取っては。 決まった動作で吸水口に突っ込みつつ。手早く空腹をごまかすとなり、亀の彼も“ご飯”をしていたろうか。*]
…、…チェビィ、は、どんな景色がみたい?
[ ――何でも。には、たとえば“しんかい”ってなんだとか。そこからそらはみえるかだとか。はたまた、どうやればそとに出られるといった疑問も、山と浮かんだが。
吸収口から落ちたのは、先ほど、自分に一間もとめた奥。彼のかわきの奥への、興味だった。もし彼がこがれる景色があるなら、しりたいと。――問いには、どう返されただろう。
こたえにいくつか言葉を交わし。やがて、何事もなければその場に別れながら。]
(155) 2015/07/13(Mon) 08時半頃
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……意地悪ね。 それを私に言わせるの。
[シてほしかったのか>>133、なんて挑発されて。 思わず零れた言葉は、それを暗に肯定したも同じだ。 吐息を感じるくらい近くに、彼の意地の悪い笑みがあって。 なんだかすべてを見透かされている気がして、腹立たしい。
本当に、ずるいわ。
[なんで、よりにもよってこの男なのだろうと思う。 この男が味わった後悔も。苦悩も。葛藤も。 過去の自分と重ね合わせて、朧げに理解できてしまうのと同じように。この男にもきっと、分かってしまうのだ。 だから無遠慮に踏み込んでくるし、決して安易に彼女を肯定しない]
(156) 2015/07/13(Mon) 10時頃
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[―――だいすき。 たった4文字の彼の言葉に、この身が蕩けそうになる。 ああ、本当にずるい男。嫌いと言ったり。好きと言ったり。 こうやって、振り回されるのは嫌いなはずなのに。 不思議とこの男にされると心地よい]
あなた、相当に物好きだわ。
[呆れたように、嫌味ったらしく言ってやる。 そして、自分も相当な物好きだ。 お互いに捻くれてて。反目しあって。でも似ていて。 同族嫌悪なのだ。結局のところは]
……好きよ、ノア。
[そう甘く囁いて、彼の手と指を絡ませた。 彼の指は。逞しくて、温かかった]
(157) 2015/07/13(Mon) 10時頃
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[いつの間にかベッドから滑り落ちて床に転がっている薬瓶も。 実験のことも。兄のことも。仕事のことも。何もかも全部忘れて。 今だけは、この優しすぎる男に甘えて。 この身のすべてを委ねてしまおうと思った]
忘れさせて。ぜんぶ。今だけでいいから。
[そう甘く囁いて、2度目の口付け。身体を重ねた**]
(158) 2015/07/13(Mon) 10時頃
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―― 自室 ――
[ 目が覚めればいつもどおり、かわらない空腹を腹下に感じている。
――吸収缶も、すり切れた手袋の替えも、そういえば貰っていなかったなと。 人工のひかりを薄ら透かさせる、ひとの手形のそれを眺めては。何かの拍子に破れては堪らない、とパーカーの中にしまいこむ。裸のてのひらに予備を嵌め直し。マスクの吸収口をこんと癖づいて叩き、昨日の事ですこし、効果の薄れたそこを整える。
食欲を“どうぶつ”の好む味に練られたゼリーで誤摩化しながら。 帰り、食堂から持ち込んだ水のペットボトルと、チューブも羽織った迷彩のそこにしまいつつ。]
(159) 2015/07/13(Mon) 10時頃
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――第1棟廊下→――
( …人質、とかいるかな。 )
[ 白亜に不釣り合いにあたえられた“おしえ”に、なじみの亀に、声に。“そと”への乞いは、「満腹」にならない腹の虫の鳴き声と同じよう、留まることなく。
勿論、手段上でほかを死なせるどころか、傷つけるつもりも毛頭ない。動きや音に過敏すぎる器官には、過程、ひとに大人しくしてもらうことも必要だろう。 『処分』と、少なくない可能性を持つ己には、一応の防衛策にもなる。“管理者”に協力も期待できない以上。実際錯乱するよりは、と、思いつつ。
――そんな手をとることにならないといい、と。面体の下、考えを巡らせながら。
