56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[覚悟した衝撃は無かった。とさ、と抱き留められる感触>>38 代わりに空を向く視線に、僕を視るその人の顔が飛び込む]
っ……!
[顔に熱が走った。姉弟揃ってとは知らなかったけど。 僕のは、きっと服を破いて降り損ねた失態を視られたからなんだと、おもう。たぶん。 大きく息を吐き出す、彼の顔を思わずまじまじと見る]
(47) 十六夜 2011/07/05(Tue) 22時半頃
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[ムパムピスに頼んでベネットを訪ねるが、あいにくとベネットはローゼンブルグに戻った処でいつ帰るかわからないという。 帰った理由も勿論教えては貰えない。恐らくその兵も知らないのだろうが]
……じゃあセディーは?
[ベネットと一緒だと言っていなかったか。 しかし、駐屯所にはいない様子に、心配げに首を傾げて]
ムパ、セディーを探さないと
[結局ベネットに司法取引を持ちかけることができぬまま。 セドリックなら何か知っているかと思い、再び街へと出るのだった。]
(48) hinaki 2011/07/05(Tue) 22時半頃
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……あ、ありがとう。
[妙な既視感に、心で…?が飛び交うけど、慌てて降ろして貰う。 一応、僕男なんだから。これは結構恥ずかしい……]
君は…父上の近衛…? 名前とここに居る理由は…。
――――あっ…姉さまっ、御無事ですか!? 怪我はしてない!?
[少しの間彼が気になって名前なんかを聞こうとして。 時間を置いてから、傍らの姉さまの存在を思い出す。 そうだ、元々僕は姉さまが居たから降りてきたのに……]
(49) 十六夜 2011/07/05(Tue) 22時半頃
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― 草原 ―
[小鳥がさえずる広い草原に一つの音楽が奏でられる。即興なのだろうか…その音楽には楽譜がない。] やっぱ音楽って良いよなぁ〜。
[そこに一人で奏でるのは、金色の短髪に翡翠色の瞳を持つ男の姿。手には小さな横笛を持っていた。]
俺はさぼっちまうのはしょうがねぇよなぁ〜訓練とかまじ嫌い。めんどくせぇもんなぁ。
じゃあなんで俺は軍にいるの? さぁ…なんでだろうなぁ。それは神のみぞ知るってか?
[何が楽しいのか顔で手を押さえながらけらけらと自問自答を繰り返し、空を見つめた。]
でもなぁ〜…そろそろ帰らないとメディに怒られそうだもんなぁ。 あいつ、口うるせぇんだよ。俺のなんなんだっつーの。
[「よっこらせ」とめんどくさそうに躯を起こし、ぽりぽりと頭を掻いてその場を立った。]
(50) BAlliance 2011/07/05(Tue) 22時半頃
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えーっと…砦はあっちだっけ? 帰りたくねぇなぁ。怒られるのかなぁ。
めんどくせぇのは嫌いなんだよ。
[自分が来たであろう方向を見つめ、ぶつぶつと独り言。 男はポケットに手を突っ込み、がに股気味で歩き出す。 さぼっていた間に国が…友人が…大変なことになっていることを男は知らない。]
(51) BAlliance 2011/07/05(Tue) 22時半頃
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ベネットは、ソフィアから逃げ出した!しかし、回り込まれてしまった!
