226 【突発誰歓】君の瞳に花咲く日【RP村】
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[ヒナコの異変を見て、 シーシャも動揺し心配しているように見えた]
兄ちゃん、早く何とかしないと。 先生に見つかる前に。
[彼女の安全を考えれば医師に相談すべきだろう。 そう思う。そう思うのだが、そうする気にはなれない。
ケイトリンが連れて行かれてしまったときのこと、 トレイルが運ばれていった時のことを思い出す。 あの事務的な、何処か寒々しい様子。 彼らは感傷の為の猶予はくれはしない。 それはきっと、ある側面で正しい。 ……だけど、]
(86) 2015/06/14(Sun) 04時半頃
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[それでは駄目な気がする。 頭の中で思考をめぐらせていると、 不意に少女が声をあげた。
最初は意味のない音。次に単語。そして最後は、]
……………。
[それは歌だった。 彼女の想いを閉じ込めたような詩だった。 誰へ向けられたものなのかは、直ぐに分った]
(87) 2015/06/14(Sun) 04時半頃
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[穏やかな風が吹いている。 酷く優しい風だった。 歌声はずっと続いている。
男は黙ったまま、数歩後ずさる。 そしてちらりと、シーシャの姿を見た。 二人の間で交わされた約束も想いも知らなかったけれど。
黒い翼を風に揺らしながら、二人を見守る**]
(88) 2015/06/14(Sun) 04時半頃
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あァ、…そうか。 連れて行かれたのは知ってたケドよ。 花は――残ってたんだな。
[シーシャはあの"ミイラちゃん"が花なんて自室に置いていたとは知らなかったから、素直に驚いた。>>81
年の近い割に達観したところがあって、シーシャがころころと"代わって"も動じない人だった。 最後に顔を突き合わせたのは――朝食のきしめんが包帯に似ている>>0:103なんて話をした時だった。
アダ名が名前にならなきゃいいな>>0:95とかなんとか言った気がするが、もしかしたら、今は本当に"ミイラちゃん"かも知れない。と。ふと、心に過ぎった。
淡紫の花の花は群生してそよそよと揺れている。 …花は喋らない。ただ風に揺れているだけだった。>>4:156]
(89) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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[シーシャは眼前の少年の名前を知っている。>>82 けれど、長話を交わすということはあまりなく、名前"だけ"を知っているに等しくて。 数日前にその名前を口にした口は今は名前を紡がない。]
――…まァ、忘れっちまったなら仕方ねぇ。 それでもよ、こいつがココにあるってだけで、
[一旦花々を見下ろして、シーシャは続けた。]
この花に思い入れがあるってェなら十分だろうよ。 ココならよっぽどのコトが無きゃ枯れそうにねぇし。
[だろう?と同意を求めつつ、足音>>72に振り返ればそこには一日ぶりの弟分の顔。 よォと手を振れば"声">>75が聞こえて、樹上へと視線を戻した。]
(90) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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[枝の上で揺れる蝶の翅をシーシャの蘇芳色の瞳は見上げる。 ばさりと固い音が聞こえた。――紙の音、だろうか。>>74 直後、意味を成さぬ声が風に乗ってシーシャへ届く。
音の羅列に混じる"やくそく"の言葉が耳朶を這う。
その時、体の奥深く。どこか見えぬ場所で音が鳴る。]
(91) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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[ ……ぱりん。 ]
(92) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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『 約束。 やくそくだよ 』
『 ぜったい、うたうから ききにきて 』
「 約束だ。 」
「 もし、オレがオレを忘れてしまったとしても、 "私"しかいなくなったとしても、きっと 」
( 忘れない。絶対に、思い出すから――――…… )
(93) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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[記憶の奔流は一瞬で通り過ぎ、後には何も残らない。 シーシャはハッとしたように目を瞠ったけれど、 過ぎていった記憶の端を掴むことは出来なかった。 その間に話しかけられたとしても気付かなかっただろう。>>86
そうしているうちに樹上の"声"はやがて歌に変わる。]
(94) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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[それは、確かに歌だった。 荒削りの、けれど想いのこもった歌だった。
穏やかに吹く風が中庭を渡っていく。 不意に、目の奥が熱く。熱くなる。 堪えきれずに瞬けば一筋、頬を水滴が伝って。