文字をしるため、幾度かかよった図書室。 ――あそこなら、地図やらの類いもあるかもしれないと。昨日>>24のそれを確かめようと、自室から足を踏み出した。 ひと目を憚る歩みで、近場の第1図書室へと向かうがてら、誰かとすれ違うこともあったろうか。]
(160) 2015/07/13(Mon) 10時頃
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―― → 第一棟 ――
[ 朝はまた昇る。Y日、今日も男は大扉の前で朝風をみた。 僅かに混ざる潮風は、鮫でも呼びそうだと思いながら。 ―――然しまるで隠されたような第三棟に、来れるか否かなど大方知りつつ。 よもや男の知らない所で同僚が暖炉に入るのを目撃されていたことなど、知りもせず。予測もせずに。 男は犬の頭を撫でた。 すり、と寄せられた犬の顔は、妙に重く擽ったい。
そしてまた朝が来たとマイク越しに呟いている間、その後、いつか。 自分より高い位置に居る「 上司 」が外の世界に足を運ばせるのを、平生の無色の瞳で見付けることもあっただろうか 。 ]
(161) 2015/07/13(Mon) 11時頃
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―――……そう言えば何をしようと、したのでしたっけ。
[ しかしそれも一閑であれば、男は顎元に手を充てこてりと首を傾げた。何か忘れて居ることが、有る気がする。 それは昨日放っておいた、割れ皿のことだったか? それとも床にへとりと掠れついていた、血のあとだったか? どれもしくりと来ない。 鮫との約束――は、彼から来るのを待てば良いのだが。
…ここまで考えて、男ははた、と気付いた。 そういえば、約束を守っていない、と。元に戻すと言って、戻すことのなかったことは。――挨拶の返しをもらっていないことには。 ]
………。上へ行こうと思ったんですがねえ…
[ 男は踵を返して、暖炉の下へと足を運ばせた。 繋いでいたはずの番犬の、鎖は、首輪は。考え事をしていた為に付け直すこともできなかったかもしれない。
暖炉の下、図書館のそこに身を滑らせる。そうしてまた、歩を進めた。]
― → 第一棟 図書館入り口前 ―
(162) 2015/07/13(Mon) 11時頃
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[ 彼女のくれた翼のカーテンの中、 火照った舌でエナメル質の奥をかき回す。
絡め取ったそれを小さな音を立てて吸いながら 互いに殆ど見たことすら無い場所に、触れているのだと そんな事実が 熱を持った喉を乾かしていく。
息つぎの仕方すらわからない、求めるばかりの熱の交換に ようやく入った吐息の隙間で 僕は格好悪く は、は、と肩で息をしながら すっかり熱の浮いた瑠璃にまつ毛をかぶせ 彼女へ額を擦り付ける。
柔らかな彼女の黒髪と はねっ返りの僕の髪が 汗ばんだ額の間で、ざりりと小さな音を立てた。
( そんな可愛い顔で呼ばないで>>141ほしい。 たべてしまいたくなるから。)
そう思いつつ。捕食されるのは、多分…僕のほうだ。]
(163) 2015/07/13(Mon) 13時頃
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[ 僕のことを、ほんの少しだけ卑怯と>>1:194 アキラは言ったけれど
確かに、僕は「卑劣」ではないかもしれないが
「ひどさ」でゆったら
……いい勝負だとおもうよ。]
(164) 2015/07/13(Mon) 13時頃
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[ 多分僕以上に 恋慕を紡ぐに慣れていないだろう唇が 「すき」>>142と 大きなことばの塊を描いて まっすぐに、まっすぐに僕のからだを貫いてゆく。
彼女に言われて、やっと 自分の抱えるこれは「すき」なのかと
自分の気持ちのかたちすら ままならないまま 至極勝手に手を伸ばして、くちづけをして 彼女に先に言わせてしまった 僕の狡さは
( ――情けない、なぁ。 )
泣いてしまいそうに、くしゅりと瑠璃を歪めて 僕を包んでくれる か細いからだを抱きしめる。
あんまりにも情けなくて 逸らしてしまった目は 縋り付くように彼女の胸元に埋めて とくり とくり と打つ心音を追いかけた。]
(165) 2015/07/13(Mon) 13時頃
