303 突然キャラソンを歌い出す村4
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…ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜、
うむぅ〜? みえたよーな見えなかったよぉな、
…いや!?!? めちゃ光っておるぞ!!?
あっきえた! 今の本はどれじゃどれじゃ!
[ダダっと本棚に向かうとその辺りの本を物色し始めた。]
(89) 2020/01/12(Sun) 23時半頃
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CC レイは、メモを貼った。
2020/01/13(Mon) 00時頃
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─ 夜/乃束家 ─
[殺されたくない。とそう言った桐野が>>3:476、話の途中で、俯いてしまう>>3:478。]
…… ……
[立ったままで、ぎゅっと奥歯を嚙み合わせる。ぎゅっと拳を握った。]
(90) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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[>>3:480 祖父からの血なのだと、黒い羽根を背負わされてしまった桐野が言う。離れたくない。とはっきり言われて、身体の横に降りた拳をぐっと強く握りこんだ。
どうして、と戦う理由を言われて、下を見る。]
規律を、守れなくなる、から。
欲を、抑えられないから、 …… … 他を、堕とすために、 その力を振るうから……
[天には、ルールがある。規律がある。天使候補の査定の件にしてもそうだ。堅苦しいいとも世知辛いともいえたが、野放図な弱肉強食の世界で生きられない存在に居場所を作れることもある。]
(91) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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[でも、 でも。
そんな「対立の理由」は、結局のところ 腹の底から来たものじゃあない。]
(92) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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[音楽は鳴りやまない──>>31 ノアの視線に、ぐっと顔を上げた。]
♪
なあおい、まだ何もやっちゃいねぇだろ雛鳥 背負わされた翼の運命になんて負けるなよ! 決まってる?(Ah!)この世とバイバイ?(Ah?!) 逃げ出すにゃ早すぎる選択!!
これまでの我慢の上にさらに誘惑 暴れだしそうでしんどいなら
所属の垣根なんて跳躍超越 堕ちそうなら引きずりあげてやる 服の裾 噛みついて離さない
ぶつけてこいよ 繋がった鎖(きずな)も 箱舟も ちょっとやそっとじゃ堕ちはしねえ!
(94) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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♪
ぶつかりあうのだって 友達だから 遠慮抜きの拳だって受けとめてやる!
戦う相手も理由も 一緒にいるためだ
だから お前も 抗ってくれよ!!
♪
(95) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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[腹に力を込めて両腕を脇に引いて全身で吠える。 余韻と共に、口を引き結んで眉を寄せた。 制服の胸のシャツ、さっきの桐野の鏡返しのように、 ぐっと掴んで、]
(96) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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── キツイこと 言ってるよな 誘惑 期待 欲望 願い事
自分の本音(エゴ)と戦うのは自分自身
でも 壊したくない その未来予想図 今も確かに胸に輝いてるなら── ♪
(97) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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ガルムは、めいっぱいに息を吸い込む。
2020/01/13(Mon) 00時頃
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♪
It Beautiful word…NoNoNo It Beautiful world! You can Change your world…Ah yeaaaaaaah…!
手を伸ばせよ!
どんな嵐がお前を攫おうとしても きっと ここに 繋いでてやるから!
(98) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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[叫ぶように、歌をぶつける。
悪あがきで、もしかしたら、相手に望まれてすらなくて、一直線に行くしか知らない犬が、また一方的に突っ走っているだけで、もしかすれば最初の最初から、間違っているのかもしれなかったけれど。]
…〜〜 ソウが、
[引き結んでいた口を開く。二年前まで犬だったような生き物に、その前はただの兵器だったような存在には、或いは誰にとっても選択の正誤の判断なんてものは難しかった。ただ、引くか進むかだったら、進む方を選ぶ性質だというだけで。]
(99) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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ソウが、諦めたくねぇって そう言うんなら、 おれは、おれも、ソウの味方でいる。
堕天使とか、悪魔とか、天使とか。 そういうので考えるの、いっかいやめる!
(100) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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[その態度がばれた後で、天界に属する自分にどういう処分が下されるのかは、二の次、三の次だ。それよりは、大事にしたいと思えるもののために動く方が、よほど足が止まらずにすむと思った。]
なんかしちまいそうで怖いってなら ぶんなぐってでも、そのときに止めるよ。 だから!
