237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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―広場から彼の部屋の前へ―
[食べれども食べれども、満たされず。重い体は口から入れたもので破裂寸前と思える程で、気持ちがワルイ。広場へとやってきた中性的な人(>>28)がネルの元で泣くのを横目に、覚えた吐き気を堪えて、トイレへと足早にその場を去った。 その時、背後からネルが「フィリップさんが…っ!」と尋ねようとしていたようだが(>>41)、すぐには反応できないでいた。
トイレへ行っても結局、吐くことは叶わなかった。いつものように直前で堪えてしまうのだ。 ネルは何を言おうとしたのだろう。フィリップがどうしたのだろうか。彼の声(>>21)に気づけずにいた自分にはその意図が汲めずに、嫌な予感だけを覚えてすぐに広場に戻ろうとした。
身体の重みとそれでも止まらぬ吐き気を抑えながら、とある一室の前を通り掛った時。覚えのある異臭が鼻につく。この、部屋は…]
…ヨアヒムさん?
(44) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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―広場へ―
ヨアヒム、さんが…
[廊下の途中で、ネル(>>41)に出会っていたとしても、まともに話すことなどできず、足早に通り過ぎて行っただろう。 何度もよろけながら、ようやく到着した広場。表情は青ざめ、身体は小刻みに震えていたか。肉の塊、否。その塊の、喰われたあとと化していた彼の名を力なく零すことが精一杯だった。 ふらつき、テーブルに手を掛け体重を支える。と、テーブルがぐらり揺れて端にあったガラスのコップが床へ落下し、カシャーンと音を立てて割れてしまう。]
あ、ごめ なさ… …痛ッ
[割れたコップの傍にへたり込み、半ばパニックの頭でガラスの破片を拾おうとして。 指先から流れたのは、赤。 ああ、こうしてきっと血が流れて。最後には自分も、殺されてしまう。やはり俺はもう、 ――必要とされていないのか。 それでも、熱い痛みは指先からジンジンと送られてくる。 近くに誰かが居ただろうか。誰かに声を掛けられようと、その声は痛みに掻き消えて、意識に届くことは難しかったかもしれない。 “生きてしまっている”ことが苦しい。 全てにおいて許せないその手は、拾った破片を握り締めようと力を込めて。]
(45) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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グレッグは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
フィリップは、グレッグに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
フィリップは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[笑顔で大丈夫>>40と言いかける口が別の形に動く。
『フィリップさんが…っ!!!』
途端涙が止まり、代わりに迫ってくるのは一つの嫌な可能性。ああ、あの後…イアンを殺してしまった後彼を置き去りにしてしまった。それならそのせいで───]
……ッ!!!
[嫌な創造というのは自分が思うよりも早く頭を駆け巡り、気付けば廊下へと歩き出す彼>>41に続いていた。足は鉛のように重く思考も混濁しかけていた。だが、ただ前へ前へ。あの青年の無事を祈り歩みを進めて……
辿り着くのはヨアヒムの部屋か。]
……フィリップさんが、ここに…?
[なんて問いはネルの耳に届いたか。どちらにせよその薄く開いた扉の先の異臭には、声を詰まらせて。
ああ、また起きてしまった。]
(46) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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ああ、構わないさ
[フィリップは躊躇いを見せた>>33か、しかし己が外へ出る前に彼は入ってきた。疑っていないのかと、瞳は尋ねていたか。疑ってなどいない。彼は"違う"こと、知っていた。
喜んで招き入れ、後ろ手で鍵をかけた。 この部屋をロックするのは、初めての事。
言外に投げられた質問はそっくりそのまま返す事が出来ただろう。しかし彼の中ではもう、確信めいて居たか。]
(47) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[雑談のあとに質問を投げればその前に一つ、と確認される。ちなみに自分は問い返されたなら【グレッグ】と答える気でいた。彼の口から聞かされたのは。]
……血のにおい……?
[全く解らない、とばかりのとぼけ顏をして見せる。平時でもこんなにころころと表情を変えない。その裏で静かに焦りを覚えていた。
シャワーを浴びた。歯磨きだってした。なのにどうして。そんなの無駄なくらい、この身には染み付いていたのかも知れない。]
(48) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[気のせいと、勘違いだと、そう言って欲しいと言う彼の持ち上げられた視線>>38に自分のを絡める。暗い昏い瞳に映るのは彼だけ。]
言ったら信じてくれるのかィ?