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[ すん、と小さく鼻を鳴らし 森の馨を抱きしめて 僕の熱っぽい吐息は白いブラウスに染みてゆく。
羽根の根元、柔らかな脇羽に指を絡めて 油膜の張った瑠璃色は 夜空を仰ぎ ]
―――― 好きだ。
[ からっからに渇いた喉で 告げる。
前歯で噛むようにして解いたブラウスの釦
色が無いと呟いていた彼女の真白な胸元には、 暫くの間 淡い けれど僕の爪より色めいた 鴇色の花が咲いていることだろう。*]
(166) 2015/07/13(Mon) 13時頃
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[ 東の空が白む頃、漸く問えた”秘密”の答え>>143は 確かに僕にとっても持て余すもので ”どうしたらいいか” もすぐには浮かばない。
先ず浮かんだのは 血気盛んな針鼠のことで。]
…どうしたら、 だけれど ジリヤに教えるのは一寸待った方がいいかもね。
[ 身を顧みず 突撃するのが目に浮かぶようで、 彼女の為にも僕等の為にも 安易に伝えるのは止そうと。
僕に吐露して安堵する様子の彼女に擦り寄って ”いまは、おやすみ” と呟いた。
毎朝、庭に響いた慈しみは、今朝は小さな部屋の中。 まるで子守唄のように柔らかなおとが 彼女を夢ごと 包むだろう。
夢の中で、彼女が両親に会えることを 願って。*]
(167) 2015/07/13(Mon) 13時頃
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[ 目の前の深まる寝息に、僕もうとりと意識が揺れて 幾度めかの唄は 途中で途切れる。
自分の部屋に帰らなきゃ、って思ったけれど 静かに歩けない自分の脚と 音に過敏な彼女のせいにして
ぼくはこっそりと 彼女の寝顔に溺れるまま ベッドに凭れるように 意識を手放した。**]
(168) 2015/07/13(Mon) 13時頃
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[突然の闖入者に、思わず扉の方を見ると。そこには管理人の一人が立っていた。 彼とジリヤのやり取りを茫然としたまま、ただ眺めていると。ジリヤは、部屋を出ていくようで]
....別に、人間になりたいわけじゃない。ただ、外を知りたいだけなの。 貴方には関係ないでしょ。邪魔しないで。
[そう呟く声は、彼女に届いただろうか。 そしてもし、彼女が部屋を出ていくことがあれば、管理人にこう頼んだ]
机の上に注射器があると思います。それで、この薬液を吸い上げてくれませんか。
[一度アンプルから出た薬液は雑菌の温床になる。ガラスの破片が混入するかもしれない。 そんなこと、どうだっていいことだ]**
(169) 2015/07/13(Mon) 16時頃
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その薬を使ったら、一生知らねぇままだよ。
[人に身をやつして出る外など、ハリネズミにとっては外ではない。自由は誇りの上に成り立つのだと、彼女は考える。奴隷の幸福など、真っ平御免だ。…その考えは、きっと、孤独の中で自由を生きざるを得なかったから、生まれた、身を守る歪んだ針。今日も誰かを、また傷つけた。>>169つぶやきに対してそう吐き捨てると、まっすぐに自室に元自室にもどる。苛立ちを抱えたまま、治療を施して、その日は寝ただろう。…久しぶりのベッドだった]
(170) 2015/07/13(Mon) 17時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 18時頃
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[長い長い二度目のキス>>163は、甘くて、熱くて。やがて淡い林檎の味は溶けて消えた。 舌を絡め取られるまま、私は夢中でフィリップを味わう。 捕食するってこんな感じなのかしら、なんて。 口づけに酔いながらそんな考えが頭を過ぎると、ぞくりと体を電流が走った。 もっと。もっと欲しいわ。もっと、もっと。 我慢のできない子どものように、欲望のまま、求めて、求めて。 いつしかフィリップの背中を抱きしめる私の手は、指先が白くなるほど力がこもっていた。 脳裏を過ぎるのは、月見が書棚に戻していた本のタイトル>>3。 嗚呼、確かに私は、けだものなのかもしれない。
