283 突然キャラソンを歌い出す村2
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♪あの子は いってしまった―――――――
[レコードプレイヤーから流れるワルツに合わせて、西は歌う。]
(892) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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猫?
[あっさりと肯定される言葉に、>>879 やっぱりと思いながらも どんな顔をすれば良いか解らなくなる。 ケンマの言ってる中に、知らないこともあった。]
ち 違う。 少なくとも、俺は。
[一階の職員室に行くとき、玄関の前を通る。 その時に>>873大声をあげてしまって、]
だってすげー悲鳴だったし! ほんとに何があるかわかんねーじゃん! あぶない事だったらどうすんだよ!
[足音が聞こえてそっちを見た。 あ、あれは。駆け出す様子の後ろ姿。 あの様子はエニシの方だろう。また口元を結んだ。]
(893) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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[急がなければ。 この一撃が止められる前に、せめてこのねっとり鬼畜虐待(まだ未遂)教師に一矢報いてやるのだ―――]
[ぐぽっ、と再び喉が鳴る。 「それ」はもう喉の手前まで来ている。
ああ、あの娘に感謝と謝罪をしなければ。 今この手が打てるのはあのペースト状の謎の食物をくれたあの子のお蔭だ。その恩を今、運命を変える爆弾に変えるのだ―――]
[ぐぽっ 、 最後に気味の悪い音が鳴り、 抱える手めがけて、「それ」は猫の口から流れ出た。]
(894) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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[ナツミが心配だ。こころが心配だ。 ケンマの事だって心配だ。 今のエニシの事だって。
だって何かあったって、俺にはなにもできない事を、 嫌ってほどに思い知っている。
気持ちに比例して早足になる。 職員室まであっという間だった。]
(895) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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[映像がスローになる。
それはまるで爽やかな青春物語の冒頭のような 流れる様なピアノの、爽やかなイントロだ。 キラキラとしたエフェクトを添えて始まった―――]
♪
今 流れ出す 溢れる虹のシャワー 弾けて光る 希望と夢の欠片
青春の色が今 きらきらと輝く―――…
(896) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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……随分と涼しげな風が吹いたな、じい。
[そう、夏めいた潮の香りと同時に、秋の訪れを感じさせる風が吹いたように思えた。 まるで台風が訪れるかのような、嵐と雷鳴の前触れのような。]
(897) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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─ 職員室 ─
[ついてしまった、という顔をしていたけど、 クラウザー先生が居ないと知ると少しほっとする。 いやほっとしちゃダメなんじゃないか??
とりあえず主目的だけは果たさないと、 来た意味がないので鞄からぐしゃっとした提出物を 先生に渡した。睨まれた。視線をそらした。 しかしなんとかOKをもらえて、緩く息をはく。]
先生、どこにいるんだろ。 動けてはいるようだったけど…。
[部活棟、という言葉に頷く。>>886]
(898) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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[頷いて、……]
ごめん、俺やっぱエニシの方も気になるわ。 ちょっと連絡とってみる。
[画面に視線をおとしながら部活棟へと歩く。 ケンマが急ぐなら無理はするなよと声はかけるつもりだ。 なにかあったら走っていく。 何もできなくてもそれは心に決めている。]
(899) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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─ 廊下 ─
[エニシに急いで文面を送る。>>873
「さっき玄関にいた?」 「大丈夫か?」
返事はどれくらいで来るだろうか。 気持ちばっかりが急いている。
悲鳴、逃げる姿、 屋上、柵の向こう、消える姿、
……どうしようもなく、不安で不安で、 たまらなくなっていた。]
(900) 2018/09/10(Mon) 01時半頃
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― 放課後・校舎裏 ―
ふふ、おとなしくていい子ですね。
[猫が腕の中でおとなしくふわふわになっている>>881ことに気を良くしたクラウザーは、好きなように猫の尾っぽをぴろぴろと遊ばせている。さっきは憂さ晴らしにこの火を消してやればよかった、と後悔したものだが。 これだけ意のままになっていると上機嫌にもなってしまう。 謂わば、生殺与奪の権を握っているようなもの。 すっかりおとなしい猫にゆっくりと話しかける。]
(901) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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おや、おしゃべりはしないんですか? 先生とお喋りしましょう。 そうですねえ…例えば、
貴方、ご存知でないですか? あの変質者…いえ、……
[何か続けようとしたところで、腕の中の猫の脈動に気づく。>>884]
(902) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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は。
[クラウザーは手を離さない。]
何ですか?