[縋るような思いも僅かに、しかし浮かんでいたのは諦めだろう。距離があいていたなら近付きそっと頬に手を添え、瞳をじっと覗き込むことは叶ったか。避けられなければそのまま口付けてしまう。
鼻先に、口内に、鉄が伝わったか。]
……コレが答えさァ
[そう言って哀しげに笑う。]
(49) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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― 少し前:グレッグ ―
[レティーシャが泣いている間に、食事をしていた彼>>44はどこかへと立ち去ってしまった。気分でも悪くなったか、はたまた別の理由か。たいした情報も持たない自分に、そんな理由など検討すらつかないのだけれど。
>>42そうして結果的には彼の後を追うこととなり。そうして何故か、すれ違う>>45。]
グレッグさん…? どうかされました、
[立ち止まって声をかけてみたものの。心ここにあらず、といった様子の彼はまともに会話をすることなく通り過ぎていった。
ただ、すれ違いざまに不穏な言葉を残して。]
ヨアヒムさん、が?
[何をした?何をされた?想像できるのは2パターン。どちらにせよ、最悪のケースだろう。そうして覗いた先には、やはり、最悪の結末。]*
(50) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[抉り取った肉を咀嚼する。ああ、本当に美味しい。だが時間もあまりないだろう。ヨアヒムが部屋に籠っていることは、皆が知っている。
(…なら、肉だけ集めて……後で、食べなきゃ)
本能のままにメスでまた肉を切り分ける。少しだけ、殺すつもりはない。少しだけ、少しだけ食べるだけだから と心の中で言い訳をしてグジュリとメスで切る、抉る。口に運んで見れば、ああでもあまりの美味しさに手は止まることがない。]
ああ、本当……美味しい……、あはは
[その笑顔は幸せそうで、それがヨアヒムに見えているのかはわからない。ただ肉を屠りながら、くぐもった悲鳴しか出せない彼を見て。
腹部の方が美味かと算段をつければ、脚をえぐっていた手を腹部へと動かす。同様に切り分ければ 美味しいものを分け合うようにリーにも差し出すだろう。尤も彼はもっと早くに食べ始めていたかもしれないが。]
……ヨアヒムさん、安心してください。……ちゃんと、ちゃんと美味しいですから。
[それは先程まで悲しそうな顔を浮かべ、泣きそうになっていた人間の顔ではなく……ただの一人の捕食者として。にこりと笑った]
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[こいつをなんとかしなければ。 本能は叫ぶが細い喉元に手を出すことは出来ないでいる。
これまでだってやって来たじゃないか、それより今の状況の方がもっとまずい。なのになぜできないのか。
それは単純にまだその時間が来ていないから、だけではないのだろう。 知らずのうちに彼に情でも移していたらしい。
カードキーをぽろりと足元に落とした。]
(51) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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―痛みの中で(広場にて)―
[――痛い、いたい。 手の平の熱を、どこか遠くから感じているように。ふわふわとした視界を動かすと、目に入ったのはインターホン。]
そうだ、誰かを選ばないと。
[…誰か?それなら、ここにちょうどいいのが1人、いるじゃあないか。 それは――。]
グレッグ、だ。
(52) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[見ないほうがいい。そんな忠告ももはや意味はない。レティーシャ>>46もこの惨状を見てしまったのだろう、詰まらせた声に静かに目を伏せる。]
…………
[脳裏に浮かぶのはあの放送>>#0。胸糞悪い胸糞悪い、あぁ胸糞悪い! どうにもできない現状に、舌打ちでもしたい気分だ。…流石に人前ではしないけれど。
投票制。数の暴力。 弱者が握りつぶされる、顕著な例。
イアンは死んでしまったのに。それなのにヨアヒムは『無機物』にされてしまった。
だれに?そりゃあ、ここにいる誰かに決まっている。]
(53) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[インターホンの前に立ち、その“名”を言おうとボタンを押そうとする。だって、関係のない人を選べない。 例えば、あの時手を取った――。]
……フィリップ、
[そうだ、フィリップは今、どうしているだろう。無事でいるのだろうか。ボタンを押そうとした手はそのまま握られる。 自分が死ねば、この場の悪食はまだまだ続くことになるだろう。そうだとしたら、彼はどうなる?