私は、自分のことを無感動な生き物だと思っていたのに。 どくどくと心臓が脈打っていて、私は間違いなく興奮している。 汗ばんだ額をくっつけるなんて、厭わしいはずなのに、 荒い吐息が混ざり合うなんて、気持ち悪いはずなのに、 私はこの上ない多幸感に満たされて。 きっと、無表情なはずの私の瞳は、欲望にけぶっていただろう]
(171) 2015/07/13(Mon) 18時頃
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[それなのに、肝心なことをまだ伝えていなかった>>141なんて、なんという失態。 聡明なんて評価を誰かからもらっていたような気もするけれど、今すぐ返上しなければならない。 少し前、欲望のままに貪るような大胆なことをしたくせに、たった三文字の気持ち>>142を伝えることに、酷く緊張した。 胸元に顔を埋められる>>165と、まるで私はそれが当たり前のように、両手で頭を抱き寄せる。 跳ねるフィリップの髪をそっと撫でたけれど、激しく脈打つ胸の音を聞かれているかと思うと、本当は恥ずかしくてたまらない。 ブラウスを通して伝わる、彼の熱い吐息>>166にさえ私は煽られて、こちらを見上げる瑠璃色を見つめ返した私の瞳は、きっと熱っぽく潤んでいた]
(172) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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……こっち。来て。
[そうして告げられた言葉>>166は、ますます私を追い詰める。 はしたないとかそんなことを考える理性は、とうの昔になくなっていて、ベッドの上に彼を招いた。 釦が解かれ、露わになる痩せぎすで貧相な私の体。 羞恥に顔が真っ赤に染まって、胸元に花が咲いて、色のない私に、フィリップはたくさんの色を与えてくれる]
あなたも。
[脱いでほしい、と。すっかり翻弄されながら、私はまた一つはしたないお願いをした。 だってフィリップは、私の獲物なのだから]
(173) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[打ち明けた秘密。フィリップの返事>>167に、そうよね、と私は頷く。 ここから出て行くための、情報。きっと誰よりもそれを欲しがっているのはジリヤで、もちろん私も彼女の願いがかなうことを願っていて、でもだからこそ、迂闊には言えない。 抜け駆けするつもりは毛頭ないから、いつか伝えるつもりだけれど、そのタイミングが難しいと思う。 秘密を共有できた安心感。それだけじゃなく、側にある体温が、私を酷く安心させて。 子守唄のような歌声に、私の心は凪いでいく。 こんな風に眠れるなんて、なんて贅沢なのかしら。 そう思ったのを最後に、私の意識は途切れた]
(174) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[声がする]
「もう、大丈夫ね」
[真っ白な世界の中、響く声。その声は確かに、私の持つ声と同じだった]
「幸せな記憶があっても。 それが、いくら懐かしんでも、もう二度と手に入れることのできないものだったとしても。 あなたは、もう大丈夫よね」
[嗚呼、これは私だ。10年前、それまでの記憶を封印した、私だ。 ありがとう、と私は呟いた。10年間待っていてくれて。そして今、私に記憶を返してくれて]
「あの日には、もう戻れないけれど。 でもあなたは、それを乗り越えられる、別の幸せを手に入れたから――――」
(175) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[目を開けると、枕が濡れていた。どうやら眠りながら泣いていたらしい]
私……。
[いくら考えても思い出せなかった、完全に空白だったはずの記憶が、当たり前のように私の中に存在していた。 呆然としながら私は起き上がって、ぽたり、という音に下を向く。そして、ついさっきの認識を訂正した。 私は、眠りながら泣いていて、起きてからも、泣いているのだ。 手で涙を拭いながら、私は混乱していた。どこからが夢で、どこまでが現実なのだろう。 ああ、いけない。あんまり擦ったら、目元が腫れてしまう。そんな風に、たしなめたばかりだというのに……たしなめた?]