そのまんまじゃ…… なくても。 いままでどおりじゃなくても。
ソウとも一緒にいられる道じゃ、なきゃ
おれは、いやだ。
[絞るような声といっしょに、少し濡れた目で。犬から人間に変わった青年は、音楽の中で桐野を、強く睨んだ*。]
(101) 2020/01/13(Mon) 00時頃
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― 学園近くの高級マンション>>68 ―
[現れたスタンドマイク。それを虹の羽を持つ天使は嫋やかに握った。くるりとスタンドマイクを回すと、その先を斜め上の天へと向ける。斜に構えた立ち方のまま、首だけをマイクと同じ方に向け、ポーズを決めて虹の羽根を大きく広げれば、
ファァァァァァァ…と高めのSEと共に 天使の頭の後ろに円形の虹が掛かった。天使の輪である。]
(102) 2020/01/13(Mon) 00時半頃
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[柔らかに伸びた手指が、つう、とスタンドマイクを沿うように滑る。その頂点、海綿のような塊(集音する部位)にたどり着くと、そこを包むように優しく握り。 薄蒼色の目は伏せがちに、天使は口元にマイクを添えて、息多めに囁いた。]
イースター。
範囲は悪魔の彼に。 増幅機能を上げなさい。 『デュエット』だ。
[これは、難しい話ではない。 歌声であれ、福音であれ。それが音であるならば 一人より二人の方が声は大きい。良く届く。 そんな当たり前の理論だ。]
(103) 2020/01/13(Mon) 00時半頃
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[戦う六対十二枚の羽根を持つ悪魔を眼前に、 マイクへ歌いかけようとしたその時の事。
ふいに、天使の目がほんの少し、 驚いたように見開いた >>#5]
(104) 2020/01/13(Mon) 00時半頃
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[真名と言うものは、大きな力を持つ事もある。 恐ろしい悪魔とて、真名を呼ばれるのが苦手な者だって居る程に。一説には、呼ばれると魂を縛ってしまうとも云う。]
[カイロ、暗示、不老、吸魂、etc…
この天使は、気が遠くなる程の永い間を人に奉じ。 人に奉じる為に権能を重ね、 ―――そして、重ねに重ね過ぎた。
奇跡で歪められた肉体はあまりにあやふやで、 もはや存在を定義するには、魂を語るしか術は無く。 肉体より、魂に依存した存在に成り代わった。]
[故に、この天使にも真名が効く。 むず痒いような。無視し難いような。 まるで犬の躾>>1:138にも似たその感覚を、 この天使は苦手としていた。]
(105) 2020/01/13(Mon) 00時半頃
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[―――それが、本当に「真名」であればの話だ。]
[驚いたように見せたのは一瞬の事。 薄蒼色の双眸は、再び薄く細められたのだった。
す、と静かに息を吸う―――……♪]
(106) 2020/01/13(Mon) 00時半頃
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不正解。
あの同僚かな。
だが、彼はやはり便利だねぇ。
「それ」じゃ、
こいつも、わたしも縛れない。
[先程の反応は悪戯心。
上がる水泡音。腹の裡で、悪魔は嗤った。]
ニコラスは、イースターに話の続きを促した。
2020/01/13(Mon) 00時半頃
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―高級マンションから飛び立つ天使の腕の中で…―
[スタンドマイクの回る軌跡はまさに、虹の輪と呼ぶにふさわしいものであった。虹の羽の天使の腕のなかでマイクに口元が近づく。その息(ブレス)とも祝福(ブレス)とも呼べるなにかすらも、このマイクは夜空の星よりも眩く増幅した。>>103>>102]
音量・指向性に関するご希望を承認しました。 ―― 準備を完了しました。
デュエットの申請を承認。 夜間ですが、多少目立ちます。 宜しいですか?