インターホンの前で棒立ちのまま。悩んだ末にボタンを押して【リー】の名前を告げた。]
(54) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[言外の質問>>47をもしも返されたなら――"部屋に入る前に"、返されたなら。 凶器を片手にひとり広場を出た背を思い返しては、触れずに離れた腕を今更見遣っては、 否、と。答える事が出来ていただろう。
願望めいたその答えは、すぐに。 他ならぬ自身の確信によって、裏切られることになったのだけれど。
背後で冷たく響いた鍵の音は、耳には届けども。 それよりずっと気に掛かることがあった。 それよりずっと、見なければならないものがあった。
扉へと、振り返ることはしないまま。]
(55) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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…はは、犬、みたいでしょう。 僕だって知りたくなかった。
[返されたのは疑問めいた顔>>48。 彼が"そう"でなければ、突拍子もない問い掛けだったのだろう。 それでも、そうではないことを知っている。 とぼけるな、なんて。詰め寄る気概こそなかったけれど。]
……イアンさんの、ものだけじゃない。 もっとたくさん。
例えばサイモンさんだとか、 ――ヨアヒム、さんだとか。
[こんな時ばかり、すらすらと流れるように答えを導く思考が憎い。 ならばいっそ、自身も同じ身であったなら、と。出来もしないことを想う。
震える声で絞った言葉は。 もしも廊下に誰かいたのなら――或いは。 聞こえ漏れて、しまっただろうか。]
(56) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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信じたいと、……思って、ました。
[震える声で絞った言葉は、縋るような視線へか。それとも彼の諦めへの、反抗か。 合わせられた視線に、暗い瞳に映る自分の姿が、それに応える。
――答えは否だと。 憎らしいほどに敏い思考が、脳内で煩い。
誰を選ぶかと、問われたなら。 それは間違いなく――【リー】、と。]
(57) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[思考がまとまらない。誰だ誰だ誰だ。2人を喰らってもなお、隠れているお前″は、誰だ。
脳内に彼らを思い浮かべても、怪しいと思うものはイマイチ見つからなくて。情でも移してしまったか。しっかりしろと、『自分』が『自分』を叱咤する。
ただ、状況証拠で言わせてもらうのなら【フィリップ】が、そうではないかと。 悲鳴をあげた彼がきっと、一番初めに発見したのだろう。それならば、何故彼は姿を現さないのか。この現状を、皆に伝えないのか。最悪を、伝えないのか。
すなわち、彼がやったからでは?
理由にしてはあまりにも杜撰だが、まとまらない思考ではこれが精一杯。]
(58) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時頃
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[変わり果てたヨアヒムの姿を見ながら、ガタガタと震える。……これが示すのは、また選ばなければならないということ。
(……っ、もう、誰も選びたくない……っ!)
自分の選択が誰かを殺す、という状況に耐えられるほど強靭な精神を持ち合わせてはいなかった。だから、ずるいとわかりながらも……]
…ね、るさんは……誰、だと思いますか……?