(176) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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――――……!!
[がば、と私は上掛けを投げ捨てて、部屋を見回した。 そしてベッドに凭れる姿>>168を認め、心底安堵する]
よか、った……。
[何が夢で、何が現実でも。 昨日の夜のことが、夢でなくて、本当に良かった。 あれが夢だったりしたら、きっと私は、心の底から絶望していた。 止まらない涙をそのままにして、私はベッドを降りる。 ベッドで休めばよかったのに、と小さく笑いを零しながら。けれどそんなところもフィリップらしいと思う。 眠る彼の前に、しゃがみこんで]
フィリップ。
[そっと声を掛けると、頭に口づけを落とした。 梟が鸚哥を起こすなんて珍しいこともあるものだ、と思いながら**]
(177) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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ン、うぅ…
[久しぶりによく寝た。毛布も使って防護策を図ったからか、起き抜けだというのに珍しくどこも怪我をしていない。医務室であの後何があったかなど、知る由もなく。]
…何すっかな。図書館にでも行くか?本なんてあっちじゃ読めねーからな…
[なんとなく第一図書館に向かう。憂さを晴らすような考えは、なぜだか出てこなかった]
(178) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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[「ただ、外を知りたいだけ」 場の闖入者たる彼はその言葉を聞いてふと思う。
(「 …こわい。森へ還りたい ……にいさんを かえして」)
もしも。この仔らを、あの大扉から出したなら。
―― そうしたい、と思う心と いけない、と自制する心は
彼女>>169から発された頼みに引き戻された。 ジリヤの針のような白い髪を見送ってから 彼はクラリッサを見下ろす。]
(179) 2015/07/13(Mon) 20時頃
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……断るよ。 それで打つ気だろう? 外に出る前に君が危ない。
[自殺願望でもあるなら兎も角。 清潔なタオルを一枚。クラリッサに差し出す。]
顔を拭くといい。 それと、怪我はしていないかな。
[それから掃除用具入れに向かい、手袋をして、 雑巾と紙を手に後片付けをはじめた。
アマルテアには、後で謝っておこう。 医務室で袖をひっかけたと。 貴重な薬ならば申し訳ないとは思うが。
……そんな事を考えながら。]
(180) 2015/07/13(Mon) 20時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/13(Mon) 20時頃
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―― 第1図書室前 ――
[ やがて辿り着いた、見知ったその室前に。以前“おしえ”を与えた長い髪の男>>162の姿はあっただろうか。 自慢げに語ったその通り、足が用向きへと進むのを見れば、ただ見送るに留めようと――
――そういえば。“今度”と「宿題」にひた、と歩みを止める。今日とて変わらず――上の羽織りはなかったかもしれない――“いのり”を身に纏う彼に、やはり奇異めいた意識を向けながら。
ドヤ顔でこたえを出せる程、底も知らなければ。「ほしゅう」は困る、と一先ず宿題は端に置きつつ。]
…ヴェスパタイン。
[ “プール”へは行けない。今日は。――そうして、恐らく結果がどうあれ、これからも。……“そと”で、管理者の彼にあうことも、あっても困るのだろう。 「協力」を求めるつもりもなければ、明かす気もなかったものの。思いがけず、独り言めいて排気口から漏れる声が。
彼へ届くこともなければ、それ以上は避け。 気づいたのなら、誤摩化しぎみに、“どこかへ行くところか”と、問いを投げつつ。 くん、と敏感な鼻を動かし、彼の衣へ――また図書室内に“におい”が残っていたなら、僅かに首を傾げたのだったか。]
(181) 2015/07/13(Mon) 20時半頃
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