流れていく液体は奇妙な温かさを伴って、落ちる。 次々と溢れるそれを止めることもせず、 シーシャは繰り返される歌を聴いていた。
いつまでも、いつまでも聴いていた。**]
(95) 2015/06/14(Sun) 05時頃
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― 回想:夜・自室 ―
(>>8) [その拙い歌を書き終わった時、 ぶちりと嫌な音がした時。
ぐるぐると視界がまわって、 からん、と手にしていた シャープペンシルが転がる音がした。 蒼い羽が、大きくなるのを感じた。
めきめきと育つのは 「わたし」ではない何か。 ばかなわたしは、唐突に自分の”終わり”を悟る]
(96) 2015/06/14(Sun) 10時頃
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ま、
[待って。まだ、約束を果たしてないの。 ナナちゃんと交わした約束。 シーシャさんと交わした約束。 ちゃんと果たせてないの。 叫んでも、消えていく、意識。 嫌。忘れたくない。]
[ぜえはあと息を切らしながら、 わたしは起き上がり、シャーペンを握った。 ベッドの上、暮れていく病室の中、 目に付いたレター用紙を取る。
その時、うまく取れなくて、 用紙がベットの上に散らばった。 かまわず必死に文字を書いた。]
(97) 2015/06/14(Sun) 10時頃
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[一枚目、名前の羅列。]
『……オーレリア ニコラス ナナ ゆり ケイトリン メルヤ タルト トレイル オスカー キルロイ シーシャ』
[オスカー、の文字の横に 下手くそな花のような何かと、マーガレットの文字
他の人の名前の横にも、桃色の花や飴、 音符、ピエロのような何か ――いろんなものをかいた。
キルロイさんに絵の書き方を教わればよかったと おぼろげな意識の中後悔した。]
(98) 2015/06/14(Sun) 10時半頃
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[二枚目、メッセージ]
『わたしでないわたし
えほんをあずかっています
なかにわのおおきなきのうえで うたをうたってください どこにいてもきこえるように
やくそくをはたしてください
やくそくをはたしたら、』
(99) 2015/06/14(Sun) 10時半頃
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( めきり、めきり、めきり )
[羽が伸びていく音が怖い。……怖い。]
い、や……! やだ、助け、て、 蝶になんかなりたくな――――
[バキン、と、シャーペンの芯が折れる音と共に わたしの意識は*]
(100) 2015/06/14(Sun) 10時半頃
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― 現在・中庭 ―
[ぱさり、風にあおられ、 レター用紙が翻っている。
木の下のひとたちは 静かに歌を聴いてくれたようだった。 ひとである「 」がそこにいたなら とんでもなく、顔を赤らめ ごめんなさい、と言って逃げただろうけれど。
ひとではない「それ」は何度か歌うと、 ぺらりと絵本のページを捲る。 女の子の空白の言葉は、 「 」にも「それ」にもわからないままだ。]
(101) 2015/06/14(Sun) 10時半頃
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[ 「それ」は絵本を閉じると、 ぱ、と枝から舞い降りて、ふわと着地した。 レター用紙を二枚とも落とした。
涙を流す彼>>95に首を傾げると 静かに持っていた絵本を差し出した。
終わりが近い。 遠くから複数人の足音がした。**]
(102) 2015/06/14(Sun) 10時半頃
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― 回想:夢から醒めて ―
[青年の目が醒めたとき、>>31 失くしたはずの記憶が自分の中にあることに気付いた。
――…けれど、それはただの"記録"だった。 記憶のひとつひとつ、思い出せはすれど、 その中に宿る感情を思い出すことは出来なかった。
…青年は、"私"との境界が薄れ始めていることを悟った。 記憶を記録としてしか感じられないのも、そこに残った感情を感じられないのも、"私"と混ざりかけているからだと、理解する。
混ざって、砕かれて、青年の欠片はやがて消える。 今は最後の最後、星が燃え尽きるみたいに、 僅かに青年の意識が表に浮かんでいるに過ぎないのだと。]
(103) 2015/06/14(Sun) 13時半頃
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[…次に"私"に代わったら、二度と戻れない。 ――それは、予感ではなく、確信だった。
どれだけ今のままでいられるのか、青年にはわからない。 一分?十分?一時間?それとも、一日? わからないけれど、それが長くないことはわかっていた。
時間は、ない。 自分が自分であるうちに、 『 わたしが わたしのままでいるうちに 』]
――――……ころして。
[絵本には書かなかった。――…書けなかった。 鮮やかに蘇るその声。その顔。空白の言葉>>101。 青年は噛み締めるように口にし、それを飲み込んだ。 それから、青年は小さく歌を唄う>>33と――…、*]
(104) 2015/06/14(Sun) 13時半頃
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― 中庭 ―
[塩辛い水が頬を伝い落ちるけれど、 シーシャにはその正体がわからない。
ずっと昔に忘れてしまったから。 ずっと昔に失くしてしまったから。
それでも、シーシャは"泣く"。 拙い歌に、その中に込められた想いに。