[まだ彼>>58は側にいたか?それならば彼の意見を問うて……【同じ人を指差そうと】するだろう。]
(59) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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……リーさ、
[煩い鼓動の中で、それを断ち切るような靴音に。 逸らせもしない視線はそのまま、触れる手だって、振り払うことなんて叶わない。
自分はもっと合理的だった。保守的だった。はず。 それをも覆して、未だ反抗を、拒絶する。]
――――ッ、
[重なった唇に、びくりと開いたその隙間から。 入り込んだのは、――未だ新しく鮮烈な匂いを放つ、血錆の味。 遅れて腕を持ち上げては、目の前の肩を緩く、緩く掴んだ。
忌避した血の匂いに、覚える嘔気より。 代わりとばかりに熱くなった目の奥が、ちかちかと明滅する。]
(60) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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……なんで、…いや、
[離れた唇の間で薄い呼吸を落として、泣きそうな声での問い掛けは――愚問も甚だしかっただろうか。 哀しげな表情も、きっと初めて目にするもの。 此処に来てこんなに多くの表情を見るとは思わなかったと――とんだ迷惑だと、毒吐く余裕もまた、ない。]
……どうして。
[言い換えただけの言葉は、今度はこの状況へと。 ビルの前で会った時。誰がこうなると予想していたか。
――誰が、紛れもない"殺人鬼"を前にしたこの状況で。 部屋を出る選択肢も選べぬ自分を、予想したか。
転がるカードキーには、目もくれないまま。]
(61) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[隣にいたレティーシャの顔>>59は絶望に染まっているように見えた。きっとそれは自分の気のせいではない気がする。
だから、彼の口から発された『ずるい言葉』の意図するところだってもちろん分かる。 しかし、分かるからといってそれが解かるとは限らない。]
それをききますか? …レティーシャさんは案外、 意地の悪い方なのですね。
[世間話のテンションにしては重すぎる。そんな容易に『誰』だなんて、聞かないで欲しい。もう『感情の動かない人』を増やすのは嫌なんだ。こんな、自分だって。]
(62) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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[ふとアンモニアの臭いが鼻腔を掠めれば眉を顰める。鉄の香りと芳醇な肉の香り以外の匂いは好きになれない。その笑顔を無表情なそれへと変えると ブチリブチリと内臓を切っていく。]
……ああ、でも僕レバーってあまり好きじゃなくて。…美味しそうだけど、ちょっと苦いかな?
[真面目な顔でそんなことを言いながら、切り取った肝臓を口に運び、咀嚼していく。…ああ、意外と美味しい。噛めば噛むほどその絶妙な苦味と甘みが口の中に広がり、食感はゼリーでも食べているように柔らかい。
ヨアヒムはまだ意識があっただろうか?
どちらにせよ、ヨアヒムに対して微笑みかけると……集めた肉を一つずつ口に運び、咀嚼し、嚥下してから……そっと手を合わせて。]
……ごちそうさまです。…あの、ゆっくりと休んでください。
[なんて一言。もう謝罪を口にすることはなく……あるとしても、自分の部屋へ戻ってからだろう。]
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[2時間ごとに堪え難い飢餓が訪れる。それ以外の時間の半分は後悔で過ごし、残りの半分は甘美な血肉へ期待して準備に勤しむ。
鼻の良さを犬みたいでしょうと自嘲するフィリップ>>56を見て心の底でさらに深く自嘲する。]
犬なんて可愛いもんだ 真実はいつだって恐ろしい、ねィ
[その後連ねられた名の一人一人の顔を思い出そうとしては──やめた。思い出せるのは彼らの生きていた姿ではなくて、その柔らかい肉だったり、美酒のような血だったり、そんなものばかりだったから。
目の前の彼に涎を垂らしたくなくて。]
(63) 2015/08/26(Wed) 23時頃
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フィリップは、リーに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
ネルは、フィリップに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
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―広場からリーの部屋の前へ―
[どうしてリーを選んだのか。 それは、数時間前によぎったままに考えが変わらなかったからとしか言いようがなかった。 フィリップが悪食を行った可能性など、微塵も考えられなかった。それはただ、他の人よりもほんの少し長く関わったからだと言われれば、それまでだろうけれど。 あのリーという人だって、長く関わってしまっていたならばきっと、選ぶことは難しくなったのだろう。
気付けばその場に、独りきりだったか。 フィリップは何処に行ったのだろう。血で濡れていない方の手で、いつかのように、チョコレートを手に取って。 彼を探して廊下へと向かう。]
(64) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
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[意地悪な、という言葉には眉尻を下げる。…ああ、狡い自分の考えはきっと彼に透けてしまっているのだろう。返ってきた言葉には眉尻を下げて]
……すみません。…結局のところ、誰かに頼りたいのかもしれません。……もう、何も考えたくなくて……、
[そう言うと黙り込む。……ああ、でも自分では決められそうになくて……。
確かフィリップの悲鳴が聞こえたと彼は言っていたか。それなら、ヨアヒムのこの姿を見たのだろうか、なんて考え。…ああ、でも彼に会わなければ本当のところはわからない。
それに、ここに彼はいない。それでも、彼がこんなひどいことをしたようにも思えない。]
……っ、ごめんなさい、フィリップさんを…探してきます……!