十六夜 2011/07/05(Tue) 22時半頃
ソフィアは、ベネットにロケットシューズを差し出した。10、9、8、……
marimo 2011/07/05(Tue) 22時半頃
ベネットは、ソフィアに月まで吹き飛ばされた。 夜空にダイイングメッセージ ま り も
十六夜 2011/07/05(Tue) 22時半頃
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[赤い布を首に巻きいたその猫の鳴き声につられ、目を覚ます。]
ん?アルクか。 なんか変な夢見た。
[擦り寄る猫の頭を撫でながら、大きく欠伸をして砦の方を見る。 こんなところで寝ていたから、あんな夢を見たのだろうか。 知らない昔の、戦場の夢。]
妙にリアルだったような。 もう覚えてないけど。
(52) okomekome 2011/07/05(Tue) 23時頃
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[アルクと呼ばれた猫が、ぺろぺろと手を舐める様子に目を細め抱き上げその額にキスをした。 もうすぐ戦争が始まるだとかいう噂は聞こえていたが、この穏やか風景は、そんなふうには感じさせず。]
もうちょっと寝るか。 おやすみ。
[またその場に横になって寝た。]
(53) okomekome 2011/07/05(Tue) 23時頃
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― ララント市街 ―
[ぶっ倒れた後、青年を助けたのは近くの定食屋のおばちゃんだった。腹が減っていることを伝えると、気のいいおばちゃんは食事を出してくれるという。 フィリスとムパムピスがやってきたのは食事を食べ終わった頃だったか]
おおーう……来てくれたかー! 俺行き倒れちまったぜー。はっはっはー!!
[笑いながら、2人にぶんぶんと手を振る。 おばちゃんにきっちり礼を言って(もしかしたらムパムピスから支払いがあったかもしれない)定食屋を出る。 歩きながらベネットのことを問われれば、んー?と首を傾げながら。]
緑国から親書が来た、らしーぜ。 あとはムパに聞けって言って行っちまったけど…… あいつどこにいんだ。そっちにも戻ってねーの?
(54) camellia 2011/07/05(Tue) 23時頃
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飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。
BAlliance 2011/07/05(Tue) 23時頃
鳥使い フィリップは、メモを貼った。
hinaki 2011/07/05(Tue) 23時頃
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―牢屋―
お前に頼まれたわけじゃなく勝手に来たが、一応許可はとってんだよ! 俺は命令違反はしてない!
[無理矢理もぎとったもの、ではあるが。>>46]
こら、先輩の言うことは聞いとけ!!おい!!
[鉄格子が、フィリスを追いかけるのを阻む。フィリスの姿が見えなくなった後、壁にもたれて床に座り。自分の髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜた]
…誰だってそうだろうよ。人を……家族を、友人を、そしてそいつらが安心して暮らせる「国」を守りたいって思うもんだろうよ。
…しかし、取引に応じられる相手だという判断を、赤国の奴ら相手に下せたか。相手を貶める教育は、敵を敵だと認識させる効果はでかいが…偽りでしかないなら、真実が暴かれりゃ脆いもんだあな。
[ふう、と溜息を一つ。*]
喜ばしいことなんだがなあ…
(55) mikanseijin 2011/07/05(Tue) 23時頃
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[>>54ララントの街を歩きまわってセドリックを探していると、行き倒れがでたという噂を聞いた]
セディーだ、間違いない、セディーに決まってる!
[幼馴染の勘でムパムピスを引っ張るように駆けつけると、案の定。]
セディー! ちょ、あんた行き倒れたって…もう、行き倒れる前にごはんたべなきゃって前にも言ったじゃないか!
[元気に手を振る姿を見て、ほっとして息をついた。 定食代を払うハメになったムパムピスには申し訳ない、と手を合わせた。 しかし、親書、と聞けば顔が青ざめる。 自分が偵察に砦に向かった理由、それは。]
その親書、まさか…そんな。 ベネットは…何か…言ってた?
[考え込むように、珍しく深刻な顔でそう尋ねた]
(56) hinaki 2011/07/05(Tue) 23時半頃
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さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。
okomekome 2011/07/05(Tue) 23時半頃
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[フィリスに怒られておろおろしているうちに、定食屋の皿の一枚でも割って、更にムパムピスに迷惑をかけたかもしれない]
いや、今日は没頭してたからじゃねーぞ! 単に昨日から食いっぱぐれてただけで……ごめんってばー! せっかく可愛いカッコしてるんだから、怒るなって!
