208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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その後に、主と会って、吸血鬼という存在を知った。
……それで、その衝動が抑えられないならと思って、薬を飲んで、きて。
[けれど、自分が本当に怖かったのは、血を口にすることではなく、生き延びる為に友すらも利用する自分の浅ましさなのではないか。
掌で、顔を覆う。
不思議なもので、言葉にするとそれらは連鎖的に途切れずに連なっていく。
そこで一度、言葉を切る。]
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次来るときは、もっと綺麗に片付けとこわい。
[くしゃくしゃのシーツの上に座る姿を眺めた。 そこで寝ることは少ない、普段は床に座って寝たりなどが多いからだが。
彷徨う視線を捕まえてしまえば、此方も緩く微笑み返した。 怖がらなくていいと、暗に告げる【4】。]
ん、ちとまってな。
[少しの間体を離すと、何もかかれていないスケッチブックを取り出した。 彼の忘れたくない記憶を、それに描こうとペンを持つ。]
(366) 2014/12/30(Tue) 03時頃
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[男は隣に座り、スケッチブックを開く。
彼の口から落とされていくのは、『怖い夢』の話だろうか。
まるで民話にでもありそうな物語。
赤い血を啜った、働き者の少年の行く末。
“友人”を糧にした、吸血鬼の話。
話を聞いている間、男は声を出さなかった。
真っ白なスケッチブックの中にペンを走らせていく。
ただ、時折隣に視線を向けては
彼がどんな顔をしているのかを、見つめて。]
[止まることなく語られた話。
やがて、顔が覆われて言葉は途切れる。
同じように一度手を止めてペンを置いた。
無意識に手はのびる。
肩へと伸ばし、軽く抱き寄せようと。]
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[スケッチブックにはきちんと、その疑問まで書き連ね そしてペンは一度置かれて、手はゆっくりと動く。 彼の肩を抱こうと。]
たぶん、もしかしたら要らんのじゃない? 血を飲んだ記憶は……ないけぉの。
[思い返してみても、血を飲んだ記憶などない。 男にあるのは、血を流した記憶と───]
(367) 2014/12/30(Tue) 03時半頃
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[───人を殺した記憶。]
…………。
[少しずつ、ゆっくりと、靄のヴェールが外れていく。
生きるために友人を手にかけたのであろう彼の話を聞きながら。
思い出すのは、男が『誰か』を殺めた理由。]
[語る表情には、笑み一つない。
彷徨う視線の先は、自らの言葉を追う。
恐怖よりも、嫌悪の勝る記憶。
けれど、その嫌悪を恐るならば、それすらも“怖い”夢となるのだろうか。
指越しの視線は、ペンの手の止まる方を見る。
伸ばされた指を拒むことなく、抱き寄せられるままに身体を預けた。]
……本当は、もっと沢山、覚えていないといけないんだと、思う。
けど、……もう、あいつの顔も、思い出せない。
[年の頃も、性別すらも、
恐怖ばかりが勝ってしまい、それ以上を覚えていられない。]
今話せるのは、ここまで。
……今晩も、薬、抜けそうなら、抜いてみるから。
朝になってまた何か思い出したら、書いて貰えるか?
[最後にそう付け加えれば、微かに笑う。]
[自らの記憶に向き合おう、自らを記録していこう。
そう思った切欠は、何だったか。
例えば、覚えていられない愛の言葉だとか。
例えば、温かな食事の味の良さだとか。
例えば、書き留められない旋律だとか。
きっと、そんな些細の事の積み重ね。]
……うん。
[笑みもなく落とされていく言葉に、小さく頷いた。
体重を預けるようにする体を抱き寄せて。
本当なら強く抱き締めてしまいたかった。
ぐっと、堪えて肩をとんとんとあやすように叩く。]
そか。
……、…。
[今己は、酷いことを口にしようとしている。]
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