[マイク形態のイースターには音声が備わっている。 対話(セッション)に重きをおいたマイクは、歌い手の望む歌唱の形態のお手伝いができるようにデザインされていた。 天使に握られたスタンドマイクにも、この時だけは虹の輪がかかった。恐らくはこの天使に持たれているが故だろう。]
(107) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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[二重の虹となった天使とマイクは、六対十二枚の羽もつ深い闇(あくま)と対峙した。>>104]
(108) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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何、まあ何とかなる。
そうじゃないと届かんだろ。 やりなさい。
[>>107 イースターの問に、派手な色と派手なマイク(エフェクト実装)を持った天使は、事も無げに返答した]
(109) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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♪
fall in sky 衝動が君を襲う 一筋の熱が伝う 解けぬ鎖のように 君に向かうその刃 それさえも受け入れたなら 心臓の止まるような残響 深く強く 胸と響け
[歌うのは、現状の光景。 堕天使が悪魔に立ち向かう目の前の光景だ。そこに彼の刃が避けにくくなるような、そういう心理を込めた歌である。
それらが二人の見た目に合わせ、鋭いギターとストリングス、パイプオルガン等からなる楽器で、ビジュアル系讃美歌みたいなBGMに沿って奏でられている――――!!]
[マイクを抱えるようにして歌っていた身体が離れ、 ダンスを踊るようにしてポーズを取る。 そう、ここからイースターの歌へ委ねるように―――]
(110) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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[>>#1天使は、知らない。 どうあっても、悪魔は悪魔であること。 首に鎌が当たらなかったのは、堕天の弓矢に助けられていたからということ。 狩る気なら、隙だらけの天使など簡単に落とせたはずなのに、そうならなかったのは悪魔と堕天使の間の関係性あってのことだということ。 いくつもの幸運が重なって、天使は舞台に立っていた。]
(111) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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[とはいえ、得物も作れず落ちぬのが精一杯という現状では、戦闘に直接加勢することもできない。 ならば、出来ることはひとつしかない。 普段ならば受け取る側のそれ、慣れない行為は決して強い力は産まないかもしれないが。]
――Gloria,
[ただ呟くように、歌う。 旋律もなく、伴奏もなく、けれどこれは歌だ。 あるいは堕天使には逆効果となりかねない、真実そのもの天使の"福音"を唇に乗せる。]
(112) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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Gloria,高きみそらの上に 振るう剣 かがやき 悪しきものをつらぬく
Gloria,貴方のみ名のもとに 強き力 降り注ぎ あまねくもの守らん
[届ける相手が堕天使というのが非常に癪だが、今はこれが最善に思えた。 二度とやらないと内心誓いながら、堕天使の力を増幅するために、歌詞を風に乗せていく。 堕ちた天使であっても、今なおどこかに清らかな心を持つのなら、届くはずだ。
そうして福音の力あってか、あるいは『デュエット』の力か、奇跡が重なったのか。 黒炎の剣は悪魔の腹を貫く――]
(113) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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─ 夜・自宅 ─
[想いが、激しくぶつかり合う。 譲れない願いが、叫ぶ祈りが、熱く、熱く胸を揺さぶる。 今まで聴いたことの無い、二人の本気の音。 のあの目頭も熱くなっていく。]
シロ、よく言った! …そうだよ、のあたちはそーちゃんの味方。
願うものはみんな、同じなんだよ? のあだって、そーちゃんも一緒にいられなきゃヤダ!
[ドンチャ♪という音が穏やかな曲調へ変わっていく。]
(114) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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一人で守ろうとなんてしないでよ 一緒に守らせてよ 君の世界を 君は一人じゃない 怖がらないで さあ手を伸ばして……
♪
(115) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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It Beautiful word…NoNoNo… It Beautiful world…OhOhOh… You can Change your world…say come on!
It Beautiful word…NoNoNo… It Beautiful world…OhOhOh…
We can Change your world…yeaaaaah yeah yeah!
a-ha!lala lala uh—-yeaah Fu!
(We can change…you can change…)
♪
(116) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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[後奏のメロディーに、力の限りの高音を乗せる。 フェイクではなくアドリブ。 この叫びは、予め用意されたものなんかじゃない。 今此処で感じた熱を、鼓動を元に、即興で作り上げた魂の音。 その音は、桐野の胸に届くだろうか。
のあと、シロが伸ばした手は────────**]
(117) 2020/01/13(Mon) 01時頃
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