[そんなこんななやり取りの後、定食屋を出て。 親書の話を聞き青ざめるフィリスに首を傾げた]
んー? ベネットは何も言ってなかったけど……。
[ふと、思案げに腕を組んで。 ムパムピスとフィリスを見比べて、数瞬の迷いの末に言った]
女王様の印が入ってた、んだよなー。 お前、なんか知ってんの?
[単刀直入、ずばっと訊ねてみる。]
(57) camellia 2011/07/05(Tue) 23時半頃
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そうです、敬語はいりませんの。 何と言っても私待女なのですから。
…そんなに顔を見ないで下さいますかしら。
[ますます顔を赤くして、ふいと顔をそらした。 かなり業とらしいもの言いであるけれど、言っている本人にそんな自覚はなかった。]
…っ、何をするのですか!
[頬に手の甲て触れられて、一瞬時が止まったように動きが止まったけれど。 無礼者!と声を張り上げて相手の頬を叩こうとして、肩の痛みで其れが出来なかった事はかえってよかったかもしれない。]
(58) みう 2011/07/05(Tue) 23時半頃
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熱なんて、ありませんわ。 探し人だって、ちゃんと探せます!
[頬の紅潮の所為で、熱があると思われたのだろうか。 確かに顔はかっかとしているけれど。]
ところで、貴方お名前は?
[頭の上からつま先まで、彼の姿をじぃと見て。 そうしているうちに、弟が上から降ってきただろうか。]
(59) みう 2011/07/05(Tue) 23時半頃
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[破かれた服にはあまり目がいかずに、 それよりもよく顔を見れば彼が、公子という事に気付き]
…世話のかかる姉弟だな。
[やれやれと苦笑を浮かべる。 口調から、それほど面倒臭がっていないことは分かるだろうが。 慌てて自分の腕から逃れる彼を、面白そうに見ていた。
しかし、 次に彼が零した言葉で、男の表情は一変する。]
(60) よつば 2011/07/06(Wed) 00時頃
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[背に居た王女にも名前を聞かれたところで]
…イアン・ローゼンガルデン。 アンタらを守るように言われてんの。
[しかし、男は至って冷静に言葉を並べるだけ。 信じていないのだ。この国に伝わる奇妙な噂など、何一つ。]
…アンタも怪我はねーのかよ。
[姉を気遣う公子を見て、一言飛ばす。]
(61) よつば 2011/07/06(Wed) 00時頃
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[>>57単刀直入に尋ねられて、少しの間躊躇した後。]
場所を、変えよう。
[そうして、ムパムピスに尋ね、あまり人気のない処へと行っただろう。 そこで、重い口を開く]
……僕が砦の廃墟に偵察に行ったのは、赤国の軍が潜んでいないか確認するためだったんだ。 つまり、上の方で…領有権が不定になっているあの地帯を占拠する計画があると、聞いていた。
[そうなれば、開戦を回避するのは難しいだろう]
この時期に、この国に女王直々に出す親書… セディーの方が詳しいかもしれないけれど、あまり良い内容だと思えない。 ベネットは緊急に首都に帰って行ったようだし… 嫌な予感がする。杞憂だといいんだけど
[開戦の危機を感じさせる話しに、メディの身柄のことや、自分とセドリック含むこの国にのこされる緑国民の今後を思う。]
(62) hinaki 2011/07/06(Wed) 00時頃
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―― 宮殿バルコニー・王都を一望できる場所 ――
…風が出てきましたね。 これから吹く風が、草原をどのように薙ぐのか、予想はできまして?
[傍に立つ元帥に話しかける。元帥はそれに直接的に答えず、ただ問うた] 『何故、むざむざと開戦に繋がるような議案を?』
…貴方はそう思いますか?