( …忘れない )
確りと伝わるたった一言。
『 君が忘れる日が来ても 』
――…わたしは忘れないよ。>>1:34 ]
(105) 2015/06/14(Sun) 14時半頃
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[やがて、歌は終わる。>>101 オスカーやキルロイはどうしていただろう。 そちらへ目を向けることはしないで、 シーシャは、地面へふうわりと降り立つ蝶の翅を見詰めた。
流れる雫は未だ止まらないまま。 地面へ落ちる二枚の紙を蘇芳色が捉えたが、拾うことはせず。 差し出された絵本を受け取り、ぎこちなく手を伸ばす。
頭へ伸ばした手のひらが触れることが叶っても叶わなくても、 身を屈めれば、小さく小さく、傾げられた首元へ言葉を落とした。]
(106) 2015/06/14(Sun) 14時半頃
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――――……ありがとう。ヒナ。
(107) 2015/06/14(Sun) 14時半頃
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[確かにそれを、それだけを伝えれば遠くから足音が聞こえる。 ――…誰の足音か。見ずとも、聞かずとも、分かる。 時間が、来てしまったのだと。
シーシャは涙を拭って、蝶の翅から身を離す。 けれど、くすんだ蘇芳色は黒々とした瞳を見つめたままで。]
君が忘れる日が来ても、俺は君を忘れない。 俺の瞳に咲く最後の花が君であるように。
――…けれど、君の瞳に花咲く日。 願わくはそれが俺の姿ではないことを。
[それは歌にならない詩(うた)だった。 掠れ声で囁くそれは蒼い翅の少女にだけ届いていればいい。 …意味が分からなかったとしても、聞こえていれば、いい。 言葉を終えればシーシャはその場に佇む蒼い翅を凝視する。 目の中に留めておこうとするように。忘れないでいるように。**]
(108) 2015/06/14(Sun) 14時半頃
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[蝶の少女が歌う詩が終わる。 ふわりと地上に降り立つその軌跡、落ちる二枚のレター用紙。 寄り添う二人から少し離れた場所で、 その落し物を拾い上げる。
―――もう、分かっていたことだけど。 文通の返事は、とうとう間に合わなかったらしい。
このレター用紙をシーシャに渡すべきだろうか。 ちらりと彼の方を見る。 だけど、最早それも必要がない気がした。 だから静かに、それをポケットの中へ仕舞う]
(109) 2015/06/14(Sun) 18時半頃
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[揺らめく紫色の中、遠くから近づいてくる人影を見た。 男はもう何も喋ろうとはせず立ち尽くし、 ヒナコ、シーシャ、オスカー、 その場に居る者達を見つめていた。
このひとときを記憶することしか、 自分に出来ることは無いのだと理解して、 ただ、じっと見つめていた**]
(110) 2015/06/14(Sun) 18時半頃
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[ぎこちなく伸ばされた掌を>>106 怖じるでもなくたんたんと受け入れ 撫でられると、心地よさそうに目を細めた。
青年が身を屈める。 「それ」は、落とされた言葉>>107を、 理解しているのかしていないのか、 ただ。月色の髪と青年の項を見ていた。]
(111) 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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[>>108
真っ黒な目は離れる蘇芳色を追う。 青年の唇が紡ぐ詩に耳を澄ましている。
ひらり、蒼い翅が揺らめいた。 ざあぁ、と風が草木を揺らした。
「それ」は、言葉の意味を理解してはいなかった。 ただ。]
(112) 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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…………シー。………ャ。 さ。
(113) 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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[白い頬に透明な雫がひとつ、ふたつ零れ落ちる。 泣きながら微笑んだ。
唇が一瞬、「だいすきでした」と綴ったのは、 最後に残った「ヒナコ」の残滓。
想いはいつからか。 その感情の名はなんというのか。 もうわからない。]
[ ぱちりと瞬きを一つした。
……それで、 「おしまい。」 ]
(114) 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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? ?? ……?
[ 「それ」は自分の目から零れるものを 理解できないかのように掌で拭うと その雫を見つめて不思議そうな顔をした。
それから、ひらりと中庭を、楽しそうに舞う。 キルロイの翼を見て 「あなたも飛ばないの?」といわんばかりに首を傾げる。 オスカーの植えた紫苑の花を嬉しそうに見た。
もはや正気ではなかった。 「それ」がステップと共に中庭の入り口まで来た時 現れたのは白衣の男。]
(115) 2015/06/14(Sun) 20時半頃
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