[クラウザーは、猫を飼ったことがない。]
え、死ぬんですか?
[重ねていうが、クラウザーは、猫を 飼ったことが ない。]
(903) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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ね、猫くん。
[しっぽを遊ばせる手も休まっていた。すっかり生殺与奪の権を握っていい気になっていた為に、目の前で起こっていることに少しばかり戸惑っていた。
のも、つかの間。>>896]
♪
今すぐに追いかけて ずっと追いかけて 真夏の噴水は 止まらない
君の大好きな しゅわしゅわサイダー ポンポポンポポン 七色に光って 宝物みたいだね────…
[爽やかなBGMとキラキラエフェクトと共に手の平にでろりと生熱い感触。]
(904) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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……〜〜〜〜〜〜ア゛ア゛ッ!!!!!!!!!!!!!
[そう叫ぶと、手を振り払い猫はぼとりと地面に落とされた。 クラウザーは猫の生態に気を使ったわけではないが、恐らく脚から着地できただろう。]
(905) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2018/09/10(Mon) 02時頃
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>>904 (cho.) しゅわしゅわ☆しゅわしゅわ それは 虹色 fantasy☆ しゅわしゅわ☆しゅわしゅわ 弾けて 虹色 sprash☆
(906) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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─ 裏山 ─
[>>874 嵐の怪異は、吹けば荒れるとそういう。 自然現象から生まれたモノは、それは──それは。 そのようにしかできないモノもいる。 だから、]
うん。でも、それが雷君なんでしょ?
だって、そういうモノなら、 そういうモノでしょ?
[何かを嫌うのも。在り方も。『ヨスガ』にとっては、個性のようなものだ。変えられないというなら、あとは上手くやるしか他に方法はない。]
良かった。ありがとう。 お願いします。
[だから。こちらと協調する努力をしてくれて、話が通じるのなら。利害が衝突しない限りは、殊更排除にかかる気はない。口留めについては、素直に礼を足して]
(907) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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[そのあと。
一歩踏み込んだお願いに、返ってきたのは、 最初はやっぱり睨む目と、
それから、高笑いだった>>878。]
(908) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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あっ、ごめんね。ビックリした? 何だかよくわからないけど急に頭の中にビビビッて来ちゃったんだよね。 疲れてるのかな?(首こてん)
[ナツミは苦笑いを浮かべながらその場をやり過ごした。]
(909) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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[ぱりぱりと帯電する空気が小さく音を立てている。 けれど、それにはかまわずに、 聞いていたのは雷の怪異の返答だけだ。
よかろう!!と大音響の許可に、 パアアアアアアア っと表情が明るくなった。
まるで完全に本当に、ただの子供のように。]
わかった!
[指定された条件に、一も二もなく頷いた。]
(910) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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[その『お願い』は、生徒会長のヨスガを知る人間からしたら、あんまり子どもっぽいように思われたかもしれない。 けれど、この嵐の怪異は転校生で、 きっと、違和感は覚えない。]
約束ね。
[だから。そのとき、そこにあるのは、 ただ手に入った契約に嬉しそうに笑う顔*だけ*。]
(911) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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[>>905猫の身体に感謝しつつ、本能で脚から降りて男から距離を取る。吐いたすぐ後のせいで全力で逃げ出せないだけではあるが。]
お゛えっ…う゛ぶっ げぇ ゲホッ、
………へ、はははははは…!! ざまあみろってな…!!!!
[汚い噯気を出しながら、数分前の同じ台詞を落とした。>>851 悪役さながらというよりは、小物の仕上がりだ。そうして、不細工面で睨み上げる。]
僕の事、やっぱりわかってたんだな…! 変人って言うなら僕の目の前だ、 何者だよお前!