[口の端に笑みを浮かべながら、女王は振り向いた]
(63) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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『あの丘は互いに領有を主張する場所。一方的に奪う事は宣戦も同義でしょう』
ええ、"赤国の開戦派"はそう解釈するでしょうね。
(64) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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『捕虜の返還を通告する事も、戦争状態にある事を認める事になりましょう』
ええ、"赤国の開戦派"はそう解釈するでしょうね。
(65) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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『その上で開戦を否定するなど――挑発でしかありません』
ええ、"赤国の開戦派"はそう解釈するでしょうね。
(66) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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『お戯れもいい加減に――』
いいえ。軍人である貴方がそう思うのなら、なおさら私のやり方は正しいようです。
[笑みはそのままに、視線を外に向けた]
(67) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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私は待っているのです。 赤と緑の国に、英雄が再び現れることを。
彼らが開戦を望むなら開戦されることでしょう。 彼らが開戦を望まぬなら回避されることでしょう。
けれど彼らは弱く、私は強い。 どちらを選ぶとしても、"私を理由に"する事でしょう。
英雄を誘う笛――… 笛に誘われた狼――…
(68) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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……イアン…ローゼンガルデン………
[イアン・ローゼンガルデン……記憶にある限りでは初めて聞く名前。 とってもいい名前だと思う事は確かなんだけど。
その名前に、どこか遠い既視感をまた覚える]
(69) 十六夜 2011/07/06(Wed) 00時頃
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『 ―― イアアァァアァアァアアンンッ!!!!!! 』
[ ―― 微かに 記憶に掛かる声。
何処かで その名前を 呼んだ様な……? ]
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『女王、あなたは――?』
[ぱちん、扇をとじた]
安心なさい。特使にはローズマリーを選定しました。 彼女なら――期待通りに、大失敗してくれると思いますわ。
[彼女の目は今、明らかに運命を楽しんでいた]
[かくして、両国の運命はある意味、緑国の外務大臣補佐官にして赤国の有名スパイ、ローズマリー唯一人に、委ねられたのである]
(70) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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……あっ… だ、大丈夫。僕はどこにも怪我は無い。
[また何か深い思考に沈んでしまって。 慌てて反応しながら、一部破れた服を摘まむけど、怪我は無い。 ――服破ったのは後でこっぴどく叱られそうだけど。誰かに]
…ありがとう。 落ちてたら結構痛かったかも。
[窓も決して低い位置にある訳では無い。 変な体勢で落ちたら、軽く骨折も出来る訳で、恥ずかしながらも彼に――イアンに笑いながらお礼を言って]
(71) 十六夜 2011/07/06(Wed) 00時頃
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――戦争をしたくないのであれば、捕虜など取らずに抗議すればよいでしょう。さすれば外交の突端は開ける。 ――戦争をしたくないのであれば、早々にあの砦を実効支配すればよいでしょう。さすれば膠着状態は生れる。 ――戦争をしたくないのであれば、その意志をはっきりと示せばよいでしょう。人は都合よく解釈する故に。
ねえ元帥殿。わたしが打った手は、本当に戦争を望んでいると思いますか? そう考える者達は、平和への渇望が足りないと、私は断じましょう。 建国時より暗躍する統一派の名を騙る愚か者どもを――わっちは許しはせぬ。
[一瞬の間の後、軍人なら、仕方の無い事ですけどね? と女王は笑った**]
(72) marimo 2011/07/06(Wed) 00時頃
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―――――――…
[どれくらいの時が流れていたのだろうか。 永遠に続く時の様な、奇妙な感覚を覚えたのは何故だろう。 何か、運命的なものを本能的に感じたのか、其れとも―――…
それでも、ある瞬間にはっと我にかえり、彼女は口を開いた。]
えっと…、ローゼンガル…、いえ、イアンですのね。 よろしく、お願いしますわ…。
ね、ベネット?
[隣に佇む弟に、同意を求めるように声をかけた。]
(73) みう 2011/07/06(Wed) 00時頃
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