[思い立ったのはその考え。引き止められることがなければその場を離れればフィリップを探しに歩くが……まさかリーの部屋にいるとは思わず、会うこともなかったかもしれない。
探しながら、まとまりのない頭で考えて導くのは………イアンを*した時にその場にいなかった人か。意見を得れなかったなら、おそらく【ネル】を疑うだろう。]
(65) 2015/08/26(Wed) 23時半頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 23時半頃
[動かない屍体を屠り、そして胃を満たせばそこから離れるだろう。リーはどうしていたか。どちらにせよ、部屋に戻ったならシャワーを浴びて。
それで隠せるのかもわからないが、体に付着した血液を流せば襲ってくるのは後悔。
………もはや、後悔をする資格すらありゃしないのに]*
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―廊下にて―
[個室前の廊下を歩いてみるも、フィリップの姿は見当たらない。 諦めて広場へと戻ろうとした時。どこかの扉の向こうから、聞き覚えのある声が聞こえた気がした(>>56)。]
フィリップ…?
[その扉には、“リー”のネームプレートが揺れていて。どくん、と心臓が嫌な音を立てる。部屋の中には誰が居ただろう。]
あ、あのッ… すみません!俺、グレッグ、ッス! 開けてください!
[扉をノックして、声を掛ければ扉の中に声が響いただろうか。]
(66) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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[「……リーさ、」>>60仮初めの名が呼ばれるのを遮るように滑らかな頬に触れ、エメラルドのような瞳を覗き込んだ。
拒絶はされないらしいと判断して。柔らかな唇を頂くかわりに彼の中の確信を強めさせる。空いていた方の手は、緩く肩を掴む手に添えて。]
……そんな泣きそうな顔しなさんな
[質問>>61には答えず。声だけでなく、そう見えた。"良く出来た若者"のそう出来ていない所が見られるのは、悪くない。
妻に逃げられた事も、副作用がおかしな形で出た事も、こんな感情が生まれた事も、全ては運命。諦めではなく、素直に受け入れようと。]
……俺の名前聞いてくれるかィ? 陽介ってんだ 知っといてくれたら嬉しいなァ
[肩に手は載せられたままだっただろうか。そっと外して繋いで、ベッドの方まで引いて歩けたなら、幸い。出来るだけ彼の負担が無い方がいい。]
(67) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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[ベッドに辿り着いたなら、手を離して横になるだろう。天井を仰ぎ、疼く腹をさする。]
……そろそろ時間が来そうなんでさァ ひとつ厳しいお願いをしてもいいかねィ
[もともと閉じていないシャツの襟、さらに開けて喉元を晒せば意図は伝わっただろうか。若者の手を汚させるのは忍びないが。贅沢が許されるならそれがいい。]
(68) 2015/08/27(Thu) 00時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/27(Thu) 00時頃
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[真実は恐ろしい、と>>63。彼の口から伝えられずとも、充分に知らされてはいたか。 否、理解った気になっていただけかも知れないのだけれど。
耐えきれぬ飢えに唆されて一線を越える気持ちも。 温度の残る肉が喉を通る、その感覚も。 自分は何も知らずに――そしてそれを、糾弾しているのだから。]
――泣いて、ません。
[逸らさぬままの瞳を揺らした答えは、説得力には欠けていたかもしれないけれど。繕えぬ言葉も感情も、今更のこと。 幾度も向けられたその視線に、まるで見透かされているようだと。そう思った記憶も新しい。]
……え、
[重ねられた手が外されれば、本能めいて身を引きかけはするけれど。 ごく緩く、まるで縋るような腕の力を、振り払うことはできずに。 同じく告白された名前>>67を、単調な頭に巡らせながら――その後に続いたか。 薄くなった紫煙が、天井近くで揺らいで消える。]
(69) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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[そうして自ら拓かれた喉>>68。 反芻するように、結局触れられることのなかった自身の喉を摩っては――言葉を探した。 彼が言わんとするところなんて、こんな時だって容易く、察することができる。 憎々しげに瞳を細めて、それからすぐに歪めた。]
……俺に。 できると、おもいますか。
[望んでもいない薬の効能で、望んでもいない殺人を犯した挙句に、――その業の為に、死ねと。 その決断を、断罪を、自身に果たせと。
何も望まないように見えた彼の最初で最後の頼みが、そんな事だなんて。 なんて残酷だと、唇を噛んだ。]
(70) 2015/08/27(Thu) 00時半頃
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