(912) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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─ 校舎裏 ─
[返事があったかどうかはさておき。 なんだかんだ辿り着いてしまう。
その姿がみえて、ほっと、]
……
[する間もなく。視界にうつったのは猫だ。 聞こえたのは、 あの音だ。
──スローモーション。 俺自身は猫を飼ったことはないけれど、 幼馴染みであるこころが猫を飼っている。 つまりそういうことだ。
その最高のリアクション>>905を、目撃してしまった。]
(913) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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せ、せん……
[たしかにこれもピンチなんだろう。 だけど想像したのと全然違うピンチだった。
あとなんか猫がしゃべっ…? 今なら気のせいで誤魔化されるメンタルだ。]
(914) 2018/09/10(Mon) 02時頃
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[>>912茂みに向かって手を振り払い、なんとか吐瀉物を払おうとするものの、ベッタリとまとわりついたそれは一度洗い流さないことにはどうにもならない。 不快感に顔を歪めたまま猫を見下ろす。 この不快感は、汚物を引っ掛けられたからだけではない。]
…猫くん。 君、生意気ですね。 私が優しくしているからといって付け上がってませんか? [眼に力が籠もる。とはいえ見た目には何も変わらない、いつもの美しいクラウザー先生だ。しかし猫の目にはどのように映るだろうか。]
(915) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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英会話の先生ですよ。
[何者か、の問いには静かに、牽制を込めてそう答える。そして猫との距離を詰めようとしたその時、ようやく真一の姿を認めると、>>914歩み寄る足を止め、猫の前にすすっとしゃがみ込みにこやかに猫に向けてゲロのついた手を伸ばした。] お〜〜〜チチチチチチ… 猫くんごめんね、びっくりしましたねえ〜。
…おや、向気くん。君も猫を見に来たのですか?
[そう言って真一に笑顔を向ける。 不自然だったかもしれない。 不自然だったかもしれないが、クラウザー先生は精一杯誤魔化した。]
(916) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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――廊下で――
そう。 猫は……うん、気にしないで。
[>>893シンイチは少なくとも違うらしい。だからといって否定的な感情なんて浮かばない。 トラブルを、アクシデントを笑って楽しむよりは、この反応のほうが健全な気もするし。
そう言えば、猫の尻尾についてはシンイチには何も言ってなかった。 見間違いかなと思ってもいたし。いや、その前になんで校舎に猫がいたんだ。]
(917) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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危ないことだったら……ううん、そうだな。 どうもできないな。
[玄関手前、思わずと言った調子で声を大きくするシンイチに、淡々と返す。 すげー悲鳴だから気になったので。何があるかわからないから見たいので。危ないことなら何もできないけど、それは見に行かなくて何もしないのと、結果的には同じなので。 シンイチの挙げた項目は、足を止める理由になるどころか、余計に状況への興味を強くさせた。 大抵のことに興味がない反面、一度引っかかったものは突き詰めるタイプなことを、バンドメンバーならたいてい知っている。]
わかった。
[>>899エニシ……は、多分さっき玄関で走っていったほうだろう。 後ろ姿で眼鏡がなかったから、確信はないが。 急ぐと言うほど急ぐつもりはないし、歩きスマホと同調するくらいのペースで、そのまま歩いていく。]
(918) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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――校舎裏――
……あ。
[目的の人物を見つけたとき、何事もなさそうなことにため息をつくより、さっきの猫だ、と思うのが先。 けど、尻尾は青くない。青くないけど、今、あの猫―― 聞こえた音に突っ込む前に、猫の爆弾を落とされて再度の悲鳴をあげる講師に少し胸の内がすっとした。性格悪い? 褒め言葉だね。
おい新聞部、何をしている新聞部、今こそ来てほしい。 といっていても仕方がないので、とりあえず手元の自分のスマホで英会話講師の若干残念な姿を写真に収めておいた。 最近のスマホカメラの進化を舐めてはいけない。 カシャッ ピロリーン]
(919) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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ー 夕焼けの河川敷 ー
あら、新聞部の方でしたのね。
[思い返してみても、やはり彼女のような部員がいた記憶はないが。 きっと部員の誰か…あの人にでも聞けば何かわかるだろう。 名乗られた”おもん”は、どのような字を書くのだろうと思いながら。]
涼しい…?そうかしら…?
[思わぬ言葉に不思議そうな声が出る。 確かに残暑はそこまで厳しくなくなった気はするが。]
え、…あの、ちょっと…限界って…。
(920) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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[膝元で、ぱたりと眠りに落ちてしまった。 あまりにもすうすうと心地よい寝息を立てているものだから、揺すって起こすのも憚られる。 眠る顔は不細工どころか、先程麗亜に向けられた”上品な美人”に当てはまる気がすると、麗亜は思った。]
ううん…でもこのまま放ってもおけないわね…。
[麗亜は鞄からスマートフォンを取り出すと、何処かへ電話をかける。]
(921) 2018/09/10(Mon) 02時半頃
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